JP2523391Y2 - 電線接続用スリーブ端子 - Google Patents

電線接続用スリーブ端子

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JP2523391Y2
JP2523391Y2 JP1988109345U JP10934588U JP2523391Y2 JP 2523391 Y2 JP2523391 Y2 JP 2523391Y2 JP 1988109345 U JP1988109345 U JP 1988109345U JP 10934588 U JP10934588 U JP 10934588U JP 2523391 Y2 JP2523391 Y2 JP 2523391Y2
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sleeve
electric wire
broken
wire connection
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JP1988109345U
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勝久 森
久蔵 山方
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株式会社 ニチフ端子工業
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  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、被覆導電線を直列的に接続する電線接続用
のスリーブ端子に関するものである。
〈従来の技術〉 従来この種の電線接続用スリーブ端子は、第12,13図
に示したように筒形の銅スリーブ(01)であって、その
中央部分の周壁を径方向内方に向けて押圧して周溝(0
2)を形成したものであった。
〈考案が解決しようとする課題〉 従って、従来のこの種の電線接続用スリーブ端子は、
この周溝(02)部分が圧縮による展張により他の筒部分
に比して物理的に薄肉とならざるを得ないことと、しか
も小径に形成されていること及び該周溝(02)部分がス
リーブ全長の中間部に形成されるものであることによっ
て、電線を挿入接続した後における曲げ応力が集中する
こととなり、該周溝部分から曲ったり、折れたりすると
いう事故を生じ、スリーブ素材として厚肉で、剛度のあ
るものを使用せざるを得ないという問題があった。
他方、電線端末当接壁を形成するための中間部が極め
て長く、その両側に形成された切欠窓の幅が極めて広い
ものとなっていて、これら中間部と切欠窓との配置長さ
が、電線を接続する円筒状部分の長さと略々同じほど長
いものとなっている電線接続具も既に提案されている
(例えば実開昭60-113957号公報参照)。
しかし、このものは接続具全体の長さが不必要に長い
ものとらざるを得ないものであり、強度的に見ても極め
て折れ易い構造となっているものである。
そこで、本考案はかかる従来の問題点を解決するため
に、使用素材としてのスリーブの肉厚が比較的薄いもの
であっても、電線接続後において曲ったり折れたりする
ことの少ない構造の電線接続用スリーブ端子を得ること
を目的としたものである。
〈課題を解決するための手段〉 該目的を達成するための本考案の構成を、実施例に対
応する第1図乃至第3図を用いて説明すると、本考案
は、導電性の良好な金属材料で形成された電線接続用の
スリーブ(1)であって、その長手方向略中央部の両側
それぞれ1mm乃至1.5mm部分の周壁部(2)の一部が2箇
所破断(3),(3)されて、その中間部(4)がスリ
ーブ(1)の内周側に向けて突出形成され、前記破断部
分(3),(3)の周方向の切り込み幅(3a)が4分の
1程度のものとされている構成としたものである。
〈作用〉 本考案は、このような構成としたものであるから、従
来と同様の長さのスリーブ素材を用いることができるも
のでありながら、そのスリーブ素材が比較的薄肉のもの
であっても、その長手方向中央部の周壁(2)の大部分
は全くそのままのスリーブ壁を保った状態であるため該
部分に曲げ応力が集中しても容易に曲ったり折れたりす
ることがない状態で使用することができるのである。
〈実施例〉 以下本考案の実施例について図面に基づいて説明す
る。
図中第1図乃至第3図は、本考案の第1実施例を示す
図で、第1図は全体の形状を示す斜視図で、素材は銅パ
イプを用い、所定の長さに切断したスリーブの長手方向
中央部の両側それぞれ1mm乃至1.5mm部分の周壁部(2)
を周方向約4分の1を切り込み破断(3),(3)し、
その中間部(4)の周壁部分を第2,3図に示すようにス
リーブ(1)の内周側に向けて突出形成し、これを電線
のストツパーとしたものである。
このようにした電線接続用スリーブ端子を使用するに
は、第4図乃至第8図に示したように、先ず一方の筒端
(第4図において左側)から被覆電線(K)の被覆を剥
離除去した裸電線(k)を挿入し、該裸電線(k)の先
端部を前記スリーブ(1)の内周側に突出させた中間部
(4)に接当させ(第4図)、しかる後該裸電線(k)
部分の外周部を図外の加圧工具によって加圧変形(5)
させて電線(k)と接続連結し(第5図)、次いで他方
の筒端から同様に別の被覆電線(K)の裸電線(k)部
分を挿入しその先端部をスリーブ(1)の中間部(4)
に接当させ(第6図)、同様にその外周部を外方から加
圧変形(5)させて電線(k)と接続連結する(第7
図)ことによって、二本の被覆電線(K),(K)を接
続するのである。
第9図は別実施例を示した図で、前記の切り込み破断
(3),(3)及びスリーブ(1)の内周側への変形中
間部(4)をスリーブ(1)の周壁部(2)の周方向2
箇所に相対向する状態で形成したものである。本考案は
このように形成してもよいものである。
第10図及び第11図に示した実施例は、更に別の実施例
を示したもので、スリーブ(1)の中央両側に形成する
切り込み破断(3),(3)の長手方向の幅を約1mm程
度に、且つ周方向の切り込み幅(3a)を4分の1程度に
形成したものである。このように形成することによって
挿入裸電線(k),(k)の先端部が確実に変形中間部
(4)に達しているか否かを外部から容易に確認するこ
とができるようにしたものである。
本考案にいうスリーブ素材は、銅のみに限らず、黄
銅、アルミ等の導電材であってもよいことはいうまでも
ない。また、その筒径については、接続する電線の太さ
に対応するものが用いられることも従来のものと変わる
ものではない。
以上本考案の代表的と思われる実施例について説明し
たが、本考案は必ずしもこれらの実施例構造のみに限定
されるものではなく、本考案にいう構成要件を備え、か
つ本考案にいう目的を達成し、以下にいう効果を有する
範囲内において適宜改変して実施することができるもの
である。
〈考案の効果〉 以上の説明から既に明らかなように本考案は、電線接
続用のスリーブ端子において、接続する電線のストツパ
ーとして作用させる突起を、スリーブの全周部に形成す
ることなく、周方向の一部のみにおいて破断部分を形成
し、その中間部をスリーブの内周側に向けて突出形成さ
せたものであるから、該破断部以外の周壁部は何等破壊
されることはなく、それ故に電線接続後において電線に
外圧が加わり、スリーブに殊にスリーブの長手方向中央
部に曲げ応力が集中しても、容易に曲げ変形したり、折
れたりするという事故の生ずることを防止することがで
き、安全な状態で使用することができるという実用上の
顕著な効果を期待することができるに至ったのである。
また、本考案にいうスリーブ端子は、2箇所の破断部
分を、スリーブ中央部の両側それぞれ1mm乃至1.5mm部分
に形成されているものとし、しかも、これらの破断部分
の周方向の切り込み幅を4分の1程度の小さいものとし
てあるので、スリーブの略々全長を電線接続用の筒部分
として使用することができ、そのため、スリーブの全長
を極めて短いものにすることができ、狭小な空間部分し
かない精密機器等における電線の接続にも支障を生ずる
ことなく使用することができ、しかも、破断部分の周方
向の切り込み幅を4分の1程度という小さいものとして
あるので、曲げ方向の強度を大きく減少させることな
く、破断部分のないものと略々同等の、曲がりにくく破
断しにくい強度を有するスリーブ端子を得ることができ
るという顕著な実用的効果を有するに至ったのである。
【図面の簡単な説明】
図中第1図乃至第3図は本考案の第1実施例を示した図
で、第1図は全体斜視図、第2図は第1図におけるII-I
I線断面図、第3図は第1図におけるIII-III線断面図、
第4図乃至第7図は使用例を経時的に示したそれぞれ中
央縦断正面図、第8図は第7図におけるVIII-VIII線断
面図、第9図は別実施例を示す中央縦断側面図、第10図
及び第11図は更に別の実施例を示す全体斜視図及び中央
縦断正面図、第12図及び第13図は従来例を示した図で、
第12図は全体斜視図、第13図は第12図におけるXIII-XII
I線断面図である。 図中(1)はスリーブ、(2)は周壁部、(3)は破
断、(3a)は破断部分の周方向の切り込み幅、(4)は
中間部である。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】導電性の良好な金属材料で形成された電線
    接続用のスリーブ(1)であって、その長手方向略中央
    部の両側それぞれ1mm乃至1.5mm部分の周壁部(2)の一
    部が2箇所破断(3),(3)されて、その間の部分
    (4)がスリーブ(1)の内周側に向けて突出形成さ
    れ、前記破断部分の周方向の切り込み幅(3a)が4分の
    1程度のものとされている電線接続用スリーブ端子。
JP1988109345U 1988-08-19 1988-08-19 電線接続用スリーブ端子 Expired - Lifetime JP2523391Y2 (ja)

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JPH0231064U JPH0231064U (ja) 1990-02-27
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JPS60113957U (ja) * 1984-01-06 1985-08-01 東神電気株式会社 電線接続具

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