JP3555338B2 - 風防付き秤 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は風防を備えた精密電子天びんなどの風防付き秤に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子天びんなどの精密な秤は、その秤を設置している部屋の空気がわずかに動いただけでもその計量精度に影響をおよぼすため、従来から秤の秤量皿を囲むようにケースを設置し、空気の流れすなわち風を防ぐための風防とすることが行われている。この風防としては、秤のケースと一体となった秤量室を設け、秤量室への試料の出し入れのために電動扉をつけたものや、中空体の角柱状または円柱状の筒を秤量皿を囲むように設置し、その上に上蓋を載せたような簡単なものまで様々な形のものが用いられている。
【0003】
試料の出し入れのための風防の開閉機構としては、風防板を引き戸のようにスライドさせるか、または、風防板の一端を蝶番のようなもので固定して、扉のように回転させて開閉する機構が用いられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の風防の開閉機構のうち、風防板をスライドさせる場合には、開口部を全開とするためにはスライドさせる方向に開口部の大きさと同等のスペースを必要とするため、広く開口しようとするとその設置面積が大きくなる。風防板を一端を軸として回転させる扉とした場合には、開くとき、または、閉じるときに風防で囲まれている秤量室に圧力変動や気流を発生させ、風圧や浮力が働いて秤量誤差の原因となる。
【0005】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、風防の開閉の際に、秤量室に圧力変動や気流を発生させることがなく、しかも設置面積の小さい風防付き秤を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために、秤量皿を複数の風防板で包囲してなる風防を有する秤において、前記風防板の少なくとも一つをその板の平面方向にスライドさせたのち、この平面内に含まれる軸を回転軸として回転させて風防を開口する開閉機構を備えたことを特徴としている。
【0007】
また、上記した風防付き秤において、前記開閉機構は、風防板をスライド方向に案内するガイドレールと、前記風防板のスライド方向側面に設けられた回転軸と、前記風防板が所定の位置までスライドされたときに前記回転軸に係合する軸受とからなることを特徴としている。
【0008】
本発明の風防付き秤は、風防板を開け始めるときには風防板をその板の平面方向にスライドさせるようにしたから、風防で囲まれている秤量室に圧力変動や気流を発生させることがない。その後、途中まで開口した時点で風防板を回転させて扉のように開くから、その時には秤量室に圧力変動を起こすことが少なく、また、風防板を大きく後方にはみださせることがないので設置面積を大きくとる必要がない。また、風防板を閉めるときには上記と逆の順序で最後に風防板をスライドさせて閉めるようにしたから、秤量室に圧力変動を起こすことがない。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の一形態を図面を参照しつつ説明する。
図1において、秤本体1は、内部に天びん機構などからなる重量検出部を内臓し、表面には計量値などを表示する表示部2と各種スイッチなどからなる操作部3とを備えている。そして秤本体1の上部には被測定試料をのせるための秤量皿4が設置されており、この秤量皿4は秤本体内部に設けられている重量検出部と結合されている。秤本体1の上面で秤量皿4の周囲には、前パネル5や横パネル6などの4枚の板からなる側壁と、側壁上部の開口をふさぐ上パネル7とで風防が構成され、これによって空気の流れによる測定重量値の変動を防ぐようにしている。
【0010】
左右の横パネル6の上部手前にはスライドレール11が取り付けられ、また、同じく横パネル6の上部の後端部には1対の軸受板10が取り付けられている。上パネル7は前パネル5や横パネル6などからなる側壁の上部にのせられて、スライドレール11に案内されて矢印Aで示される前後方向にスライドできるようになっている。このとき軸受板10も上パネルが左右にずれないようにするためのガイド役としても働く。上パネル7の上部面手前にはつまみ9がとりつけられており、操作者はこのつまみ9をつかんで前後にスライドさせ、または、上パネル7を持ち上げることができる。
【0011】
上パネル7のスライド方向の左右側面には、円筒形状突起である1対の回転軸8が設けられている。上パネル7が所定の位置までスライドされると回転軸8が左右の横パネルに取り付けられている軸受板10の軸受部に当接し、後方へのスライドはこの位置で限界となる。スライドレール11のコの字状の部分は比較的短く作られており、回転軸8が軸受板10に当接する位置まで上パネル7をスライドさせたときには(図1で示される状態)、上パネル7の手前側端部はスライドレール11のコの字状の部分を外れており、つまみ9をつかんで上パネル7を上方に持ち上げることができる。こうすると、上パネル7は回転軸8を軸として回転し、扉のように上方へ開かれていくことになる。
【0012】
以下に図2を用いて風防板を開くときの様子をさらに説明する。
図2(a)〜(c)は風防の平面図であり、図2(d)〜(f)はそれぞれに対応した側面図である。図2(a)および(d)は上パネル7を閉めた状態である。このとき秤量室(風防で囲まれた空間)は風防板によって完全に囲まれている。図2(b)および(e)は上パネル7を矢印Bで示される方向である後方に(図2では右の方向に)スライドレール11にガイドされながらスライドさせた状態である。このとき回転軸8は軸受板10に当接し、秤量室上部の半分ほどが開口された状態となっている。次に、つまみ9をつかんで矢印Cで示される方向に上パネル9を引き上げると図2(c)および(f)に示される状態となる。このとき上パネル7は回転軸8を軸として回転し扉のように開いていく。上パネル7を垂直になるまで開くと秤量室の上部は完全に開口することになる。なお、上パネル7を閉めるときには上述とは逆に、図2(c)から(b),(a)の順に閉められていくことになる。
【0013】
このように上パネル7を開いていくので、開き始めでは上パネル7をスライドさせるだけなので秤量室内は圧力の変動などが起こらず、次の段階では上パネル7を上方に持ち上げるので上パネル7が大きく後方にはみ出ることがない。このとき秤量室上部の半分ほどはすでに開口している状態なので秤量室内部に圧力変動を起こしたり大きな風を吹き込むことはない。
【0014】
上述した実施の形態では風防を構成するパネルのうち上パネルを開閉する場合を説明したが、本発明には横パネルや前パネルを開閉する場合も含まれるものである。また、開閉するパネルは1枚とは限らず2枚以上のパネルが開閉するように構成してもよいのはもちろんである。
【0015】
【発明の効果】
本発明の風防付き秤に用いられる風防は、風防板の開き始めではその風防板をスライドさせるだけなので秤量室内は圧力の変動などが起こらず、次の段階では風防板を回転させて扉のように開くので風防板が大きく後方にはみ出ることがない。回転させて風防板を開くときには秤量室開口部の半分ほどはすでに開口している状態なので秤量室内部に圧力変動を起こしたり大きな風を吹き込むことはない。風防板を閉めるときには、始めに風防板を回転させて扉のように閉めるが、このとき秤量室の開口部のすべてをふさぐわけではないので秤量室内の圧力変動や吹き込む風は最小限度に押さえられる。次に風防板を閉め切るときには風防板をスライドさせて閉めるので秤量室内部に圧力変動などは起こらない。したがって、本発明の風防付き秤は、風防の開閉の際に、秤量室に圧力変動や気流を発生させることがないので正確な秤量が迅速にでき、しかも設置面積が小さいというすぐれた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す図である。
【図2】風防板を開くときの様子を示す図である。
【符号の説明】
1…秤本体 2…秤量皿
3…表示部 4…操作部
5…前パネル 6…横パネル
7…上パネル 8…回転軸
9…つまみ 10…軸受板
11…スライドレール

Claims (2)

  1. 秤量皿を複数の風防板で包囲してなる風防を有する秤において、前記風防板の少なくとも一つをその板の平面方向にスライドさせたのち、この平面内に含まれる軸を回転軸として回転させて風防を開口する開閉機構を備えたことを特徴とする風防付き秤。
  2. 前記開閉機構は、風防板をスライド方向に案内するガイドレールと、前記風防板のスライド方向側面に設けられた回転軸と、前記風防板が所定の位置までスライドされたときに前記回転軸に係合する軸受とからなることを特徴とする請求項1記載の風防付き秤。
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