JP2522860Y2 - ワッシャ付ボルトの供給装置 - Google Patents

ワッシャ付ボルトの供給装置

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JP2522860Y2
JP2522860Y2 JP2360691U JP2360691U JP2522860Y2 JP 2522860 Y2 JP2522860 Y2 JP 2522860Y2 JP 2360691 U JP2360691 U JP 2360691U JP 2360691 U JP2360691 U JP 2360691U JP 2522860 Y2 JP2522860 Y2 JP 2522860Y2
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千香司 段上
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Mitsubishi Motors Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、ボールフィーダから
搬出されたワッシャ付ボルトをボルト受け具に姿勢整位
状態に供給するワッシャ付ボルトの供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車体等の組立てラインにおいては、車体
自体の組立ては勿論のこと、車体に対して組み付ける自
動車部品の組み付けには多数のボルト締め工程がある。
このボルト締め作業は、一般に組立てロボットのアーム
に設けたナットランナによって行われているが、ナット
ランナにボルトを供給するためにはボルトを所定の位置
に、姿勢整位させてナットランナの袋ナット部がボルト
を把持しやすいようにセットする必要がある。
【0003】また、ボルトは、一般にボールフィーダに
よって姿勢整位しながら供給されるが、このボールフィ
ーダを組立てラインの近傍に設置すると、組立てロボッ
ト等の他の機器の邪魔になるため、組立てラインから1
0〜15m離れた位置にボールフィーダを設置し、この
ボールフィーダから搬送チューブによってボルトを搬送
し、組立てロボットのナットランナがボルトを把持しや
すい位置に供給している。
【0004】図4および図5は従来のワッシャ付ボルト
の供給装置を示す。ワッシャ付ボルト1は、ボルト2に
あらかじめスプリングワッシャ3および平ワッシャ4を
組み付けたものであり、このワッシャ付ボルト1はボー
ルフィーダ5によって頭部1aを上にした直立状態に姿
勢整位されながら排出される。
【0005】ボールフィーダ5のシュート6には排出さ
れるワッシャ付ボルト1が1列に整列されて搬送される
ようになっており、シュート6の先端部には搬送方向と
直角方向にスライド自在な振分け機構7が設けられてい
る。
【0006】この振分け機構7は、図6に示すように、
スライダ8の内部にL字状に屈曲する第1通路9aと第
2通路9bを有している。第1および第2通路9a,9
bの背面開口はスライダ8のスライドに伴って選択的に
前記シュート6に対向するようになっている。
【0007】さらに、第1および第2通路9a,9bの
下面開口はそれぞれ第1および第2の搬送チューブ10
a,10bの一端側の搬入部11が接続されている。第
1および第2の搬送チューブ10a,10bは同一構造
であるため、一方のみについて説明すると、搬送チュー
ブ10aの搬入部11にはエアパイプ12の一端が接続
され、この他端はエアポンプ等の高圧エア供給源13に
接続されている。そして、エアを第1の搬送チューブ1
0aに圧送し、このエア圧力によって第1の搬送チュー
ブ10a内のワッシャ付ボルト1を搬出部14に搬送す
るようになっている。
【0008】第1および第2の搬送チューブ10a,1
0bは10〜15mの長さを有した可撓性チューブであ
り、その搬出部14はブラケット14aによって垂直状
態に固定されている。
【0009】搬出部14に対向する下部にはボルト受け
具15が設けられている。このボルト受け具15は上部
に開口部16を有する漏斗状のボルト収納穴17が設け
られている。ボルト収納穴17にはテーパ面からなるワ
ッシャ受け面18が形成され、この下部にボルト挿通穴
19が形成されている。
【0010】そして、ボルト収納穴17のワッシャ受け
面18にワッシャ付ボルト1の平ワッシャ4が水平状態
に支持され、ボルト2の先端部がボルト挿通穴19に挿
入され、ワッシャ付ボルト1は垂直状態に姿勢整位され
るようになっている。
【0011】前記ボルト受け具15の側壁にはボルト収
納穴17の中心を光線が通るように、一方に発光素子2
0が、他方に受光素子21が設けられ、ボルト収納穴1
7にワッシャ付ボルト1が正しく垂直状態に姿勢整位さ
れているか否かを検知するようになっている。
【0012】また、前記ボルト受け具15は基台22に
対してスライド自在に支持されたスライドベース23に
載設されている。このスライドベース23はシリンダ2
4によって左右方向に駆動され、ボルト受け具15をボ
ルト受入れポジションaとボルト受渡しポジションbと
に位置決めできるように構成されている。
【0013】ボルト受渡しポジションbに対向する上部
には組立てロボットのアーム25が設けられ、このアー
ム25には先端部に袋ナット26を有するナットランナ
27が設けられている。
【0014】次に、前述のように構成されたワッシャ付
ボルトの供給装置の作用について説明する。ボールフィ
ーダ5を駆動すると、その内部に収容されたワッシャ付
ボルト1は振動によって徐々にシュート6に搬出され、
シュート6に一列に、しかも頭部1aを上にした直立状
態に姿勢整位されながら排出される。
【0015】シュート6から排出されるワッシャ付ボル
ト1の振分け機構7のスライダ8の内部に設けられたL
字状に屈曲する第1通路9aを通って第1の搬送チュー
ブ10aに落下する。第1の搬送チューブ10aの搬入
部11に落下したワッシャ付ボルト1は高圧エア供給源
13から供給される高圧エアによって第1の搬送チュー
ブ10aの内部を圧送され、搬出部14に搬送される。
【0016】搬出部14に対向する下部にはボルト受け
具15が待機しており、搬出部14から落下したワッシ
ャ付ボルト1は開口部16からボルト収納穴17に収納
される。ワッシャ受け面18にワッシャ付ボルト1の平
ワッシャ4が水平状態に支持され、ボルト2の先端部が
ボルト挿通穴19に挿入され、ワッシャ付ボルト1は垂
直状態に姿勢整位される。
【0017】ボルト受け具15にワッシャ付ボルト1が
供給されると、シリンダ24によってボルト受け具15
がボルト受入れポジションaからボルト受渡しポジショ
ンbに移り、ナットランナ27の袋ナット26によって
把持される。
【0018】
【考案が解決しようとする課題】ところが、前述のよう
に構成されたワッシャ付ボルトの供給装置は、搬送チュ
ーブ10aに高圧エアを供給し、エアの圧力によってワ
ッシャ付ボルト1を搬送チューブ10aの内部を搬送し
ている。この場合、ワッシャ付ボルト1が搬送チューブ
10aの内部をスムーズに、しかも高速に搬送させるた
めに、高圧エアを供給している。
【0019】したがって、搬送チューブ10aの搬出部
14から吐出する高圧エアによってワッシャ付ボルト1
の平ワッシャ4がボルト収納穴17のワッシャ受け面1
8に強く押し付けられ、さらにナットランナ27の袋ナ
ット26によってワッシャ付ボルト1を把持する際にも
平ワッシャ4がボルト収納穴17のワッシャ受け面18
に強く押し付けられる。
【0020】このため、平ワッシャ4がワッシャ受け面
18に噛み込んでしまい、ナットランナ27によってワ
ッシャ付ボルト1を受け取れない、受渡しミスが発生す
るという問題がある。
【0021】この考案は、前記事情に着目してなされた
もので、その目的とするところは、ボルト受け具のワッ
シャ受け面にワッシャ付ボルトのワッシャが噛み込むの
を防止することができ、ワッシャ付ボルトの受渡しミス
を未然に防止できるワッシャ付ボルトの供給装置を提供
することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】この考案は、前述した目
的を達成するために、搬送チューブの一端側に搬入部、
他端側に搬出部を有し、ボールフィーダから排出された
ワッシャ付ボルトを搬送チューブの内部に圧送されるエ
ア圧力によって搬送して搬出部から排出してボルト受け
具にワッシャ付ボルトを供給するものにおいて、前記ボ
ルト受け具のワッシャ受け面における周方向の少なくと
も3か所に前記ワッシャ付ボルトのワッシャを支持する
平面突起部を設けたことにある。
【0023】
【作用】搬送チューブに圧送されたエアによってワッシ
ャ付ボルトがボルト収納穴に落下供給されるが、ワッシ
ャ付ボルトのワッシャがワッシャ受け面の平面突起部に
よって部分的に支持され、他の部分はワッシャ受け面に
対して隙間ができた状態で水平状態に支持される。
【0024】
【実施例】以下、この考案の一実施例を図面に基づいて
説明するが、従来と同一構成部分は同一番号を付して説
明を省略する。
【0025】図1に示すように、ボルト受け具15は上
部に開口部16を有する漏斗状のボルト収納穴17が設
けられている。ボルト収納穴17にはテーパ面からなる
ワッシャ受け面18が形成され、この下部にボルト挿通
穴19が形成されている。
【0026】そして、ワッシャ受け面18における中途
部には周方向の3か所(120°間隔)にワッシャ付ボ
ルト1の平ワッシャ4を水平状態に支持する平面突起部
31…が設けられている。
【0027】この平面突起部31は、図2および図3に
示すように、平面32の長さAが3mmで、幅Bが0.
5mmに設定され、この内側端部はワッシャ受け面18
に向ってなだらかな斜面33に形成されている。そし
て、3か所の平面32…によって形成されるワッシヤ支
持部の外側輪郭34の径は、ワッシャ付ボルト1の平ワ
ッシャ4の外径よりる0.5mm大きく形成され、平ワ
ッシャ4は3か所の平面32…だけで支持され、ワッシ
ャ受け面18に接触しても、そのテーパ面を摺動して平
面32…に水平状態に支持されるようになっている。
【0028】このように構成されたワッシャ付ボルトの
供給装置によれば、従来と同様の高圧エアによって搬送
チューブ10aの内部をエア圧力によってワッシャ付ボ
ルト1が圧送されると、搬出部14からエアによる押圧
力を受けながらワッシャ付ボルト1はボルト受け具15
のボルト収納穴17に落下してボルト収納穴17に供給
される。
【0029】ボルト収納穴17のワッシャ受け面18に
は周方向の3か所(120°間隔)にワッシャ付ボルト
1の平ワッシャ4を水平状態に支持する平面突起部31
…が設けられているため、平ワッシャ4は3か所の平面
32…だけで支持され、ワッシャ受け面18に接触して
も、そのテーパ面を摺動して平面32…に水平状態に支
持される。
【0030】したがって、搬送チューブ10aの搬出部
14から吐出する高圧エアによってワッシャ付ボルト1
の平ワッシャ4がボルト収納穴17のワッシャ受け面1
8に強く押し付けられても、平面突起部31…の平面3
2…に支持されるため、平ワッシャ4がワッシャ受け面
18に噛み込むことはない。
【0031】また、平面32…に支持されたワッシャ付
ボルト1をナットランナ27の袋ナット26によってワ
ッシャ付ボルト1を把持する際にも平ワッシャ4がボル
ト収納穴17のワッシャ受け面18に強く押し付けられ
ることはなく、噛み込みを防止できる。
【0032】
【考案の効果】以上説明したように、この考案によれ
ば、搬送チューブの搬出部から吐出する高圧エアによっ
てワッシャ付ボルトがボルト収納穴に強く押し付けられ
ても、平面突起部の平面にワッシャが支持されるため、
平ワッシャがワッシャ受け面に噛み込むことはない。ま
た、平面に支持されたワッシャ付ボルトをナットランナ
の袋ナットによってワッシャ付ボルトを把持する際にも
ワッシャがボルト収納穴のワッシャ受け面に強く押し付
けられることはなく、噛み込みを防止でき、ワッシャ付
ボルトの受渡しをスムーズに行うことができるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示すボルト受け具の縦断
側面図。
【図2】図1のa−a線に沿う断面図。
【図3】図1のbを拡大して示す断面図。
【図4】従来のワッシャ付ボルトの供給装置の斜視図。
【図5】従来のワッシャ付ボルトの搬出部の縦断側面
図。
【図6】従来の振分け機構の縦断側面図。
【符号の説明】
1…ワッシャ付ボルト、5…ボールフィーダ、10a,
10b…搬送チューブ、11…搬入部、15…ボルト受
け具、17…ボルト収納穴、18…ワッシャ受け面、3
1…平面突起部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送チューブの一端側に搬入部、他端側
    に搬出部を有し、ボールフィーダから排出されたワッシ
    ャ付ボルトを前記搬送チューブの搬入部に搬入するとと
    もに、搬送チューブの内部に圧送されるエア圧力によっ
    てワッシャ付ボルトを搬送チューブの内部を搬送して搬
    出部から排出し、この排出部に対向して設けられたテー
    パ面からなるワッシャ受け面を有するボルト受け具にワ
    ッシャ付ボルトを姿勢整位状態に供給するようにしたワ
    ッシャ付ボルトの供給装置において、前記ボルト受け具
    のワッシャ受け面における周方向の少なくとも3か所に
    前記ワッシャ付ボルトのワッシャを支持する平面突起部
    を設けたことを特徴とするワッシャ付ボルトの供給装
    置。
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JPH04118938U JPH04118938U (ja) 1992-10-23
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20220041407A (ko) * 2020-09-25 2022-04-01 주식회사 제이엔에스 나사 공급 장치

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20220041407A (ko) * 2020-09-25 2022-04-01 주식회사 제이엔에스 나사 공급 장치
KR102446461B1 (ko) * 2020-09-25 2022-09-23 주식회사 제이엔에스 나사 공급 장치

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