JP2522517Y2 - プリンタのヘッドギャップ調整装置 - Google Patents

プリンタのヘッドギャップ調整装置

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JP2522517Y2
JP2522517Y2 JP1989040762U JP4076289U JP2522517Y2 JP 2522517 Y2 JP2522517 Y2 JP 2522517Y2 JP 1989040762 U JP1989040762 U JP 1989040762U JP 4076289 U JP4076289 U JP 4076289U JP 2522517 Y2 JP2522517 Y2 JP 2522517Y2
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康伸 寺尾
雅和 工藤
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、プリンタのヘッドギャップ調整装置に関す
る。
[従来の技術] 第3図は従来のプリンタの一般構造を示し、1はプリ
ンタ本体である。2〜6はプリンタ本体1に内蔵された
構成部品であり、2はプラテン、3,4はプラテン2に図
中紙面と直角な方向に平行配設されたキャリアシャフト
である。5はキャリアシャフト3,4に往復移動可能に設
けられたキャリアで、6はキャリア5に保持された印字
ヘッドである。なお、プリンタ本体1の上部には、リボ
ンカセット交換等をするためにカバーが開閉自在に装着
されている。
通常、かかるプリンタには、厚さが種々異なる用紙に
も鮮明に印字できるように、印字ヘッド6とプラテン2
とのギャップを調整するヘッドギャップ調整装置が設け
られている。
ヘッドギャップ調整装置は、キャリア5(従って印字
ヘッド6)をいずれか一方のキャリアシャフト(4)を
回転中心として回動させることによりプラテン2に対し
て接近・離隔させて、当該印字ヘッド6とプラテン2と
のギャップ(以下ヘッドギャップと称する。)を調整す
るように形成されているのが一般的である。ここで、通
常、他方のキャリアシャフト(3)は偏心軸とされ該シ
ャフト(3)を駆動装置を用いて偏心させることによ
り、キャリア5(従って印字ヘッド6)を回動させるよ
うに形成されている。
[考案が解決しようとする課題] ところで、最近のプリンタにおいては小形化が強く要
請されており、プリンタ本体1に内蔵されたキャリア5
等の構成部品の小型化が図られている。そのため、キャ
リアシャフト4と印字ヘッド6との位置関係が制約され
ることになり、キャリア5をキャリアシャフト4を回転
中心として回動させる際に回転半径(キャリアシャフト
4と印字ヘッド6との間の距離)L1を長く取ることがで
きないので円弧誤差が生じやすく、ヘッドギャップ調整
を高精度に行うことが困難となる不都合がある。
また、加工上、組立上生じる誤差等により可動部品で
あるキャリア5やキャリアシャフト4等の間にガタがあ
ると、ヘッドギャップが微妙に変動して調整誤差が生じ
やすく、ヘッドギャップ調整を高精度に行うことが困難
となる。かかる困難を解消するためにキャリア5等を極
めて高精度に製作してガタが生じないようにしたので
は、部品の高級化を招きプリンタの経済性が損なわれて
しまう。
また、ヘッドギャップ調整に当たっては、印字ヘッド
6をプラテン2に接近させて基準面(例えばプラテン2
の印字面)に当接させ、当接した位置を基準点としてヘ
ッドギャップを調整するが、この際、印字ヘッド6をプ
ラテン2に強く当接させ過ぎると、印字ヘッド6が損傷
するおそれがあるばかりか正確な基準点を検出すること
ができずに該基準点よりもプラテン2寄りの位置を基準
にギャップ調整されてしまう。そのため、印字する際、
印字ヘッド6がプラテン2に近寄り過ぎることになり、
用紙に圧痕・汚れ等の印字不具合が発生しやすくなると
ともに、印字ヘッド6が損傷を受けやすく寿命が短くな
る。
そのため、ヘッドギャップ調整時の基準点検出に当た
っては、印字ヘッド6がプラテン2に強く当接され過ぎ
ないようにキャリア5等を低トルクで回動させ、印字ヘ
ッド6を基準点から用紙厚さに応じた距離だけ離隔させ
てヘッドギャップを調整する場合には、キャリア5等を
その重量に抗して持ち上げなければならないので高トル
クで回動させることができる小型なヘッドギャップ調整
装置の開発が求められている。
更に、リボンカセットを着脱する際は、リボンが印字
ヘッド6とプラテン2との間を通りやすいようにヘッド
ギャップ調整装置を用いてギャップを最大にしている
が、それでもギャップは0.6ミリ〜1ミリと微小である
のでリボンが印字ヘッド6に引っ掛かりやすい。
本考案の目的は、上記事情に鑑み、プリンタ本体を大
型化することなくかつ印字ヘッドを損傷させることなく
ヘッドギャップ調整を高精度かつ容易に行うことができ
るとともに、リボンカセットの円滑着脱にも役立つヘッ
ドギャップ調整装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案は、ヘッドギャップ調整をするに当っては、印
字ヘッドと回転中心との距離が長いほど円弧誤差が小さ
くなることに着目するとともに、キャリアやキャリアシ
ャフト等の間のガタがギャップ調整に影響しないように
形成したものである。
すなわち、プリンタ本体に内蔵されたプラテンとこの
プラテンに平行配設されたキャリアシャフトに往復移動
可能なキャリアとを有するプリンタに装着され、このキ
ャリアに取付けられた印字ヘッドと前記プラテンとのギ
ャップ調整が可能なプリンタのヘッドギャップ調整装置
において、 前記プリンタ本体を、前記キャリアシャフトおよびプ
ラテンのいずれか一方を保持する一方フレームとその他
方を保持する他方フレームとの2分割構造に形成すると
ともに、両フレームを回転部を中心として開閉自在に連
結し、かつ当該両フレームの相対位置を規制する係止部
を設け、該回転部または係止部を回転中心として前記他
方フレームに対する前記一方フレームの傾斜角度を調整
する角度調整手段を設け、この角度調整手段を、前記印
字ヘッドを前記プラテンに接近させる際には前記一方フ
レームを低トルクで閉方向に回動させて傾斜させかつ前
記印字ヘッドを前記プラテンから離隔させる際には前記
一方フレームを高トルクで開方向に傾斜させる構成とし
たことを特徴とする。
[作用] 本考案では、角度調整手段により、回転部または係止
部を回転中心として一方フレームを他方フレームに対し
て回動させ当該他方フレームに対する傾斜角度を調整す
ることにより、例えば一方フレーム側のキャリアシャフ
トにキャリアを介して保持された印字ヘッドと他方フレ
ームに保持されたプラテンとのギャップを調整する。こ
れにより、プリンタ本体を大型化することなく印字ヘッ
ドと該ヘッドを回動させる際の回転中心との距離を長く
とって円弧誤差を一掃することができる。また、他方フ
レームに対する一方フレームの傾斜角度を調整すること
によりギャップ調整を行うので、キャリアやキャリアシ
ャフト等の間にガタがあってもヘッドギャップは影響さ
れない。この際、角度調整手段は、印字ヘッドをプラテ
ンに接近させる際には一方フレームを低トルクで閉方向
に回動させて傾斜させるので、印字ヘッドをプラテンに
軽く当接させて正確なヘッドギャップ調整用の基準点を
検出することができる。したがって、印字ヘッドを損傷
させることなくヘッドギャップ調整を高精度かつ容易に
行うことができる。
また、印字ヘッドとプラテンとのギャップを大きく取
ることができるので、リボンカセットの円滑着脱にも役
立つ。
[実施例] 本考案の一実施例を第1図およひ第2図に基づき説明
する。
第1図において、1はプリンタ本体、2はプラテン、
3,4はキャリアシャフト、5はキャリア、6は印字ヘッ
ドである。
なお、第3図に示した構成要素と同一のものについて
は同一の符号を付し、その説明を省略もしくは簡略化す
る。
上記プリンタ本体1には、印字ヘッド6とプラテン2
とのギャップを調整するヘッドギャップ調整装置が設け
られている。
ヘッドギャップ調整装置は、プリンタ本体1を一方フ
レーム1Aと他方フレーム1Bとの2分割構造に形成すると
ともに、両フレーム1A,1Bを回転部10を中心として開閉
自在に連結しかつ両フレーム1A,1Bの相対位置を規制す
る係止部20を設け、該回転部10または係止部20を回転中
心として他方フレーム1Bに対する一方フレーム1Aの傾斜
角度を調整する角度調整手段30を含み構成されている。
この実施例では、一方フレーム1Aにはキャリアシャフト
3,4が保持されており、他方フレーム1Bにはプラテン2
が保持されている。
本実施例においては、回転部10、係止部20および角度
調整手段30は以下の如く構成されている。
回転部10は、一方フレーム1A側に設けられた穴11と、
他方フレーム1B側に設けられた穴11に挿入されて一方フ
レーム1Aを開閉自在に装着する軸12とを含み構成されて
いる。
また、係止部20は、一方フレーム1A側に設けられたピ
ン21と、他方フレーム1B側に設けられピン21と係合して
一方フレーム1Aを係止することにより両フレーム1A,1B
の相対位置を規制するフック22とから形成されている。
また、ピン21とフック22とは、一方フレーム1Aが他方フ
レーム1Bに対して回転可能なるように係合している。
また、角度調整手段30は、第1図に示す如く、印字ヘ
ッド6をプラテン2に接近させる際は一方フレーム1Aを
係止部20を回転中心として低トルクで閉方向(印字ヘッ
ド6がプラテン2に接近する方向,第1図中反時計回り
方向)に回動させることにより傾斜させ、印字ヘッド6
をプラテン2から離隔させる際は一方フレーム1Aを高ト
ルクで開方向(印字ヘッド6がプラテン2から遠ざかる
方向,第1図中時計回り方向)に回動させることにより
傾斜させて、当該一方フレーム1Aの他方フレーム1Bに対
する傾斜角度を調整するように形成されている。角度調
整手段30は、偏心カム31およびクラッチ機構35を含み構
成されている。
偏心カム31は、第2図に示す如く、他方フレーム1Bに
回転自在に支持されており、カム31には、回転部10の軸
12が偏心した状態で接続されている。これにより、当該
カム31を図中矢印P(またはQ)方向に回動させること
により、一方フレーム1Aは係止部20を回転中心として回
動して他方フレーム1Bに対して傾斜する。この際、印字
ヘッド6は、第1図に示す如く、回転半径L2をもって回
動してプラテン2に接近(または離隔)する。
また、偏心カム31の外周には鍔部32が形成されてい
る。更に、偏心カム31と角度調整手段30を駆動する駆動
装置(図示省略)との間にはクラッチ機構35が設けられ
ている。
クラッチ機構35は、駆動装置から偏心カム31に低,高
トルクを選択的に伝達する手段である。すなわち、偏心
カム31を矢印P方向に回動させようとする際は低トルク
を伝達し、矢印Q方向に回動させようとする際は高トル
クを伝達するように形成されている。
具体的には、クラッチ機構35は第1クラッチ部41,第
2クラッチ部51および一方向クラッチ59を含み構成され
ている。
第1クラッチ部41は、ギャップギア42から偏心カム31
に低トルクを伝達するように形成されており、ギャップ
ギア42の他にプレッシャディスク43、第1摩擦板44、固
定板45およびバネ46等を含み構成されている。
プレッシャディスク43は偏心カム31に回転自在に被嵌
されており、プレッシャディスク43にはギャップギア42
が装着されている。
第1摩擦板44はプレッシャディスク43と偏心カム31の
鍔部32との間に挿入されており、固定板45とプレッシャ
ディスク43との間に縮設されたバネ46によって常時偏心
カム31の鍔部32に押し付けられている。これにより、ギ
ャップギア42は第1摩擦板44を介して偏心カム31と摩擦
係合し、第1摩擦板44の摩擦係合力によってギャップギ
ア42から偏心カム31に低トルクが伝達されることにな
る。
また、第2クラッチ部51は、その軸心を第1クラッチ
部41の軸心と同一にし、かつ第1クラッチ部41に一方向
クラッチ59を介して選択的に付加されて高トルクを伝達
するように形成されており、ハウジング52、第2摩擦板
54、固定板55、バネ56等を含み構成されている。
すなわち、ハウジング52は、偏心カム31の周囲を取り
囲むように設けられており、ハウジング52と偏心カム31
の鍔部32との間には第2摩擦板54が挿入されている。第
2摩擦板54はハウジング52と固定板55との間に縮設され
たバネ56によって鍔部32に押し付けられている。ハウジ
ング52と第1クラッチ部41のプレッシャディスク43との
間には一方向(本実施例においては矢印Q方向)のみの
回転を伝達する一方向クラッチ59が設けられている。
これにより、ギャップギア42を矢印P方向に回転させ
た場合には、第1クラッチ部41を介してギャップギア42
から偏心カム31に低トルク伝達が行われる。また、ギャ
ップギア42を矢印Q方向に回転させた場合には、第1,2
クラッチ部41,51が一方向クラッチ59を介して一体化さ
れて高トルク伝達が行われる。
次に作用について説明する。
ここで、ヘッドギャップ調整に当たって基準点を検出
するには、角度調整手段30のギャップギア42を矢印P方
向に回動させることにより、一方フレーム1Aを係止部20
を回転中心として反時計方向に低トルクで回動して傾斜
させる。すると、印字ヘッド6もキャリアシャフト3,4
およびキャリア5を介して回転半径L2の円弧上を反時計
方向に回動してプラテン2に接近して当接する。
この際、一方フレーム1Aは低トルクで回動されている
ので、印字ヘッド6はプラテン2に強く押付けられるこ
とはなく軽く当接する。その結果、印字ヘッド6を損傷
することなく正確に基準点を検出することができる。
基準点が検出されたところで、印字ヘッド6を該基準
点から用紙厚さに応じた距離だけ離隔させる。それに
は、ギャップギア42を矢印Q方向に用紙厚さに応じた微
小角度だけ回動させる。すると、一方フレーム1Aが係止
部20を回転中心として高トルクで時計方向に回動して傾
斜しヘッドギャップが最適値となる。
この際、印字ヘッド6の回転半径L2は大きいので円弧
誤差が一掃される。また、一方フレーム1A自体を傾斜し
てギャップ調整を行うので、キャリア5やキャリアシャ
フト4等の間にガタがあったとしてもヘッドギャップに
は影響しない。そのため、精度よくヘッドギャップが調
整できる。
また、リボンカセットを交換する際には、角度調整手
段30を用いて、他方フレーム1Bに対する一フレーム1Aの
傾斜角度を最大にする。これによりヘッドギャップを最
大にすることができ容易にリボンカセットを交換するこ
とができる。
しかして、この実施例によれば、プリンタ本体1を、
キャリアシャフト3,4を保持する一方フレーム1Aとプラ
テン2を保持する他方フレーム1Bとの2分割構造に形成
するとともに、両フレーム1A,1Bを回転部10を中心とし
て開閉自在に装着し、かつ両フレーム1A,1Bの相対位置
を規制する係止部20を設け、該係止部20を回転中心とし
て他方フレーム1Bに対する一方フレーム1Aの傾斜角度を
調整する角度調整手段30を設けた構成としたので、ヘッ
ドギャップ調整の際の回転中心である係止部20と印字ヘ
ッド6との距離L2を、プリンタ本体1を大型化すること
なく長くとることができる。そのため、印字ヘッド6の
円弧誤差を一掃することができ、ヘッドギャップ調整を
高精度で行うことができる。
また、角度調整手段30を用いて他方フレーム1Bに対す
る一方フレーム1Aの傾斜角度を調整することによりヘッ
ドギャップ調整を行うように形成したので、可動部品で
あるキャリア5やキャリアシャフト4などの間にガタが
あったとしてもヘッドギャップには影響しない。そのた
め、構成部品を高級化する必要がなくなりコスト低減を
図ることができる。
また、角度調整手段30は、ヘッドギャップ調整に当た
って印字ヘッド6をプラテン2に接近させる際は一方フ
レーム1Aを低トルクで回動させて傾斜させ、印字ヘッド
6をプラテン2から離隔する際は高トルクで回動させて
傾斜させるようにした構成であるので、印字ヘッド6を
プラテン2に軽く当接させて正確なヘッドギャップ調整
用の基準点を検出することができ、印字ヘッド6を損傷
させることなく高精度のギャップ調整が可能となる。ま
た、角度調整手段30を用いて、他方フレーム1Bに対する
一方フレーム1Aの傾斜角度を最大にして、印字ヘッド6
とプラテン2とのギャップを大きくとることができ、リ
ボンカセットの着脱を容易に行うことができる。
また、クラッチ機構35を、第1,2クラッチ部41,51の軸
心を同一となるように形成したので小型化することがで
き、プリンタ本体1の小型化に寄与しうる。
なお、上記実施例によれば、係止部20を回転中心とし
てヘッドギャップ調整を行うように形成したが、回転部
10を回転中心としてギャップ調整を行うように構成して
もよい。
また、回転部10に角度調整手段30を設けたが、係止部
20に角度調整手段30を設けてもよい。また、一方フレー
ム1Aにプラテン2を保持させ、かつ他方フレーム1Bにキ
ャリアシャフト3,4を保持させてもよい。
[考案の効果] 本考案によれば、プリンタ本体を形成する一方フレー
ムおよび他方フレームを回転部を中心として開閉自在に
連結し、かつ当該両フレームの相対位置を規制する係止
部を設け、該回転部または係止部を回転中心として前記
他方フレームに対する前記一方フレームの傾斜角度を調
整する角度調整手段を設け、この角度調整手段を、印字
ヘッドをプラテンに接近させる際には一方フレームを低
トルクで閉方向に回動させて傾斜させ,かつ印字ヘッド
をプラテンから離隔させる際には一方フレームを高トル
クで開方向に傾斜させる構成としたので、円弧誤差やキ
ャリアやキャリアシャフト等の間のガタによるギャップ
調整誤差を一掃することができる。また、印字ヘッドを
プラテンに軽く当接させてヘッドギャップ調整用の基準
点を検出することができる。その結果、プリンタ本体を
大型化することなくかつ印字ヘッドを損傷させることな
くヘッドギャップ調整を高精度かつ容易に行うことがで
きる。また、リボンカセットの円滑着脱にも役立つ。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の一実施例を示す概略図、第2図は同じ
くクラッチ機構を示す断面図およひ第3図は従来のプリ
ンタのヘッドギャップ調整装置を示す概略図である。 1……プリンタ本体、1A……一方フレーム、1B……他方
フレーム、2……プラテン、3,4……キャリアシャフ
ト、5……キャリア、6……印字ヘッド、10……回転
部、20……係止部、30……角度調整装置。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】プリンタ本体に内蔵されたプラテンとこの
    プラテンに平行配設されたキャリアシャフトに往復移動
    可能なキャリアとを有するプリンタに装着され、このキ
    ャリアに取付けられた印字ヘッドと前記プラテンとのギ
    ャップ調整が可能なプリンタのヘッドギャップ調整装置
    において、 前記プリンタ本体を、前記キャリアシャフトおよびプラ
    テンのいずれか一方を保持する一方フレームとその他方
    を保持する他方フレームとの2分割構造に形成するとと
    もに、両フレームを回転部を中心として開閉自在に連結
    し、 かつ当該両フレームの相対位置を規制する係止部を設
    け、 該回転部または係止部を回転中心として前記他方フレー
    ムに対する前記一方フレームの傾斜角度を調整する角度
    調整手段を設け、 この角度調整手段を、前記印字ヘッドを前記プラテンに
    接近させる際には前記一方フレームを低トルクで閉方向
    に回動させて傾斜させかつ前記印字ヘッドを前記プラテ
    ンから離隔させる際には前記一方フレームを高トルクで
    開方向に傾斜させる構成としたことを特徴とするプリン
    タのヘッドギャップ調整装置。
JP1989040762U 1989-04-06 1989-04-06 プリンタのヘッドギャップ調整装置 Expired - Lifetime JP2522517Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02155780A (ja) * 1988-12-09 1990-06-14 Tokyo Electric Co Ltd プリンタ

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH02155780A (ja) * 1988-12-09 1990-06-14 Tokyo Electric Co Ltd プリンタ

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