JP2522289B2 - 平板屋根材及びその製造法 - Google Patents

平板屋根材及びその製造法

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JP2522289B2
JP2522289B2 JP62046213A JP4621387A JP2522289B2 JP 2522289 B2 JP2522289 B2 JP 2522289B2 JP 62046213 A JP62046213 A JP 62046213A JP 4621387 A JP4621387 A JP 4621387A JP 2522289 B2 JP2522289 B2 JP 2522289B2
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幸夫 大西
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Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は石綿セメント板、セメント板、ケイ酸カルシ
ウム板などを押出し成形した平板屋根材及びその製造法
に関する。
(背景技術) 従来の平板屋根材の製造法は石綿、セメント、補強繊
維、水などを混練してスラリー化しこのスラリーを湿式
抄造機にて湿潤状態の平板屋根板本体を成形し、しかる
後養生乾燥して平板屋根材を形成する湿式製造法や石
綿、セメント、補強繊維などをあらかじめ混練してコン
ベア上に散布し、しかる後水を付与せしめてプレス成形
し養生して平板屋根材を形成する乾式製造法が汎用され
ていた。しかしながら、いずれの製造法でも平板屋根材
自身は内部組織が緻密とならず防水性能を確実に確保す
ることは困難であった。そこで第1図に示すような矩形
体の上辺を三角形状に形成した平板屋根材本体(イ)の
表面(ロ)側に縦方向のエンボス模様(ハ)を設けると
ともに裏面側を平坦面に形成した平板屋根材(ニ)や第
2図に示すように矩形体の上辺を波形状に形成した平板
屋根材本体(イ)の表面(ロ)側に縦方向のエンボス模
様(ハ)と三角形状の水切溝(ホ)を設けるとともに裏
面側を平坦面に形成した平板屋根材(ヘ)が汎用されて
いて、これらの形状によって重合部の毛細管現象による
雨仕舞性能を向上させようとするものであった。又、湿
式製造法や乾式製造法によって製造された平板屋根材
(ニ),(ヘ)は屋根下地材の破損等によって裏面から
雨水を吸水しやすくなり表裏面の水分バランスがくずれ
反りを生じやすいという欠点があった。又、平板屋根材
(ニ),(ヘ)の施工時や施工後のアンテナ工事や太陽
ヒーター取付等による屋根附帯工事の際に踏み割れが生
じやすくなるという欠点があった。
(発明の目的) 本発明は上述した背景技術に鑑みてなされたもので、
押出成形された平板屋根材の防水性能、曲げ強度の向上
及び反り防止を図ることのできる平板屋根材及びその製
造法を提供することを目的とする。
(発明の開示) 以下、本発明の実施例に係る第3図乃至第8図に基づ
いて説明する。
第3図において、セメントと石綿やロックウール、ガ
ラスウールなどの無機繊維やビニロン、ポリプロ繊維な
どの有機繊維からなる一種又は二種以上の補強繊維、メ
チルセルロースなどの増粘材、水などを混練して混練材
料1をつくりこの混練材料1を押出成形機2にて板厚3
〜12mmの生板状の平板屋根板本体3をダイス4によって
押出し成形すると同時にもしくは押出し成形後にロール
プレスや平盤プレスなどのプレス5によってこの平板屋
根本体3の裏面6に押出し方向に対して直角になるよう
に複数本の巾3〜15mmの溝部7を形成し、しかる後コン
ベア8を介してパレット9上に積載されて一次養生がな
され、その後オートクレーブ養生をして乾燥された状態
で平板屋根材10を得るようにしている。そのために従来
製造法とは異なり平板屋根材10自身が緻密で防水機能を
有したものを簡単に製造することができる。このとき平
板屋根板本体3の裏面6に形成される補数本の溝部7の
形状は三角形状、四角形状、半円状でも良いものであっ
て得に溝部7の深さは板厚Tに対し1/20T〜1/5Tが適切
である。1/20T未満であると水切り効果が少なくなり、1
/5Tを越えると平板屋根材10が切欠き効果で曲げ強度が
低下するからである。
尚、平板屋根材10の表面に表面模様としてのエンボス
模様をロールプレスなどで形成しても良い。
上述のようにして得られた平板屋根材本体3の裏面6
に押出し方向に対して直角になるように形成された溝部
7は第4図乃至第7図に示すように平板屋根材10の押出
し方向に対して直角方向に設ければ良いもので直線状で
あっても点線状であってもよいものである。
したがって、第8図のように下段の平板屋根材10a側
端面を当接させながら横方向に敷設し下段の平板屋根材
10a上に上段の平板屋根材10bを下段の平板屋根材10aと
同様にして重合敷設した際に雨水の上昇浸入は溝部7に
よって防止されれば良いものである。又、押出し方向に
配向される補強繊維と直角方向に溝部7を設けることに
よって縦横の曲げ強度を強くすることができるとともに
押出し時による内部応力を溝部7に集中させることがで
きるので施工後の反りも発生しにくいものである。
(発明の効果) 以上のように、本発明はセメント、補強繊維、増粘
材、水などを混練して混練材料をつくりこの混練材料を
押出成形機にて生板状の平板屋根板本体を押出し成形す
ると同時もしくは押出し成形後に該平板屋根板本体の裏
面に押出し方向に対して直角になるように複数本の溝部
を形成し、しかる後養生乾燥して平板屋根材を得るよう
にしているから得られた平板屋根材は緻密な組織を有し
平板屋根材自身の防水性能が増大する。さらに溝部によ
って重合施工時の雨水上昇浸入を防止することができ
る。又、押出し方向に配向される補強繊維と直角方向に
溝部を形成しているので縦横の曲げ強度を増大すること
ができるとともに施工後の反りが防止される。又、曲げ
強度が増大するので踏み割れもない。また、従来の湿式
や乾式の製造方法とは異なり押出し成形されるので緻密
な組織の平板屋根材を一貫ラインで簡単に製造すること
ができる。すなわち、本発明においては、押出し成形さ
れて緻密な組織となると共に補強繊維と溝部とが相互に
直交方向となって、縦横の曲げ強度が均等に増大し反り
が防止されるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は従来の平板屋根材を示す平面図、第
3図は本発明の平板屋根材の製造法を示す概略を示す工
程図、第4図乃至第7図は本発明の平板屋根材の裏面の
溝部形状を示す異なる実施例の平面図、第8図は本発明
の平板屋根材の表面側から見た施工状態を示す要部の平
面図である。 1……混練材料、2……押出成形機、3……平板屋根材
本体、5……プレス、6……裏面、7……溝部、10……
平板屋根材。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】押出し成形されて含有する補強繊維が押出
    し方向に配向された平板屋根板本体の裏面に押出し方向
    に対して直角になるように複数本の溝部を形成したこと
    を特徴とする平板屋根材。
  2. 【請求項2】セメント、補強繊維、増粘材、水などを混
    練して混練材料をつくりこの混練材料を押出成形機にて
    生板状の平板屋根板本体を押出し成形すると同時もしく
    は押出し成形後に該平板屋根板本体の裏面に押出し方向
    に対して直角になるように複数本の溝部を形成し、しか
    る後養生乾燥して平板屋根材を得るようにすることを特
    徴とする平板屋根材の製造法。
JP62046213A 1987-02-27 1987-02-27 平板屋根材及びその製造法 Expired - Lifetime JP2522289B2 (ja)

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