JP2523582Y2 - 蓋付時計の構造 - Google Patents

蓋付時計の構造

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JP2523582Y2
JP2523582Y2 JP12393390U JP12393390U JP2523582Y2 JP 2523582 Y2 JP2523582 Y2 JP 2523582Y2 JP 12393390 U JP12393390 U JP 12393390U JP 12393390 U JP12393390 U JP 12393390U JP 2523582 Y2 JP2523582 Y2 JP 2523582Y2
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JP
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pipe
locking
hole
lid
outside
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JP12393390U
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淳輔 炊江
山川  人大
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Citizen Watch Co Ltd
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Citizen Watch Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、開閉自在に表示部を覆う蓋付時計の構造に
関するものである。
〔従来の技術〕
本考案に関する従来技術としては、実開昭60−53082
号公報に開示されているものがある。この従来構造は第
12図に示す様に、蓋12に設けられたプッシュボタン10に
てバネ部材11の係止部11aを、押圧することにより蓋12
の内面に設けられた係止溝12aより係止をはずすことに
より、蓋12を開閉自在にしている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、プッシュボタンが蓋に設置されている
ので、プッシュボタンを押圧して係止部を係止溝より解
除し、プッシュボタンを押圧しながら蓋を開けねばなら
ないし、このプッシュボタンにて時計ケース内部との連
結等は出来ない等の問題があった。
本考案の目的は、プッシュリュウズで蓋の係止を解除
し、且つプッシュリュウズで時計ケース内部との連結操
作を可能にする新規な開閉自在な蓋付時計を提供するも
のである。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するための本考案の構成は、以下の
通りである。
すなわち、時計ケースの側面より内部に平面方向に沿
って貫通され、外側方向に外側径大孔を、内側方向に内
側径小孔を有する2段孔と、 前記内側径小孔に平面方向に沿って固定される側パイプ
と、 前記外側径大孔より上方向に開口して、前記時計ケース
の上方に位置する蓋に臨む切欠部と、 前記外側径大孔より挿入され、その内周壁が前記側パイ
プの外周壁と平面方向に沿って摺動可能に取り付けられ
る作動パイプと、 前記作動パイプにおけるに外側方向の外端に設けられる
径小穴と、 前記作動パイプの外側に位置する前記プッシュリュウズ
と、 前記側パイプの外側方向の外端と前記径小穴の周縁との
間に収納され、前記作動パイプを外側に向けて付勢する
弾性部材と、 前記切欠部に上下方向に沿って配設され、その下端が前
記作動パイプの外周壁に保持される係止部材と、 前記係止部材の上端に設けられ、前記切欠部より前記蓋
に形成された係止溝に相対する係止部とを備え、 前記弾性部材により前記作動パイプと共に付勢された前
記係止部材の係止部が、前記蓋の係止溝と係合し、 かつ前記プッシュリュウズの内側方向への押圧操作によ
り、前記弾性部材の付勢に抗して前記作動パイプを内側
方向に向けて摺動させ、よって前記係止部と前記係止溝
とを離間させて係合を解除することを特徴とする。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳述する。
ただし、ここで言う内側方向と外側方向とは、時計ケ
ースの内側と外側を基準に内側方向と外側方向に定め
る。また、プッシュリュウズの挿通方向を平面方向と定
め、かつ平面方向に直交する方向を上下方向と定める。
第1図は本考案の実施例を示すプッシュリュウズ部の
要部断面図、第2図は第1図の操作時の要部断面図、第
3図は時計ケースの要部平面図、第4図は第3図のA−
A断面図、第5図は係止部材の正面図、第6図は第5図
のB−B断面図、第7図は作動パイプの断面図、第8図
は他の実施例を示すプッシュリュウズ部の要部断面図、
第9図は係止部材の正面図、第10図は作動パイプの断面
図、第11図はスナップリングの平面図である。
本考案の蓋付時計は、第1図に見るように、時計ケー
ス1の上方に開閉可能に設けられた蓋5と、平面方向に
沿って時計ケース1に配され、外側より内側に向けて押
圧可能なプッシュリュウズ7とを備えている。
時計ケース1の側面より内側に向け、平面方向に沿っ
て、2段孔が貫通される。該2段孔は、外側方向に平面
方向に沿った外側径大孔を、内側方向に平面方向に沿っ
た内側径小孔を有する。図1には、外側径大孔を径大孔
1a、内側径小孔を径小孔1bとして図示した。
径大孔1aは、第4図に見るように、さらに切欠部1cに
よって上下方向に貫通される。結果、切欠部1cは、径大
孔1aより蓋5に臨むように上方向に開口する。
径小孔1bには、平面方向に沿って側パイプ2が固定さ
れる。該側パイプ2には、径大孔1aより挿入される作動
パイプ3が取り付けられる。
作動パイプ3は、外側方向の外端に径小穴3aを有し、
かつ、その内径が側パイプ2の外径より大きいパイプで
ある。作動パイプ3は、その内部空間に側パイプ2を納
めるように取り付けられ、作動パイプ3の内周壁が、そ
れと相対する側パイプ2の外周壁と摺動する。作動パイ
プ3は、側パイプ2の外周に平面方向に沿って摺動可能
に取り付けられる。
側パイプ2の外側方向の外端と、作動パイプ3の径小
穴3aを囲む周縁との間に弾性部材4が収納される。この
実施例では、第1図に見るように、弾性部材4は、コイ
ル・スプリングである。弾性部材4であるコイル・スプ
リングは、作動パイプ3の内径より小さく、かつ側パイ
プ2の外径とほぼ同じ外径を有している。弾性部材4
は、作動パイプ3を時計ケース1に対して外側に向けて
付勢する手段である。
作動パイプ3の径小穴3a径小穴よりプッシュリュウズ
7が挿入される。プッシュリュウズ7は、作動パイプ3
内に納められた弾性部材4であるコイル・スプリングの
内部を通るように、作動パイプ3と側パイプ2に挿入さ
れる。プッシュリュウズ7における外径の大きな頭部
が、作動パイプ3の外側に位置して隣接する。
一方、切欠部1cに上下方向に沿って配設される係止部
材6が用意される。係止部材6は、第5図、および第6
図に見るように、平板な形状を成し、その下端に外側方
向から内側方向へと貫通する係止孔6bが穿設される。係
止孔6bは、さらに係止部材6の下方向に向けて、切り欠
けられた開口を有する。
また、係止部材6の上端には、係止部6aが形成され
る。係止部6aは、外側に向けて突出したフック形状を成
す。
係止部材6は、作動パイプ3の外周壁に上下方向に沿
って保持される。この実施例では、係止孔6bを利用して
作動パイプ3に保持される。すなわち、第7図に見るよ
うに、作動パイプ3の内側方向の内端の外周壁に形成さ
れた周状の溝3bと、係止部材6の係止孔6bが係合する。
このとき、作動パイプ3に保持された係止部材6の係
止部6aが、時計ケース1の切欠部1cより、蓋5に形成さ
れた係止溝5aと相対する。
弾性部材4の弾発力により、作動パイプ3と共に係止
部材6も外側に付勢される。よって、係止部材6におけ
るフック形状の係止部6aが、相対する蓋5の係止溝5aに
係合する。そして、蓋5は時計ケース1に対して開く動
作を抑止される。
作動パイプ3の外側に位置するプッシュリュウズ7を
内側方向に向けて押圧すると、弾性部材4の弾発力に抗
して作動パイプ3が内側方向に向けて摺動する。する
と、係止部材6の係止部6aも、作動パイプ3と共に内側
方向に向けて移動し、係止部6aと蓋5の係止溝5aが離間
する。よって、係止部6aと係止溝5aとの係合が解除さ
れ、蓋5は時計ケース1に対して開くことが可能とな
る。
尚プッシュリュウズ7のプッシュを解除すると作動パ
イプ3は内部の弾性部材4により外側へ押し出され、作
動パイプ3に固定された係止部材6も外側へ押し出さ
れ、係止部6aは係止溝5aと係止することにより蓋5は装
着出来る。
尚第8図に示す様に作動パイプ3の溝3の内端部に固
定溝3cを設けスナップリング8にて係止部材6を作動パ
イプ3に固定することも可能である。
〔考案の効果〕
以上の説明で明らかなように、本考案によれば係止部
材を時計ケース外側に配設可能になり、蓋付開閉部の蓋
開閉を時計内部との連結操作をする1つのプッシュリュ
ウズで行なうことが可能となり、商品価値の高い蓋付時
計の構造を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
第1図から第10図は本考案の実施例で、第1図はプッシ
ュボタン部の要部断面図、第2図は第1図の操作時の要
部断面図、第3図は時計ケースの要部平面図、第4図は
第3図のA−A断面図、第5図は係止部材の正面図、第
6図は第5図のB−B断面図、第7図は作動パイプの断
面図、第8図は他の実施例のプッシュリュウズ部の要部
断面図、第9図は係止部材の正面図、第10図は作動パイ
プの断面図、第11図はスナップリングの平面図、第12図
は従来例で蓋付時計の要部断面図である。 1……時計ケース、1a……径大孔、1b……径小孔、1c…
…切欠部、2……側パイプ、3……作動パイプ、3a……
径小穴、3b……溝、3c……固定溝、4……弾性部材、5
……蓋、5a……係止溝、6……係止部材、6a……係止
部、6b……係止孔、7……プッシュリュウズ、8……ス
ナップリング。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】開閉自在に表示部を覆う蓋とプッシュリュ
    ウズを備える蓋付時計において、時計ケースの内側と外
    側を基準に内側方向と外側方向を定め、かつ前記プッシ
    ュリュウズの挿通方向を平面方向、平面方向に直交する
    方向を上下方向と定めたとき、 前記時計ケースの側面より内部に平面方向に沿って貫通
    され、外側方向に外側径大孔を、内側方向に内側径小孔
    を有する2段孔と、 前記内側径小孔に平面方向に沿って固定される側パイプ
    と、 前記外側径大孔より上方向に開口して、前記時計ケース
    の上方に位置する前記蓋に臨む切欠部と、 前記外側径大孔より挿入され、その内周壁が前記側パイ
    プの外周壁と平面方向に沿って摺動可能に取り付けられ
    る作動パイプと、 前記作動パイプにおける外側方向の外端に設けられる径
    小穴と、 前記作動パイプの外側に位置する前記プッシュリュウズ
    と、 前記側パイプの外側方向の外端と前記径小穴の周縁との
    間に収納され、前記作動パイプを外側に向けて付勢する
    弾性部材と、 前記切欠部に上下方向に沿って配設され、その下端が前
    記作動パイプの外周壁に保持される係止部材と、 前記係止部材の上端に設けられ、前記切欠部より前記蓋
    に形成された係止溝に相対する係止部とを備え、 前記弾性部材により前記作動パイプと共に付勢された前
    記係止部材の係止部が、前記蓋の係止溝と係合し、 かつ前記プッシュリュウズの内側方向への押圧操作によ
    り、前記弾性部材の付勢に抗して前記作動パイプを内側
    方向に向けて摺動させ、よって前記係止部と前記係止溝
    とを離間させて係合を解除することを特徴とする蓋付時
    計の構造。
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EP3588199B1 (fr) * 2018-06-28 2024-02-21 Montres Jaquet Droz SA Pièce d'horlogerie, notamment montre de poche, équipée d'au moins un couvercle

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