JP2523266B2 - 配線回路用セラミック基板の製造方法 - Google Patents

配線回路用セラミック基板の製造方法

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JP2523266B2
JP2523266B2 JP6086578A JP8657894A JP2523266B2 JP 2523266 B2 JP2523266 B2 JP 2523266B2 JP 6086578 A JP6086578 A JP 6086578A JP 8657894 A JP8657894 A JP 8657894A JP 2523266 B2 JP2523266 B2 JP 2523266B2
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    • H01L2924/15787Ceramics, e.g. crystalline carbides, nitrides or oxides

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の利用分野】本発明は、新規な配線回路用セラミ
ック基板に係り、特に高密度の配線を有し、電気信号の
入出力のためのピンを取り付けたり、半導体部品を搭載
して機能モジュールを構成するために好適な配線回路用
セラミック基板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、LSI等の集積回路は、高速化、
高密度化にともなって、放熱や素子の高速化を計るため
にセラミック基板上に直接チップを実装する方式が用い
られるようになってきている。しかしながら、この実装
方式においては、LSI等の集積回路のサイズが大きく
なるにつれて、LSI等の集積回路材料とセラミック多
層配線回路基板材料との間で実装時の温度変化によって
生ずる応力が大きくなるという問題点があった。すなわ
ち、従来より一般にセラミック多層配線回路基板の絶縁
材料として使用されているアルミナの熱膨張係数75×
10-7/℃(室温〜500℃)であり、この値はLSI
等の集積回路材料であるシリコンの熱膨張係数35×1
0〜7/℃(室温〜500℃)に比べて2倍以上大きい
ため、実装時の温度変化により生ずる応力が大きくな
り、接続部の信頼性低下という問題があった。また、ア
ルミナ系材料の焼成温度は1500〜1650℃であ
り、配線回路をセラミックスの構成と同時に形成するた
めに適用できる導体材料はタングステンまたはモリブデ
ンなどである。しかしながら、タングステンまたはモリ
ブデンの熱膨張係数がそれぞれ45×10-7,54×1
-7/℃(室温〜500℃)であり、アルミナ系材料と
同時焼成すると、これらの熱膨張係数の差により、配線
基板の内部にクラックが発生する問題があった。また、
アルミナを主成分とする焼結体を絶縁材料に使った基板
の問題は、電気信号の伝播速度が遅いということであ
り、この原因としては、アルミナ自身の比誘電率が9.
5%(1MHz)と大きいためである。
【0003】従って、セラミック材料の熱膨張係数がシ
リコンのそれに近く、また比誘電率が小さい基板の一例
として特開昭55−139709号「ムライト基板の製
造方法」である。この公報によれば、コージェライトが
ムライト主結晶間に生成されることにより、コージェラ
イトの熱膨張係数が10〜20×10-7/℃(室温〜5
00℃)である事を利用してムライト基板の熱膨張係数
をムライト単体より下げる事によりシリコンに近い熱膨
張係数38〜39×10-7/℃を得ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような利
点があるにもかかわらずセラミック材料と導体材料とを
同時焼成してなるセラミック回路基板ができないのは、
コージェライト相が存在する1500℃付近の温度で焼
成しなければならないため、焼結しにくい導体材料であ
るタングステンまたはモリブデンと同時焼成できないか
らである。また、タングステンまたはモリブデンの熱膨
張係数は各々45×10-7/℃,54×10-7/℃であ
るので、その熱膨張差が大きく、アルミナとの同時焼成
時にクラックが発生するからである。
【0005】そこで、本発明は、タングステンまたはモ
リブデンの熱膨張係数に近く、低比誘電率でかつ高強度
の配線回路用セラミック基板の製造方法を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ムライ
トを主成分とし、二酸化珪素、酸化アルミニウムと二酸
化珪素とがモル比で1対0.7〜1の複合酸化物、及び
アルカリ土類金属酸化物を含有するセラミック基板と、
該基板に形成された導体層とを有する配線回路用セラミ
ック基板が提供される。
【0007】前記ムライトは酸化アルミニウム(Al2
3)と二酸化珪素(SiO2)とがモル比で3以上4未
満対2の組成であり、含有量は70重量%以上が好まし
い。特に、ムライトはAl23とSiO2の比が3〜
3.5対2が好ましい。
【0008】前記二酸化珪素(SiO2)は30重量%
以下であり、非晶質(ガラス)であり、ムライト結晶の
粒界に形成されているのが好ましい。特に、15〜30
重量%が好ましい。
【0009】前記複合酸化物はアンダルサイト、カイア
ナイトおよびシリマナイトの少なくとも1つであるのが
好ましい。ムライトは化学量論的に酸化アルミニウム
(Al23)リッチな3Al23・2SiO2が好まし
く、複合酸化物はAl23・SiO2が好ましい。Al2
3・SiO2は1〜15重量%が好ましい。
【0010】本発明によれば、ムライトを主成分とし、
二酸化珪素、酸化アルミニウムと二酸化珪素とがモル比
で1対0.7〜1の複合酸化物、酸化アルミニウム、お
よびアルカリ金属酸化物とアルカリ土類金属酸化物の群
から選ばれた少なくとも1種を含有するセラミック基板
と、該基板に形成された導体層とを有する配線回路用セ
ラミック基板が提供される。
【0011】上記セラミック基板は、重量で、ムライト
(3Al23・2SiO2)70%以上、二酸化珪素
(SiO2)30%以下、複合酸化物(Al23・Si
2)30%以下、酸化アルミニウム15%以下、アル
カリ金属酸化物およびアルカリ土類金属酸化物から選ば
れた少なくとも1種を1%以下含むことが好ましい。
【0012】特に、ムライト70%以上、SiO215
%以下、Al23・SiO210%以下からなり、Al2
35%以下およびアルカリ土類金属酸化物またはアル
カリ金属酸化物1%以下がムライト中に実質的に固溶し
ており、別の結晶相として存在しないものが好ましい。
【0013】前記アルカリ金属酸化物およびアルカリ土
類金属酸化物は前記ムライト中に実質的に全部固溶して
いるのが好ましい。アルカリ金属酸化物には、リチウ
ム,ナトリウム,カリウム,ルビジウム,セシウム酸化
物があり、アルカリ土類金属酸化物にはベリリウム,マ
グネシウム,カルシウム,ストロンチウム,バリウム酸
化物がある。
【0014】本発明は、重量で、平均粒径5μm以下の
ムライト粉末70%以上、平均粒径2μm以下の二酸化
珪素粉末30%以下、平均粒径1μm以下の酸化アルミ
ニウム粉末15%以下、およびアルカリ土類金属酸化物
粉末1%以下を含んだ混合粉末を加圧成形した後、焼成
し、次いで得られたセラミック基板に導体層を形成させ
る配線回路用セラミック基板の製造方法にある。
【0015】前記焼成温度は1550〜1680℃が好
ましく、特に1580〜1620℃が好ましい。
【0016】
【作用】前記酸化アルミニウムはムライトの焼結助剤と
して用いられ、ムライト,シリマナイトを生成する。
【0017】SiO2の添加は比誘電率を低め、かつム
ライトの焼結に際し粒成長を押え、強度を向上させる。
SiO2は10〜30%が好ましい。40%では強度上
好ましくない。特に、セラミック多層配線回路基板を作
製する場合には、導体配線材料を印刷したグリーンシー
トを多数枚積層する方法により、高密度に配線されたセ
ラミック多層配線回路基板が作製される。しかし、内部
配線導体を高密度に配線しようとすると、セラミック絶
縁材料と配線導体材料との熱膨張係数差によりクラック
が発生する。セラミック絶縁材料としてアルミナを用
い、配線導体材料としてタングステンを用いて高密度に
配線した場合には、アルミナの熱膨張係数75×10-7
/℃(室温〜500℃)とタングステンの熱膨張係数4
5×10-7/℃(室温〜500℃)の差による熱応力の
ために、基板内部にクラックが発生するという問題が生
じた。そこで、内部配線導体材料に用いるタングステン
またはモリブデンの熱膨張係数45×10-7および54
×10-7/℃に近いセラミック絶縁材料を開発する必要
がある。また、セラミック多層配線回路基板に直接はん
だ等で搭載する半導体部品の熱膨張係数にも近いセラミ
ック絶縁材料が要求される。アルミナを主成分としたセ
ラミック絶縁材料の熱膨張係数は75×10-7/℃(室
温〜500℃)であるため、半導体部品であるシリコン
半導体素子の熱膨張係数35×10-7/℃(室温〜50
0℃)の2倍以上熱膨張係数が異なる。そのため、実装
時の温度変化により生ずる応力が大きくなり、接続部の
信頼性が低下し、断線等が生じる問題があった。また、
近年半導体部品にガリウム−ヒ素半導体素子が用いられ
つつある。このガリウム−ヒ素半導体素子の熱膨張係数
は65×10-7/℃である。そのため、シリコン半導体
素子とガリウム−ヒ素半導体素子を同一基板上に搭載す
る場合には、これらの半導体素子の熱膨張係数に近いセ
ラミック絶縁材料である必要がある。シリコン半導体素
子の熱膨張係数35×10-7/℃とガリウム−ヒ素半導
体素子の熱膨張係数65×10-7/℃のどちらにも近い
セラミック絶縁材料すなわち、熱膨張係数が35〜65
×10-7/℃であること、好ましくは、40〜60×1
-7/℃であることが必要である。この値は、内部配線
導体材料を用いるタングステンまたはモリブデンの熱膨
張係数45×10-7/℃と54×10-7/℃に近い。こ
のような熱膨張係数をもつセラミック絶縁材料として
は、42〜45×10-7/℃の熱膨張係数をもつ3Al
23・2SiO2や35〜75×10-7/℃の熱膨張係
数をもつAl23・SiO2等がある。これらの結晶相
を主成分とした焼結体は、熱膨張係数40〜60×10
-7/℃のセラミック絶縁材料となる。また、Al23
SiO2としては、アンダルサイト,カイアナイトおよ
びシリマナイトなる結晶相があるが、いずれも熱膨張係
数がほぼ同じであり、いずれの結晶相であっても熱膨張
係数はほとんど変らない。一方、アルミナを主成分とす
る焼結体をセラミック絶縁材料に用いたセラミック多層
配線回路基板は、アルミナの比誘電率が9.5(1MH
z)と大きいために、電気信号の伝播速度が遅いという
問題がある。比誘電率を低くするためには、セラミック
絶縁材料を構成する結晶相の比誘電率を低くする必要が
ある。配線導体材料として用いられるタングステンまた
はモリブデン導体材料と同時に構成できる可能性があり
比誘電率が小さいアルミノシリケート材料として3Al
23・2SiO2,Al23・SiO2等がある。これら
のセラミック絶縁材料は、それ自身の比誘電率は6〜7
(1MHz)である。これらの結晶相からなるセラミッ
ク絶縁材料は、比誘電率が小さく、電気信号の伝播速度
が速いセラミック多層配線回路基板が得られる。
【0018】以上のように、多層配線を行う場合でも、
本願発明のセラミック基板は好適である。
【0019】また、3Al23・2SiO2をAl
23,SiO2,アルカリ土類金属酸化物またはアルカ
リ金属酸化物で焼結する系として添加するSiO2量を
多くして、焼成後に3Al23・2SiO2とAl23
・SiO2の結晶相を形成することにした。しかし、ア
ルカリ金属酸化物やアルカリ土類金属酸化物の量が多い
と、焼結性は良くなるが、これらの酸化物とAl23
たはSiO2との結晶相もしくは非晶質複合酸化物が生
成されセラミック絶縁材料の強度が低下した。また、比
誘電率も高いことから、アルカリ金属酸化物とアルカリ
土類金属酸化物の合計量は1wt%以下で、3Al23
・2SiO2とAl23・SiO2の固溶限を越えないこ
とが要求される。すなわち、アルカリ金属酸化物やアル
カリ土類金属酸化物からなる結晶相を含まないセラミッ
ク絶縁材料としなければならない。また、アルカリ金属
酸化物とアルカリ土類金属酸化物を1wt%より多く含
んだセラミック絶縁材料では、焼成が十分に行える温度
範囲で、焼成収縮率がばらつき、安定した焼結体を得る
ことができなかった。これは、焼結体中の結晶相が安定
しないためであることがX線回折により確認された。
【0020】また、アルカリ金属酸化物とアルカリ土類
金属酸化物は大気中では非常に不安定な物質であり、放
置していると水分等を吸収する。そのため、これらの酸
化物を添加する時には、炭酸化物または水酸化物として
添加する方法がとられる。炭酸化物または水酸化物は、
昇温過程で分解し、炭酸ガスまたは水分を放出する。こ
の際、酸化物は活性な状態となり、焼結性をよくする効
果もある。
【0021】二酸化珪素(SiO2)は酸化物中最も比
誘電率が小さく、添加する量を多くすることによりセラ
ミック絶縁材料の比誘電率を小さくできる。すなわち、
3Al23・2SiO2にSiO2を添加することによ
り、3Al23・2SiO2の比誘電率より低くするこ
とになる。また、SiO2を添加することにより同時に
添加したAl23もしくは3Al23・2SiO2と拡
散反応し、Al23・SiO2結晶相を生成する。その
ため、セラミック絶縁材料中に3Al23・2SiO2
とAl23・SiO2なる結晶相ができる。これらの結
晶相は非常に安定であり、1600℃付近の温度では変
化しない。このことにより焼成収縮率がある温度以上で
の焼成によって安定し、セラミック多層配線回路基板材
料としては有望である。また、SiO2を多く添加する
と、焼成時に3Al23・2SiO2の粒成長を抑制す
る効果があることがわかった。このことにより比誘電率
の低下とともに強度の向上が得られた。SiO2の添加
量としては、3Al23・2SiO2以外の原料成分中
75wt%より多く添加することにより最も効果が大き
いことがわかった。
【0022】セラミック多層配線回路基板の作製方法に
は、まずグリーンボディ(生の成形体)を作製し、これ
に配線導体を形成し多数枚一括積層し同時焼成を行う必
要がある。それには、グリーンシート法の他にスリップ
キャスティング法,プレス法による金型成形法,インジ
ェクションモールド法等がある。
【0023】グリーンシート法は、原料粉に溶剤および
熱可塑性の樹脂を添加し、攪拌したスラリを脱気した後
ドクタープレードを有したグリーンシート作製装置によ
りグリーンシートを作製する方法である。
【0024】スリップキャスティング法は、原料粉に
水,分散剤および熱可塑性等の樹脂を添加し攪拌したス
ラリを例えば石こう型内へ流し込んで作製する方法であ
る。
【0025】プレスによる金型成形法は、原料粉に溶剤
および熱可塑性等の樹脂を添加し、らいかい機等で混合
攪拌した原料粉をふるい、造粒した後、金属内に入れて
荷重を加えて作製する方法である。
【0026】インジェクションモールド法は、原料粉に
熱可塑性樹脂またはワックス等を加えて射出成形する方
法である。
【0027】もちろん、多層化しない場合の配線回路用
セラミック基板であれば、グリーンボディに配線導体を
形成し、焼成することによって作製できる。
【0028】
【実施例】
(実施例1)本発明の配線回路用セラミック基板の一実
施例を図1に断面図として示す。図において、1はセラ
ミック絶縁材料であり、図中の太線で示されているのが
配線導体材料8である。また、これらの導体層の相互間
は図中の上下方向の太線で示した所定のスルーホール導
体で接続されている。4は、金−インジウムろう5で接
続されたコバールピン、6は、はんだ7で接続された半
導体部品を示している。
【0029】次に、本発明の配線回路用セラミック基板
の製造方法の実施例を説明する。なお、以下の記載中、
部とあるのは重量部を、%とあるのは重量%を意味す
る。
【0030】平均粒径2μmの若干アルミナリッチのム
ライト粉末(3Al23・2SiO2)72部、平均粒
径1μmの石英粉末(SiO2)25.3部、平均粒径
0.4μmのアルミナ粉末(Al23)1.9部及び平
均粒径0.3μmの炭酸マグネシウム(Mg3(CO3
4(OH)3・5H2O)をMgOに換算して0.8部
に、樹脂として平均重合度1000のポリビニルブチラ
ール5.9部をボールミルに入れ、3時間乾式混合す
る。さらに、可塑剤としてブチルフタリルグリコール酸
ブチル1.9ml、溶媒としてトリクロロエチレン46
部、テトラクロロエチレン17部、n−ブチルアルコー
ル18部を加え20時間湿式混合しスラリを作製する。
次に真空脱気処理によりスラリから気泡を除去し、粘度
調整を行う。次いで、スラリをドクターブレードを用い
てシリコン処理したポリエステルフィルム支持体上に
0.23mmの厚さに塗布し、炉を通して乾燥し、セラ
ミックグリーンシートを作製する。このセラミックグリ
ーンシートをシリコン処理したポリエステルフィルム支
持体より取りはずし、220mm間隔に切断する。この
ようにして作製したセラミックグリーンシートをグリー
ンシートパンチ部を用いて、200mm角に切断し、ガ
イド用の穴を施す。その後、このガイド用の穴を利用し
てセラミックグリーンシートを固定し、パンチ法により
直径0.15mmのスルーホールを所定位置にあけた。
さらにタングステン粉末:ニトロセルロース:エチルセ
ルロース:ポリビニルブチラール:トリクロロエチレン
=100:3:1:2:23(重量比)の導体ペースト
をセラミックグリーンシートにあけたスルーホールに充
填し、次に、スクリーン印刷法により所定回路パターン
にしたがって上述した導体ペーストを印刷する。これら
のセラミックグリーンシートをガイド用の穴の位置を合
わせて図1のように30枚積層し、温度120℃,20
〜30kg/cm2で加圧し積層した。次に、積層され
たセラミックグリーンシートを焼成炉内に入れ、水素3
〜7容量%を含みかつ微量の水蒸気を含む窒素雰囲気中
で、1200℃まで50℃/hの昇温速度で昇温し、セ
ラミックグリーンシートを作製する際に使用した樹脂分
を除去した。その後100℃/hの昇温速度で昇温し最
高温度1620℃で1時間保持し、無加圧焼成して図1
のようなセラミック多層配線回路基板を完成した。この
ムライト多層板は重量で、ムライト約67%、Al23
・SiO29%及びSiO2ガラス成分が約24%であっ
た。
【0031】このようにして作製した配線回路用セラミ
ック基板に、無電解ニッケルメッキおよび金メッキを施
した後、カーボン治具を用いた通常の方法でコバールピ
ン4を金−インジウムろう5にて接続した。また、半導
体部品6をフェースダウンにて直接はんだ7で接続して
搭載した。このようにして図1に示す機能モジュールを
作製した。
【0032】配線回路用セラミック基板に用いたセラミ
ック絶縁材料の熱膨張係数は50×10-7/℃(室温〜
500℃)であり、内部配線導体材料に用いたタングス
テンの熱膨張係数45×10-7/℃(室温〜500℃)
と一致しており、セラミック絶縁材料と配線導体材料の
熱膨張係数の差による熱応力が発生せず、全くクラック
が生じなかった。また、スルーホールピッチが0.3m
mの高密度配線も可能であった。また、焼成法のセラミ
ック絶縁材料の中の、結晶相は、ムライト(3Al23
・2SiO2)とAl23・SiO2であった。これらの
安定した結晶相は、互いに熱膨張係数が同様の値である
ため、内部応力がほどんどかからない。また、添加した
Mg3(CO34(OH)2・5H3Oは、昇温中にMg
Oとなるが、焼成法により得られるセラミック絶縁材料
には、MgOと他の成分との複合酸化物は存在しないこ
とが、X線回折法およびX線マイクロアナライザにより
確認された。
【0033】コバールピンの引張り強度は4kg/ピン
以上あり、十分実使用に耐えうる強度であった。また、
半導体部品6のはんだ接続部7は−65℃〜150℃で
の2000サイクル以上の温度サイクル後にも断線が生
じなかった。このように過酷な使用条件下においても十
分な接続寿命を保証できる強度であった。この原因は、
3Al23・2SiO2とAl23・SiO2からなる焼
結体の熱膨張係数が50×10-7/℃であって半導体部
品として使用するシリコン半導体の熱膨張係数35×1
-7/℃(室温〜500℃)に近く、また、ガリウム−
ヒ素半導体の熱膨張係数65×10-7/℃(室温〜50
0℃)に近くシリコン半導体とガリウム−ヒ素半導体を
混成した配線回路用セラミック基板において、加熱され
た場合の基板と半導体部品の伸び量の差が少なく、はん
だ接続部に熱応力があまり加わらないためである。従来
のアルミナを主成分とする基板の場合は、アルミナの熱
膨張係数が75×10-7/℃であって、現在半導体部品
として主成分のシリコン半導体素子の熱膨張係数と大き
く異なり、このため加熱された場合にはんだ接続部に熱
応力が加わって早期に断線が起こっていた。
【0034】一方、内部配線導体2による信号の伝播遅
延時間は8.1ns/mであった。この値は、セラミッ
ク絶縁材料の比誘電率が6.2であったことに対応して
いる。アルミナを主成分となる絶縁体でできている従来
の配線回路基板では、セラミック絶縁材料の比誘電率が
約9.5であり、信号の伝播遅延時間が10.2ns/
mであるため、本実施例によれば信号の伝播遅延時間が
約20%低下されたことになる。
【0035】(実施例2)セラミック原料粉末の配合量
を表1〜3に重量%で示すようにした以外は、実施例1
と同様の方法で配線回路用セラミック基板を作製した。
表1〜3中のアルカリ金属酸化物およびアルカリ土類金
属酸化物の量は、実際に用いた炭酸化物または水酸化物
を酸化物に換算して示した。実施例1と同様の方法を用
いて、図1に示す機能モジュールを作製した。ムライト
以外の添加原料をフラックスとする。
【0036】
【表1】
【0037】
【表2】
【0038】
【表3】
【0039】表4は得られた基板のAl23・SiO2
相の含有量(重量%)を示し、表5は同じく得られた基
板のガラス成分の含有量(重量%)を示す。
【0040】
【表4】
【0041】
【表5】
【0042】得られた基板の組織は主成分としてムライ
トであり、MgOはムライト中、あるいはAl23・S
iO2中に固溶するが、その固溶量は原料のMgOに換
算して1%以下である。それを越えると別の結晶相が形
成され、基質と異なる熱膨張係数となるので好ましくな
い。ムライト量70wt%(No.1〜7)および80
wt%(No.22〜28)について、フラックス中の
SiO2量と曲げ強さの関係を図2に示す。曲げ試験
は、JISに基づき4点曲げ法とした。図より、ガラス
成分を増加するに従い、曲げ強さが急激に増加する方向
にあることがわかる。すなわち、ムライト量70wt%
の場合には、曲げ強さ180MPa以上となるのは、フ
ラックス中のSiO2量が80wt%より多い組成であ
り、また、ムライト量80wt%の場合は、フラックス
中のSiO2量が75wt%より多い組成である。
【0043】図3は、添加したSiO2量と曲げ強度と
の関係を示す線図である。図に示す如く、SiO2の添
加によってムライトの焼結性が向上し、急激に強度が向
上するが、30%以上になると逆に急激に強度が低下す
るので、過剰に添加するのは好ましくない。特に、40
%以上になると焼結性が低下し強度が低下する。SiO
2の添加によってムライトの焼結性を向上させ強度を高
めるのはガラス成分の形成によるものと考えられる。
【0044】図4は曲げ強さとAl23添加量との関係
を示す線図である。図に示す如く、Al23の添加によ
って強度が急激に低下する。従って、Al23の添加量
を5%以下が好ましい。
【0045】次に、ムライト量70wt%および80w
t%について、フラックス中のSiO2量と比誘電率の
関係を図5に示す。比誘電率の測定は1MHzで一定と
した。フラックス中のSiO2量を増加するに従い、比
誘電率も減少する傾向を示す。すなわち、ムライト量8
0wt%の場合には、比誘電率6.7以下となるのは、
フラックス中のSiO2量85wt%より多い組成であ
り、また、ムライト量70wt%の場合は、フラックス
中のSiO2量約50wt%でも比誘電率は6.7より
小さくなっている。
【0046】図6は比誘電率とSiO2添加量との関係
を示す線図である。SiO2の添加によって比誘電率が
顕著に低下する。特に、15%以上で急激に比誘電率が
低下するので、それ以上の添加が好ましい。
【0047】図7は各試料の焼成温度と焼成収縮率との
関係を示す線図である。図に示す如く、実施例1の試料
は1580℃以上の焼成温度で一定の収縮率となるが、
MgO量がNo.1の4.1%およびCaO量とNa2
O量の合計量が2.7%であるものは焼成温度が140
0〜1700℃の間で変化して一定にならない。このこ
とは電気炉中に大量に焼成する場合に、炉中に温度が場
所によって異なることから同じ組成のものでも異なる焼
成収縮率のものが得られ、製品にバラツキを生じるので
まずい。
【0048】図8はAl23添加量と基板に生成するA
23・SiO2量との関係を示す線図である。図に示
す如く、Al23の添加量によってAl23・SiO2
が増加する。このAl23・SiO2はムライトと同等
の性質を有する。
【0049】これらの結果より、曲げ強さが大きく比誘
電率が小さい組成は、ムライト量70wt%の場合に
は、フラックス中のSiO2量が80wt%より多い組
成であり、また、ムライト量80wt%の場合は、フラ
ックス中のSiO2量が85wt%より多い組成であ
る。すなわち、アルカリ土類金属酸化物(MgO)とし
て、1wt%以下の組成である。
【0050】次に、これらの組成のセラミック絶縁材料
について、焼結体中の結晶相の同定を行うためにX線回
折を行った。アルカリ土類金属酸化物(MgO)量が1
wt%より多い場合には、焼成過程で、Al23・Mg
Oと2Al23・2MgO・5SiO2ができるが、焼
成を十分行うことができる1600℃付近では、3Al
23・2SiO2とAl23・SiO2の他にAl23
MgOおよびSiO2からなる結晶相が数多くできるた
め同定することができない。そのため、各温度における
焼成収縮率が一定とならず、ばらつきが大きいという問
題点がある。
【0051】一方、アルカリ土類金属酸化物(MgO)
量が1wt%以下の場合には、焼成過程で、多量に添加
したSiO2とAl23・MgO,2Al23・2Mg
O・5SiO2ができるが、焼成を十分行うことができ
る1600℃付近では、3Al23・2SiO2および
Al23・SiO2のみとなり安定な結晶相となる。そ
のため、1550℃よりも高い焼成温度、すなわち十分
焼成できる温度では結晶相の変化がなく焼成収縮量も安
定している。また、表2〜3のNo.29〜56に示し
た組成についても同様の結果であった。すなわち、アル
カリ金属酸化物とアルカリ土類金属酸化物の合計量が1
wt%より多い場合には、曲げ強さが180MPaより
低いか、比誘電率が6.7より大きくなる。また、焼成
後の結晶相も安定せず、3Al23・2SiO2とAl2
3・SiO2以外にも不安定な結晶相ができた。
【0052】一方、アルカリ金属酸化物とアルカリ土類
金属酸化物の合計量が1wt%以下であれば、曲げ強さ
が180MPa以上で、かつ比誘電率が6.7以下であ
った。また、焼成後の結晶相も安定しており、1550
℃以上の焼成温度では、3Al23・2SiO2とAl2
3・SiO2の2種類の結晶相のみであった。すなわ
ち、添加したアルカリ金属酸化物とアルカリ土類金属酸
化物は、3Al23・2SiO2またはAl23・Si
2結晶相中に拡散固溶している。
【0053】表1〜3に示した組成のセラミック絶縁材
料の熱膨張係数は40〜60×10-7/℃(室温〜50
0℃)の範囲であり、内部配線導体材料に用いたタング
ステンの熱膨張係数45×10-7/℃(室温〜500
℃)とほぼ一致しており、セラミックス絶縁材料と配線
導体材料の熱膨張係数の差による熱応力が小さく、全く
クラックが認められなかった。
【0054】アルカリ金属酸化物とアルカリ土類金属酸
化物の合計量が1wt%以下の組成(表1〜3)におい
ては、コバールピンの引張り強度は4kg/ピン以上あ
り、十分実使用に耐えうる強度であった。また、半導体
部品のはんだ接続部は−65℃〜150℃での2000
サイクル以上の温度サイクル後にも断線が生じなかっ
た。このような苛酷な使用条件下においても十分な接続
寿命を保証できる強度であった。これは、半導体部品と
して使用するシリコン半導体の熱膨張係数35×10-7
/℃(室温〜500℃)に近く、また、ガリウム−ヒ素
半導体の熱膨張係数65×10-7/℃(室温〜500
℃)にも近く、これらの混成した配線回路用セラミック
基板においても、加熱された場合の基板と半導体部品の
伸び量の量が少なく、はんだ接続部に応力があまり加わ
らないためである。
【0055】一方、回路基板を多層化した場合の内部配
線導体による信号の伝播遅延時間は8.4ns/m以下
であった。この値は、セラミック絶縁材料の比誘電率が
6.7以下であることに対応している。アルミナ系のセ
ラミック絶縁材料が約9.5%であり、信号の伝播遅延
時間が10.2ns/mであるため、本実施例によれ
ば、信号の伝播遅延時間が約17%以上低減されたこと
になる。
【0056】図9は本発明の実施例1で製作した基板を
用いた半導体装置実装の構成図である。11:LSIチ
ップ、12:本発明基板、13:CCB(はんだ350
〜400℃)、14:炭化ケイ素封止体、15:プリン
ト回路板、16:バックボード(プリント回路板)、1
7:はんだ(250〜300℃)、18:冷却水、1
9:低温はんだ(150〜200℃)。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、ムライトを主成分と
し、二酸化珪素、酸化アルミニウムと二酸化珪素とがモ
ル比で1対0.7〜1の複合酸化物、およびアルカリ土
類金属酸化物を含有するセラミック基板を用いることに
より、セラミック絶縁材料と配線導体材料の熱膨張係数
の差によるクラックの発生がなく、また、熱による応力
で発生する基板のクラックおよび基板と半導体部品の接
続部の断線等を防止し、高品質でかつ高信頼性の配線回
路用セラミック基板が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す配線回路用セラミッ
ク基板およびそれを用いた絶縁モジュールの断面図であ
る。
【図2】 フラックス中のSiO2量と曲げ強さの関係
を示す線図である。
【図3】 各々曲げ強さとSiO2およびAl23量と
の関係を示す線図である。
【図4】 各々曲げ強さとSiO2およびAl23量と
の関係を示す線図である。
【図5】 フラックス中のSiO2量と比誘電率の関係
を示す線図である。
【図6】 比誘電率とSiO2量との関係を示す線図で
ある。
【図7】 焼成温度と焼成収縮率との関係を示す線図で
ある。
【図8】 Al23・SiO2量とAl23量との関係
を示す線図である。
【図9】 本発明の基板を用いた半導体装置の実装構造
の一例を示す構成図である。
【符号の説明】
1…本発明のセラミック絶縁材料、 2…配線導体材
料、 3…本発明の配線回路用セラミック基板、 4…
コバールピン、 5…金−インジウムろう、 6…半導
体部品、 7…はんだ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 篠原 浩一 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社 日立製作所 日立研究所内 (72)発明者 戸田 堯三 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社 日立製作所 生産技術研究所 内

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平均粒径5μm以下のムライト粉末を70
    重量%以上、平均粒径2μm以下の二酸化珪素粉末を3
    0重量%以下、平均粒径1μm以下の酸化アルミニウム
    粉末を15重量%以下、ならびに、アルカリ土類金属酸
    化物およびアルカリ金属酸化物のうちの少なくとも一方
    の粉末を合計1重量%以下含んだ混合粉末を成形して成
    形体を得る工程と、 上記成形体を焼成し、焼結体からなるセラミック基板を
    得る工程と、 上記セラミック基板に導体層を形成する工程とをこの順
    で有することを特徴とする配線回路用セラミック基板の
    製造方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記セラミック基板を得る工程における焼成温度は、1
    550〜1680℃であることを特徴とする配線回路用
    セラミック基板の製造方法。
  3. 【請求項3】請求項1において、 前記アルカリ土類金属酸化物およびアルカリ金属酸化物
    のうちの少なくとも一方の粉末は、アルカリ土類金属酸
    化物の粉末であることを特徴とする配線回路用セラミッ
    ク基板の製造方法。
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