JP2523323B2 - 除雪機 - Google Patents
除雪機Info
- Publication number
- JP2523323B2 JP2523323B2 JP62142162A JP14216287A JP2523323B2 JP 2523323 B2 JP2523323 B2 JP 2523323B2 JP 62142162 A JP62142162 A JP 62142162A JP 14216287 A JP14216287 A JP 14216287A JP 2523323 B2 JP2523323 B2 JP 2523323B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- auger housing
- snow
- scraper
- reinforcing plate
- lower edge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
- Cleaning Of Streets, Tracks, Or Beaches (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は機体前部にオーガハウジングを設け、その内
側にオーガを有する除雪機に関し、特に小型の除雪機に
関するものである。
側にオーガを有する除雪機に関し、特に小型の除雪機に
関するものである。
〔従来技術〕 従来、小型除雪機として、車輪またはクローラなどの
走行部を設けた機体の前部にオーガハウジングを取り付
け、その内側に螺旋状の掻取羽根からなるオーガを横設
するようにしたものがある。このような小型除雪機で
は、女子や年寄りでも手軽に取り扱えるように出来るだ
け軽量にし、取廻し性(操作性)をよくする必要があ
り、そのためオーガハウジングの鉄板は耐久性に問題が
生じない程度に薄いものが使用されるようになってい
る。
走行部を設けた機体の前部にオーガハウジングを取り付
け、その内側に螺旋状の掻取羽根からなるオーガを横設
するようにしたものがある。このような小型除雪機で
は、女子や年寄りでも手軽に取り扱えるように出来るだ
け軽量にし、取廻し性(操作性)をよくする必要があ
り、そのためオーガハウジングの鉄板は耐久性に問題が
生じない程度に薄いものが使用されるようになってい
る。
しかし、このような薄板からなるオーガハウジングで
は、スクレーパを取り付けた下縁部が強度上最も招きや
すい。すなわち、第6図に示すように、オーガハウジン
グの鉄板が薄いと、オーガハウジング66の先端とスクレ
ーパ68との隙間に雪が噛み込んだとき、クサビ効果によ
り隙間が相乗的に増加し、オーガハウジングの先端が鎖
線で示すように変形してしまうことがある。このように
変形は除雪抵抗を増大し、作業効率を極めて悪化させ
る。
は、スクレーパを取り付けた下縁部が強度上最も招きや
すい。すなわち、第6図に示すように、オーガハウジン
グの鉄板が薄いと、オーガハウジング66の先端とスクレ
ーパ68との隙間に雪が噛み込んだとき、クサビ効果によ
り隙間が相乗的に増加し、オーガハウジングの先端が鎖
線で示すように変形してしまうことがある。このように
変形は除雪抵抗を増大し、作業効率を極めて悪化させ
る。
このような変形を防止するため、実開昭55-59761号公
報の第4図に図示のように補強板を背面に当てるように
したものがあり、かつその補強板の剛性を出すため前端
を折り曲げるとか、あるいは補強板自体の板厚を厚くす
るなどしていた。しかし、このように厚さを大きくした
補強板は、それによって前端に雪が付着しやすくなり、
その付着した雪が次第に成長して除雪抵抗を増大する結
果を招いていた。
報の第4図に図示のように補強板を背面に当てるように
したものがあり、かつその補強板の剛性を出すため前端
を折り曲げるとか、あるいは補強板自体の板厚を厚くす
るなどしていた。しかし、このように厚さを大きくした
補強板は、それによって前端に雪が付着しやすくなり、
その付着した雪が次第に成長して除雪抵抗を増大する結
果を招いていた。
本発明の目的は、オーガハウジングの下縁部に補強板
を取り付ける場合に、雪の噛み込みや雪の付着を起こり
にくくする除雪機を提供することにある。
を取り付ける場合に、雪の噛み込みや雪の付着を起こり
にくくする除雪機を提供することにある。
上記目的を達成する本発明は、走行部を有する機体の
前部にオーガハウジングを設け、このオーガハウジング
の下縁部にスクレーパを横設した除雪機において、前記
オーガハウジング下縁部の前面側に前記スクレーパを配
置する一方、背面側に無負荷時の断面が湾曲状であるバ
ネ剛の補強板を配置し、この補強板をオーガハウジング
の背面に密着状態になるように前記スクレーパと共に共
締めしたことを特徴とするものである。
前部にオーガハウジングを設け、このオーガハウジング
の下縁部にスクレーパを横設した除雪機において、前記
オーガハウジング下縁部の前面側に前記スクレーパを配
置する一方、背面側に無負荷時の断面が湾曲状であるバ
ネ剛の補強板を配置し、この補強板をオーガハウジング
の背面に密着状態になるように前記スクレーパと共に共
締めしたことを特徴とするものである。
以下、本発明を図に示す実施例によって説明する。
第1図および第2図において、1はエンジン2を搭載
した機体であり、その下部にはクローラからなる走行部
3を有している。この機体1の後部には、作業者Mが操
縦するためのハンドル12が取り付けられ、前部にはシュ
ート5を取り付けたブロワ4が設けられ、さらにその前
部にオーガ7を内側に横設したオーガハウジング6が設
けられている。このオーガハウジング6の下縁部には、
その縁部に沿ってスクレーパ8が取り付けられている。
このような構成によって除雪するときは、オーガ7が雪
面から雪を掻き取ると共に中央部に集め、その雪を中央
後部のブロワー4によりシュート5を介して外へ排出す
るようにする。また、スクレーパ8は、上記オーガ7が
掻き取り残した凸状の雪を掻き取って平坦にするように
する。
した機体であり、その下部にはクローラからなる走行部
3を有している。この機体1の後部には、作業者Mが操
縦するためのハンドル12が取り付けられ、前部にはシュ
ート5を取り付けたブロワ4が設けられ、さらにその前
部にオーガ7を内側に横設したオーガハウジング6が設
けられている。このオーガハウジング6の下縁部には、
その縁部に沿ってスクレーパ8が取り付けられている。
このような構成によって除雪するときは、オーガ7が雪
面から雪を掻き取ると共に中央部に集め、その雪を中央
後部のブロワー4によりシュート5を介して外へ排出す
るようにする。また、スクレーパ8は、上記オーガ7が
掻き取り残した凸状の雪を掻き取って平坦にするように
する。
第2,3図に示すように、上記スクレーパ8は、オーガ
ハウジング6の下縁部の上面に配置される一方、背面側
に補強板9を配置し、これらと一体にボルト10とナット
11により共締めされている。また、この取り付けに当た
り、スクレーパ8は鎖線で示すように前後に取付け位置
を調整できるようになっている。
ハウジング6の下縁部の上面に配置される一方、背面側
に補強板9を配置し、これらと一体にボルト10とナット
11により共締めされている。また、この取り付けに当た
り、スクレーパ8は鎖線で示すように前後に取付け位置
を調整できるようになっている。
オーガハウジング6の背面側の補強板9は帯状のバネ
鋼からなり、かつ数箇所に長孔をしたボルト孔9a,…,9a
を設けている。このボルト孔9aは、上述のようにスクレ
ーパ8を前後に調整するとき対応する調整代になってい
る。また、この補強板9は、第4,5図に示すように、取
り付け前の無負荷の状態では、長手方向を横切る断面形
状が半径Rの円弧からなる湾曲状になっている。このよ
うな湾曲状の補強板9は、ボルト10とナット11によって
締めつけられると、鎖線で示す湾曲状態からオーガハウ
ジング6に密着して偏平状態に変化し、このときの変形
により大きな弾性力を発生し、オーガハウジング6側に
付与するようになる。
鋼からなり、かつ数箇所に長孔をしたボルト孔9a,…,9a
を設けている。このボルト孔9aは、上述のようにスクレ
ーパ8を前後に調整するとき対応する調整代になってい
る。また、この補強板9は、第4,5図に示すように、取
り付け前の無負荷の状態では、長手方向を横切る断面形
状が半径Rの円弧からなる湾曲状になっている。このよ
うな湾曲状の補強板9は、ボルト10とナット11によって
締めつけられると、鎖線で示す湾曲状態からオーガハウ
ジング6に密着して偏平状態に変化し、このときの変形
により大きな弾性力を発生し、オーガハウジング6側に
付与するようになる。
このようにバネ鋼の補強板9から発生した弾性力によ
り、オーガハウジング6の下縁部はスクレーパ8側に強
く押圧され、オーガハウジング6はそれ自体板厚が薄く
ても高い剛性を維持することができ、かつそのオーガハ
ウジング下縁部とスクレーパ8との間に雪を噛み込ませ
ることがなくなる。また、バネ鋼の補強板9は薄くてよ
いから、前縁部に雪が付着するようなことがないため、
付着した雪の成長によって除雪抵抗を増大するようなこ
とはない。
り、オーガハウジング6の下縁部はスクレーパ8側に強
く押圧され、オーガハウジング6はそれ自体板厚が薄く
ても高い剛性を維持することができ、かつそのオーガハ
ウジング下縁部とスクレーパ8との間に雪を噛み込ませ
ることがなくなる。また、バネ鋼の補強板9は薄くてよ
いから、前縁部に雪が付着するようなことがないため、
付着した雪の成長によって除雪抵抗を増大するようなこ
とはない。
上述したように本発明の除雪機は、オーガハウジング
の下縁部の前面側にスクレーパを配置し、また背面側に
無負荷時の断面が湾曲状であるバネ鋼の補強板を配置
し、これらを一体に共締することによりバネ鋼の補強板
をオーガハウジングに密着させるため、オーガハウジン
グ下縁部はバネ鋼補強板の弾性力によってスクレーパに
密着押圧された状態になる。したがって、オーガハウジ
ングの下縁部とスクレーパとの間に雪が噛み込むことが
なく、また補強板は薄くてよいから前縁に雪が付着せ
ず、除雪抵抗の増大を招くことがない。
の下縁部の前面側にスクレーパを配置し、また背面側に
無負荷時の断面が湾曲状であるバネ鋼の補強板を配置
し、これらを一体に共締することによりバネ鋼の補強板
をオーガハウジングに密着させるため、オーガハウジン
グ下縁部はバネ鋼補強板の弾性力によってスクレーパに
密着押圧された状態になる。したがって、オーガハウジ
ングの下縁部とスクレーパとの間に雪が噛み込むことが
なく、また補強板は薄くてよいから前縁に雪が付着せ
ず、除雪抵抗の増大を招くことがない。
第1図は本発明の実施例からなる除雪機の側面図、第2
図は同除雪機のオーガハウジングの正面図、第3図は同
オーガハウジングの下縁部を示す側面拡大断面図、第4
図は本発明に使用する補強板の一例を示す平面図、第5
図は第4図のV−V矢視断面図、第6図は従来の除雪機
におけるオーガハウジングの下縁部を示す側面拡大断面
図である。 1……機体、3……走行部、6……オーガハウジング、
8……スクレーパ、9……(バネ鋼の)補強板、10……
ボルト、11……ナット。
図は同除雪機のオーガハウジングの正面図、第3図は同
オーガハウジングの下縁部を示す側面拡大断面図、第4
図は本発明に使用する補強板の一例を示す平面図、第5
図は第4図のV−V矢視断面図、第6図は従来の除雪機
におけるオーガハウジングの下縁部を示す側面拡大断面
図である。 1……機体、3……走行部、6……オーガハウジング、
8……スクレーパ、9……(バネ鋼の)補強板、10……
ボルト、11……ナット。
Claims (1)
- 【請求項1】走行部を有する機体の前部にオーガハウジ
ングを設け、このオーガハウジングの下縁部にスクレー
パを横設した除雪機において、前記オーガハウジング下
縁部の前面側に前記スクレーパを配置する一方、背面側
に無負荷時の断面が湾曲状であるバネ鋼の補強板を配置
し、この補強板をオーガハウジングの背面に密着状態に
なるように前記スクレーパと共に共締めしたことを特徴
とする除雪機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62142162A JP2523323B2 (ja) | 1987-06-09 | 1987-06-09 | 除雪機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62142162A JP2523323B2 (ja) | 1987-06-09 | 1987-06-09 | 除雪機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63308104A JPS63308104A (ja) | 1988-12-15 |
JP2523323B2 true JP2523323B2 (ja) | 1996-08-07 |
Family
ID=15308802
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62142162A Expired - Fee Related JP2523323B2 (ja) | 1987-06-09 | 1987-06-09 | 除雪機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2523323B2 (ja) |
-
1987
- 1987-06-09 JP JP62142162A patent/JP2523323B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63308104A (ja) | 1988-12-15 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |