JP2522930Y2 - 圧延機用多列ころ軸受装置の潤滑装置 - Google Patents

圧延機用多列ころ軸受装置の潤滑装置

Info

Publication number
JP2522930Y2
JP2522930Y2 JP1990095081U JP9508190U JP2522930Y2 JP 2522930 Y2 JP2522930 Y2 JP 2522930Y2 JP 1990095081 U JP1990095081 U JP 1990095081U JP 9508190 U JP9508190 U JP 9508190U JP 2522930 Y2 JP2522930 Y2 JP 2522930Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
peripheral surface
roller bearing
roll neck
rolling mill
lubricating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990095081U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0452618U (ja
Inventor
幸夫 佐藤
望 森永
貞幸 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP1990095081U priority Critical patent/JP2522930Y2/ja
Publication of JPH0452618U publication Critical patent/JPH0452618U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2522930Y2 publication Critical patent/JP2522930Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C19/00Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
    • F16C19/22Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings
    • F16C19/34Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load
    • F16C19/38Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load with two or more rows of rollers
    • F16C19/383Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load with two or more rows of rollers with tapered rollers, i.e. rollers having essentially the shape of a truncated cone
    • F16C19/388Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load with two or more rows of rollers with tapered rollers, i.e. rollers having essentially the shape of a truncated cone with four rows, i.e. four row tapered roller bearings

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案に係る圧延機用多列ころ軸受装置の潤滑装置
は、金属板製造用の圧延機用ロールの端部を回転自在に
支承する為の円錐形、円筒形等の多列ころ軸受装置を潤
滑する為に利用する。
(従来の技術) 長尺な金属板を製造する為の圧延機は、上下1対のロ
ールの間で金属材を押圧する事により薄く伸ばす(圧延
する)。この様な圧延機に組み込まれる上下1対のロー
ルは、圧延作業の際、重荷重でしかも比較的高速で回転
する為、発熱し易く、その為に冷却を兼ねて十分な潤滑
が行なわれる様にしなければならない。この為従来か
ら、第5〜6図に示す様な構造により、ロールの端部を
回転自在に支持すると共に、回転支持部の潤滑を行なう
様にしていた。
先ず、第5図に示した第1例の構造に就いて説明す
る。圧延機用ロール1の端面から突出した円柱状のロー
ルネック2の周囲を囲む状態で、中心孔を有する筒状の
軸受ハウジング3を設けている。又、上記ロールネック
2には、外周面にそれぞれ複数の内輪軌道4、4を有す
る内輪5、5を外嵌固定し、上記軸受ハウジング3に
は、それぞれの内周面に外輪軌道6、6を有する複数の
外輪7a、7bを内嵌固定している。そして、上記複数の内
輪軌道4、4と外輪軌道6、6との間に複数のころ8、
8を設ける事により、上記軸受ハウジング3の内側にロ
ールネック2を、回転自在に支持している。
一方、上記複数の外輪7a、7bを挟む状態で軸受ハウジ
ング3に内嵌固定された、1対のシールホルダ9、9の
内周縁には、それぞれ接触形のシール10、10を支持して
いる。そして、これら各シール10、10の内周縁を、上記
内輪5、5の外周面で、内輪軌道4、4から外れた部分
に摺接させている。更に、内輪5、5の外周面と外輪7
a、7bの内周面との間に存在し、上記1対のシール10、1
0に挟まれる空間11内に、グリースを充填して、ロール
ネック2を支持する多列ころ軸受の潤滑を図っている。
次に、第6図に示した第2列の構造に就いて説明す
る。隣り合う外輪7a、7b同士の間に挟持される間座12、
12には、ノズル孔13、13を設けている。そして、軸受ハ
ウジング3内に設けられた供給路14を、各ノズル孔13、
13に連通させている。これらノズル孔13、13及び供給路
14は、ロールネック2を支持する多列ころ軸受の転動部
に向けて、オイルミストを送り込む。
又、軸受ハウジング3内に設けられた排出路15は、軸
受を潤滑し、更に通孔16等を介してこの排出路15内に送
り込まれた前記オイルミストを、外部に排出する。更
に、ロールネック2の外周面と軸受ハウジング3の内周
面との間の空間17の両端開口部は、それぞれ接触形のシ
ール18、18により塞いでいる。
上述の様に構成される第2例の構造の場合、供給路14
からノズル孔13、13を通じて空間11内に送り込まれるオ
イルミストにより、ロールネック2を支持する多列ころ
軸受の潤滑を図る。但し、このオイルミストの一部によ
って、ロールネック2の外周面と内輪5、5の内周面と
の嵌め合い面を潤滑する構造にはなっていない。
(考案が解決しようとする課題) ところが、圧延機用多列ころ軸受装置の潤滑装置に組
み込まれる、前記接触形のシール10、18によるシール性
を完全なものとする事が難しい一方で、シール10、18に
よるシール性が不完全であった場合には、上述した従来
構造の場合には、次に述べる様な問題を生じる。
先ず、第5図に示した第1例の構造の場合には、シー
ル10、10によるシール性が不完全であると、軸受ハウジ
ング3の周囲に存在するクーラントや塵芥等の異物が空
間11内に進入し易い。そして、進入した場合には、ころ
軸受構成部品の早期摩耗等、軸受機能を損なう原因とな
ってしまう。
又、空間11内に封入されたグリースは入れ替わる事が
ない為、十分な潤滑性能を維持する為には、定期的に交
換する必要があり、保守管理作業が面倒になる。
更に、空間11内に封入されたグリースは、ロールネッ
ク2の外周面と内輪5、5の内周面との間の潤滑には寄
与しない為、当該部分の潤滑手段を別途考慮する必要が
ある。
一方、第6図に示した第2例の構造の場合には、ノズ
ル孔13から空間11内に送り込まれたオイルミストが、所
謂ドライフォグ(浮遊ミスト)のまま、シール18部分か
ら外部に漏洩すると、周囲の作業環境を汚染したり、圧
延機用ロール1によって造られる圧延製品を汚してしま
う。
又、オイルミスト中に含まれるオイルを空間11内に滞
留させ、このオイルによる潤滑を確実に行なう為には、
上記オイルミストの流速を或る程度低く、例えば排出口
での流速を4.5m/sec以下にして、排出口からのオイルの
流出を防がなければならない。ところが、オイルミスト
の流速を低くした場合、1対のシール18、18の間に存在
する空間17内の圧力を、大気圧に比べて十分に高くする
事ができない。この様に、空間17内の圧力と大気圧との
間に差がなくなると、外部から空間17内への異物等の進
入防止を十分に図る事ができなくなる。
本考案の圧延機用多列ころ軸受装置の潤滑装置は、上
述の様な不都合を何れも解消するものである。
(課題を解決する為の手段) 本考案の圧延機用多列ころ軸受装置の潤滑装置は、前
述した従来の圧延機用多列ころ軸受装置の潤滑装置と同
様に、圧延機用ロール端部のロールネックと、このロー
ルネックの周囲を囲む状態で設けられた軸受ハウジング
と、それぞれの外周面に内輪軌道を有し、上記ロールネ
ックに緩く外嵌された複数の内輪と、それぞれの内周面
に上記内輪軌道と対応する外輪軌道を有し、上記軸受ハ
ウジングに内嵌された複数の外輪と、上記複数の内輪軌
道と外輪軌道との間に配列された複数のころとから成る
圧延機用多列ころ軸受装置を潤滑するものである。
特に、本考案の圧延機用多列ころ軸受装置の潤滑装置
に於いては、上記複数の内輪及び外輪ところとから成る
ころ軸受の両端部に設けられて、内輪外周面と外輪内周
面との間の空間の両端開口部を塞ぐ1対の第一シール
と、これら両第一シールから上記ロールネックの軸方向
に離れた位置で上記第一シールよりも外側部分に設けら
れ、上記ロールネックの外周面と軸受ハウジングの内周
面との間の空間の両端開口部を塞ぐ、少なくとも1対の
第二シールと、上記軸受ハウジングに設けられたオイル
ミスト若しくはオイルエアの供給路と、隣り合う外輪の
端面同士の間に設けられた外輪間座に設けられて、上記
供給路に連通すると共に上記ころ軸受の内部に向けて開
口したノズル孔と、上記ロールネックの外周面と内輪の
内周面との間に設けられ、上記ノズル孔からころ軸受の
内部に供給されて上記ころ軸受を潤滑したオイルミスト
若しくはオイルエアを排出口に向けて導く潤滑通路とを
有する。
(作用) 上述の様に構成される本考案の圧延機用多列ころ軸受
装置の潤滑装置の作用は、次の通りである。
供給路を送られたオイルミスト若しくはオイルエア
は、ノズル孔からころ軸受の内部に供給され、このころ
軸受を潤滑する。オイルミスト若しくはオイルエアは、
ノズル孔からこの軸受の内部に向けてオイルが、少量の
空気で直接供給される。この為、ロールネックの外周面
と軸受ハウジングの内周面との間の空間の圧力を大気圧
よりも十分に高くして上記空間への冷却水や異物等の進
入を防止すべく、排出口の口径を小さくしても、十分な
潤滑性能を得られる。
ころ軸受を潤滑した後のオイルミスト若しくはオイル
エアは、潤滑通路を通じ排出口に送られて排出される
が、上記潤滑通路はロールネックの外周面と内輪の内周
面との間に設けられている為、これら両周面同士の潤滑
が、潤滑通路を流れるオイルミスト若しくはオイルエア
によって図られる。又、この潤滑通路内には、上記供給
路を通じて送られてくるオイルミスト若しくはオイルエ
アが連続して流れる為、定期的にグリースの詰め替え作
業等を行なう必要がなく、保守管理作業が容易である。
(実施例) 第1図は本考案の第一実施例を示す断面図である。圧
延機用ロール1の端面から突出した円柱状のロールネッ
ク2の周囲を囲む状態で、軸受ハウジング3を設けてい
る。上記ロールネック2には、外周面にそれぞれ複数の
内輪軌道4、4を有する内輪5、5を緩く外嵌し、上記
軸受ハウジング3には、それぞれの内周面に外輪軌道
6、6を有する複数の外輪7a、7bを内嵌固定している。
そして、上記複数の内輪軌道4、4と外輪軌道6、6と
の間に複数のころ8、8を設ける事により、上記軸受ハ
ウジング3の内側にロールネック2を、回転自在に支持
している。
上記複数の外輪7a、7bを挟む状態で、軸受ハウジング
3に内嵌固定された1対のシールホルダ9a、9bのうち、
内側(圧延機用ロール1の中央寄りを言い、第1図で左
側)のシールホルダ9aの内周縁と、内側の内輪5の内端
部周面との間には、第一シールの一方である、ラビリン
スシール19を設けている。又、外側(第1図で右側)の
シールホルダ9bの内周縁には、第一シールの他方であ
る、接触形のシール10を支持し、このシール10の内周縁
を、外側の内輪5の外端部外周面に摺接させている。
隣り合う外輪7a、7b同士の間に挟持される間座20、20
には、ノズル孔21、21を設けており、各ノズル孔21、21
を、前記複数のころ8、8の大径側端部に向け開口させ
ている。従って、上記各ころ8、8には、上記各ノズル
孔21、21から噴出するオイルミスト若しくはオイルエア
(以下、オイルミスト等とする。)が、直接吹き付けら
れる。
又、上記間座20、20の外周面には凹溝22を、それぞれ
間座20、20の全周に亙って形成している。そして、これ
ら各間座20、20の凹溝22と軸受ハウジング3内に設けら
れた供給路14とを、通孔23、23を介して連通させてい
る。オイルミスト等を送り込む為の供給路14の途中で、
上記各通孔23、23の開口部に対向する部分には、オイル
ミスト等分配用のカートリッジ24、24を配置すると共
に、スペーサ25、25によって、各カートリッジ24、24の
位置決めを図っている。
一方、軸受ハウジング3の内側端部内周面に支持し
た、第二シールの一方である接触形の1対のシール26、
26の内周縁を、ロールネック2の外周面に摺接させて、
このロールネック2の外周面と軸受ハウジング3の内周
面との間の円筒状空間27の内側端部開口を塞いでいる。
そして、通孔28を通じて上記1対のシール26、26の間
に、オイルミスト等を送り込み自在とする事により、各
シール26、26の内周縁とロールネック2外周面との摺接
部の摩擦低減を図っている。又、図示の実施例の場合、
軸受ハウジング3の内側端面と圧延機用ロール1の本体
端面との間にも、やはり接触形のシール29を設けて、上
記圧延機用ロール1の本体側からの冷却水や異物の進入
防止を確実に行なう様にしている。
又、前記内輪5、5の内周面にはそれぞれ、螺旋溝3
0、30を形成すると共に、ロールネック2の外周面で、
両内輪5、5の突き合わせ部に対向する部分には、全周
に亙って凹溝31を形成している。そして、内側の内輪5
に形成した螺旋溝30の内端部と前記ラビリンスシール19
の内側部分とを、通孔32を介して連通し、外側の内輪5
に形成した螺旋溝30の外端部と前記シール10の外側と
を、通孔33を介して連通している。これら螺旋溝30、30
と凹溝31と通孔32、33とにより、上記ロールネック2の
外周面と内輪5、5の内周面との間に潤滑通路を構成し
ている。この潤滑通路は、前記ノズル孔21、21からころ
8、8に向けて噴出したオイルミスト等を、次述する排
出口に向けて導く。
更に、軸受ハウジング3の外端面に固設されて軸受ハ
ウジング3の一部をなすリテーナ34の内周面には、第二
シールの他方である、接触形のシール35を支持し、この
シール35の内周縁を、ロールネック2の外端部に固定さ
れてロールネック2の一部をなすスレッドリング36の外
周面に摺接させている。そして、上記シール35の一部に
設けた通孔37を、オイルミスト等を排出する為の排出口
としている。
上述の様に構成される本考案の圧延機用多列ころ軸受
装置の潤滑装置の使用時には、軸受ハウジング3内に設
けた供給路14内にオイルミスト等を送り込む。そして、
このオイルミスト等を、間座20、20に設けたノズル孔2
1、21から、複数のころ8、8の大径側端面に向けて噴
出し、これら複数のころ8、8と内輪5、5及び外輪7
a、7bとから成る多列ころ軸受装置を潤滑する。この
際、上記オイルミスト等は、各ノズル孔21、21から複数
のころ8、8の大径側端面に向けて直接供給される。こ
の為、ロールネック2の外周面と軸受ハウジング3の内
周面との間の円筒状空間27の圧力を大気圧よりも十分に
高くして上記円筒状空間27への冷却水や異物等の進入を
防止する事ができる。即ち、上記円筒状空間27内の圧力
を大気圧よりも高くすると共に上記オイルミスト等の流
速を遅くすべく、排出口である上記通孔37の開口面積を
小さく絞って、各部の潤滑を十分に行なえる。
特に第1図に示した第一実施例の場合、上記円筒状空
間27の両端部が、接触形のシール10とラビリンスシール
19とにより仕切られている。この為、各ノズル孔21、21
から円筒状空間27内にオイルミスト等が吹き込まれる事
に伴ない、この円筒状空間27内の圧力が十分に上昇し、
この円筒状空間27内への異物等の進入を確実に防止でき
る。
上述の様に、ノズル孔21、21から円筒状空間27内に吹
き込まれ、多列ころ軸受装置を潤滑した後のオイルミス
ト等は、ラビリンスシール19と通孔32とを通って、内側
の内輪5内周面に形成した螺旋溝30に送り込まれる。そ
して、この螺旋溝30と凹溝31と外側の内輪5内周面に形
成した螺旋溝30とを通って、排出口である通孔37に送ら
れて排出される。
上記各螺旋溝30、30は、それぞれ内輪5、5の内周面
に形成されている為、螺旋溝30、30内を流れるオイルミ
スト等によって、各内輪5、5の内周面とロールネック
2の外周面との間の潤滑が図られる。
次に、第2図に示した本考案の第二実施例に就いて説
明する。上述の第一実施例が、複数の外輪7a、7bを挟ん
で設けた1対のシールホルダ9a、9bの内周面に、接触形
のシール10とラビリンスシール19とを設けていたのに対
し、本実施例の場合、両シールホルダ9a、9bの内周面の
何れにも、接触形のシール38、38を支持している。そし
て、各シール38、38の内周縁を、それぞれ内輪5、5の
端部外周面に摺接させている。
又、各内輪5、5の内周面に形成した螺旋溝30、30の
一端と円筒状空間27とは、上記両内輪5、5の突き合わ
せ部に形成した切り欠き39、39と、ロールネック2の外
周面に形成した凹溝31とにより、互いに連通させてい
る。
更に、上記各螺旋溝30、30の他端と、軸受ハウジング
3の内側に設けた排出通路40とは、各内輪5、5の反突
き合わせ側端面に形成した切り欠き41、41を介して、互
いに連通させている。
その他の構成に就いては、前述した第一実施例と同様
である為、同等部分には同一符号を付して、重複する説
明を省略する。
上述の様に構成される本実施例の場合も、供給路14を
送られたオイルミスト等により、円筒状空間27の圧力を
大気圧よりも十分に高くして上記円筒状空間27への異物
等の進入を防止しつつ、多列ころ軸受装置の潤滑を十分
に図る事ができるだけでなく、ロールネック2の外周面
と内輪5、5の内周面との間の潤滑も併せて図る事がで
きる。
次に、第3図は本考案の第三実施例を示している。上
述の第二実施例が、内輪5、5同士の突き合わせ面に形
成した切り欠き39、39と、ロールネック2の外周面に形
成した凹溝31とにより、円筒状空間27と螺旋溝30、30と
を連通させていたのに対して、本実施例の場合には、各
内輪5、5の中間部に形成した通孔42、42と、各内輪
5、5の内周面に形成した凹溝43、43とにより、円筒状
空間27と螺旋溝30、30とを連通させている。その他の構
成に就いては、上述した第二実施例と同様である為、同
等部分には同一符号を付して、重複する説明を省略す
る。
上述の様に構成される本実施例の場合も、供給路14を
送られたオイルミスト等により、円筒状空間27の圧力を
大気圧よりも十分に高くして上記円筒状空間27への異物
等の進入を防止しつつ、多列ころ軸受装置の潤滑を十分
に図る事ができるだけでなく、ロールネック2の外周面
と内輪5、5の内周面との間の潤滑も併せて図る事がで
きる。
尚、第二〜第三実施例の場合、円筒状空間27の軸方向
両端を仕切るシール38、38のシール性が完全であると、
螺旋溝30、30を流れるオイルミスト等の量が過大とな
り、軸受内のオイルミスト等の量が不足する可能性があ
る。
そこで、この様な場合には、第4図に示す様に、内輪
5の端部にバイパス通路44を設け、円筒状空間27内に送
り込まれたオイルミスト等の一部を、このバイパス通路
44を介して流す事もできる。
(考案の効果) 本考案の圧延機用多列ころ軸受装置の潤滑装置は、以
上に述べた通り構成され作用する為、多列ころ軸受装置
部分へのい異物等の進入を確実に防止しつつ、面倒な保
守管理を行なう事なく、長期間に亙って多列ころ軸受装
置の潤滑、及びロールネック外周面と内輪内周面との間
の潤滑を良好に行なえる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第一実施例を、第2図は同第二実施例
を、第3図は同第三実施例を、それぞれ示す断面図、第
4図は第三実施例の変形例を示す、第3図のA部に相当
する断面図、第5図は従来構造の第1例を示す半部断面
図、第6図は同第2例を示す断面図である。 1:圧延機用ロール、2:ロールネック、3:軸受ハウジン
グ、4:内輪軌道、5:内輪、6:外輪軌道、7a、7b:外輪、
8:ころ、9、9a,9b:シールホルダ、10:シール、11:空
間、12:間座、13:ノズル孔、14:供給路、15:排出路、1
6:通孔、17:空間、18:シール、19:ラビリンスシール、2
0:間座、21:ノズル孔、22:凹溝、23:通孔、24:カートリ
ッジ、25:スペーサ、26:シール、27:円筒状空間、28:通
孔、29:シール、30:螺旋溝、31:凹溝、32、33:通孔、3
4:リテーナ、35:シール、36:スレッドリング、37:通
孔、38:シール、39:切り欠き、40:排出通路、41:切り欠
き、42:通孔、43:凹溝、44:バイパス通路。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧延機用ロール端部のロールネックと、こ
    のロールネックの周囲を囲む状態で設けられた軸受ハウ
    ジングと、それぞれの外周面に内輪軌道を有し、上記ロ
    ールネックに緩く外嵌された複数の内輪と、それぞれの
    内周面に上記内輪軌道と対応する外輪軌道を有し、上記
    軸受ハウジングに内嵌された複数の外輪と、上記複数の
    内輪軌道と外輪軌道との間に配列された複数のころとか
    ら成る圧延機用多列ころ軸受装置を潤滑する、圧延機用
    多列ころ軸受装置の潤滑装置に於いて、上記複数の内輪
    及び外輪ところとから成るころ軸受の両端部に設けられ
    て、内輪外周面と外輪内周面との間の空間の両端開口部
    を塞ぐ1対の第一シールと、これら両第一シールから上
    記ロールネックの軸方向に離れた位置で上記第一シール
    よりも外側部分に設けられ、上記ロールネックの外周面
    と軸受ハウジングの内周面との間の空間の両端開口部を
    塞ぐ、少なくとも1対の第二シールと、上記軸受ハウジ
    ングに設けられたオイルミスト若しくはオイルエアの供
    給路と、隣り合う外輪の端面同士の間に設けられた外輪
    間座に設けられて、上記供給路に連通すると共に上記こ
    ろ軸受の内部に向けて開口したノズル孔と、上記ロール
    ネックの外周面と内輪の内周面との間に設けられ、上記
    ノズル孔からころ軸受の内部に供給されて上記ころ軸受
    を潤滑したオイルミスト若しくはオイルエアを排出口に
    向けて導く潤滑通路とを有する事を特徴とする圧延機用
    多列ころ軸受装置の潤滑装置。
JP1990095081U 1990-09-12 1990-09-12 圧延機用多列ころ軸受装置の潤滑装置 Expired - Lifetime JP2522930Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990095081U JP2522930Y2 (ja) 1990-09-12 1990-09-12 圧延機用多列ころ軸受装置の潤滑装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990095081U JP2522930Y2 (ja) 1990-09-12 1990-09-12 圧延機用多列ころ軸受装置の潤滑装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0452618U JPH0452618U (ja) 1992-05-06
JP2522930Y2 true JP2522930Y2 (ja) 1997-01-22

Family

ID=31833528

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990095081U Expired - Lifetime JP2522930Y2 (ja) 1990-09-12 1990-09-12 圧延機用多列ころ軸受装置の潤滑装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2522930Y2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102005031770B4 (de) * 2005-07-07 2014-05-28 Rebs Zentralschmiertechnik Gmbh Vorrichtung und Verfahren zum Verteilen von mittels eines Luftstroms geförderten viskosem Schmierstoff
JP2008095895A (ja) * 2006-10-13 2008-04-24 Jtekt Corp 円錐ころ軸受
JP5233805B2 (ja) * 2009-04-08 2013-07-10 株式会社ジェイテクト 密封装置、及びこれを用いた転がり軸受装置
JP6393557B2 (ja) * 2014-08-26 2018-09-19 光洋シーリングテクノ株式会社 密封装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0293522U (ja) * 1989-01-13 1990-07-25

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0452618U (ja) 1992-05-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4139462B2 (ja) 圧延機の作業ロールのための密封四列円錐ころ軸受
US4336971A (en) Unitized multirow tapered roller bearing
US4819949A (en) Shielded seal assembly
US4919551A (en) Bearing with improved lubrication seals
US4235485A (en) Unitized multirow tapered roller bearing
US4799808A (en) Compact seal
US3628835A (en) High-speed tapered roller bearing
US3628837A (en) Bearing assembly having flexible labyrinth enclosures
US4630458A (en) Seal arrangement for mill roll
US2740647A (en) Bearing construction
JP2004278660A (ja) 外輪回転型転がり軸受
JP2522930Y2 (ja) 圧延機用多列ころ軸受装置の潤滑装置
CA1134418A (en) Bearing seal
US2779640A (en) Bearing
JP3393230B2 (ja) 圧延機ロールネックの軸受装置
US4509869A (en) Self-greasing bearing
JPS6112130B2 (ja)
JP5084575B2 (ja) 密封装置および転がり軸受装置
JP2590519Y2 (ja) 圧延機ロールネックの軸受装置
SU1754244A1 (ru) Подшипникова опора т желонагруженного прокатного валка
JPH1162994A (ja) ころがり軸受装置
JPH0725333U (ja) 転がり軸受の潤滑構造
JPH0447449Y2 (ja)
JP3934706B2 (ja) 単列あるいは多列円筒ころ軸受
JPH09178085A (ja) オイルエア潤滑構造