JP2522858Y2 - 電子天びん - Google Patents

電子天びん

Info

Publication number
JP2522858Y2
JP2522858Y2 JP1743991U JP1743991U JP2522858Y2 JP 2522858 Y2 JP2522858 Y2 JP 2522858Y2 JP 1743991 U JP1743991 U JP 1743991U JP 1743991 U JP1743991 U JP 1743991U JP 2522858 Y2 JP2522858 Y2 JP 2522858Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weighing chamber
weighing
door
chamber
open
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1743991U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04113029U (ja
Inventor
邦夫 島内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP1743991U priority Critical patent/JP2522858Y2/ja
Publication of JPH04113029U publication Critical patent/JPH04113029U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2522858Y2 publication Critical patent/JP2522858Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明はひょう量室を備えた電
子天びんに関し、更に詳しくは、第1ひょう量室内に第
2ひょう量室が設けられ、その第2ひょう量室内に天び
ん皿が設けられているタイプの電子天びんに関する。
【0002】
【従来の技術】 ミクロ天びん等の読み取り限度の小さ
い電子天びんでは、計量値が風の影響や対流の影響等を
受けることを防止するため、ひょう量室内の皿の回りに
更に囲いを設けた構造を採り、いわば第1ひょう量室内
に第2ひょう量室を設けた構造となっている。従来のこ
の種の電子天びんでは、第1および第2ひょう量室の扉
は、一般にはいずれも手動開閉式となっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】 ところで、特に読み
取り限度の小さい電子天びんでは、前述した外的な風や
対流の影響ばかりでなく、熱の影響も受ける。具体的に
は、内側の第2ひょう量室の扉を開閉すべく手を近づけ
るだけで、計量値が変動するという問題がある。本考案
はこのような計量値の変動を防止し、しかも、試料の天
びん皿上への載せ降ろしが容易で作業性に優れた電子天
びんの提供を目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】 上記の目的を達成する
ため、本考案では、内側の第2ひょう量室の周囲部分の
少なくとも一部を、モータによって上下方向にスライド
させることによりこの第2ひょう量室が開閉するように
構成し、また、外側の第1ひょう量室の扉の開閉を検知
する検知手段を備え、第1ひょう量室の開閉に連動して
第2ひょう量室が開閉するように構成している。
【0005】ここで、第2ひょう量室の上下方向へのス
ライド部分は、天井部分を除くか、あるいは、天井部分
もスライドするようにした場合には、その天井部分に少
なくとも一つの貫通孔を設けるようにする。
【0006】
【作用】 第1ひょう量室の扉を開けると、その内側の
第2ひょう量室がモータによって開き、天びん使用者
は、試料の皿への載せ降ろしに際して第1ひょう量室の
扉を開けるだけでよく、第2ひょう量室の扉を開けるべ
く手を近づける必要がない。ここで、第2ひょう量室の
開閉を、少なくとも周囲部分の一部を上下方向にスライ
ドさせることにより行う構成とすることにより、第1ひ
ょう量室を開けることにより第2ひょう量室が大きく開
き、良好な作業性が得られる。この場合、第2ひょう量
室の天井部分をも同時にスライドさせると、急激な空気
の流れが生じて、天びん機構部の空気が大きく入れ替わ
り、温度変化等により計量値にドリフトや変動が生じる
が、天井部分を固定するか、あるいは、天井部分に貫通
孔を設けておくことで、このような空気流の発生を防止
できる。
【0007】
【実施例】 図1は本考案実施例の皿1近傍の平面図
で、第1ひょう量室2の天井を省略して示している。ま
た、図2はその第2ひょう量室3を抽出して示す側面縦
断面図である。天びんケースの上面から突出して設けら
れた皿1は、外側の第1ひょう量室2内に配置されてい
る。この第1ひょう量室2内には、更に皿1を囲むよう
な第2ひょう量室3が設けられている。
【0008】第1ひょう量室2には、その左右にそれぞ
れスライド式の扉21および22が設けられている。こ
の左右の扉21および22は、それぞれに対応して配設
されたフォトセンサ41および42によって、それぞれ
の開閉状態が検知されるようになっている。第2ひょう
量室3は、天びんケースに固着されたコラム状のガイド
部31と、このガイド部31に固着された略円板状の天
井部32と、ガイド部31に沿って上下方向に摺動自在
の円筒形の側壁部33によって構成されている。天井部
32の上面の周囲には、側壁部33のガイドを確実にす
るために円筒状に上方に突出する突出部32aが形成さ
れている。
【0009】そして、側壁部33の外側にはラック34
が装着されており、このラック34には天びんケース等
に固着されたコラム(図示せず)に回動自在に支承さ
れ、かつモータ36によって回転駆動されるピニオンギ
ア35が噛み合っている。従って、モータ36を回転駆
動することにより、第2ひょう量室3の側壁部33はラ
ック34とともに上下動し、図2に示す閉鎖状態と、図
3に示す開放状態のいずれかの状態をとり得るように構
成されている。
【0010】なお、ガイド部31とラック34およびピ
ニオンギア35の配設位置は、天びんの正面から見て後
方部分であって、ガイド部31の第2ひょう量室3の全
周囲に占める割合は小さく、周囲360°中、例えば9
0°以下である。モータ36は、図4に本考案実施例の
第2ひょう量室開閉用の回路の構成例を示すように、制
御回路43からの指令によってドライバ44によって回
転駆動される。制御回路43は、前記した各フォトセン
サ41および42の出力をそれぞれアンプ45または4
6を介して入力しており、第1ひょう量室2の左右いず
れかの扉が開けられたときにモータ36が所定方向に回
転駆動されて図2に示す閉鎖状態から図3の開放状態に
なり、また、その後第1ひょう量室2の扉が閉じられた
ときにはモータ36は逆方向に回転駆動され、図3の開
放状態から図2の閉鎖状態になるようになっている。
【0011】以上の本考案実施例によると、試料を皿1
上に載せるとき、あるいは試料を皿1から降ろすときに
第1ひょう量室2の扉21または22のいずれか任意の
側を開けると、自動的に第2ひょう量室3の側壁部33
が上方にスライドしてこの第2ひょう量室3が開放さ
れ、また、試料の載せ降ろしの後、第1ひょう量室2の
扉を閉じれば、第2ひょう量室3の側壁部33が自動的
に下方にスライドしてこの第2ひょう量室3が閉鎖され
る。従って、作業者は、第2ひょう量室3の開閉のため
に手を近づける必要が全くない。
【0012】ここで注目すべき点は、第2ひょう量室3
の側壁部33の昇降時において、天井部32は昇降せず
に固定されているので、皿1の近傍には第2ひょう量室
3の開閉に伴う急激な空気の流れが発生せず、計量値が
影響を受けることがない点と、側壁部33が上方に移動
して第2ひょう量室3が開けられるので、その開放面積
を大きくすることができ、試料の載せ降ろし作業が容易
となる点である。
【0013】図5および図6は本考案の他の実施例の第
2ひょう量室30の近傍の側面断面図で、図5は閉鎖状
態、図6は開放状態を示している。この実施例が先の実
施例と相違する点は、第2ひょう量室30の側壁部33
0および天井部320を一体形成したカップ状のものと
し、モータ360の駆動によってこれらがガイド部31
0に沿って一体的に昇降するようにした点である。ただ
し、天井部320には、図7にその平面図を示すよう
に、貫通孔321・・321を穿ち、天井部320の昇降
に伴う空気流の発生を防止している。この貫通孔321
の数ないしはトータル面積は、側壁部330および天井
部320の昇降速度や第1ひょう量室を含めた全体の構
造により異なるので、実験によって決定することが望ま
しい。
【0014】なお、本考案の第2ひょう量室の側壁部な
いしは天井部をも含めた昇降機構は前記した実施例のよ
うにラック・ピニオン機構に限られず、他の公知の機構
を採用できることは勿論であって、その昇降のガイド機
構も同様で、任意の機構を採用し得ることは言うまでも
ない。また、第2ひょう量室の形状は以上のような円筒
形のほか、多角筒形やかまぼこ形等、任意の形状とする
ことができる。
【0015】更に、第1ひょう量室の扉は左右のスライ
ド式とするほか、第2ひょう量室と同様に上下のスライ
ド式等、任意の形態とすることができ、上下のスライド
式とした場合には第1ひょう量室の扉の開閉検知用のフ
ォトセンサ等は一つですむ。更にまた、この第1ひょう
量室の扉も、モータにより開閉する機構を追加し、別途
設けたスイッチやパーソナルコンピュータ等のキー操作
によって開閉されるように構成することもできる。この
場合、特に第1ひょう量室の扉の開閉をセンサで検知す
る必要はなく、スイッチ操作等があって第1ひょう量室
の開閉指令が与えられた時点で、第2ひょう量室の開閉
用モータも同時に駆動するように構成することができ
る。
【0016】
【考案の効果】 以上説明したように、本考案によれ
ば、外側の第1ひょう量室の扉の開閉を検知し、それに
連動して第2ひょう量室の少なくとも周囲部分を自動的
に開閉するように構成したので、内側の第2ひょう量室
の扉を開くために手を近づける必要が皆無となり、従来
のように手の温度によって計量値が変動してしまう等の
不具合を解消することができる。しかも、この第2ひょ
う量室の開閉は、周囲部分のみとすることにより、また
は、周囲部分と貫通孔が形成された天井部を昇降させる
ので、この開閉に伴う急激な空気流にの発生がない。こ
こで、第2ひょう量室の天井部分に貫通孔を形成した場
合には、第2ひょう量室内の温度を第1ひょう量室内の
温度と常に近似させるという効果もある。
【0017】また、第2ひょう量室は周囲部分を上下動
させることによって開閉するので、比較的簡単な構成に
よって大面積の開放が可能となり、作業性の良好な電子
天びんが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案実施例の皿1近傍の平面図
【図2】 その第2ひょう量室3の閉鎖状態で示す側面
縦断面図
【図3】 同じく第2ひょう量室3の開放状態で示す側
面縦図
【図4】 本考案実施例の第2ひょう量室開閉用の回路
構成例を示すブロック図
【図5】 本考案の他の実施例の第2ひょう量室の閉鎖
状態の断面図
【図6】 同じく本考案の他の実施例の第2ひょう量室
の開放状態の断面図
【図7】 その天井部320の平面図
【符号の説明】
1・・・・皿 2・・・・第1ひょう量室 21,22・・・・扉 3・・・・第2ひょう量室 31,310・・・・ガイド部 32,320・・・・天井部 33,330・・・・側壁部 34・・・・ラック 35・・・・ピニオンギア 36・・・・モータ 41,42・・・・フォトセンサ 43・・・・制御回路 44・・・・ドライバ 321・・321・・・・貫通孔

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天びん皿を囲み、かつ、開閉自在の扉を
    備えた第1ひょう量室の内側に、更に上記天びん皿を囲
    む第2ひょう量室が設けられた電子天びんにおいて、上
    記第2ひょう量室は、その天井部を除いて周囲部分の少
    なくとも一部がモータの駆動により上下方向にスライド
    して当該第2ひょう量室が開閉するように構成されてい
    るとともに、上記第1ひょう量室の扉の開閉を検知する
    検知手段を有し、その検知結果に基づいて上記第1ひょ
    う量室の扉の開閉と連動して上記第2ひょう量室が開閉
    するよう構成されていることを特徴とする電子天びん。
  2. 【請求項2】 上記第2ひょう量室は、上記モータによ
    り上記周囲部分の少なくとも一部とその天井部分とが上
    下方向にスライドするよう構成されているとともに、そ
    の天井部分には、少なくとも一つの貫通孔が形成されて
    いることを特徴とする、請求項1に記載の電子天びん。
JP1743991U 1991-03-22 1991-03-22 電子天びん Expired - Fee Related JP2522858Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1743991U JP2522858Y2 (ja) 1991-03-22 1991-03-22 電子天びん

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1743991U JP2522858Y2 (ja) 1991-03-22 1991-03-22 電子天びん

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04113029U JPH04113029U (ja) 1992-10-01
JP2522858Y2 true JP2522858Y2 (ja) 1997-01-16

Family

ID=31904208

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1743991U Expired - Fee Related JP2522858Y2 (ja) 1991-03-22 1991-03-22 電子天びん

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2522858Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012002677A (ja) * 2010-06-17 2012-01-05 A & D Co Ltd 計量室を有する秤量装置

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
PL3557199T3 (pl) * 2018-04-17 2021-05-31 Mettler-Toledo Gmbh Waga laboratoryjna z tylną ścianą komory ważenia o konstrukcji modułowej
JPWO2023275915A1 (ja) 2021-06-28 2023-01-05

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012002677A (ja) * 2010-06-17 2012-01-05 A & D Co Ltd 計量室を有する秤量装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04113029U (ja) 1992-10-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7145086B2 (en) Electronic balance
EP2584325B1 (en) Weighing device having a weighing chamber
US7034487B1 (en) Barrier operator controller with user settable control limits when entrapment device present
US6894258B2 (en) Microwave oven and method of controlling the same
JP2522858Y2 (ja) 電子天びん
EP3398174B1 (en) Window sensing device with movement detection
US11002592B2 (en) Laboratory balance with a motorized draft shield
JPS62169024A (ja) 上皿式の分析はかり
JP2005314949A (ja) パワーウィンド用安全装置
JPH10238261A (ja) シャッターの障害物感知装置
US3829851A (en) Intrusion detection apparatus employing a pressure-differential detector
JP2003084073A (ja) 自動ドア開閉装置
JP2513580Y2 (ja) 風防付き天びん
CN213092422U (zh) 智能物料柜
JP2822671B2 (ja) 電子天びん
KR200289685Y1 (ko) 내·외부에 기능을 추가시킨 흄 후드
CN216409428U (zh) 冰箱
JP2001272323A (ja) 粘度測定装置
JP6571893B1 (ja) 駐車装置用の操作盤、及び操作盤を備えた駐車装置
JP4770695B2 (ja) キッチン設備
JP2000162027A (ja) 電子天びん
JPH0229166Y2 (ja)
JP3555338B2 (ja) 風防付き秤
JPH031784Y2 (ja)
JPH0783744A (ja) 電子式秤

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees