JP2945278B2 - 建築板製造用の型板 - Google Patents
建築板製造用の型板Info
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- JP2945278B2 JP2945278B2 JP22313494A JP22313494A JP2945278B2 JP 2945278 B2 JP2945278 B2 JP 2945278B2 JP 22313494 A JP22313494 A JP 22313494A JP 22313494 A JP22313494 A JP 22313494A JP 2945278 B2 JP2945278 B2 JP 2945278B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、外壁板のような建築板
を製造する際に用いる型板に関する。
を製造する際に用いる型板に関する。
【０００２】
【従来の技術】硅酸カルシウム板、石綿セメント板や木
片セメント板のようなセメント系無機質板を製造する場
合、原料を型板の上にマット状に散布し、型板上の原料
を圧締して製板すると共に板の表面に装飾用凹凸を成形
し、圧締状態の成形板を一次養生し、脱型し、二次養生
し、乾燥し、切断し、実加工し、塗装して、外壁板とす
る。
片セメント板のようなセメント系無機質板を製造する場
合、原料を型板の上にマット状に散布し、型板上の原料
を圧締して製板すると共に板の表面に装飾用凹凸を成形
し、圧締状態の成形板を一次養生し、脱型し、二次養生
し、乾燥し、切断し、実加工し、塗装して、外壁板とす
る。
【０００３】このような製造方法において用いられる型
板は、外壁板より大きい繊維強化プラスチック製の長方
形平板であり、表面の中央部に、装飾用凹凸を成形する
装飾成形用凹凸部を形成している。そして、型板は、金
属製の搬送板の上に載置されて、搬送板と一緒に搬送さ
れ、また、不使用時には、搬送板と一緒に多段に積み重
ねて保管される。
板は、外壁板より大きい繊維強化プラスチック製の長方
形平板であり、表面の中央部に、装飾用凹凸を成形する
装飾成形用凹凸部を形成している。そして、型板は、金
属製の搬送板の上に載置されて、搬送板と一緒に搬送さ
れ、また、不使用時には、搬送板と一緒に多段に積み重
ねて保管される。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な型板は、保管時に、搬送板と一緒に積み重ねると、表
面の中央部に形成した装飾成形用凹凸部の頂上に上段の
搬送板が強く当たって、装飾成形用凹凸部の頂上が傷付
き易い。耐久性が高くない。
な型板は、保管時に、搬送板と一緒に積み重ねると、表
面の中央部に形成した装飾成形用凹凸部の頂上に上段の
搬送板が強く当たって、装飾成形用凹凸部の頂上が傷付
き易い。耐久性が高くない。
【０００５】また、型板は、上段の搬送板が当たる装飾
成形用凹凸部の頂上が同じ高さでないときは、積み重ね
ると、水平にならず、多段に積み上げることができな
い。積み上げ段数が減少して、保管用の広い場所を要す
る。
成形用凹凸部の頂上が同じ高さでないときは、積み重ね
ると、水平にならず、多段に積み上げることができな
い。積み上げ段数が減少して、保管用の広い場所を要す
る。
【０００６】更に、型板は、剛性が高くなく、反り易
い。型板が反ると、所望の形状の建築板を得難い。
い。型板が反ると、所望の形状の建築板を得難い。
【０００７】本発明の目的は、上記のような従来の課題
を解決することである。
を解決することである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は、原料を型板の
上にマット状に散布し、型板上の原料を圧締して製板す
ると共に板の表面に装飾用凹凸を成形し、圧締状態の成
形板を養生して脱型し、建築板を製造する際に用いる型
板において、表面の中央部に、装飾用凹凸を成形する装
飾成形用凹凸部を形成する一方、表面の周辺部に、装飾
成形用凹凸部より低くない保護用凸部を、装飾成形用凹
凸部を取り囲む位置に形成したことを特徴とする建築板
製造用の型板である。
上にマット状に散布し、型板上の原料を圧締して製板す
ると共に板の表面に装飾用凹凸を成形し、圧締状態の成
形板を養生して脱型し、建築板を製造する際に用いる型
板において、表面の中央部に、装飾用凹凸を成形する装
飾成形用凹凸部を形成する一方、表面の周辺部に、装飾
成形用凹凸部より低くない保護用凸部を、装飾成形用凹
凸部を取り囲む位置に形成したことを特徴とする建築板
製造用の型板である。
【０００９】また、本発明は、上記の型板において、保
護用凸部は、各部が同じ高さであることを特徴とする。
護用凸部は、各部が同じ高さであることを特徴とする。
【００１０】更に、本発明は、上記の型板において、型
板の裏面に搬送板の表面を接着して、型板に搬送板を一
体化したことを特徴とする。
板の裏面に搬送板の表面を接着して、型板に搬送板を一
体化したことを特徴とする。
【００１１】
【作用】本発明の型板においては、表面の周辺部に、表
面中央部の装飾成形用凹凸部より低くない保護用凸部
を、装飾成形用凹凸部を取り囲む位置に形成したので、
保管時に、搬送板と一緒に多段に積み重ねると、上段の
搬送板が保護用凸部に当たり、装飾成形用凹凸部の頂上
に強く当たらない。装飾成形用凹凸部の頂上が傷付き難
い。
面中央部の装飾成形用凹凸部より低くない保護用凸部
を、装飾成形用凹凸部を取り囲む位置に形成したので、
保管時に、搬送板と一緒に多段に積み重ねると、上段の
搬送板が保護用凸部に当たり、装飾成形用凹凸部の頂上
に強く当たらない。装飾成形用凹凸部の頂上が傷付き難
い。
【００１２】また、本発明の型板においては、保護用凸
部は、各部が同じ高さであるので、保管時に、積み重ね
ると、水平になり、多段に積み上げることができる。
部は、各部が同じ高さであるので、保管時に、積み重ね
ると、水平になり、多段に積み上げることができる。
【００１３】更に、本発明の型板においては、型板の裏
面に搬送板の表面を接着して、型板に搬送板を一体化し
たので、剛性が高く、反り難い。
面に搬送板の表面を接着して、型板に搬送板を一体化し
たので、剛性が高く、反り難い。
【００１４】
【発明の効果】本発明の型板においては、装飾成形用凹
凸部の頂上が傷付き難く、耐久性が高い。また、多段に
積み上げることができ、保管用の広い場所を要しない。
更に、反り難く、所望の形状の建築板を得易い。
凸部の頂上が傷付き難く、耐久性が高い。また、多段に
積み上げることができ、保管用の広い場所を要しない。
更に、反り難く、所望の形状の建築板を得易い。
【００１５】
【実施例】本例の型板１は、ガラス繊維を混入したポリ
エステル樹脂のような繊維強化プラスチック製の１ｍ弱
×２ｍ弱の長方形平板である。
エステル樹脂のような繊維強化プラスチック製の１ｍ弱
×２ｍ弱の長方形平板である。
【００１６】型板１の表面中央部には、図１と図２に示
すように、格子形状の突条部２と各格子内の微細凹凸部
３からなる装飾成形用凹凸部を形成している。格子形状
の突条部２は、各部が同じ高さである。
すように、格子形状の突条部２と各格子内の微細凹凸部
３からなる装飾成形用凹凸部を形成している。格子形状
の突条部２は、各部が同じ高さである。
【００１７】型板１の表面周辺部には、図１と図３に示
すように、長方形枠形状の突条部４からなる保護用凸部
を、装飾成形用凹凸部２，３を取り囲む位置に格子形状
の突条部２と同じ高さに形成している。長方形枠形状の
突条部４は、各部が同じ高さである。
すように、長方形枠形状の突条部４からなる保護用凸部
を、装飾成形用凹凸部２，３を取り囲む位置に格子形状
の突条部２と同じ高さに形成している。長方形枠形状の
突条部４は、各部が同じ高さである。
【００１８】型板１の裏面には、図１、図２と図３に示
すように、長方形平板の鉄やステンレス鋼のような金属
製の搬送板５の表面を接着剤で接着して、型板１に搬送
板５を一体化している。
すように、長方形平板の鉄やステンレス鋼のような金属
製の搬送板５の表面を接着剤で接着して、型板１に搬送
板５を一体化している。
【００１９】本例の型板１は、繊維が混入した硅酸カル
シウム板の外壁板を製造する際に用いる。型板１の上に
は、セメント、硅砂、木質繊維、パーライトと水などか
らなる原料をマット状に散布し、型板１上の原料を圧締
して、製板すると共に、板の表面中央部に装飾成形用凹
凸部２，３で装飾用凹凸を、板の表面周辺部に保護用凸
部４で長方形枠形状の溝をそれぞれ成形し、圧締状態の
成形板を常圧で一次養生し、脱型し、一次養生板をオー
トクレーブで二次養生し、二次養生板を熱風で乾燥し、
所定の位置で切断して周辺部を切り取り、実加工し、塗
装して、外壁板とする。
シウム板の外壁板を製造する際に用いる。型板１の上に
は、セメント、硅砂、木質繊維、パーライトと水などか
らなる原料をマット状に散布し、型板１上の原料を圧締
して、製板すると共に、板の表面中央部に装飾成形用凹
凸部２，３で装飾用凹凸を、板の表面周辺部に保護用凸
部４で長方形枠形状の溝をそれぞれ成形し、圧締状態の
成形板を常圧で一次養生し、脱型し、一次養生板をオー
トクレーブで二次養生し、二次養生板を熱風で乾燥し、
所定の位置で切断して周辺部を切り取り、実加工し、塗
装して、外壁板とする。
【００２０】本例の型板１は、不使用時には、多段に積
み重ねて保管する。積み重ねると、型板１は、上段の型
板裏面の搬送板５が微細凹凸部３には接触せず、格子形
状の突条部２と長方形枠形状の突条部４の両者に当た
る。長方形枠形状の突条部４からなる保護用凸部にも当
たるので、装飾成形用凹凸部の格子形状突条部２に強く
当たらない。装飾成形用凹凸部２，３が傷付き難い。
み重ねて保管する。積み重ねると、型板１は、上段の型
板裏面の搬送板５が微細凹凸部３には接触せず、格子形
状の突条部２と長方形枠形状の突条部４の両者に当た
る。長方形枠形状の突条部４からなる保護用凸部にも当
たるので、装飾成形用凹凸部の格子形状突条部２に強く
当たらない。装飾成形用凹凸部２，３が傷付き難い。
【００２１】また、型板１は、裏面の搬送板５が下段の
型板１の同一高さの格子形状の突条部２と長方形枠形状
の突条部４に当たるので、水平に載置される。多段に積
み上げることができる。
型板１の同一高さの格子形状の突条部２と長方形枠形状
の突条部４に当たるので、水平に載置される。多段に積
み上げることができる。
【００２２】更に、型板１は、裏面に搬送板５を接着し
て一体化しているので、剛性が高い。反り難い。
て一体化しているので、剛性が高い。反り難い。
【００２３】＜変形例＞実施例においては、装飾成形用
凹凸部の一部である格子形状の突条部２は、保護用凸部
４と同じ高さであったが、保護用凸部４より低くする。
凹凸部の一部である格子形状の突条部２は、保護用凸部
４と同じ高さであったが、保護用凸部４より低くする。
【図１】本発明の実施例の型板の斜視図である。
【図２】図１のＡ−Ａ線断面図である。
【図３】図１のＢ−Ｂ線断面図である。
１ 型板 ２ 格子形状の突条部，装飾成形用凹凸部 ３ 微細凹凸部，装飾成形用凹凸部 ４ 長方形枠形状の突条部，保護用凸部 ５ 搬送板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B28B 7/16 B28B 3/02
Claims (3)
- 【請求項１】 原料を型板の上にマット状に散布し、型
板上の原料を圧締して製板すると共に板の表面に装飾用
凹凸を成形し、圧締状態の成形板を養生して脱型し、建
築板を製造する際に用いる型板において、 表面の中央部に、装飾用凹凸を成形する装飾成形用凹凸
部を形成する一方、表面の周辺部に、装飾成形用凹凸部
より低くない保護用凸部を、装飾成形用凹凸部を取り囲
む位置に形成したことを特徴とする建築板製造用の型
板。 - 【請求項２】 保護用凸部は、各部が同じ高さであるこ
とを特徴とする請求項１に記載の建築板製造用の型板。 - 【請求項３】 型板の裏面に搬送板の表面を接着して、
型板に搬送板を一体化したことを特徴とする請求項１ま
たは２に記載の建築板製造用の型板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22313494A JP2945278B2 (ja) | 1994-09-19 | 1994-09-19 | 建築板製造用の型板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22313494A JP2945278B2 (ja) | 1994-09-19 | 1994-09-19 | 建築板製造用の型板 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0885109A JPH0885109A (ja) | 1996-04-02 |
| JP2945278B2 true JP2945278B2 (ja) | 1999-09-06 |
Family
ID=16793333
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22313494A Expired - Fee Related JP2945278B2 (ja) | 1994-09-19 | 1994-09-19 | 建築板製造用の型板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2945278B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102926530B (zh) * | 2012-11-15 | 2015-05-20 | 福建安厦新型建筑模板制造有限公司 | 一种钢框模板组件 |
| CN104763145B (zh) * | 2015-04-13 | 2016-09-07 | 河北润林新材料科技有限公司 | 一种三阴角塑料模板 |
-
1994
- 1994-09-19 JP JP22313494A patent/JP2945278B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0885109A (ja) | 1996-04-02 |
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