JPH043855Y2 - - Google Patents

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JPH043855Y2
JPH043855Y2 JP1986041616U JP4161686U JPH043855Y2 JP H043855 Y2 JPH043855 Y2 JP H043855Y2 JP 1986041616 U JP1986041616 U JP 1986041616U JP 4161686 U JP4161686 U JP 4161686U JP H043855 Y2 JPH043855 Y2 JP H043855Y2
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arm
sliding door
cam groove
pin
door
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、自動車の車体外面に沿つて前後方向
にスライド開閉されるスライドドアの上部支持機
構に関し、アツパガイドレール端部の室内側への
湾曲によるルーフサイドレールの膨出を解消し、
車室の美観の向上および車室空間の有効利用を図
れるとともに、閉じられたスライドドアの車体外
方への脱出を防止するメールとヒメールを戸閉め
時に円滑に嵌合できるように改良されたものに関
する。
【従来の技術】
この種のスライドドアの支持機構としては、た
とえば実開昭57−121321号公報に示されているよ
うに、ドア開口の上縁に沿つてアツパガイドレー
ルが、ドア開口の底縁に沿つてロアガドレール
が、アツパーガイドレール後端の中間高さから後
方に車体の側面に沿つてセンターガイドレールが
それぞれ設けられ、これらのガイドレールにスラ
イドドア側の所定部位に固定された内向きアーム
を介して取付られた案内ローラをスライド嵌合支
持させることにより構成されている。
【考案が解決しようとする問題点】
ところで、このようなスライドドアは、ドア開
口の後ろの車体外側壁にオーバーラツプする開閉
位置と、車幅方向にドア開口に嵌まり込んで車体
外面と面一となる閉位置間をスライド案内される
必要から、従来各ガイドレールは、その閉位置側
端部において大きく車室側に湾曲させてあるのが
普通である。その結果、アツパガイドレールが取
付けられるルーフサイドレールをアツパガイドレ
ールの上記湾曲部と対応する部位で大きく車室側
に膨出させる必要があり、これが車室内の美観を
損ね、車室空間を圧迫するという問題があつた。 このような問題を解決するために、本出願人
は、ドア閉位置側端部に止り部が設けられ、かつ
前後方向に直線的に延びるアツパガイドレールを
ドア開口の上縁部に取付ける一方、上記アツパガ
イドレールにスライド嵌合するローラを持つアー
ムを、スライドドアに対して、上記ローラを中心
に車室外方に突出する起立位置と畳込み位置とに
わたつて揺動可能に取付けた、自動車用スライド
ドアの上部支持機構を先に提案している(特願昭
60−249553号)。 この先願のスライドドアの上部支持機構では、
アームの揺動によつてスライドドアが車室内方に
引き寄せられるので、アツパーガイドレールの閉
位置側端部を車室内側に湾曲させる必要はなくな
る。しかしながら、このようなスライドドアの上
部支持機構では、また別の問題が生じることが分
かつた。 すなわち、通常、閉じられたスライドドアの戸
先の垂れ下がりおよび車幅方向への大きな振動あ
るいは脱出を防止するために第9図に示すような
ダウンストツパ30が設けられる。このダウンス
トツパ30は、スライドドアの戸先側(閉位置
側)端部に固定されるメール31と、スライドド
アの戸先側端部を受け止めるドア開口の戸受柱に
固定され、上記メール31が嵌合される凹部32
を有するヒメール33とによつて構成される。こ
れらメール31とヒメール33を嵌合させるため
には、スライドドアの移動軌跡が閉位置側端部で
車体外面に対してできるだけ平行方向であること
が望ましく、少なくともスライドドアとともに車
体外方に脱出しようとするメール31を受け止め
るヒメール33の内向き受け上面34に沿う方向
に向ける必要がある。 しかしながら、上記の先願発明のスライドドア
の上部支持機構では、閉位置の近傍におけるスラ
イドドアの移動軌跡がスライドドアのスライド方
向とほぼ直交する円弧となるので、上記メールと
ヒメールをスライドドアの開閉操作時に円滑に嵌
脱させることができないといつた問題がある。 この考案は、上述の事情のもとで考え出された
もので、上記従来例および先願発明の問題を解決
し、スライドドアを装備する車両において、アツ
パガイドレールの端部の湾曲に起因するルーフサ
イドレールの膨出を解消して車室内の美観の向上
および車室空間の有効利用を図れるように構成さ
れ、しかも、スライドドアの閉位置の近傍での移
動軌跡がスライド方向と所定の鋭角で交差する直
線となり、スライドドアの開閉時に上記メールと
ヒメールを円滑に嵌脱できるように構成された自
動車用スライドドアの上部支持機構を提供するこ
とをその課題とする。
【問題を解決するための手段】
上記の問題を解決するため、この考案の自動車
用スライドドアの上部支持機構では、次の手段を
講じている。 すなわち、本考案では、ドア閉位置側端部に止
り部が設けられ、かつ前後方向に直線的に延びる
アツパガイドレールをドア開口の上縁部に取付け
る一方、上記アツパガイドレールにスライド嵌合
するローラを先端部にもつアームを、スライドド
アに対して、車幅方向内方に突出する起立位置
と、スライドドアに沿つて畳み込まれる畳み込み
位置との間を揺動可能に支持するものにおいて、 上記アームの基端部に第一のピンを設けるとと
もに、この第一のピンからアームの長手方向に一
定間隔を隔てて先端側に位置する第二のピンを設
ける一方、上記スライドドアに固定したブラケツ
トに、上記アームに設けた第一のピンおよび第二
のピンを各別にスライド案内する第一のカム溝お
よび第二のカム溝を設け、 上記第一のカム溝および第二のカム溝は、それ
ぞれ上記第一のピンおよび第二のピンをスライド
案内することにより、上記アームが上記起立位置
と上記畳み込み位置との間を揺動し、かつ、上記
アームの上記畳み込み位置近傍における上記ロー
ラの軌跡がスライドドアのスライド方向に対して
鋭角で交差するように形成されていることを特徴
としている。
【作用】
アームがスライドドアに対して車室側に突き出
るように起立している状態では、スライドドア上
部と車体との間に所定の空間が保持され、スライ
ドドア上部は車体外壁と干渉することなく、アツ
パガイドレールによつて車体外壁にオーバラツプ
する開位置に自由にスライド案内される。そして
この開位置から閉位置に向けてスライドドアをス
ライドさせると、その閉位置近傍でローラがアツ
パガイドレールの止り部に受け止められる。ここ
からさらにスライドドアを閉位置側に進めると、
止り部に受け止められたローラを中心にしてアー
ムが上記の起立状態から畳込み位置に向かつて揺
動し、スライドドア上部を車室内方に引き寄せ
る。この時、スライドドア側に設けた二つのカム
溝およびこれらカム溝に各別にスライド係合する
ようにアーム側に設けた二つのピンからなるアー
ムの支持機構が、アームの畳み込み位置近傍にお
いてアーム先端のローラの軌跡がスライドドアの
スライド方向に対して鋭角で交差するように構成
されていることから、上記のごとく止り部に受け
止められたローラを中心としたスライドドアの移
動軌跡を考えると、アームの畳込み位置の近傍で
はスライドドアがスライド方向に対して所定の鋭
角で交差する方向に直進して閉位置に移動する。
【効果】
上述のように、この考案では、直線的なアツパ
ガイドレールの止り部にローラが受け止められた
後、このローラとスライドドアを結合するアーム
がローラを中心にしてスライドドアと車体外面の
間に所定の空間を保持するように車体外方に延び
る起立位置から畳込み位置に揺動することによつ
てスライドドアの上部が車体側に引き寄せられる
ようにしてあるので、アツパガイドレールの閉位
置側端部を従来例のように車室内に湾曲させる必
要がなく、したがつて、このアツパガイドレール
が取付けられるルーフサイドレールを車室内側に
膨出させる必要もなくなる。その結果、左右のル
ーフサイドレールを局部的な膨出部のない直線的
な形状に形成して車室内の美観を向上できるとと
もに、車室空間を有効利用できる。また、スライ
ドドアが閉位置の近傍でそのスライド方向に対し
て所定の鋭角で交差する方向に移動するようにし
てあるので、この移動方向の傾斜をヒメールの車
室外方からメールを受ける面の傾斜以上に緩やか
にして、スライドドアの開閉時にダウンストツパ
のメールとヒメールとを円滑に嵌脱することがで
きる。そして、本考案では、スライドドアに対す
るアームの支持構造を、特に、スライドドア側に
固定したブラケツトに、二つのカム溝を設け、ア
ームに設けた二つのピンをこれらのカム溝に各別
にスライド案内させるという構造を採用している
から、アームの長さを必要最小限の短いものに設
定しても、そのスライドドアに対する回動中心を
スライドドアのスライド方向に移動させることに
より、アームの畳み込み位置近傍でのローラの軌
跡を、スライドドアのスライド軌跡に対して鋭角
となるように設定することができる。そのため、
スライドドアに対するアームの支持機構がきわめ
て簡単であり、しかも重量増加をまねくこともな
い。さらには、スライドドアに対するアームの組
付け作業も、スライドドアに対するアームの関係
を考慮するだけでよいので、非常に簡単である。
【実施例の説明】
以下、この考案の好ましい実施例を図面を参照
して具体的に説明する。 第1図は、スライドドア3が装備される車体1
を部分的に示した斜視図である。この図に示され
るように、車体1の側部に設けられたドア開口2
の上縁部にアツパガイドレール4が、ドア開口2
の底縁部にロアガイドレール5が、ドア開口2の
後端の中間高さから後方に車体外面に沿つてセン
ターガイドレール6がそれぞれ設けられる。スラ
イドドア3の上記各ガイドレール4,5,6に対
応する部位には、それぞれアームを介してローラ
が取付けられ、これらのローラを対応する上記各
ガイドレール4,5,6に嵌合させることによ
り、スライドドア3を上記ガイドレール4,5,
6に支持させてある。 この考案は、特に、アツパガイドレール4にス
ライドドア3を支持させるドア上部支持構造に関
するものであり、以下、これを説明する。 アツパガイドレール4は、第3図および第4図
に示すように、前後方向に延びる下向きに開放さ
れた溝形部材で構成され、ルーフサイドレール7
の外方部下面に取付けられる。このアツパガイド
レール4の閉位置側端部、すなわち、通常は前端
部に、第5図に示すように、止り部4aが形成さ
れる。 一方、スライドドア3のドアフレームの内方部
上面には、ブラケツト8を介してアーム9が水平
面内で揺動可能に取付けられている。このアーム
9の一端にアツパガイドレール4にスライド嵌合
されたローラ10が遊転可能に枢支される。上記
ブラケツト8には、スライドドア3のスライド方
向、すなわち、前後方向に延びる長穴からなる直
線カム溝(第一のカム溝)11と、このカム溝1
1の前端の内方から後端の後方に延びる屈曲カム
溝(第二のカム溝)12が形成されている。上記
アーム9の他端部と中間部下面にはこれらのカム
溝11,12にそれぞれスライド嵌合される第一
のピン13および第二のピン14が突設され、そ
れらのピン13,14の下端部をかしめることに
より、アーム9はブラケツト8の上面と平行な水
平面内でのみ揺動できるように規制されている。
また、アーム9は、第5図において実線で示すよ
うに車室内方向に向かつて起立する起立位置と、
第5図において仮想線で示すように、スライドド
ア3に沿つて畳込まれた畳込み位置とにわたつて
揺動できるように規制されている。アーム9は、
起立位置に位置するときにスライドドア3がドア
開口2より後方の車体と干渉せずにドア開口2よ
り後方の車体とオーバラツプする開位置に支障な
く移動できるような間隔を形成できる必要最小限
の長さを有している。また、上記アーム9が畳込
み位置に位置するときには、スライドドア3の外
面がドア開口2を車体外面と面一状に覆うように
ブラケツト8およびアツパガイドレール4の止り
部4aの位置が設定されている。 本例においては、上記屈曲カム溝12のプロフ
イルを、アーム9が起立位置から畳込み位置に向
かつて揺動するときに、直線カム溝11がアーム
9の他端部のピン13を案内する作用と協働し
て、スライドドア3の車室内方への引き寄せ量よ
りもスライドドア3の前進量が大きくなるような
円弧状ないし楕円弧状の軌跡を描いてスライドド
ア3を移動させた後、アーム9の起立位置からの
揺動角度が所定量を超える閉位置近傍の範囲で
は、ブラケツト8がスライドドア3のスライド方
向(以下x方向という)に対して所定の鋭角で交
差する方向に移動するようにアーム中間部のピン
14を案内するように形成される。 すなわち、上記屈曲カム溝12は、第5図およ
び第6図に詳示するように、直線カム溝11の前
端中心Cを中心に両ピン13,14間の距離Rを
半径とし、x方向に直角な方向(以下y方向とい
う)から後方に角度θ1にわたつて延びる円弧部分
12aと、この円弧部分12aの後端部に接線状
に連続する直線部分12bと、この直線部分12
bの後端部に連続し、上記円弧部分12aと逆向
きに曲がる曲線部分12cとからなる。 このように構成されたスライドドアアツパロー
ラの軌跡規制装置によれば、スライドドア3がド
ア開口2よりも後方の車体にオーバラツプしてい
る開位置から閉位置に向かつて移動させられる
と、閉位置の近傍でローラ10が止り部4aに受
け止められる。そして、アーム9がローラ10を
中心に回転することによりブラケツト8およびス
ライドドア3が第5図に示すような軌跡を描いて
案内される。 このブラケツト8およびスライドドア3の、止
り部4aに当たつたローラ10を基準とした軌跡
は、第6図に示すように、ブラケツト8を固定し
てアーム8を開動させた場合のローラ10の軌跡
を考えると理解しやすい。 第6図に示すように、ローラ10は、ピン14
が屈曲カム溝12の円弧部分12aを摺動する間
は、この円弧部分12aが直線カム溝1の前端中
心Cを中心とする円弧状となるていることから、
この前端中心Cを中心とする円弧状の軌跡を描き
(第6図に符号Aで示す)、ピン14が屈曲カム溝
12の傾斜直線部分12bを摺動する間は、ピン
13も直線カム溝11に案内されて、一定の楕円
近似曲線軌跡を描き(第6図に符号Bで示す)、
ピン14が屈曲カム溝12の曲線部分12cを摺
動する間は、符号Bの軌跡と逆方向に曲がり、か
つカムの曲線部分12cと類似する曲線軌跡を描
く(第6図に符号Cで示す)。 かりに屈曲カム溝12に上記曲線部分12cが
なく、傾斜直線部分12bが続いているとする
と、ローラ10の軌跡は、符号Bの楕円近似曲線
の続きを描き、その軌跡の方向は、x方向に対し
て大きな角度をとることが容易に推測されるが、
上記のような曲線部分12cを設けることによ
り、ローラ10の閉方向への移動軌跡の最終部分
の方向が、第6図に示すように、x方向に対して
鋭角で交差するようにすることができるのであ
る。 このようにして、止り部4aに当たつたローラ
10を中心として、上記のようにカム溝11,1
2によつて案内されるアーム9を回動させるよう
にしているので、スライドドア3の閉方向の移動
にともなつてこれを車室内方に引き寄せることが
でき、したがつて、アツパガイドレール4の閉位
置側端部を車室内方に湾曲させる必要がなくな
り、アツパガイドレール4を取付けるルーフサイ
ドレール7を車室側に膨出させる必要もなくなる
のである。その結果、ルーフサイドレール7を直
線的な形状にして室内の美観を高められるととも
に、室内スペースを有効に利用できるようにな
る。 また、スライドドア3の移動軌跡がその閉位置
の近傍でスライドドア3のスライド方向に対して
所定の鋭角方向を向くので、この閉位置近傍の軌
跡の傾斜をヒメールの内向き受け止め面の傾斜以
下に緩くすることにより、スライドドア3を開閉
するときに、スライドドア3に固定されたメール
をドア開口2に個性されたヒメールの凹部に円滑
に嵌脱させることができる。 第7図および第8図は、スライドドア3の移動
軌跡の閉方向最終段階のx方向に対する角度を鋭
角とするように、アーム9のピン13,14を案
内すべきカム溝16,17の第二の実施例を示
す。 本例では、ブラケツト15に上記の第一の実施
例の直線カム溝11に代わるV字形カム溝(第一
のカム溝)16と、上記第一の実施例の屈曲カム
溝12に代わる斜状略直線カム溝(第二のカム
溝)17とが形成される。すなわち、V字形カム
溝16は、前端Cから車室内方に傾斜しながら後
方に延びる第一傾斜部16aと、これに連続して
外方に傾斜しながら後方に延びる第二傾斜部16
bとをもつ。そして、斜状略直線カム溝17は、
上記V字形カム溝16の前端Cを中心とし、両ピ
ン13,14間の距離Rを半径とする円弧部17
aと、この円弧部17aに連続し、上記V字形カ
ム溝16の第二傾斜部16b平行に傾斜しながら
後方に延びる直線部17bとをもつ。 この例によれば、上記第二傾斜部16bと直線
部17bのx方向に対する角度を鋭角に設定する
ことにより、スライドドア3の移動軌跡の閉位置
近傍を、x方向に対する鋭角状に設定することが
できる。この場合にも、第8図に示すように、ブ
ラケツト15を基準としたアーム9先端のローラ
10の軌跡を考えると理解しやすい。 すなわち、第8図に示すように、ピン14がカ
ム溝17の円弧部17aを摺動する間は、ローラ
10はカム溝16の前端Cを中心とする円弧を描
き(第8図に符号A′で示す)、ピン14がカム溝
17の直線部17bを摺動するとともにピン13
がカム溝16の第一傾斜部16aを摺動する間
は、ローラ10は所定の楕円近似軌跡を描き(第
8図に符号B′で示す)、ピン14がカム溝17の
直線部17bの最終部を摺動するとともにピン1
3がカム溝16の第二傾斜部16bを摺動する間
は、ローラ10はこれらと平行に移動する(第8
図に符号C′で示す)。 この場合にも、スライドドア3の移動軌跡がそ
の閉位置の近傍でスライドドア3のスライド方向
に対して所定の鋭角方向を向くので、この閉位置
近傍の軌跡の傾斜をヒメールの内向き受け止め面
の傾斜以下に緩くすることにより、スライドドア
3を開閉するときに、スライドドア3に固定され
たメールをドア開口2に固定されたヒメールの凹
部に円滑に嵌脱させることができるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図はスライドドアを有する自動車を部分的
に示す斜視図、第2図は本考案の第一実施例の分
解斜視図、第3図はスライドドアを開いたときの
第1図の−線に沿う断面図、第4図はスライ
ドドアを閉じたときに第1図の−線に沿う断
面図、第5図は上記の第一実施例の平面図、第6
図は第一実施例のスライドドアの軌跡の解析図、
第7図は本考案の第二実施例の平面図、第8図は
第二実施例のスライドドアの軌跡の解析図、第9
図はダウンストツパの横断平面図である。 1……車体、2……ドア開口、3……スライド
ドア、4……アツパガイドレール、4a……止り
部、9……アーム、10……ローラ、11……直
線カム溝(第一のカム溝)、12……屈曲カム溝
(第二のカム溝)、13……第一のピン、14……
第二のピン、16……V字形カム溝(第一のカム
溝)、17……斜状略直線カム溝(第二のカム
溝)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ドア閉位置側端部に止り部が設けられ、かつ前
    後方向に直線的に延びるアツパガイドレールをド
    ア開口の上縁部に取付ける一方、上記アツパガイ
    ドレールにスライド嵌合するローラを先端部にも
    つアームを、スライドドアに対して、車幅方向内
    方に突出する起立位置と、スライドドアに沿つて
    畳み込まれる畳み込み位置との間を揺動可能に支
    持するものにおいて、 上記アームの基端部に第一のピンを設けるとと
    もに、この第一のピンからアームの長手方向に一
    定間隔を隔てて先端側に位置する第二のピンを設
    ける一方、上記スライドドアに固定したブラケツ
    トに、上記アームに設けた第一のピンおよび第二
    のピンを各別にスライド案内する第一のカム溝お
    よび第二のカム溝を設け、 上記第一のカム溝および第二のカム溝は、それ
    ぞれ上記第一のピンおよび第二のピンをスライド
    案内することにより、上記アームが上記起立位置
    と上記畳み込み位置との間を揺動し、かつ、上記
    アームの上記畳み込み位置近傍における上記ロー
    ラの軌跡がスライドドアのスライド方向に対して
    鋭角で交差するように形成されていることを特徴
    とする、自動車スライドドアの上部支持機構。
JP1986041616U 1986-03-19 1986-03-19 Expired JPH043855Y2 (ja)

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