JPH0742157Y2 - 腕時計用プッシュボタンの係止構造 - Google Patents

腕時計用プッシュボタンの係止構造

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JPH0742157Y2
JPH0742157Y2 JP1987089144U JP8914487U JPH0742157Y2 JP H0742157 Y2 JPH0742157 Y2 JP H0742157Y2 JP 1987089144 U JP1987089144 U JP 1987089144U JP 8914487 U JP8914487 U JP 8914487U JP H0742157 Y2 JPH0742157 Y2 JP H0742157Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
push button
shaped groove
side wall
wall portion
case
Prior art date
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Application number
JP1987089144U
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JPS63200793U (ja
Inventor
政人 足立
良高 大治
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Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (a)産業上の利用分野 本考案は、表示の切換・修正等に用いられるプッシュボ
タンの係止構造に関するものであり、特にプラスチック
等からなる腕時計ケースの胴と裏蓋により直接プッシュ
ボタンを係止する構造に関する。
(b)従来技術 従来のこの種の構造としては、実開昭57-17474号公報に
示されているものがあった。この構造は、周面に溝を有
するボタンを、胴のボタン穴に挿入し、前記溝の中に裏
蓋の一部を挿入することによりボタンがボタン穴から抜
脱しないように係止したものであった。
この他、実開昭54-12479号公報に示されている構造のよ
うに、胴と裏蓋にそれぞれU字溝を設け、このU字溝に
パイプを固定し、このパイプにリューズを取り付けたも
のもあった。
(c)考案が解決しようとする問題点 前記従来例においては、胴に穴を形成することが必要で
あり、プラスチック等により胴を形成する場合に、その
金型が複雑になるという問題点があった。
また、前記他の従来例においては、胴と裏蓋によりパイ
プを挟持し、このパイプを介してリューズを取り付けて
おり、部品点数及び組立工数が増加するという問題点が
あった。
(d)問題点を解決するための手段 本考案の目的は、金型を簡略化し、また部品点数を増加
することなくプッシュボタンを取り付け、特にプッシュ
ボタン組み込み時の作業性と、組み込み後の摺動性とを
良くすることを目的とする。
上記問題点を解決し、目的を達成するため、本考案の腕
時計用プッシュボタンの係止構造は、胴の側壁部に下方
に開口するU字溝と該U字溝内に肉盛り部と前記U字溝
の内側に凹部とを設け、このU字溝にフランジ部を有す
るプッシュボタンを嵌通させ、そのフランジ部を胴の内
側面に係合させて位置決めし、胴のU字溝に対応する位
置にU字溝と該U字溝内に肉盛り部とが設けられ前記凹
部に適合する側壁部を有し、その内側面が胴の内側面よ
りも外方に位置付けられた裏蓋を胴に嵌着し、その際に
裏蓋の側壁部上端がプッシュボタンのフランジ部に当接
しないようにしたことを特徴とする。
(e)実施例 第1図は本考案の一実施例に係るプッシュボタンの係止
構造を示す時計の縦断面図、第2図は第1図に示すプッ
シュボタン周辺の拡大断面図、第3図はプッシュボタン
周辺をケース外側から見た外観図、第4図はプッシュボ
タン周辺をケース内側から見た内観図、第5図はプッシ
ュボタン周辺の分解斜視図である。
本実施例における腕時計ケースは、プラスチック等から
なる胴2と裏蓋4とから構成されている。
胴2の内部には、液晶表示装置6、回路基板8、スイッ
チ戻しバネ9等が内包されており、その側壁部2aには下
方に開口するU字溝2bが設けられている。また、この側
壁部2aのU字溝2bの内側には、後述する裏蓋4の側壁部
が適合する凹部2cが設けられている。さらに、胴2の側
壁部2aの内側面2dには、後述する裏蓋4の係合凸部が係
合する係合凹部2eが数箇所に設けられている。
裏蓋4の周縁部には、上方に突出する側壁部4aと、上方
に突出すると共に胴2の係合凹部2eに係合する係合凸部
4bとが設けられている。この裏蓋4の側壁部4aは、胴2
の凹部2cに適合するように形成されている。また、この
側壁部4aには、胴2のU字溝2bに対応するU字溝4cが形
成されており、胴2のU字溝2bの上端部とあいまって略
円形の穴10を形成する。さらに、この側壁部4aの内側面
4dは、裏蓋4を胴2に嵌着した場合に、胴2の内側面2d
よりも外方(図中左方向)に位置するように設定されて
いる。
プッシュボタン12は、その本体部分より径が大きいフラ
ンジ部12aを有し、U字溝2b、4cにより形成される穴10
に嵌通されている。
上記構成からなる本実施例において、プッシュボタン12
を組み込むには、はじめに前面を下向きにした胴2のU
字溝2bにプッシュボタン12を嵌通させ、第2図に示すよ
うに、そのフランジ部12aを胴2の内側面2dに係止させ
る。この胴2のU字溝2bの側面2hは、約2度傾斜した斜
面になっており、このためプッシュボタン12を容易にU
字溝2b内に挿入することができる。次に、裏蓋4を胴2
に嵌着させるが、このときに、例えば胴2の側壁部2aの
内側面2dと裏蓋4の側壁部4aの内側面4dとが面一である
と、裏蓋4が多少ずれただけでその側壁部4aの上端4eが
プッシュボタン12のフランジ部12aに乗り上げてしま
い、裏蓋4を胴2に嵌着することができなくなり、作業
性を低下させてしまう。本実施例においては、胴2の内
側面2dよりも裏蓋4の内側面4dを外方に位置付けている
ため、裏蓋4が多少ずれてもその側壁部4aの上端4eがプ
ッシュボタン12のフランジ部12aに乗り上げてしまうこ
とがなく、簡単に嵌着させることができる。
一方、本実施例における胴2と裏蓋4のU字溝2b、4cに
は、第3図及び第4図に示すように、それぞれその溝内
の底部と側部に肉付けされた肉盛り部2f、2g、4f、4gが
設けられている。このようにU字溝2b、4c内に肉盛り部
2f、2g、4f、4gを設けると、プッシュボタン12は、この
肉盛り部2f、2g、4f、4gにより数点又は線で支えられる
ことになる。従って、プッシュボタン12をU字溝2b、4c
の全周で支えた場合に比べて、より摺動し易くなり、操
作性を向上させることができる。また、プッシュボタン
12の上下、左右方向のガタを補正することもできる。
(f)考案の効果 本考案によれば、胴や裏蓋にプッシュボタン用の穴を形
成する必要がないため、金型を簡略化することができ
る。
特に、胴と裏蓋の側壁部の各内側面に段差を設けている
ので、本考案のように裏蓋と共にプッシュボタンを組み
込む場合にも、裏蓋の側壁部がプッシュボタンのフラン
ジ部の上に乗ってしまうことがなく、ごく簡単に裏蓋を
胴に嵌着することができ、作業性を向上させることがで
きる。従って、予めパイプ等をU字溝に固定する等によ
り、プッシュボタンを取り付け易くする必要がない。
また、胴のU字溝の内側の凹部と該凹部に適合する裏蓋
の側壁部とにより、胴のU字溝と裏蓋のU字溝とが対応
する位置で穴を形成すると共に、胴と裏蓋のそれぞれの
U字溝内に形成した肉盛り部で前記穴内に肉盛り部を形
成し、この結果、プッシュボタンは、穴内の肉盛り部と
点又は線で支持され、ガタもなくスムーズに摺動させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るプッシュボタンの係止
構造を示す時計の縦断面図、 第2図は第1図に示すプッシュボタン周辺の拡大断面
図、 第3図はプッシュボタン周辺をケース外側から見た外観
図、 第4図はプッシュボタン周辺をケース内側から見た内観
図、 第5図はプッシュボタン周辺の分解斜視図である。 2……胴、2a……側壁部 2b……U字溝、2d……内側面 2e……係合凹部、4……裏蓋 4a……側壁部、4b……係合凸部 4c……U字溝、4d……内側面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭57−17474(JP,U) 実開 昭57−14892(JP,U) 実開 昭54−12479(JP,U) 実開 昭57−201727(JP,U) 実開 昭57−104389(JP,U) 実開 昭58−36388(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】腕時計ケースの胴側壁部の穴に取り付けら
    れたプッシュボタンの係止構造において、 側壁部に下方に開口するU字溝と該U字溝内に肉盛り部
    と前記U字溝の内側に凹部とを有する胴と、 一端にフランジ部を有し、前記U字溝に嵌通され、前記
    フランジ部が前記胴の内側面に係合して位置決めされる
    プッシュボタンと、 前記胴のU字溝に対応する位置にU字溝と該U字溝内に
    肉盛り部とが形成され前記凹部に適合する側壁部を有
    し、前記胴に嵌合される裏蓋と、を備え、 前記胴の内側面よりも前記裏蓋の側壁部の内側面を外方
    に位置付け、前記胴に前記裏蓋を嵌着するときに前記プ
    ッシュボタンのフランジ部に前記裏蓋の側壁部の上端が
    当接しないようにしたことを特徴とする腕時計用プッシ
    ュボタンの係止構造。
JP1987089144U 1987-06-10 1987-06-10 腕時計用プッシュボタンの係止構造 Expired - Lifetime JPH0742157Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987089144U JPH0742157Y2 (ja) 1987-06-10 1987-06-10 腕時計用プッシュボタンの係止構造

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JP1987089144U JPH0742157Y2 (ja) 1987-06-10 1987-06-10 腕時計用プッシュボタンの係止構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63200793U JPS63200793U (ja) 1988-12-23
JPH0742157Y2 true JPH0742157Y2 (ja) 1995-09-27

Family

ID=30947863

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JP1987089144U Expired - Lifetime JPH0742157Y2 (ja) 1987-06-10 1987-06-10 腕時計用プッシュボタンの係止構造

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Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5412479U (ja) * 1977-06-29 1979-01-26
JPS5714892U (ja) * 1980-06-18 1982-01-26
JPS5717474U (ja) * 1980-06-26 1982-01-29
JPS57104389U (ja) * 1980-12-19 1982-06-26
JPS57201727U (ja) * 1981-06-17 1982-12-22
JPS5836388U (ja) * 1981-09-01 1983-03-09 シチズン時計株式会社 電子時計のスイツチ機構

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63200793U (ja) 1988-12-23

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