JP2522128B2 - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JP2522128B2
JP2522128B2 JP3273362A JP27336291A JP2522128B2 JP 2522128 B2 JP2522128 B2 JP 2522128B2 JP 3273362 A JP3273362 A JP 3273362A JP 27336291 A JP27336291 A JP 27336291A JP 2522128 B2 JP2522128 B2 JP 2522128B2
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M3/00Conversion of dc power input into dc power output
    • H02M3/02Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac
    • H02M3/04Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac by static converters
    • H02M3/10Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode
    • H02M3/145Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a triode or transistor type requiring continuous application of a control signal
    • H02M3/155Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a triode or transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only

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  • Power Engineering (AREA)
  • Dc-Dc Converters (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、入出力ともに電流連
続モードである定電圧型の電源装置に関し、特に1つの
回路方式で機能的に従来のBUCK,BOOST,BU
CK−BOOSTのそれぞれに対応できる電源装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来からある定電圧回路としては、図1
7のBUCK(降圧)型、図18のBOOST(昇圧)
型、図19のBUCK−BOOST型が良く知られ、且
つ多用されている。これらの回路において、Eは電源、
RL は負荷抵抗、S1はスイッチ素子、D1はダイオー
ド、C1はコンデンサ、L11,L12,L21はイン
ダクタであり、BUCK型ではS1,L11が直列に、
またD1がこの直列回路に対しT字型となるように接続
される。また、BOOST型ではL12とD1が直列
に、またS1がこの直列回路に対しT字型となるように
接続される。更に、BUCK−BOOST型ではS1と
D1が直列に、またL21がこの直列回路に対しT字型
となるように接続される。
【0003】これらの回路は、BUCK型は入力におい
て、またBOOSTは出力において、さらにBUCK−
BOOST型は入出力双方において、それぞれ原理的に
電流が断続モードとなるため、電流性ノイズが発生する
問題を内包する。この点を解決するために考案されたの
が、図20のCUK(極性反転)型コンバータである。
このCUKコンバータは入出力ともに連続モードである
ため、ノイズの発生が少ないというメリットを有する。
【0004】しかしながら、CUKコンバータは、機能
的にはBUCK−BOOST型に対応するとしても、極
性反転型(入力が正の電圧の時に出力が負の電圧とな
る)として動作するため、あまり多くは利用されない。
定電圧電源回路として最も多く利用されるのはBUCK
型である。この理由は、BUCK型ではスイッチ素子S
1のデューティーを0%〜100%まで自由に可変でき
るため、制御が簡単で、効率も高いからである。次に多
く利用されるのはBOOST型であり、CUK型は、理
由があって逆電位の電圧が必要なとき以外は使用される
ことがないため、最も使われる機会が少ない。
【0005】CUK型は、入出力が連続モードとなるメ
リット(ノイズ面において有利)を有するが、BUCK
型やBOOST型と置き換えるには、極性が反転するこ
とがネックとなる。特に、BUCKと置き換えるには、
デューティーが100%まで使用できることが望まし
い。しかし、BOOST型、BUCK−BOOST型及
びCUK型はデューティーに制約があり、デューティー
100%になるとスイッチ素子S1が破壊に至る欠点が
ある。このように、CUK型はBUCK−BOOSTと
同様に極性が反転するものの、出力電圧は入力電圧に対
し高くも低くもできるため、降圧、昇圧のいずれにも適
用できる。従って、現状では入出力とも連続電流モード
の降圧回路又は昇圧回路が必要なときは、極性が反転す
ることを前提としてCUKを使用するしかない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ここで、BUCK,B
OOST,BUCK−BOOSTの代わりにCUKを用
いた場合のデメリットを整理すると次のようになる。 (A)BUCKをCUKに置き換えたときのデメリット a)極性が反転する。 b)最大デューティー比に制約が生じる(100%まで
使用できない)。 c)同一出力電圧でのデューティー比が小さくなるの
で、スイッチグ素子を流れる電流が大きくなる。 d)回路素子に加わる電圧が高くなる。 e)効率が低下する。 f)制御回路も替える必要がある(極性が逆となり、ス
イッチ素子の位置も異なる)。 (B)BOOSTをCUKに置き換えたときのデメリッ
ト a)極性が反転する。 b)回路素子に加わる電圧が高くなる。 c)効率が低下する。 d)制御回路も替える必要がある(スイッチ素子の位置
が異なる)。 (C)BUCK−BOOSTをCUKに置き換えたとき
のデメリット a)制御回路も替える必要がある(スイッチ素子の位置
が異なる)。
【0007】極性の反転しないBUCKとBOOSTの
置き換えでは、素子電圧の増大によって、より高い電圧
で使える素子が必要となり、スイッチング損失の増大に
よって効率も低下する等、問題が多く、特にBUCKの
置き換えでは、これにデューティーの問題も加わり、効
率差は更に広がる。また、実設計上の問題として、BU
CK,BOOST,BUCK−BOOSTの回路を用い
た現行装置を連続電流モードのコンバータにしたいと
き、スイッチ素子の位置が同じであると制御回路がその
まま使用できるため好ましい。
【0008】更に、1つの電圧源から両極性の電圧を出
力させたい場合、例えば12Vのバッテリから+5Vと
−15Vを得たい場合、通常はBUCKで+5Vを作
り、BUCK−BOOSTで−15Vを作るが、これを
CUKで構成すると、一例として、12Vから先ず−1
5Vを作り、この−15Vから+5Vを作ることにな
る。従って、CUKではコンバータを2回通すことによ
る効率低下が問題となる。
【0009】この発明は、このような点を改善し、機能
的にBUCK,BOOSTに対して各1種類、BUCK
−BOOSTに対して2種類、計4種類の入出力電流連
続モードを持つコンバータ式電源装置を提供することを
目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
この発明では、コンデンサ、スイッチ素子およびダイオ
ードを有するコンバータ回路と、このコンバータ回路に
接続される入力端子、出力端子およびグランド端子を有
する4端子回路型の電源装置であって、前記コンバータ
回路と前記入力端子又は出力端子との間に第1のインダ
クタが接続され記コンバータ回路と前記グランド端
子との間に第2のインダクタが接続され、かつ、前記コ
ンバータ回路のスイッチ素子又はダイオードが前記第1
のインダクタと第2のインダクタの間に介挿されている
ことを第1の特徴としている。
【0011】更にこの発明では、コンバータ回路がスイ
ッチ素子とコンデンサの直列回路にダイオードを並列に
接続したものであり、第1のインダクタが前記コンバー
タ回路と入力端子との間に接続され、また第2のインダ
クタが前記スイッチ素子とコンデンサとの接続点とグラ
ンド端子との間に接続されたものであることを第の特
徴としている。
【0012】更にまたこの発明では、コンバータ回路が
スイッチ素子とダイオードの直列回路にコンデンサを並
列に接続したものであり、第1のインダクタが前記コン
バータ回路と入力端子との間に接続され、また第2のイ
ンダクタが前記スイッチング素子とダイオードとの接続
点とグランド端子との間に接続されたものであることを
の特徴としている。
【0013】又、この発明では、コンバータ回路がコン
デンサとダイオードの直列回路にスイッチ素子を並列に
接続したものであり、第1のインダクタが前記コンバー
タ回路と出力端子との間に接続され、また第2のインダ
クタが前記コンデンサとダイオードとの接続点とグラン
ド端子との間に接続されたものであることを第の特徴
としている。
【0014】この発明では又、コンバータ回路がスイッ
チ素子とダイオードの直列回路にコンデンサを並列に接
続したものであり、第1のインダクタが前記コンバータ
回路と出力端子との間に接続され、また第2のインダク
タが前記スイッチ素子とダイオードとの接続点とグラン
ド端子との間に接続されたものであることを第の特徴
としている。
【0015】
【作用】図1は発明を説明するための第1の原理図であ
り、コンバータ回路CONVと入力端子10との間に第
1のインダクタL1が接続され、またコンバータ回路C
ONVとグランド端子11との間には第2のインダクタ
L2が接続されている。12は出力端子である。また、
図2は発明を説明するための第2の原理図であり、コン
バータ回路CONVと出力端子12との間に第1のイン
ダクタL1が接続され、またコンバータ回路CONVと
グランド端子11との間には第2のインダクタL2が接
続されている。
【0016】一般に、電源回路を図21のように入力端
子10、グランド端子11、出力端子12を持つ4端子
回路網として考えた場合、BUCK型は図22に示すよ
うに出力端子12に向けて直列にインダクタL11を持
ち、このリアクタンスによって出力電流IOUT が連続モ
ードとなる。また、BOOST型は図23に示すように
入力端子10に向けて直列にインダクタL12を持ち、
このリアクタンスによって入力電流IINが連続モードと
なる。
【0017】この2つの回路の特徴を組み合わせ、入力
回路をBOOSTとし、出力回路をBUCKとしたの
が、図24に示すCUK型である。このCUK型では、
コンデンサC1に流れる電流がスイッチ素子S1のON
/OFFに伴って交番しないとエネルギを伝達できない
ため、入力電流IINと出力電流IOUT は逆方向となるよ
うに設定する必要がある。CUKではこれを出力側のB
UCK回路を逆極性接続とする事で実現しているため、
前述したように極性反転型としてしか動作できない。仮
に、極性反転しないように、ダイオードD1の極性を図
とは逆の方向にしたとしても、コンデンサC1に流れる
電流方向が交番せず1方向になるため、期待通りの動作
は不可能である。この様にCUK型は入出力端子10,
12に対し直列にインダクタL12,L11を持たせ、
これらのリアクタンスにより入出力電流を共に連続モー
ドにさせるという考えを基本にしているため、原理的に
図25のように表すことができる。
【0018】これに対し、この発明の回路は、図1又は
図2に示したように、コンバータCONVから入力端子
10又は出力端子12の一方だけに直列に第1のインダ
クタL1を接続し、代わりにコンバータCONVからグ
ランド端子11に向けて第2のインダクタL2を接続し
た点を構成上の特徴としている。この発明の回路は、必
ずしも入出力に同時にインダクタがなくとも、入出力電
流を連続モード化できるという点に着目したものであ
る。CUK型は最終的に1つの回路になるが、この発明
の回路は後述する実施例のように種類の連続モードコ
ンバータを生じさせることができる。しかも、これらの
回路は機能的にBUCK,BOOST型がそれぞれ1種
類、BUCK−BOOST型が2種類あるため、実用的
にも好ましい。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例を説
明する。図4および図5はそれぞれ、この発明の第2お
よび第3の特徴に対応する第1および第2の実施例であ
る。図3はこの発明を理解するための参考例である。こ
れらの回路に共通する点は、第1のインダクタL1がコ
ンバータ回路と入力端子10との間に直列に用いられて
いること、及び第2のインダクタL2がコンバータ回路
とグランド端子11との間に接続されていることであ
る。コンバータ回路はスイッチ素子S1,コンデンサC
1,ダイオードD1で構成され、機能的に見れば、図
はBOOST型に、また図5はBUCK−BOOST型
にそれぞれ対応する。
【0020】図6および図8はそれぞれ、この発明の第
4および第5の特徴に対応する第3および第4の実施例
である。図7はこの発明を理解するための参考例であ
る。これらの回路に共通する点は、第1のインダクタL
1がコンバータ回路と出力端子12との間に直列に用い
られていること、及び第2のインダクタL2がコンバー
タ回路とグランド端子11との間に接続されていること
である。コンバータ回路はS1,C1,D1で構成さ
れ、機能的に見れば図6はBUCK型に、また図8はB
UCK−BOOST型にそれぞれ対応している。
【0021】図9〜図14は、それぞれ図3〜図8の動
作説明図である。先ず、図9の動作を図15の波形図を
参照しながら説明する。図9において、コンデンサC1
のインピーダンスはスイッチング周波数において充分に
小さいものとする。この条件でスイッチ素子S1がON
/OFFを繰り返すと、S1がONの時はS1から、O
FFの時はダイオードD1から出力電流IOUT が交互に
出力される。このときD1に流れる電流ID1はインダク
タL2とコンデンサC1から供給されるが、直流的には
L2からしか供給されないので、ID1の平均電流はIL
2となる。
【0022】S1がONしたとき第1のインダクタL1
に流れる電流IL1(入力電流IINに等しい)は出力側に
流れるが、このときD1はOFFしているので、第2の
インダクタL2に流れる電流IL2もC1,S1を通って
出力側に流れる。したがって、IOUT =IL1+IL2とな
る。一方、S1がOFFするとD1がONしてIL2が流
れるが、このときIL1はS1がOFFしているのでこれ
もC1,D1を通って出力側に流れる。よって、IOUT
=IL2+IL1となり、S1がONでもOFFでもIOUT
はIL1とIL2との和となり、連続モードとなる。この場
合、IINはIL1そのものであるから、もともと連続的で
ある。又、C1の電流IC1は交番し、両端の電圧はほぼ
VIN一定になる。
【0023】この回路はS1,D1の両端電圧が最大で
VINと同じであり、電流はIOUT に等しい。これはBU
CK型と全く同じである。又、デューティーも100%
まで使用できるため、BUCK型の長所を全て備えてい
る。又、L1とL2の両端電圧は同じであるため、コイ
ルのコアを共通にし、部品としてコイルを1個にするこ
ともできる。
【0024】次に図10の回路動作を説明する。この回
路ではスイッチ素子S1及びダイオードD1の電圧及び
電流はBOOST型と同じであり、機能も同じ昇圧型で
ある。入力電流IINはIL1そのものであるから連続モー
ドであり、またIL2はスイッチ素子S1を流れる電流I
S1の平均電流となる。この回路では、S1がONすると
D1がOFFするため、IOUT =IC1=IS1−IL2=I
L1−IL2となる。逆にS1がOFFするとD1がONす
るため、IOUT =ID1+IC1=IL1−IL2となる。これ
らはいずれもIOUT =IL1−IL2であるため、連続モー
ドである。尚、この回路ではインダクタンスL1,L2
の電圧が等しくないため(VL1≠VL2)、コイルは2個
必要となる。但し、L2<L1でよい。
【0025】図11の回路動作は次のようになる。この
回路では、スイッチ素子S1及びダイオードD1の電
流、電圧、デューティー等は全てBUCK−BOOST
と同じであるため、極性反転型である。IINはIL1と同
じで、連続モードとなる。この回路では、S1がONの
時はD1がOFFとなるため、IS1=IL1+IC1=IL2
となる。よって、IOUT =IC1=IL2−IL1となる。逆
に、S1がOFFのときはIOUT =ID1+IC1=IL2−
IL1となる。このように、この回路もS1のON、OF
Fによらず常にIOUT =IL2−IL1となるため、連続モ
ードである。尚、この回路でもインダクタンスL1,L
2の電圧が等しくないため(VL1≠VL2)、コイルは2
個必要となるが、VL1が小さいためL2<L1でよい。
【0026】次に、第1のインダクタL1を出力側に持
たせた図12の回路動作を、図16の動作波形図を参照
しながら説明する。この回路では、C1,D1の接続点
Bはほぼグランド電位を保つ。IOUT はLIのリアクタ
ンスにより連続モードになる。IOUT (IL1)はS1の
ON時にはS1を、またOFF時にはD1を流れる。I
L2はID1の平均電流となる。S1のON時にはIS1=I
OUT となるが、D1がOFFしているためIL2はC1を
通って入力側に流れる。この結果、IIN=IS1+IC1=
IL1−IL2となる。逆に、S1のOFF時にはID1=I
OUT となるが、ID1>IL2のために不足分はC1を通っ
てIINとなる。即ち、IIN=IC1=IL1−IL2の関係に
ある。よって、S1がON時もOFF時もIIN=IL1−
IL2となり、連続モードとなる。
【0027】この回路はL1とL2で異なる電圧波形と
なるため、コイルは2個必要となるが、L2は、加わる
電圧が極めて小さいので、L1に比べてはるかに小さい
インダクタンス値で連続モードにすることができる。
又、スイッチ素子S1及びダイオードD1に加わる電
圧、及びこれらに流れる電流はBUCK型と同じであ
り、デューティーも100%まで使用できる。更に、ス
イッチ素子S1の位置がBUCK型と同じであるため、
制御回路はBUCK用のものがそのまま使用できる。
【0028】次に図13の回路動作を説明する。この回
路では、スイッチ素子S1、ダイオードD1の電圧、電
流、機能、デューティー等が全てBOOSTと同じであ
り、IOUT はIL1そのもので連続モードである。また、
IL2はIS1の平均電流である。この回路では、S1がO
Nの時の入力電流がIIN=IL2+IC1=IL2+IL1であ
り、またS1がOFFの時の入力電流がIIN=ID1=I
L1−IC1=IL1+IL2であり、ともにIIN=IL2+IL1
となって連続モードとなる。また、VLI=VL2である
ため、コイルのコアを共通化できる。更に、スイッチ素
子S1の一方の端部が入力端子に接続されているため、
図10の回路より制御が簡単である。
【0029】最後に図14の回路動作を説明する。この
回路は図11と同様に極性反転型であり、IOUT =IL1
で連続モードである。この回路では、S1がONの時は
D1がOFFのためIS1=IL2=IIN+IC1=IIN+I
L1となる。よって、IIN=IL2−IL1である。逆に、S
1がOFFの時はD1がONするため、IIN=−IC1=
ID1−IL1=IL2−IL1となる。このように、この回路
でもS1のON、OFFによらず常にIIN=IL2−IL1
となるので連続モードとなる。この回路でもインダクタ
ンスL1,L2の電圧が等しくないため(VL1≠VL
2)、コイルは2個必要となるが、VL1が小さいためL
2<L1でよい。更に、スイッチ素子S1の一方の端部
が入力端子に接続されているため、図11の回路より制
御が簡単である。
【0030】図26は本出願人により特願平3−166
383号として出願されたスイッチングインバータ式電
源回路の原理図である。図中、1は直流電源、2は任意
のタイミングでオン、オフ可能なスイッチ素子を含み、
直流電源1をスイッチングして交流に変換するスイッチ
ング手段、3は供給される交流入力を全波整流してコン
デンサで平滑し、直流出力とする直流出力手段、4はス
イッチング手段2の出力端子に流れる電流に対して直列
に形成される直列共振手段(Lb,Cb)、5はスイッ
チング手段2の出力端子に生じる電圧に対して並列に形
成される並列共振手段(La,Ca)、6はスイッチン
グ手段2を間欠的にオンにするタイミング制御手段であ
る。
【0031】この共振型電源は、スイッチング素子の全
スイッチング動作が零電圧オン及び零電流オフで行われ
るため、スイッチング損失が少なく、回路全体の効率が
高い。また、直流共振電流及び並列共振電圧のいずれも
が単一周波数に近いスペクトラムとなるため、回路各部
の共振ディップと干渉してリンギングあるいはオーバー
シュートを生じる可能性が減少し、高調波等の不要輻射
が極めて少ない利点を有する。但し、この共振型電源は
安定化機能を持たないので、二次側にこの発明の回路を
接続することにより出力電圧の安定化を図ることができ
る。
【0032】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、機
能的にBUCK,BOOSTに対して各1種類、BUC
K−BOOSTに対して2種類、計4種類の入出力電流
連続モードを持つコンバータ式電源装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 発明を説明するための第1の原理図である。
【図2】 発明を説明するための第2の原理図である。
【図3】 この発明を理解するための参考例を示す回路
図である。
【図4】 この発明の第1の実施例を示す回路図であ
る。
【図5】 この発明の第2の実施例を示す回路図であ
る。
【図6】 この発明の第3の実施例を示す回路図であ
る。
【図7】 この発明を理解するための参考例を示す回路
図である。
【図8】 この発明の第4の実施例を示す回路図であ
る。
【図9】 図3の動作説明図である。
【図10】 図4の動作説明図である。
【図11】 図5の動作説明図である。
【図12】 図6の動作説明図である。
【図13】 図7の動作説明図である。
【図14】 図8の動作説明図である。
【図15】 図9の動作波形図である。
【図16】 図10の動作波形図である。
【図17】 従来のBUCK型回路の構成図である。
【図18】 従来のBOOST型回路の構成図である。
【図19】 従来のBUCK−BOOST型回路の構成
図である。
【図20】 従来のCUK型回路の構成図である。
【図21】 4端子回路構成を持つ電源回路の基本構成
図である。
【図22】 BUCK型回路の要部構成図である。
【図23】 BOOST型回路の要部構成図である。
【図24】 CUK型回路の要部構成図である。
【図25】 CUK型回路の基本構成図である。
【図26】 非安定化電源の一例を示す構成図である。
【符号の説明】 10…入力端子、11…グランド端
子、12…出力端子、CONV…コンバータ、S1…ス
イッチ素子、D1…ダイオード、C1…コンデンサ、L
1…第1のインダクタ、L2…第2のインダクタ。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンデンサ、スイッチ素子およびダイオ
    ードを有するコンバータ回路と、このコンバータ回路に
    接続される入力端子、出力端子およびグランド端子を有
    する4端子回路型の電源装置であって、 前記コンバータ回路と前記入力端子又は出力端子との間
    に第1のインダクタが接続され、 前記コンバータ回路と前記グランド端子との間に第2の
    インダクタが接続され、かつ、 前記コンバータ回路のスイッチ素子又はダイオードが前
    記第1のインダクタと第2のインダクタの間に介挿され
    ていることを特徴とする電源装置。
  2. 【請求項2】 コンバータ回路がスイッチ素子とコンデ
    ンサの直列回路にダイオードを並列接続したものであ
    り、 第1のインダクタが前記コンバータ回路と入力端子との
    間に接続され、 第2のインダクタが前記スイッチ素子とコンデンサとの
    接続点とグランド端子との間に接続されたものであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  3. 【請求項3】 コンバータ回路がスイッチ素子とダイオ
    ードの直列回路にコンデンサを並列接続したものであ
    り、 第1のインダクタが前記コンバータ回路と入力端子との
    間に接続され、 第2のインダクタが前記スイッチ素子とダイオードとの
    接続点とグランド端子との間に接続されたものであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  4. 【請求項4】 コンバータ回路がコンデンサとダイオー
    ドの直列回路にスイッチ素子を並列接続したものであ
    り、 第1のインダクタが前記コンバータ回路と出力端子との
    間に接続され、 第2のインダクタが前記コンデンサとダイオードとの接
    続点とグランド端子との間に接続されたものであること
    を特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  5. 【請求項5】 コンバータ回路がスイッチ素子とダイオ
    ードの直列回路にコンデンサを並列接続したものであ
    り、 第1のインダクタが前記コンバータ回路と出力端子との
    間に接続され、 第2のインダクタが前記スイッチ素子とダイオードとの
    接続点とグランド端子との間に接続されたものであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
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