JP2522287Y2 - 産業用ロボットの作業具取付装置 - Google Patents

産業用ロボットの作業具取付装置

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JP2522287Y2
JP2522287Y2 JP3463792U JP3463792U JP2522287Y2 JP 2522287 Y2 JP2522287 Y2 JP 2522287Y2 JP 3463792 U JP3463792 U JP 3463792U JP 3463792 U JP3463792 U JP 3463792U JP 2522287 Y2 JP2522287 Y2 JP 2522287Y2
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industrial robot
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恭秀 永浜
俊一 藤井
雅樹 芝池
達治 湊
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Kobe Steel Ltd
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Kobe Steel Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、溶接ロボット等の産業
用ロボットの最終動作軸の先端(手首先端)に溶接トーチ
等の作業具を取り付けるための作業具取付装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、溶接ロボット等の産業用ロボッ
トでは、その手首先端(最終動作軸の先端)に設けた作業
具(溶接トーチ等)の先端位置を空間3軸上で位置制御す
ることにより、教示した作業データを再生して作業が行
なわれている。
【0003】手首先端に作業具(溶接トーチ等)を取り付
けるための取付具としては、例えば、実開昭61−92
96号公報に開示されたものがある。この取付具は、手
首先端に4個のボルトで作業具取付具を固着するもの
で、溶接トーチの取付姿勢(位置)を決めるために4つの
ブラケットを有し、各ブラケットの相互間を前記4個の
ボルトにより結合して構成されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
産業用ロボットの作業具取付装置では、作業具を交換す
る際に、4個のボルトを取り外さなければならず、手間
がかかるなどの課題がある。
【0005】本考案は、このような課題を解決しようと
するもので、最終動作軸の先端への作業具の取付を極め
て簡易かつ短時間で行なえるようにした産業用ロボット
の作業具取付装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案の産業用ロボットの作業具取付装置は、産業
用ロボットの最終動作軸の先端部に固着される第1の取
付具と、前記第1の取付具に対し着脱可能で作業具を取
り付けられる第2の取付具と、前記第1の取付具との間
に前記第2の取付具を挟持しながら前記第1の取付具に
対し螺合して締め付けられる締付ノブとをそなえ、前記
第1の取付具と前記第2の取付具との間に、前記第2の
取付具が前記第1の取付具に対する回動を規制しうる嵌
合部を形成したことを特徴としている。
【0007】
【作用】上述した本考案の産業用ロボットの作業具取付
装置では、作業具を取り付けられた第2の取付具を第1
の取付具に装着し、この第1の取付具に締付ノブを螺合
させて締め付けることにより、締付ノブと第1の取付具
との間に第2の取付具が挟持され、作業具が産業用ロボ
ットの最終動作軸に取り付けられる。このとき、第2の
取付具は、嵌合部により第1の取付具に対する回動を規
制される。
【0008】
【実施例】以下、図面により本考案の一実施例としての
産業用ロボットの作業具取付装置について説明すると、
図1はその断面図、図2はその第1の取付具を示す正面
図、図3はその第2の取付具を示す正面図、図4はその
締付ノブを示す断面図である。
【0009】図1において、1は溶接ロボット等の産業
用ロボットの手首部先端における駆動部2の出力軸(最
終動作軸先端部)で、この出力軸1は駆動モータ3によ
り回転駆動されるようになっている。そして、出力軸1
には、図1,図2に示すような第1の取付具4が、ボル
ト5により締付・固定されている。この第1の取付具4
は、出力軸1とほぼ同径で出力軸1に当接するベース部
4aを有し、このベース部4aにボルト5が貫通するボ
ルト穴4bが形成されている。
【0010】ベース部4aには、長丸形状の凸部(嵌合
部)4cが形成されるとともに、この凸部4cの中心部
からは円筒部4dが突設・形成されている。さらに、円
筒部4dの先端側外周には雄ネジ部4eが形成されると
ともに、円筒部4dの軸心方向には、出力軸1に装着さ
れるゲージ6の貫通するための穴4fが形成されてい
る。ゲージ6は、溶接トーチ(作業具)10のチップ15
から送り出される溶接ワイヤの長さを正確に設定し、先
端位置出しを目的として用いられるもので、通常使用時
には取り外されている。
【0011】また、7は第1の取付具4に対し着脱可能
で溶接トーチ(作業具)10を取り付けられる第2の取付
具で、この第2の取付具7は、図1,図3に示すよう
に、第1の取付具4に当接するベース部7aを有し、こ
のベース部7aに、溶接トーチ10取付用の取付金具8
をボルト9により締付・固定すべくボルト穴4cを有す
る取付部7bが形成されるとともに、円筒部7cが形成
されている。円筒部7cの軸心方向には、第1の取付具
4の円筒部4dに外嵌された状態でこの円筒部4dの貫
通する穴7eが形成されている。
【0012】ベース部7aの第1の取付具4側端面に
は、第1の取付具4の凸部4cに嵌合するとともに第1
の取付具4を取り付ける上下のボルト5の頭部を覆いう
る長丸形状の凹部(嵌合部)7fが形成されており、この
凹部7fと第1の取付具4の凸部4cとにより、第2の
取付具7が第1の取付具4に対する回動を規制しうる嵌
合部が構成される。さらに、ベース部7aの第1の取付
具4側端面には、第1の取付具4を取り付ける左右のボ
ルト5の頭部を覆いうる凹部7gも形成されている。
【0013】ここで、第2の取付具7の円筒部7cの軸
心方向長さは、第2の取付具7を第1の取付具4に外嵌
し凸部4cと凹部7fとを嵌合させた状態で、第1の取
付具4の円筒部4d先端に形成された雄ネジ部4eが第
2の取付具7の穴7eから露出するように設定されてい
る。また、第2の取付具7の円筒部7cの先端側外周に
は、後述する締付ノブ16用のリング状のストッパ部材
7hが取り付けられている。
【0014】なお、第2の取付具7には、取付金具8,
破断棒11,取付金具12を介してトーチホルダ13が
取り付けられており、このトーチホルダ13に溶接トー
チ10が取り付けられるようになっている。破断棒11
は、溶接トーチ10のシールドノズル14やチップ15
がワーク等に接触した際に折れるベークライト製のもの
である。
【0015】16は第1の取付具4との間に第2の取付
具7を挟持しながら第1の取付具4に対し螺合して締め
付けられる締付ノブで、この締付ノブ16には、図1,
図4に示すように、第2の取付具7の円筒部7dの外周
に嵌合する嵌合穴16aが形成されるとともに、この嵌
合穴16aを円筒部7dに嵌合させた状態で、第2の取
付具7の穴7eから露出した第1の取付具4の雄ネジ部
4eに螺合する雌ネジ部16bが形成されている。
【0016】また、締付ノブ16には、出力軸1に装着
されるゲージ6の貫通するための穴16cが形成される
とともに、第2の取付具7のストッパ部材7hに当接し
うるストッパネジ16eが螺合するネジ穴16dが形成
されている。締付ノブ16は、第2の取付具7の円筒部
7dの外周に対して、相対的に回転可能に、且つ、円筒
部7dの軸心方向に所定範囲内で摺動可能に装着されて
おり、この締付ノブ16が第2の取付具7から外れ落ち
ないように、ストッパネジ16eをネジ穴16dに螺合
させその先端を嵌合穴16aの内周面側に突設させるこ
とにより、ストッパ部材7hとストッパネジ16eとが
当接し干渉し合うように構成されている。
【0017】上述の構成により、溶接トーチ10の取付
が以下のようにして行なわれる。つまり、まず、第2の
取付具7の穴7e内に第1の取付具4の円筒部4dを貫
通させるとともに第2の取付具7の凹部7fに第1の取
付具4の凸部4cを嵌合させることにより、溶接トーチ
10を取り付けられた第2の取付具7を第1の取付具4
に装着する。
【0018】この状態で、第1の取付具4の円筒部4d
先端側に形成された雄ネジ部4eが、第2の取付具7の
穴7eから露出しており、この雄ネジ部4eに、第2の
取付具7の外周に装着されている締付ノブ16の雌ネジ
部16bを螺合させて締め付ける。これにより、締付ノ
ブ16と第1の取付具4との間に第2の取付具7が挟持
され、溶接トーチ10が産業用ロボットの出力軸1に取
り付けられる。
【0019】また、溶接トーチ10の取外しは上述した
取付手順の逆であり、締付ノブ16を回してその雌ネジ
部16bと第1の取付具4の雄ネジ部4eとの螺合を解
くことにより、溶接トーチ10は、第2の取付具7およ
び締付ノブ16とともに第1の取付具4から取り外され
る。
【0020】このように、本実施例の産業用ロボットの
作業具取付装置によれば、工具を用いることになく締付
ノブ16による回転操作のみで、溶接トーチ10の出力
軸1への着脱作業を極めて簡易かつ短時間で行なえる。
また、長丸形状の凸部4cと凹部7fとの嵌合により、
第2の取付具7が第1の取付具4に対して回動するのを
規制でき、つまりは、出力軸1の軸線まわりのトーチ回
転方向のトーチ姿勢を固定することができる。
【0021】さらに、本実施例では、ストッパ部材7h
およびストッパネジ16eにより、締付ノブ16が、第
2の取付具7に対して回転,摺動しながら外れ落ちない
ように構成されているため、締付ノブ16は常に第2の
取付具7に装着された状態になり、締付ノブ16を無く
すおそれがなく、部品管理が容易になるなどの利点もあ
る。
【0022】なお、上記実施例では、第1の取付具4に
凸部4cを形成し、第2の取付具7に、凸部4cが嵌合
する凹部7fを形成しているが、逆に、第1の取付具4
に凹部を形成し第2の取付具7に凸部を形成してもよ
い。また、上記実施例では、第1の取付具4に雄ネジ部
4eを形成し、締付ノブ16の雌ネジ部16bを形成し
ているが、逆に、第1の取付具4に雌ネジ部を形成し締
付ノブ16に雄ネジ部を形成してもよい。さらに、第1
の取付具4,第2の取付具7,締付ノブ16の表面に
は、着脱作業を容易にするためにローレット加工を施す
のが好ましい。
【0023】
【考案の効果】以上詳述したように、本考案の産業用ロ
ボットの作業具取付装置によれば、作業具を取り付けら
れた第2の取付具を第1の取付具に装着し、この第1の
取付具に締付ノブを螺合させて締め付けることにより、
締付ノブと第1の取付具との間に第2の取付具を挟持し
て作業具を最終動作軸に取り付け、且つ、嵌合部により
第1の取付具に対する第2の取付具の回動を規制するよ
うに構成したので、最終動作軸の先端への作業具の取付
を極めて簡易かつ短時間で行なえるとともに、最終動作
軸に対する作業具姿勢を固定できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例としての産業用ロボットの作
業具取付装置を示す断面図である。
【図2】本実施例の第1の取付具を示す正面図である。
【図3】本実施例の第2の取付具を示す正面図である。
【図4】本実施例の締付ノブを示す正面図である。
【符号の説明】
1 出力軸(最終動作軸) 2 駆動部 3 駆動モータ 4 第1の取付具 4a ベース部 4b ボルト穴 4c 凸部(嵌合部) 4d 円筒部 4e 雄ネジ部 4f 穴 5 ボルト 6 ゲージ 7 第2の取付具 7a ベース部 7b 取付部 7c ボルト穴 7d 円筒部 7e 穴 7f 凹部(嵌合部) 7g 凹部 7h ストッパ部材 8 取付金具 9 ボルト 10 溶接トーチ(作業具) 11 破断棒 12 取付金具 13 トーチホルダ 14 シールドノズル 15 チップ 16 締付ノブ 16a 嵌合穴 16b 雌ネジ部 16c 穴 16d ネジ穴 16e ストッパネジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 湊 達治 神奈川県藤沢市宮前字裏河内100−1 株式会社神戸製鋼所 藤沢事業所内 (56)参考文献 実開 昭61−9296(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 産業用ロボットの最終動作軸の先端部に
    固着される第1の取付具と、 前記第1の取付具に対し着脱可能で作業具を取り付けら
    れる第2の取付具と、 前記第1の取付具との間に前記第2の取付具を挟持しな
    がら前記第1の取付具に対し螺合して締め付けられる締
    付ノブとがそなえられ、 前記第1の取付具と前記第2の取付具との間に、前記第
    2の取付具が前記第1の取付具に対する回動を規制しう
    る嵌合部が形成されていることを特徴とする産業用ロボ
    ットの作業具取付装置。
JP3463792U 1992-05-25 1992-05-25 産業用ロボットの作業具取付装置 Expired - Lifetime JP2522287Y2 (ja)

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JPH0588893U JPH0588893U (ja) 1993-12-03
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