JP2523047Y2 - サンルーフ用ルーフレール - Google Patents

サンルーフ用ルーフレール

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JP2523047Y2
JP2523047Y2 JP1989093359U JP9335989U JP2523047Y2 JP 2523047 Y2 JP2523047 Y2 JP 2523047Y2 JP 1989093359 U JP1989093359 U JP 1989093359U JP 9335989 U JP9335989 U JP 9335989U JP 2523047 Y2 JP2523047 Y2 JP 2523047Y2
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rail
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sunroof
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heat
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JP1989093359U
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JPH0333716U (ja
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信孝 池田
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はサンルーフを備えた自動車においてサンルー
フに取付けられた支持アームを移動可能に案内支持する
サンルーフ用ルーフレールに関するものである。
(従来の技術) 前後スライド可能なサンルーフによってルーフ開口部
を開閉できるサンルーフ付自動車は、特開昭63-242720
号公報などで広く知られているように、ルーフ開口部の
両側縁部に前後方向に配設したルーフレールにより、前
記サンルーフを支持アームを介して前後スライド可能に
案内支持されている。
前記ルーフレールはアルミ押出成形品など金属製で、
ルーフ開口部の開放時は直接に、閉止時はサンルーフを
通して直射日光の当たる部位に配設されている。従って
炎天下では、ルーフレールは手で触れられない程熱くな
る。
(考案が解決しようとする課題) ところで近年は、ルーフ開口部を車体の両サイド部に
向けて大きく開設し、車室内で一層の開放感が満喫でき
るように設計されたサンルーフ付自動車が注目されてい
る。このよう自動車では、開口部を大きく開設するに従
って開口両側縁部が低くなり、ルーフレールの配設位置
も低くなる。
しかしルーフレールを低位置に配設すると、車室内に
おいて手が届くようになり、従来のルーフレールでは炎
天下に高温となるため、無意識に手が触れるとヤケドし
たり又はその熱でショックを受け易く、快適なカーライ
フを実現する上で大きな支障をきたすという問題があ
る。
又ルーフレールの配設位置が低くなると、ルーフレー
ル内部の支持アームを案内支持する構造が車室内におい
て見え易くなって見栄えが悪いのみならず、ルーフレー
ルに手が触れた際手にしていた小物品がルーフレール内
部に落ち込み易く、支持アームの円滑な作動を損なうお
それがあるという問題もある。
本考案は上記問題点に鑑み、ルーフレールの配設位置
が低くなっても、熱による不具合を回避できると共に、
ルーフレール内部が車室内に露呈したりルーフレール内
部に小物品が落ち込むのを防止することができるサンル
ーフ用ルーフレールを提供することを目的とするもので
ある。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記目的を達成するため、ルーフ開口部の両
側縁に沿って車室内側に配設されて、サンルーフに取付
けられた支持アームを移動可能に案内支持するレール本
体の表面所要部を、防熱カバー部材で被覆すると共に、
前記支持アームの移動路に沿って前記レール本体の内部
を覆うリップ部を、前記防熱カバー部材に設け、かつ防
熱カバー部材の表面部に、凹凸又は熱伝導を低下させる
ための表皮層を形成したことを特徴とする。
(作用) 上記構成において、車室内側にあって、手などが触れ
るおそれのあるレール本体の表面所要部をカバー部材で
被覆したことにより、レール本体が直射日光に当たって
熱くなるのを防止することができる共に、たとえ熱くな
っても前記カバー部材によって直接手でレール本体に触
れることを防止でき、しかもカバー部材の表面部は、凹
凸又は熱伝導を低下させるための表皮層が形成されてい
て手に触れても熱く感じないようにしているので、レー
ル本体の熱に起因する不具合を回避することができる。
又このカバー部材に支持アームの移動路に沿ってレー
ル本体の内部を覆うリップ部を設けたことにより、リッ
プ部がレール内部を前記支持アームの移動を妨げること
なく覆い隠すことができる。この結果、ルーフレールの
内部が車室内に露呈するのを防止することができ、見栄
えが悪くなるのを回避することができると共に、小物品
が前記レール内部に落ち込むのを防止するとができ、支
持アームの円滑な作動を確保することができる。
(実施例) 本考案の実施例を、第1図ないし第3図に基き説明す
る。
第2図に示すように、車体ルーフ部1の前後方向略中
央に、前記ルーフ部1から車体の両側部に向って大きく
回り込んだ開口部2が設けられている。3はこの開口部
2を開閉するガラス製のサンルーフである。開口部2の
周縁部には枠形状のルーフハウジング4が取付けられて
いる。ルーフハウジング4の両側部は、第1図及び第2
図に示すように、ルーフサイドレール5に断面逆L字形
のリテーナ6を介して組付けられている。このルーフハ
ウジング4には、サンルーフ3のフロント部を案内支持
するフロントスライド機構が予め組込まれてアセンブリ
化している。尚、第2図において、31はルーフサイドパ
ネル、32はルーフ開口部の周縁部に取付つけられたウエ
ザストリップ、34はサンルーフ3のリヤ部を案内支持す
るリヤスライド機構の構成部材であるリヤレール、44は
リヤレール34の後端面をカバーするガーニッシュであ
る。
ルーフハウジング4の両側縁部に、レール部(ルーフ
レール)7を配設している。このレール部7は、レール
本体18と、レール本体18の上面部を覆う防熱カバー部材
19とからなる。レール本体18は押出成形のアルミ製で、
第1図に示すように、ボルト8及びナット9によってハ
ウジング4の側縁部と共に前記リテーナ6に締結されて
いる。防熱カバー部材19は押出成形の合成樹脂製で、前
記レール本体18に装着されている。尚、レール本体18及
び前記側縁部のボルト孔は車幅方向の長孔に形成され、
ハウジング組付時のルーフサイドレール5に対する車幅
方向の位置調整が可能である。
前記レール本体18は、第1図に示すように、サンルー
フ3のフロント部を支持するフロントアーム(支持アー
ム)10のシュー15を案内支持するためのフロントレール
11の直線部11aと、前記フロントアーム10を前後動させ
る摺動子12を案内支持する駆動用レール13とを一体成形
したものである。これらフロントレール直線部11aと駆
動用レール13との間には、前記フロントアーム11の前後
動を可能にする挿通空間33が形成されている。レール本
体18の前記駆動用レール13の下方部位には、前記摺動子
13を前後動させるプッシュプル可能な有歯ケーブル22の
挿通孔23が設けられている。この有歯ケーブル22は開口
部2の後方部位に配設されたモータ24(第2図参照)に
よって前後方向に駆動される。尚、前記フロントレール
11の下向きに曲った屈曲部11bは、第3図に示すよう
に、前記レール本体18とは別部材である断面コ字状のレ
ール部材を前記直線部11aに滑らかに接続されている。
本実施例の防熱カバー部材19は、前記フロントアーム
直線部11aの上部及び側部の表面を覆う車室外側カバー
部19aと、前記駆動用レール13の上部及び側部の表面を
覆う車室内側カバー部19bとからなる。両カバー部19a、
19bの上辺部は、前記挿通空間33を上方から半ば覆うリ
ップ部35a、35bを備えている。尚、車室内側カバー部19
bのリップ部35bの形状などによっては前記リップ部35a
を省略することができる。又レール本体18の形状やその
車体への取付状態によっては前記車室外側カバー部19a
を省略することもできる。
又本実施例では、両カバー部19a、19bの表面に植毛層
45を設け、熱伝導を低下させると共に手触りを良くして
いる。尚、前記植毛層45を設ける範囲は必要に応じて設
定することができる。又植毛層45に代えて不織布など種
々の表皮材を用いてもよく、前記カバー部材19の表面に
直接凹凸などを形成してもよい。
次に、本実施例における防熱カバー部材19のレール本
体18に対する取付構造を詳しく説明する。
車室外側カバー部19aの下辺部には、フロントレール
直線部11aの側部表面から垂下する係止縁36に係止され
る折返部37を設けている。同カバー部19aの上部裏面に
は、前記直線部11aの上部表面に設けられ先端部が互い
に向き合った鉤状係止部38に係止されるフック部39を設
けている。一方、車室内側カバー部19bの下辺部には、
駆動用レール13の側部表面から垂下する係止縁40に係止
される折返部41を設けている。同カバー部19bの上部裏
面には、前記レール13の上部表面に設けられ先端部が互
いに向き合った鉤状係止部42に係止されるフック部43を
設けている。同カバー部19bの側部裏面には、駆動用レ
ール13の側部表面に設けられ先端部が互いに向き合った
鉤状係止部46に係止されるフック部47を設けている。
以上のように形成した車室外側カバー部19aの折返部3
7、フック部39、車室内側カバー部19bの折返部41、フッ
ク部43、47、及びフロントレール直線部11aの係止縁3
6、鉤状係止部38、駆動用レール13の係止縁40、鉤状係
止部42、46は夫々の断面形状がカバー部材19及びレール
本体18の長手方向に同一なので、カバー部材19をレール
本体18に装着する際は、カバー部材19をレール本体18の
端面側から長手方向に差込むことによって容易に行うこ
とができる。又カバー部材19はレール本体18に対して長
手方向に移動可能なので、両者の熱膨張の違いはカバー
部材19がレール本体18に沿って伸縮することにより無理
なく吸収することができる。尚、カバー部材19の取付構
造はカバー部材19の弾性復元力を利用してレール本体18
に嵌め込むものなどでもよい。
又本実施例では、車室外側カバー部19aの側部表面
に、ルーフ開口部2の両側部に位置する前記ウエザスト
リップ32の部位に向って延出するリップ部48を設けてい
る。このリップ部48により、レール部7と前記部位との
隙間を小さくすることができるので、この隙間内に小物
品が嵌り込むのを防止することができると共に、この隙
間を通してルーフハウジング4とルーフサイドレール5
との結合部などが外部に露呈するのを防止し、見栄えを
良くすることができる。尚、第1図において、30はルー
フサイドパネル、31はこのルーフサイドパネル30に取付
けられた位置決めクランプで、ハウジング組付時にレー
ル部7の車室外側面に当接してルーフハウジング4の前
記ルーフサイドパネル30に対する車幅方向の位置決めに
用いられる。
フロントアーム10は、第3図に示すように縦長のプレ
ート形状をなし、上端部にサンルーフ3を取付けるため
のボルト孔14を備え、下端部の車室外側面部には前記フ
ロントレール11内を摺動可能な合成樹脂製のシュー15が
ピン28で回動可能に取付けられている。フロントアーム
10は、第2図に示すように、前記ボルト孔14において締
結された弯曲形状のホルダ16を介してサンルーフ3に取
付けられ、前記ホルダ16が取付けられている箇所をホル
ダカバー17で覆われている。
フロントアーム10と前記摺動子12とは、リンク25によ
って前後方向に連結されている。リンク25の後端部は、
摺動子12とその車室外側面部に一体化された補助部材26
との間に挟まれた状態でピン27によって前記摺動子12に
枢支されている。リンク25の前端部は、フロントアーム
10の下端部にピン28によって枢支されている。尚、この
ピン28は前記シュー15の支持も兼用している。
(考案の効果) 本考案は上記構成、作用を有するので、レール本体が
直射日光を受けて熱せられることや熱せられたことに起
因する不具合を回避することができると共に、前記レー
ル本体内部が車室内に露呈して見栄えが悪くなること
や、ルーフレール内部に小物品が落ち込んで支持アーム
の円滑な作動が損なわれることを防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の縦断面図、第2図は全体構成
を示す分解斜視図、第3図はレール本体の側面図であ
る。 3……サンルーフ 10……支持アーム 18……レール本体 19……防熱カバー部材 35a、35b……リップ部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ルーフ開口部の両側縁に沿って車室内側に
    配設されて、サンルーフに取付けられた支持アームを移
    動可能に案内支持するレール本体の表面所要部を、防熱
    カバー部材で被覆すると共に、前記支持アームの移動路
    に沿って前記レール本体の内部を覆うリップ部を、前記
    防熱カバー部材に設け、かつ防熱カバー部材の表面部
    に、凹凸又は熱伝導を低下させるための表皮層を形成し
    たことを特徴とするサンルーフ用ルーフレール。
JP1989093359U 1989-08-07 1989-08-07 サンルーフ用ルーフレール Expired - Lifetime JP2523047Y2 (ja)

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JPH0333716U JPH0333716U (ja) 1991-04-03
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS56174319U (ja) * 1980-05-27 1981-12-23
JP2527002Y2 (ja) * 1988-12-28 1997-02-26 富士重工業株式会社 車両のサンルーフにおけるレールのシール構造

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JPH0333716U (ja) 1991-04-03

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