JPH0724021Y2 - コンバインにおける排藁束の立体放出装置 - Google Patents

コンバインにおける排藁束の立体放出装置

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JPH0724021Y2
JPH0724021Y2 JP1987126002U JP12600287U JPH0724021Y2 JP H0724021 Y2 JPH0724021 Y2 JP H0724021Y2 JP 1987126002 U JP1987126002 U JP 1987126002U JP 12600287 U JP12600287 U JP 12600287U JP H0724021 Y2 JPH0724021 Y2 JP H0724021Y2
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JP
Japan
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connecting rod
transport
combine
flat plate
plate portion
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JP1987126002U
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JPS6432036U (ja
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輝白 永木
規夫 溝渕
修平 平田
栄一 田村
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Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
Original Assignee
Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、コンバインにおいて、刈取脱穀後の排藁を適
宜量づつ結束した排藁束を、圃場面に対して起立させる
ように放出する立体放出装置に関するものである。
〔従来の技術〕
コンバインにおける排藁結束機構から排出される排藁束
を搬送したのち放出するようにした搬送放出機構を、当
該搬送放出機構における始端部の近傍を中心として水平
方向に旋回自在に前記コンバインに対して枢着すると共
に、この枢着部から搬送放出機構に動力伝達するように
構成した立体放出装置は、例えば、先行技術としての実
開昭58−35836号公報に記載されている。
また、実開昭61−83839号公報には、搬送放出機構にお
ける支持フレームに基端を回転自在に枢支したパイプ状
の連杆の自由端側を、コンバイン側に回動自在に設けた
同じくパイプ状のブラケットに摺動自在に嵌挿し、該ブ
ラケットに螺合させた止めボルトによって前記搬送放出
機構における任意の旋回位置において連杆を摺動不能に
固定することにより、搬送放出機構を前記任意の旋回位
置に保持するように構成することを提案している。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかして、実開昭61−83839号公報における搬送放出機
構の重量は、その始端部の近傍における枢着部と、前記
連杆の自由端側(先端側)を摺動自在に支持するパイプ
状のブラケットによって支持されるもので、パイプ状の
連杆及びパイプ状のブラケットの剛性は一般に前記枢着
部の剛性より少なく、且つパイプ状の連杆は細長いか
ら、当該連杆の途中がその長手方向に湾曲する等の永久
変形(塑性変形)し易い。
このように一旦変形したパイプ状の連杆は同じくパイプ
状のブラケットに対して円滑に摺動自在に移動させるこ
とが困難となり、前記搬送放出機構における任意の旋回
位置において、連杆を固定する作業が困難となる。
この不都合を回避するには、前記連杆の剛性を高めた
り、パイプ状のブラケットの長さを長くする必要があ
り、重量が重くなるし、ブラケットが長ければ嵩張って
他の部品の取付けの邪魔になる等の問題があった。
本考案は、この問題を、搬送放出機構の旋回操作を複雑
にすることなく解除することを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
前記目的を達成するため本考案は、コンバインの排藁結
束機構から排出される排藁束を搬送したのち放出するよ
うにした搬送放出機構を、当該搬送放出機構における始
端部の近傍を中心として水平方向に旋回自在に前記コン
バインに対して枢着すると共に、この枢着部から搬送放
出機構に動力伝達するように構成した立体放出装置にお
いて、前記搬送放出機構には、長手方向に延びる長溝孔
を備えた平板部を有する連杆における基端を回転自在に
枢着する一方、コンバイン側には、前記連杆における平
板部下面が接触する受け座を設けて、この受け座に、連
杆における平板部の長溝孔に挿入したボルトを螺着し、
且つ、コンバイン側には、前記ボルトから連杆の先端側
に適宜距離だけ離れた部位に連杆の上面が接当する受け
片を設けた構成にしたものである。
〔実施例〕
以下本考案の実施例を図面について説明するに、図にお
いて符号1は、コンバインの本体を示し、その後部に
は、排藁チエン2からの排藁を適宜量づつ束ねて結束し
たのち後方に放出するようにした従来公知の結束機構3
が設けられている。
符号4は、前記コンバイン本体1の後方に位置する搬送
放出機構を示し、該搬送放出機構4は、支持フレーム5
の両端におけるスプロケット6間に巻掛けした無端チエ
ン7と、該無端チェン7の上側辺に沿って配設した挟扼
杆8とから成り、この搬送放出機構4を、その始端が前
記結束機構3における排藁束の放出部にのぞみ、終端が
始端よりも上方で、且つ、コンバイン本体1の側方に位
置するように傾斜状に配置するにおいて、前記コンバイ
ン本体1側における結束機構3から伝動ケース9を水平
横向きに突出する一方、前記搬送放出機構4における支
持フレーム5の始端下面には、歯車ケース10を取付け、
この歯車ケース10を、前記伝動ケース9に対して鉛直な
軸線11を中心として回転自在に装着することにより、搬
送放出機構4を、その始端部の近傍を中心として水平方
向に自在に旋回できるように構成し、且つ、前記伝動ケ
ース9及び歯車ケース10内に、結束機構3から始端スプ
ロケット6への動力伝達機構12を設けて、無端チエン7
を矢印Aの方向に回転駆動する。
また、前記挟扼杆8は、支持フレーム5に対してU型杆
13を介して取付く支持体13aに支持されている。
そして、前記U型杆13には、パイプ状の連杆14における
基端14aを鉛直な軸線15を中心として回転自在に枢着し
て、この連杆14には、その自由端(先端)寄り部位に、
連杆14の軸線に沿って長手の平板14b部を溶接等にて一
体的に設け、該平板部14bにはその長手方向に延びる長
溝孔16を穿設する一方、前記結束機構3における伝動ケ
ース17の上面には、ブラケット18を固着し、このブラケ
ット18の上面に、前記連杆14における平板部14bの下面
が接触する受け座19を一体的に形成して、この受け座19
に穿設したタップ孔20に、前記連杆14の平板部14bにお
ける長溝孔16に挿入したハンドル22付きボルト21を螺合
する。また、前記ブラケット18の上面には、前記ボルト
21から連杆14の先端側に適宜距離だけ離れた部位に連杆
14の上面が接当する鉤型の受け辺23を一体的に設ける。
この構成において、ボルト21を緩めると、搬送放出機構
4は、その始端部に近傍における軸線15を中心として第
1図に二点鎖線で示すように自在に水平旋回することが
でき、任意の旋回位置においてボルト21を締め付けるこ
とにより、当該旋回位置に固着できるのである。
そして、前記搬送放出機構4の重量は、連杆14の基端に
対して下向き方向の力として作用するが、この力は、連
杆14における平板部14b下面が接当する受け座19に対す
る下向き方向の力と、連杆14の上面が接当する受け片23
に対する上向き方向の力とによって支持されることにな
る。換言すると、搬送放出機構4における重量の一部
を、搬送放出機構4を任意の旋回位置に固定するための
連杆14を介してコンバイン本体1側に支持することがで
きるから、搬送放出機構4における旋回中心の枢着部で
あるところの伝動ケース9及び歯車ケース10に対して、
搬送放出機構4における全部の重量が作用することを回
避できるのである。
しかも、前記搬送放出機構4における重量の一部が前記
連杆14の基端に対して下向き方向に作用した力は、受け
座19を下向き方向に押し下げる力と、受け片23を上向き
方向に押し上げる力とによって支持されるから、連杆14
をコンバイン本体側に固着することのために、ボルトを
複数本にする必要がないのである。その結果、搬送放出
機構4を任意の位置に旋回するには、前記受け座19に螺
合する一本のボルト21を緩めたり締め付けたりすること
によって行うことができるから、その操作が至極簡単で
ある効果を有する。
そして、長年の使用により、連杆14自体や平板部14bが
その長手方向に湾曲する等の永久変形をおこしたとして
も、ボルト21にて平板部14bを受け座19の上面に締着固
定するのに差し障りがなく、且つ鉤型の受け片23は連杆
14の上面のみを支持するので、これも連杆14の変形があ
っても差し障りなく円滑に連杆14を移動させ、支持させ
ることができる。換言すると、受け座19は連杆の平板部
14b下面と当接し、他方の受け片23は、連杆14の上面と
のみ当接して、それぞれ反対側面に当接する拘束部分が
存在しないから、連杆14や平板部14bが永久変形したと
しても、これらの部分が受け座19や受け片23に対してこ
じれを生じることなく、連杆14を円滑に移動させること
ができ、搬送放出機構4を任意の旋回位置に固定する作
業を容易にできるという効果を奏するのである。
しかも、連杆14の支持構造が、長溝孔16付き平板部14b
と、受け座19に当接すべく締着するボルト21と、受け座
19から連杆14の自由端側に適宜離れた位置の受け片23と
からなるから、構成が極めて簡単で且つコンパクト、軽
量化することができるという効果を奏する。
〔考案の作用・効果〕
以上の通り本考案は、実用新案登録請求の範囲に記載し
た構成にしたことにより、搬送放出機構における重量の
一部を、当該搬送放出機構を任意の旋回位置に固着する
ための連杆を介して、コンバイン本体側に支持すること
ができて、搬送放出機構の旋回中心である枢着部に、搬
送放出機構における全部の重量が作用することを回避で
きると共に、連杆自体や平板部がその長手方向に湾曲す
る等の永久変形をおこしたとしても、ボルトにて平板部
を受け座の上面に締着固定するのに差し障りがなく、且
つ鉤型の受け片は連杆の上面のみを支持するので、これ
も連杆の変形があっても差し障りなく円滑に連杆を移動
させ、支持させることができ、操作が至極簡単容易とな
るという効果を奏するのである。
しかも、連杆の支持構造が、長溝孔付き平板部と、受け
座に当接すべく締着するボルトと、受け座から連杆の自
由端側に適宜離れた位置の受け片とからなるから、構成
が極めて簡単で且つコンパクト、軽量化することができ
るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は平面図、第2図
は第1図のII−II視拡大断面図、第3図は第1図のIII
−III視拡大断面図、第4図は第1図の要部拡大部、第
5図は第4図のV−V視断面図、第6図は第5図のVI−
VI視断面図、第7図は第5図のVII−VII視断面図であ
る。 1……コンバイン本体、2……排藁チエン、3……結束
機構、4……搬送放出機構、7……無端チエン、8……
挟扼杆、9……伝動ケース、10……歯車ケース、12……
動力伝達機構、14……連杆、14a……連杆の基端、14b…
…平板部、16……長溝孔、18……ブラケット、19……受
け座、23……受け片、21……ボルト。
フロントページの続き (72)考案者 平田 修平 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマ ー農機株式会社内 (72)考案者 田村 栄一 岡山県岡山市江並428番地 セイレイ工業 株式会社内 (56)参考文献 実開 昭58−35836(JP,U) 実開 昭61−83839(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンバインの排藁結束機構から排出される
    排藁束を搬送したのち放出すようにした搬送放出機構
    を、当該搬送放出機構における始端部の近傍を中心とし
    て水平方向に旋回自在に前記コンバインに対して枢着す
    ると共に、この枢着部から搬送放出機構に動力伝達する
    ように構成した立体放出装置において、前記搬送放出機
    構には、長手方向に延びる長溝孔を備えた平板部を有す
    る連杆における基端を回転自在に枢着する一方、コンバ
    イン側には、前記連杆における平板部下面が接触する受
    け座を設けて、この受け座に、連杆における平板部の長
    溝孔に挿入したボルトを螺着し、且つ、コンバイン側に
    は、前記ボルトから連杆の先端側に適宜距離だけ離れた
    部位に連杆の上面が接当する受け片を設けたことを特徴
    とするコンバインにおける排藁束の立体放出装置。
JP1987126002U 1987-08-19 1987-08-19 コンバインにおける排藁束の立体放出装置 Expired - Lifetime JPH0724021Y2 (ja)

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JPS6432036U JPS6432036U (ja) 1989-02-28
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5835836U (ja) * 1981-09-02 1983-03-08 株式会社クボタ コンバインにおける結束排ワラ放出装置
JPS6183839U (ja) * 1984-11-06 1986-06-03

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