JP2521960B2 - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JP2521960B2 JP62160466A JP16046687A JP2521960B2 JP 2521960 B2 JP2521960 B2 JP 2521960B2 JP 62160466 A JP62160466 A JP 62160466A JP 16046687 A JP16046687 A JP 16046687A JP 2521960 B2 JP2521960 B2 JP 2521960B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は電子楽器に関し、特に複数の音色の楽音を
同時に発生し得るようにした電子楽器に関する。
〔発明の概要〕
この発明は、電子楽器において、演奏者が音高指定手
段を操作することによつて発生する主楽音に対して、演
奏者の操作によつて任意の音高の背景楽音を保持させる
ようにしたことにより、一段と表現力が豊かな楽音を発
生することができる。
〔従来の技術〕
従来の電子楽器として、音高指定手段として例えば鍵
盤を用いてそのキーを操作することにより音高を順次指
定して行くことにより、当該指定されたキーの音高に対
して予め決められた音高の複数の音色の楽音を同時に発
音し得るように構成したものが提案されている。
すなわち第1に、例えばオーケストラ系の音色の音群
及びフルート系の音色の音群を予め用意しておき、演奏
者がキーを押鍵操作したとき当該押鍵されたキーの音高
と同一の音高又は1オクターブずれた音高の2つの楽音
を発生し、かくして演奏音にいわゆる合奏効果を生じさ
せるようにする。
また第2に、演奏者がキーを押鍵操作したとき、第1
音群の楽音の音高を順次押鍵されて行くキーの音高の変
化と同一の音高変化をさせると同時に、第2音群の楽音
の音高を第1音群の楽音に対して予め決められた音高差
をもつように変化させ、かくして演奏音にいわゆるデユ
エツト効果を生じさせるようにする。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところが従来のこの種の電子楽器においては、同時に
発音した異なる音色の楽音については、押鍵されたキー
の音高に対する音高差が予め固定的に決められているの
で、演奏音が単調になり易く電子楽器として演奏上、表
現力が未だ不十分である。
この発明は以上の点を考慮してなされたもので、でき
るだけ簡易な操作によつて複数の楽音の音高を各別に制
御し得るようにした電子楽器を提案しようとするもので
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
かかる問題点を解決するためこの発明においては、発
生すべき楽音の音高を指定する音高指定手段(2)と、
この音高指定手段によつて指定された音高の第1の楽音
信号を発生する第1の楽音発生手段(1A)と、音高指定
手段によつて指定された音高の第2の楽音信号を発生す
る第2の楽音発生手段(1B)と、操作に応じて楽音信号
の特性を制御するための第1の制御データ(EFT)を出
力する操作子(3B)と、第1の制御データを、該第1の
制御データの変化に対して非線形に変化する第2の制御
データ(EFT2)に変換して出力する変換手段(11、SP8
0)と、ホールドモードを指定するホールドモード指定
手段(3A)と、ホールドモードが指定されていないとき
は、音高指定手段で指定される音高の変化に追従した第
2の楽音発生手段で発生される第2の楽音信号の音高変
化を許可し、ホールドモードが指定されたときは、音高
指定手段で指定される音高の変化に追従した第2の楽音
発生手段で発生される第2の楽音信号の音高変化を禁止
して一定音高に保持する第1の制御手段(11、SP92→SP
40)と、ホールドモードが指定されていないときは、第
1及び第2の楽音発生手段で発生される第1及び第2の
楽音信号の特性を第1の制御データに基づき制御し、ホ
ールドモードが指定されているときは、第1の楽音信号
の特性を第1の制御データに基づき制御するとともに第
2の楽音信号の特性を第2の制御データに基づき制御す
る第2の制御手段(11、SP71〜SP81)とを設けるように
する。
〔作用〕
ホールドモードでないときは、第1及び第2の楽音信
号の特性を操作子(3B)から出力される第1の制御デー
タ(EFT)で共に制御するようにすることにより、操作
子の操作に対する第1の楽音信号の特性の変化と第2の
楽音信号の特性の変化とを一致させるのに対して、ホー
ルドモードのときは、第1の制御データで第1の楽音信
号の特性を制御するとともに、第1の制御データを非線
形に変換した第2の制御データ(EFT2)で第2の楽音信
号の特性を制御するようにすることにより、操作子の操
作に対して第1の楽音信号の特性と第2の楽音信号の特
性とを独立に変化させる。
このようにすることにより、ホールドモードにおい
て、操作子の操作に応じて楽音信号の特性を制御するに
際して、第1の楽音信号(例えば、主楽音)の特性の変
化に対する第2の楽音信号(例えば、背景楽音)の特性
の変化を最適化できるという効果を得ることができる。
〔実施例〕
〔1〕全体の構成 以下図面について、この発明を鍵盤型電子楽器におい
て、互いに異なる音色を有する複数例えば2つの楽音を
発生し得るようにした電子楽器に適用した場合の実施例
として詳述する。
第1図において、EMUGは全体として電子楽器を示し、
第1及び第2の音色を発生する異なる音色の楽音発生手
段として第1及び第2トーンジエネレータ1A及び1Bを有
し、これらのトーンジエネレータ1A及び1Bを共通の音高
指定手段としての鍵盤回路2から入力されるキー情報KE
Yと、操作スイツチ部3から入力される操作入力情報ISW
とに基づいて主楽音信号STG1及び背景楽音信号STG2を発
生してサウンドシステム4に送出する。
ここで、第1トーンジエネレータ1Aを符号TG1で表
し、第2トーンジエネレータ1Bを符号TG2で表す。
第1トーンジエネレータ(TG1)1A及び第2トーンジ
エネレータ(TG2)1Bは、CPU11からキーオン処理又はキ
ーオフ処理制御されたとき、指定されたキーコードデー
タの音高の主楽音及び背景楽音を発生し続け又は発生を
停止し続けるように動作する。
この実施例の場合、第1トーンジエネレータ(TG1)1
Aは、サウンドシステム4において発生される演奏音の
うち、主旋律を構成する主楽音に対応する主楽音信号ST
G1を発生し、これに対して第2トーンジエネレータ(TG
2)1Bは背景旋律を構成する背景楽音に対応する背景楽
音信号STG2を発生するように機能を分担する。
第2トーンジエネレータ(TG2)1Bは、鍵盤回路2及
び操作スイツチ部3から入力されるキー情報KEY及び操
作入力情報ISWに基づいて背景楽音を発生している状態
において、当該楽音発生条件を保持し得るようになされ
(この機能を「ホールド」機能と呼ぶ)、かくして演奏
者が必要に応じて選定した発音条件の下に決められた背
景楽音を、第1トーンジエネレータ(TG1)1Aにおいて
発生される主楽音と同時に発生し得るようになされてい
る。
この実施例の場合、第1トーンジエネレータ(TG1)1
A及び第2トーンジエネレータ(TG2)1Bは、同時に発し
得る8音の楽音についてのデータを時分割方式で形成さ
た8チヤンネル分のタイムスロツトに割り当てて発音処
理し得るようになされている。
電子楽器EMUGは演奏者が鍵盤回路2を押鍵操作し、又
は離鍵操作することにより、キーがオン動作又はオフ動
作したとき(これをキーオンイベント又はキーオフイベ
ントと呼ぶ)、鍵盤回路2から入力されるキー情報KEY
をマイクロコンピユータ構成の中央処理ユニツト(CP
U)11によつて、ROM構成のプログラムメモリ12に格納さ
れているプログラムデータに従つてバス13を介してRAM
構成のレジスタ部14に取り込むと共に、ROM構成のテー
ブルメモリ15に格納されている変換データを用いて第1
及び第2トーンジエネレータ1A及び1Bにおいて発生され
る主楽音信号STG1及び背景楽音信号STG2を制御すること
により、演奏音に付与される効果を制御し得るようにな
されている。
操作スイツチ部3は、ホールドスイツチ3A、エフエク
トスイツチ3B、変換モードスイツチ3C、その他の操作子
3Dを含んでなり、演奏者が各スイツチを操作することに
よりオン動作したとき(これをオンイベントと呼ぶ)、
CPU11によつて当該スイツチ情報を取り込ませる。
ホールドスイツチ3Aは、第2トーンジエネレータ(TG
2)1Bから発生される背景楽音の発音条件をホールドす
る際に用いられ、トグル動作をすることにより、「ホー
ルド」又は「ホールド解除」を順次交互に指定入力し得
るようになされている。
エフエクトスイツチ3Bは、第1及び第2トーンジエネ
レータ1A及び1Bの楽音信号STG1及びSTG2に基づいてサウ
ンドシステム4から発生される楽音の音量を演奏者が必
要に応じて設定し得るもので、例えば可変抵抗器でなる
エフエクトボリユームで構成され、エフエクトスイツチ
3Bの操作位置を可変操作することによつて設定値EFTを
変更したとき、第2図(A)〜(E)に示すように、複
数例えば5つの変換モード(MODE=0)〜(MODE=4)
のうちの1つの変化の仕方で音量を設定し得るようにな
されている。
変換モードスイツチ3Cは、かかるエフエクトスイツチ
3Bの変換モードを選択指定し得るもので、5つのモード
(MODE=0)〜(MODE=4)を表す数値データを指定入
力し得るようになされている。
その他の操作子3Dは例えば音色指定スイツチ等のよう
に楽音を発生するために必要なその他の条件を演奏者が
操作入力し得るようになされている。
この実施例の場合、第2図(A)〜(E)について上
述した変換データはテーブルメモリ15に予め格納されて
おり、CPU11が変換モードスイツチ3Cによつて入力され
た変換モード番号(MODE=0)〜(MODE=4)を読み取
つたとき、対応する変換テーブルをテーブルメモリ15に
おいて選択し、その後当該選択した変換テーブルを用い
てエフエクトスイツチ3Bの設定値EFTを当該選択した変
換テーブルによつて変換し、その結果得られる変換デー
タEFT2を第1及第2トーンジエネレータ1A及び1Bに対す
る楽音制御情報として送出する。
この実施例の場合、第0番目の変換モード(MODE=
0)の変換テーブルは、第2図(A)に示すように、エ
フエクトスイツチ3Bの設定値EFTが変化したとき、これ
とは無関係に当該第0番目の変換モードが選択された時
点における背景楽音の音量をそのまま維持するような変
換データY0を変換制御データEFT2として得る。
第1の変換モード(MODE=1)の変換テーブルは、第
2図(B)に示すように、エフエクトスイツチ3Bの設定
値EFTが増大したときこれをそのまま変換データEFT2と
して送出する。かくして演奏者は、エフエクトスイツチ
3Bの設定値EFTを大きくする方向又は小さくする方向に
設定操作することにより、これに比例するように背景楽
音の音量を大きくし又は小さくするように制御できる。
第2の変換モード(MODE=2)の変換テーブルは、第
2図(C)に示すように、エフエクトスイツチ3Bの設定
値EFTが0〜X1の範囲にあるとき変換データEFT2を0〜Y
1まで直線的に変化させると共に、設定値EFTがX1以上に
なつたとき変換データEFT2の値を上限値Y1に維持する。
かくして演奏者がエフエクトスイツチ3Bを用いて音量を
増大させる際に、背景楽音が所定の音量以上には上昇し
ないように抑制することにより、背景楽音が過大になら
ないようにする。
第3の変換モード(MODE=3)の変換テーブルは、第
2図(D)に示すように、エフエクトスイツチ3Bの設定
値EFTが所定値X2以上になつたとき、変換データEFT2の
値をY2から直線的に垂下させるように変化する。かくし
て破線で示すように、第1トーンジエネレータ(GT1)1
Aによつて発生される主楽音がエフエクトスイツチ3Bの
操作に応じてその設定値EFTがX2より大きくなつて行く
に従つて直線的に大きくなるのに対して、これとは逆に
第2トーンジエネレータ(TG2)1Bによつて発生される
背景楽音の音量が直線的に低下して行き、その結果とし
て主楽音及び背景楽音の音量の平均値がほぼ変換データ
EFT2=Y2に相当する値に維持され、かくして背景楽音を
抑えながら主楽音を強調するような演奏効果を得ること
ができる。
第4の変換モード(MODE=4)における変換テーブル
は、第2図(E)に示すように、エフエクトスイツチ3B
の設定値EFTが0のとき変換データEFT2としてオフセツ
ト値Y31をもつようになされ、また設定値EFT1が0〜X3
の範囲で上昇したとき変換データEFT2がY31からY32まで
直線的に上昇し、さらに設定値EFTがX3より大きくなつ
たとき変換データEFT2が上限値Y32を維持するような変
化を呈する。かくして第2トーンジエネレータ(TG2)1
Bによつて発生される背景楽音の音量を、第1トーンジ
エネレータ(TG1)1Aによつて発生される主楽音に対し
て変換データEFT2のオフセツトY31の分だけ強調するよ
うな演奏効果を得ることができる。
レジスタ部14は第3図に示すように、各種のレジスタ
を含んでなる。
ホールド指令レジスタ14Aは、第2トーンジエネレー
タ(TG2)1Bにおける背景楽音の発音情報をホールドす
るか又はホールド解除するかを表すフラグでなるホール
ドデータHOLDを記憶するもので、ホールドスイツチ3Aの
スイツチデータを取り込み、記憶する。発音情報は第2
トーンジエネレータ(TG2)1Bの音高情報及びオンオフ
情報を含んでなり、ホールドが指令されたとき論理
「1」レベルになる。
キーコードバツフアレジスタ14Bは、鍵盤回路2にお
いて押鍵されたキーについてのキーコードデータを取り
込み、記録するもので、この実施例の場合同時に複数例
えば8音を発音し得るようになされていることに対応し
て8音分のキーコードデータKEYBUF0〜KEYBUF7を記憶す
る。
キーコード記憶レジスタ14Cはホールド指令された第
2トーンジエネレータ(TG2)1Bの発音キーコードを記
憶するもので、キーコードバツフアレジスタ14Bのキー
コードデータKEYBUF0〜KEYBUF7が転送されて来たときこ
れをキーコード記憶データKEYMEM0〜KEYMEM7として取り
込み、記憶する。
変換モードレジスタ14Dは、音量設定値EFTに対して用
いられる変換テーブル(第2図(A)〜(E))の番号
を表示する変換モード番号データMODE(MODE=1〜MODE
=4)を記憶するもので、変換モードスイツチ3Cの設定
値を取り込み、記憶する。
エフエクト設定値レジスタ14Eは、エフエクトスイツ
チ3Bからその設定値を表す設定値データEFTを取り込
み、記憶する。
変換データレジスタ14Fは、エフエクト設定値EFTをテ
ーブルメモリ15の変換テーブル(第2図)を用いて変換
した後の変換データEFT2を記憶する。
その他のレジスタ14Gは、第1及び第2トーンジエネ
レータ1A及び1Bにおいて楽音信号STG1及びSTG2を発生す
るために用いられるその他のデータを記憶する。
〔2〕楽音発生処理手順 以上の構成においてCPU11は第4図に示すような楽音
発生処理プラグラムのメインルーチンを実行することに
より、演奏者の演奏操作に応じて主楽音の旋律に対して
背景楽音の旋律を付加したような演奏音を発生する。
すなわちCPU11は、電源投入時、ステツプSP1において
メインルーチンに入り、ステツプSP2においてイニシヤ
ライズルーチンを実行し、ホールド指令レジスタ14A、
キーコードバツフアレジスタ14B等のレジスタ部14の各
レジスタの記憶データを初期値にリセツトする。
かくしてイニシヤライズが終了すると、CPU11はステ
ツプSP3に移つて操作スイツチ部3のうちホールドスイ
ツチ3Aのデータの処理ルーチンを実行した後、ステツプ
SP4、ステツプSP5において順次鍵盤回路2において押鍵
操作されたキー及び離鍵操作されたキーについてのキー
オンデータ処理ルーチン及びキーオフデータ処理ルーチ
ンを実行する。続いてCPU11はステツプSP6において変換
モード番号データMODEの処理ルーチンを実行した後、ス
テツプSP7において当該処理結果に基づいて第1及び第
2トーンジエネレータ1A及び1Bの音量制御を内容とする
フアンクシヨンデータの処理ルーチンを実行する。さら
に続いてCPU11は、ステツプSP8において例えば音色切換
え等のその他の処理を実行した後、上述のステツプSP3
に戻る。
かくしてCPU11は、以下同様にして、ステツプSP3−SP
4−SP5−SP6−SP7−SP8−SP3の繰返し処理ループLOOPの
処理を所定のクロツク周期で実行することにより、演奏
者が必要に応じて鍵盤回路2及び操作スイツチ部3を操
作したとき、当該操作によつて入力されたデータの処理
を時々刻々実行し得るようになされている。
第4図のメインルーチンのステツプSP3におけるホー
ルドスイツチ処理ルーチンは、第5図に示すようなサブ
ルーチンによつて構成され、CPU11はステツプSP11にお
いてホールドスイツチ3Aにオンイベントがあるか否かの
判断をし、否定結果が得られたときステツプSP12からメ
インルーチンに戻る。この状態は演奏者がホールド機能
を指定していないことを表しており、かくしてCPU11は
他のホールドスイツチ処理を実行せずに、メインルーチ
ンに戻る。
これに対してステツプSP11において肯定結果が得られ
ると、これは演奏者がホールドスイツチ3Aを操作したこ
とを表し、このときCPU11はステツプSP13に移つてホー
ルド指令レジスタ14Aに記憶されているホールドデータH
OLDを用いて1−HOLDの演算を実行し、その演算結果を
新たなホールドデータHOLDとしてホールド指令レジスタ
14Aに書き込むことにより、今までのデータの内容
(「0」又は「1」)をこれとは逆のデータ(すなわち
「1」〜「0」=「1」又は「1」−「1」=「0」)
に書き直す。
かくしてトグルスイツチ構成のホールドスイツチ3Aが
操作されるごとにCPU11は、ホールド指令レジスタ14Aの
ホールドデータHOLDを「0」から「1」へ書き換え、又
はその逆に「1」から「0」に書き換える。
続いてCPU11はステツプSP14に移つてキーコードバツ
フアレジスタ14Bに取り込まれているキーコードデータK
EYBUF0〜KEYBUF7のうちにその内容が「0」でないもの
があるか否かの判断をする。ここで肯定結果が得られれ
ば、これは鍵盤回路2においていずれかのキーが操作さ
れているために同時発音し得る楽音に対応するチヤンネ
ル(この実施例の場合8チヤンネル)のうちいずれか1
つにキーコードが割り当てられているチヤンネルがある
ことを意味している。このときCPU11はステツプSP15に
移つてホールド指令レジスタ14Aに論理「1」のホール
ドデータHOLDを書き込んだ後、ステツプSP16においてホ
ールドデータ処理を実行した後、ステツプSP17からメイ
ンルーチンに戻る。
かくしてCPU11は鍵盤回路2においていずれかのキー
が押鍵操作されている状態にあるときには、ステツプSP
16においてホールドオンデータ処理を実行する。
これに対してステツプSP14において否定結果が得られ
ると、これは鍵盤回路2において押鍵操作がされていな
いことを意味しており、このときCPU11はステツプSP18
に移つてホールド指令レジスタ14AのホールドデータHOL
Dが論理「1」であるか否かの判断をし、肯定結果が得
られたとき上述のステツプSP16、SP17でなるホールドオ
ンデータ処理を実行する。これに対してステツプSP18に
おいて否定結果が得られたとき、CPU11はステツプSP19
に移つてホールドオフデータ処理を実行した後、ステツ
プSP20からメインルーチンに戻る。
かくしてCPU11は鍵盤回路2において鍵の操作がされ
ておらず、しかもホールド指令レジスタ14Aのホールド
データHOLDが論理「0」のとき(すなわち演奏者からホ
ールド動作が指定されていないとき)ホールドオフデー
タ処理を実行する。
第5図のステツプSP16におけるホールドオンデータ処
理は、第6図に示すサブルーチンに従つて実行される。
すなわちCPU11は、ステツプSP16においてホールドオ
ンデータ処理ルーチンに入ると、ステツプSP21において
キーコード記憶レジスタ14Cのキーコード記憶データKEY
MEM0〜KEYMEM7の値が「0」でないチヤンネルについて
第2トーンジエネレータ(TG2)1Bにおける背景楽音信
号STG2のキーオフ処理を実行した後、ステツプSP22にお
いてキーコード記憶レジスタ14Cのキーコード記憶デー
タKEYMEM0〜KEYMEM7を「0」にクリアする。かくしてキ
ーコード記憶レジスタ14Cにホールドされていたデータ
をクリアした後、CPU11はステツプSP23に移つて、キー
コードバツフアレジスタ14BのキーコードデータKEYBUF0
〜KEYBUF7をキーコード記憶レジスタ14Cにブロツク転送
することにより、これをキーコード記憶レジスタ14Cに
キーコード記憶データKEYMEM0〜KEYMEM7として記憶す
る。
かくして鍵盤回路2における現在の押鍵状態を表す8
チヤンネル分の新たなデータをキーコード記憶レジスタ
14Cに取り込んだ状態が得られ、CPU11はその後ステツプ
SP24からメインルーチンに戻る。
第6図のサブルーチンによれば、キーコード記憶レジ
スタ14Cに記憶されていたデータが一旦クリアされた
後、新たにキーコードバツフアレジスタ14Bにより取り
込まれたデータをキーコード記憶レジスタ14Cに書き直
した状態が得られる。
第5図のステツプSP19におけるホールドオフデータ処
理は、第7図のサブルーチンに従つて実行される。
すなわちCPU11はステツプSP19から当該サブルーチン
に入り、ステツプSP25においてキーコード記憶レジスタ
14Cのキーコード記憶データKEYMEM0〜KEYMEM7のうち、
値が「0」でないチヤンネルについて第2トーンジエネ
レータ(TG2)1Bにおける背景楽音のキーオフ処理を実
行した後ステツプSP26においてキーコード記憶レジスタ
14Cのキーコード記憶データKEYMEM0〜KEYMEM7を「0」
にクリアする。
かくしてCPU11は、キーコード記憶レジスタ14Cに記憶
されていたキーコード記憶データKEYMEMO−KEYMEM7をク
リアした後、ステツプSP27からメインルーチンに戻る。
第5図のホールドスイツチ処理ルーチンにおいて、ホ
ールド指令レジスタ14AにホールドデータHOLD=1(背
景楽音についての発音情報を保持することを指令する情
報)を書き込むには、第1の鍵盤回路2のいずれかのキ
ーを操作した後ホールドスイツチ3Aを操作するか、又は
第2に鍵盤回路2のキーを全く操作しない状態でホール
ドスイツチ3Aを操作すれば良く、この場合CPU11は、ス
テツプSP11−SP13−SP14−SP15−SP16−SP17のループ又
はステツプSP11−SP13−SP14−SP18−SP16−SP17のルー
プの処理を実行することによつてホールド指令レジスタ
14AにホールドデータHOLD=1を書き込んだ状態を得
る。
これに対してホールド指令レジスタ14Aのホールドデ
ータHOLDをHOLD=0と設定するには、鍵盤回路2のキー
を操作せずにホールドスイツチ3AをHOLD=0になるまで
操作すれば良い。このときCPU11はステツプSP3−SP11−
SP13−SP14−SP18−SP19−SP20のループに従つて第2ト
ーンジエネレータ(TG2)1Bの背景楽音の発音情報を保
持しないことを表すホールドデータHOLD=0をホールド
指令レジスタ14Aに書き込むことができる。
メインルーチン(第4図)のキーオンデータ処理ルー
チンは第8図に示すサブルーチンに従つて実行される。
すなわちCPU11は、ステツプSP4から当該キーオンデー
タ処理ルーチンに入つてステツプSP31においてキーオン
イベントがあるか否かの判断をする。ここで鍵盤回路2
において演奏者がいずれのキーも操作していなければCP
U11はステツプSP32からメインルーチンに戻る。
これに対して演奏者が鍵盤回路2のいずれかのキーを
操作すれば、ステツプSP31において肯定結果が得られる
ことによりCPU11は、ステツプSP33に移つてキーコード
バツフアレジスタ14BのキーコードデータKEYBUF0〜KEYB
UF7に値0のものがあるか否かの判断をする。ここで肯
定結果が得られると、このことは同時に発音できる8音
分のチヤンネルのいずれかに空チヤンネルがあることを
表しており、このときCPU11はステツプSP34に移つて当
該空チヤンネルを処理対象チヤンネルiとして割り当て
た後、ステツプSP35に移つて押鍵されたキーのキーコー
ドをキーコードバツフアレジスタ14Bのi番目のキーコ
ードデータKEYBUFiとして取り込む。
これに対して上述のステツプSP33において否定結果が
得られると、このことは全てのチヤンネルに対してキー
コードデータが割り当てられていることを表しており、
このときCPU11はステツプSP36に移つて8チヤンネル分
のキーコードデータのうち、時間的に1番最初に押鍵操
作されたキーのチヤンネルを処理対象チヤンネルiとし
て指定した後ステツプSP37に移つて第i番目のチヤンネ
ルについて第1トーンジエネレータ(TG1)1Aのキーオ
フ処理を実行する。
続いてCPU11は、ステツプSP38においてホールド指令
レジスタ14Aに記憶されているホールドデータHOLDが論
理「1」であるか否かの判断をする。
ここで否定結果が得られれば、このことは当然i番目
のチヤンネルのキーコードデータについてはホールドす
る必要がないことを意味しており、従つてCPU11はステ
ツプSP39に移つて第2トーンジエネレータ(TG2)1Bの
背景楽音についてのキーオフ処理を実行した後上述のス
テツプSP35に移る。
これに対してステツプSP38において肯定結果が得られ
れば、このことはホールド指令レジスタ14Aに記憶され
ているホールドデータHOLDがホールドを必要とするデー
タであることを表しているので、CPU11はステツプSP39
をジヤンプして第2トーンジエネレータ(TG2)1Bのキ
ーオフ処理をすることなく次のステツプSP35に移る。
かくして第1に空チヤンネルがあるときCPU11は、ス
テツプSP4−SP31−SP33−SP34−SP35のループに従つて
キーコードを当該i番目のチヤンネルに直ちに割り当て
る。また第2に空チヤンネルがないときCPU11はホール
ドデータHOLDがHOLD=1ではないことを条件としてステ
ツプSP4−SP31−SP33−SP36−SP37−SP38−SP39−SP35
のループに従つて当該iチヤンネルについて背景楽音の
キーオフ処理をした後第i番目のチヤンネルにキーコー
ドを割り当てる。さらに第3の空チヤンネルがなくかつ
ホールドデータHOLDがHOLD=1のときCPU11は背景楽音
についてのキーオフ処理をせずにキーデータを第i番目
のチヤンネルに割り当てる。
CPU11はこのようにして第i番目のチヤンネルに割り
当てたキーコードデータを用いて、ステツプSP91におい
て第1トーンジエネレータ(TG1)1Aのi番目のチヤン
ネルについてキーオン処理をした後、ステツプSP92に移
つてホールド指令レジスタ14Aに記憶されているホール
ドデータHOLDがHOLD=1か否かの判断をし、否定結果が
得られたときステツプSP93に移つて当該キーコードデー
タを用いて第2トーンジエネレータ(TG2)1Bにおいて
i番目のチヤンネルをキーオン処理した後、ステツプSP
94からメインルーチンに戻る。
これに対してステツプSP92において肯定結果が得られ
たとき、CPU11はステツプSP40に移つてキーコード記憶
レジスタ14Cのキーコード記憶データKEYMEM0〜KEYMEM7
が全て「0」か否かの判断をする。ここで否定結果が得
られれば、このことは鍵盤回路2においていずれかのキ
ーが操作されており、しかもそのうちの1つのキーコー
ドデータがホールドされていることを表しており、従つ
てCPU11はステツプSP41からメインルーチンに戻つて第
2トーンジエネレータ(TG2)1Bの背景楽音については
新たなキーオン処理をせずにメインルーチンに戻る。
これに対してステツプSP40において肯定結果が得られ
たとき、このことは鍵盤回路2において総てのキーが離
鍵操作されていたことを表している。このときCPU11は
ステツプSP42に移つて当該キーコードデータをキーコー
ド記憶レジスタ14Cのi番目のキーコード記憶データKEY
MEMiとして書き込んだ後ステツプSP43に移つて当該キー
コードデータを用いて第2トーンジエネレータ(TG2)1
Bのi番目のチヤンネルをキーオン処理した後、ステツ
プSP44からメインルーチンに戻る。
かくして全てのキーが離鍵されている状態において、
最初にキーオンされた音が第2トーンジエネレータ(TG
2)1Bから背景楽音としてホールドされる。
第4図のメインルーチンのステツプSP5におけるキー
オフデータ処理ルーチンは、第9図に示すサブルーチン
に従つて実行される。
すなわちCPU11はステツプSP5からキーオフデータ処理
ルーチンに入り、ステツプSP51においてキーオフイベン
トがあつたか否かの判断をする。
ここで否定結果が得られれば、このことは鍵盤回路2
においてキーオフされたキーがないことを表しており、
このときCPU11はステツプSP52からメインルーチンに戻
る。
これに対してステツプSP51において肯定結果が得られ
れば、このことは鍵盤回路2において離鍵されたキーが
あることを表しており、このときCPU11はステツプSP53
に移つてキーコードバツフアレジスタ14Bのキーコード
データKEYBUF0〜KEYBUF7の中、にキーオフイベントが生
じたキーのキーコードがあるか否かを判定し、否定結果
が得られたときステツプSP54からメインルーチンに戻
る。
これに対して肯定結果が得られたとき、CPU11はステ
ツプSP55に移つてキーオフイベントが生じたチヤンネル
を処理対象チヤンネルiとして指定した後、ステツプSP
56に移つて当該チヤンネルのキーコードデータKEYBUFi
を0にクリアした後、ステツプSP57においてi番目のチ
ヤンネルについて第1トーンジエネレータ(TG1)1Aの
キーオフ処理を実行する。
続いてCPU11はステツプSP58においてホールド指令レ
ジスタ14AのホールドデータHOLDがHOLD=1か否かの判
断をする。
ここで肯定結果が得られれば、このことは第2トーン
ジエネレータ(TG2)1Bについてホールドモードが指令
されていることを意味しており、このときCPU11は当該
i番目のチヤンネルについて第2トーンジエネレータ
(TG2)1Bにおいて発生されている楽音についてキーオ
フ処理をせずにステツプSP59からメインルーチンに戻
る。
これに対してステツプSP58において否定結果が得られ
れば、このことは当該i番目のチヤンネルの楽音をホー
ルドする必要がないことを表しており、従つてCPU11は
ステツプSP60においてi番目のチヤンネルについて第2
トーンジエネレータ(TG2)1Bをキーオフさせた後ステ
ツプSP61からメインルーチンに戻る。
このようにして第9図のキーオフデータ処理ルーチン
によれば、鍵盤回路2において離鍵されたキーがあると
き、CPU11は当該離鍵操作されたキーコードのチヤンネ
ルについて第1トーンジエネレータ(TG1)1Aにおいて
主楽音のキーオフ処理を実行した後(ステツプSP57)、
ホールドデータHOLDがHOLD=0であることを条件として
第2トーンジエネレータ(TG2)1Bにおいて背景楽音に
ついてのキーオフ処理を実行させる(ステツプSP60)こ
とになる。
第4図のメインルーチンのステツプSP6における変換
モード番号データ処理ルーチンは、第10図に示すサブル
ーチンに従つて処理される。
すなわちCPU11はステツプSP6において当該変換モード
番号データ処理ルーチンに入ると、ステツプSP65におい
てモードスイツチ3Cがオンイベントになつたか否かの判
断をし、否定結果が得られたときステツプSP66からメイ
ンルーチンに戻る。
これに対して肯定結果が得られたときCPU11はステツ
プSP67に移つて変換モードレジスタ14Dの変換モード番
号データMODEの値に「+1」加算をして変換モードレジ
スタ14Dに書き直した後、ステツプSP68からメインルー
チンに戻る。
この実施例の場合、変換モード番号データMODEは
「0」〜「4」の値を取り得るようになされ、かくして
モードスイツチS3がオン操作されるごとに変換モードレ
ジスタ14Dの変換モード番号データMODEがMODE=0〜MOD
E=4の間を循環的に変化する。
第4図のメインルーチンのステツプSP7におけるフア
ンクシヨンデータ処理ルーチンは第11図に示すサブルー
チンによつて実行される。
すなわちCPU11は第11図のステツプSP7から当該フアン
クシヨンデータ処理ルーチンに入り、ステツプSP71にお
いてエフエクトスイツチ3Bのデータが変化したか否かを
判断し、変化しなかつたとき否定結果を得てそれ以上デ
ータ処理をせずにステツプSP72からメインルーチンに戻
る。
これに対してステツプSP71において肯定結果が得られ
たとき、CPU11はステツプSP73に移つて当該変化後のエ
フエクトスイツチ3Bの値を表すデータをエフエクト設定
値レジスタ14Eにエフエクタ設定値データEFTとして取り
込む。
続いてCPU11はステツプSP74においてエフエクト設定
値レジスタ14Eのエフエクト設置値データEFTの値に応じ
て第1トーンジエネレータ(TG1)1Aによつて発生され
る主楽音の音量を制御した後、ステツプSP75においてホ
ールド指令レジスタ14AのホールドデータHOLDが「1」
であるか否かの判断をする。
ここで否定結果が得られると、このことはホールドモ
ードが指定されていないことを意味し、このときCPU11
はステツプSP76に移つてエフエクト設定値レジスタ14E
のデータEFTの値に応じて第2トーンジエネレータ(TG
2)1Bによつて発生される背景楽音の音量を制御した
後、ステツプSP77からメインルーチンに戻る。
かくしてサウンドシステム4からエフエクトスイツチ
3Bの現在の設定値を表すエフエクト設定値データEFTを
用いて主楽音及び背景楽音の音量が同じように音量制御
されながら(ステツプSP74及びステツプSP76)演奏され
る状態になる。
これに対してステツプSP75において肯定結果が得られ
ると、このことはホールドモードで演奏すべきことを演
奏者が指定していることを意味し、このときCPU11はス
テツプSP78に移つて変換モード番号データMODEがMODE=
0か否かの判断をする。
ここで変換モード番号データMODEがMODE=0であれ
ば、CPU11はステツプSP79からメインルーチンに戻り、
かくしてCPU11は変換データEFT2として第2図(A)に
ついて上述したように、エフエクトスイツチ3Bが変更操
作されたときこれに応じて変化せずに直前の音量を維持
する動作モードで主楽音及び背景楽音を発生させる状態
で演奏動作を続けることになる。
これに対してステツプSP78において否定結果が得られ
ると、CPU11はステツプSP80に移つて変換モードレジス
タ14Dに記憶されている変換モード番号データMODEに応
じてテーブルメモリ15から変換モード番号MODE=1ない
しMODE=4(第2図(B)〜(E))の1つを選択し、
順次エフエクト設定値レジスタ14Eに取り込まれて来る
エフエクト設定値データEFTをアドレス信号として変換
テーブルを読み出すことにより、変換データEFT2を得て
変換データレジスタ14Fに記憶する。
続いてCPU11はステツプSP81において変換データレジ
スタ14Fの変換データEFT2を読み出して第2トーンジエ
ネレータ(TG2)1Bを制御することにより、発生する背
景楽音の音量を制御した後、ステツプSP82からメインル
ーチンに戻る。
〔3〕楽音発生動作 以上の構成において、第12図の時点t0において電源が
投入されると、CPU11はステツプSP1(第4図)からメイ
ンルーチンに入つてステツプSP2におけるイニシヤライ
ズルーチンを実行した後、繰返し処理ループLOOPに入
る。
このときCPU11は鍵盤回路2及び操作スイツチ部3に
おいて演奏者が操作をしていないときには、サブルーチ
ンSP3のステツプSP11(第5図)、サブルーチンSP4のス
テツプSP31(第8図)、サブルーチンSP5のステツプSP5
1(第9図)、サブルーチンSP6のステツプSP65(第10
図)、サブルーチンSP7のステツプSP71(第11図)を通
つてそれ以上のデータ処理をすることなく繰返し処理ル
ープLOOPの処理手順を繰り返す。
この状態において第12図の時点t1において演奏者が鍵
盤回路2の例えばC3キーを操作すると(第12図
(A))、CPU11はキーオンデータ処理ルーチンSP4(第
8図)の処理を実行する。
このとき全てのチヤンネルが空チヤンネルであり、し
かもレジスタ部14の各レジスタがクリア状態にあるの
で、CPU11はステツプSP31−SP33−SP34−SP35の処理を
実行することによつてC3キーのキーコードデータをキー
コードバツフアレジスタ14Bに書き込むと共に、ステツ
プSP91において当該キーコードデータを第1トーンジエ
ネレータ(TG1)1Aに転送してこれをC3の音高の主楽音
を発生する状態にキーオン処理する。かくして第1トー
ンジエネレータ(TG1)1Aは以後当該C3キーコードデー
タがキーオフ処理されない限り、サウンドシステム4か
ら主楽音を発生する状態に設定される。
続いてCPU11はステツプSP92、SP93においてキーコー
ドバツフアレジスタ14Bに取り込まれているC3キーコー
ドデータを第2トーンジエネレータ(TG2)1Bに転送し
て当該第2トーンジエネレータ(TG2)1BをC3の音高を
発生する状態になるようにキーオン処理させる。このと
き第2トーンジエネレータ(TG2)1Bはその後キーオフ
処理がされるまでの間サウンドシステム4においてC3
音高を有する背景楽音を発生し続ける状態に設定され
る。
かくして第12図の時点t1が過ぎると、第1及び第2ト
ーンジエネレータ1A及び1BがC3キーの音高の主楽音及び
背景楽音を発生する状態になる(第12図(D)及び
(E))。
かくして第12図の時点t1においてC3キーのオンイベン
トの処理が終了すると、CPU11はステツプSP31において
以後否定結果を得ることにより、ステツプSP32からキー
オンデータ処理サブルーチンを実行することなくメイン
ルーチンに戻る状態になり、従つて電子楽器1はC3の音
高の主楽音及び背景楽音を同時に発生する状態を維持す
る。
このように演奏者がC3キーを操作している状態におい
てやがて時点t2において演奏者がホールドスイツチ3Aを
操作すると(第12図(B))、CPU11はこれをステツプS
P11(第5図)において検出してホールドスイツチ処理
ルーチンを実行する。すなわちこのときホールド指令レ
ジスタ14AのホールドデータHOLDはHOLD=0の状態にあ
るのに対して、CPU11はステツプSP13においてこれを反
転するようなホールドデータHOLD=1をホールド指令レ
ジスタ14Aに書き込んだ後、ステツプSP14、SP15、SP16
の処理を実行することにより、ホールドオンデータの処
理を実行する(第6図)。
すなわちCPU11は、ステツプSP21、SP22においてキー
コード記憶レジスタ14Cの記憶データをクリアした後、
ステツプSP23においてキーコードバツフアレジスタ14B
に取り込まれているキーコードデータKEYBUF0〜KEYBUF7
をキーコード記憶レジスタ14Cにキーコード記憶データK
EYMEM0〜KEYMEM7として保持する。
かくしてホールド指令レジスタ14AにはステツプSP13
及びSP15において(第5図)ホールドモードに入つたこ
とを表す論理「1」レベルのホールドデータHOLD=1が
書き込まれると共に、ステツプSP23(第6図)において
第2トーンジエネレータ(TG2)1Bがホールドしようと
する音高を表すキーコードデータがキーコード記憶レジ
スタ14Cに保持された状態が得られる。
このようにホールド指令レジスタ14Aにホールドデー
タHOLD=1を記録した状態になると、CPU11はたとえ演
奏者がその後鍵盤回路2において押鍵しているキーを離
鍵したとしても、当該キーオフイベントによつて第2ト
ーンジエネレータ(TG2)1Bの発音動作をオフ動作させ
ずに保持する状態になる。
すなわち第12図の時点t3において、演奏者が鍵盤回路
2において押鍵していたC3キーを離鍵すると、CPU11は
これをキーオフデータ処理ルーチン(第9図)のステツ
プSP51において検出し、ステツプSP53−SP55−SP56−SP
57の処理に従つて第1トーンジエネレータ(TG1)1Aに
設定されていたC3キーの音高の主楽音をキーオフ処理さ
せる。
これに加えてCPU11は、ステツプSP58においてホール
ドデータHOLDがHOLD=1であることを確認すると、ステ
ツプSP60における第2トーンジエネレータ(TG2)1Bの
キーオフ処理を実行せずにステツプSP59からメインルー
チンに戻るような処理を実行する。かくしてCPU11は、
第2トーンジエネレータ(TG2)1Bに設定されたC3キー
の音高の背景楽音を発生する状態がホールドされる。
かくして第12図の時点t3が過ぎるとCPU11は、第2ト
ーンジエネレータ(TG2)1BにおいてC3キーの音高の背
景楽音を発生維持しながら、鍵盤回路2における離鍵操
作に応じて第1トーンジエネレータ(TG1)1Aにおける
主楽音の発生を停止する状態に制御する。
その後続いて時点t4、t6、t8、t10において順次演奏
者がE3キー、F3キー、F3 キー、G3キーの順番でキーを
押鍵操作して行くと共に、その後の時点t5、t7、t9、t
11において離鍵操作すれば、CPU11は各キーのオンイベ
ント又はオフイベントに応じてキーオンデータ処理ルー
チン(第8図)及びキーオフデータ処理ルーチン(第9
図)を繰り返すことにより、第1トーンジエネレータ
(TG1)1Aにおいて順次E3、F3、F3 、G3の音高の主楽
音を順次発生させる。かくして主楽音によつて主旋律を
形成させる。これに対してホールドデータHOLDがHOLD=
1の間はステツプSP38及びSP58においてこれを検出する
ことにより、ステツプSP39及びSP60における第2トーン
ジエネレータ(TG2)1Bのキーオン処理及びキーオフ処
理を実行しないで直ちにメインルーチンに戻るように制
御し、かくして背景楽音のホールド状態を維持する。
やがて第12図の時点t12において演奏者がホールド状
態を解除するためホールドスイチツ3Aを操作すると(第
12図(B))、CPU11はこれをステツプSP11(第5図)
において検出した後、ステツプSP13においてホールド指
令レジスタ14AのホールドデータHOLDをHOLD=0に書き
換え、続くステツプSP14、SP18、SP19、SP20の処理を実
行することよつて第2トーンジエネレータ(TG2)1Bの
キーオフ処理を実行する。
かかる処理をする際に、CPU11は、ステツプSP14(第
5図)においてキーコードバツフアレジスタ14Bのキー
コードデータKEYBUF0〜KEYBUF7が全て0であること(こ
のことは鍵盤回路2において押鍵操作されているキーが
ない状態にあることを表している)を条件として、ステ
ツプSP18におけるホールドデータHOLDの条件を判断する
ようになされ、かくして鍵盤回路2において押鍵操作し
ているキーがないことを条件としてステツプSP25(第7
図)における第2トーンジエネレータ(TG2)1Bのキー
オフ処理を実行すると共に、ステツプSP26におけるキー
コード記憶レジスタ14Cのクリア処理を実行する。
かくして第12図の時点t12において、ホールド指令レ
ジスタ14AのホールドデータHOLDがHOLD=0に立ち下が
る(第12図(C))と共に、第2トーンジエネレータ
(TG2)1Bによつて発生されていたC3の音高の背景楽音
が停止される。従つて時点t12を過ぎるとサウンドシス
テム4から今までホールドされていた背景楽音が発生し
なくなる。
かくして主楽音及び背景楽音が共に発生していない状
態において演奏者が第12図の時点t13において鍵盤回路
2のG3キーを押鍵操作するのを待ち受ける状態になる。
このようにして上述の構成によれば、音高指定手段と
しての鍵盤回路2における押鍵操作に応じて当該指定さ
れた音高の主楽音を発生すると共に、演奏者が音高保持
手段としてのホールドスイツチ3Aを操作することによつ
て背景楽音の発生又は停止を制御することができるよう
に構成したことにより、鍵盤回路2の演奏操作に加えて
単にホールドスイツチ3Aを操作する程度の簡易な操作を
付加するだけで、主楽音に対して背景楽音を演奏者の好
みに応じて付加することができることにより、一段と表
現力が豊かな演奏者を発生させることができる。
かくするにつきCPU11は、楽音制御手段としてのエフ
エクトスイツチ3Bに関連して主楽音及び背景楽音を変換
モード番号データ処理ルーチンSP6(第10図)及びフア
ンクシヨンデータ処理ルーチンSP7(第11図)において
必要に応じて制御し得る。
先ずホールドモードではないとき演奏者がエフエクト
スイツチ3Bを操作すると、CPU11はこれをステツプSP71
(第11図)において検出してステツプSP73、SP74におい
て第1トーンジエネレータ(TG1)1Aの音量を設定制御
すると共に、ステツプSP75、SP76、SP77によつて第2ト
ーンジエネレータ(TG2)1Bの音量を設定制御する。
かくして演奏者はエフエクトスイツチ3Bを必要に応じ
て操作することによつて第1及び第2トーンジエネレー
タ1A及び1Bによつて発生される主楽音及び背景楽音の音
量をエフエクトスイツチ3Bの操作量のほぼ比例するよう
に制御することにより、サウンドシステム4から発生さ
れる楽音に対して所望の効果を容易に付与し得る。
これに加えてホールドモード設定時において、CPU11
はステツプSP75、SP78、SP80、SP81、SP82の処理を実行
することによつて第2トーンジエネレータ(TG2)1Bの
音量の設定をさらに演奏者の必要に応じて選択的に設定
制御することができる。
かかる変換モードの選択は変換モードデータ処理ルー
チン(第10図)によつて、第2図(B)〜(E)につい
て上述した変換モードのうちの1つを演奏者が選択する
ことによつてなし得る。
すなわち変換モード番号データMODEがMODE=1に選定
された場合(第2図(B))CPU11は、エフエクトスイ
ツチ3Bを操作したとき主楽音に生ずる楽音の変化と同じ
ような変化を背景楽音に生じさせるように楽音を音量制
御する。
また変換モード番号データMODEがMODE=2に選定され
れば(第2図(C))CPU11は、エフエクトスイツチ3B
によつて主楽音1Aが直線的に変化することによつて大音
量になつたとき背景楽音を抑えることによつて背景楽音
を過大に強調しないように楽音を音量制御する。
また変換モード番号データMODEがMODE=3に選定され
れば(第2図(D))CPU11は、主楽音の音量が大きく
なつたときこれとは逆に背景楽音の音量を小さくして行
くことにより、サウンドシステム4から発生される楽音
の全音量を変化させないようにしながら主楽音を強調で
きるように楽音を音量制御する。
さらに変換モード番号データMODEがMODE=4に選定さ
れれば(第2図(E))CPU11は、主楽音の変化に対し
てオフセツトした分だけ大きい音量の背景楽音を発生す
ることができ、かくして背景楽音を強調するよに楽音を
音量制御する。
このようにして楽音を制御するにつき、単にエフエク
トスイツチ3Bを変更制御するだけの簡易な操作によつて
演奏者の好みに応じた効果を楽音に付与することができ
ることにより、さらに一段と表現が豊かな楽音を形成す
ることができる。
〔4〕他の実施例 (1) 上述の実施例においては、主楽音を発生する第
1トーンジエネレータ(TG1)1A及び背景楽音を発生す
る第2トーンジエネレータ(TG2)1Bとして、複数例え
ば8つの音を同時に発音できるようにした(すなわち8
チヤンネル分の発音系列を有する)ように構成した場合
について述べたが、同時に発音し得る楽音数はこれに限
らず必要に応じて単音又はその他の複数音に選定しても
上述の場合と同様の効果を得ることができる。
(2) また第1及び第2トーンジエネレータ1A及び1B
に対する発音チヤンネルの割り当て方を第13図に示すよ
うに第0番目及び第1番目のチヤンネルを第2トーンジ
エネレータ(TG2)1Bに割り当てると共に、残る第2〜
第7番目のチヤンネルを第1トーンジエネレータ(TG
1)1Aに割り当て、鍵盤回路2において複数(最大8
個)のキーが押鍵操作されたとき常に第0番目のチヤン
ネル側から空いているチヤンネルに新たに操作されたキ
ーコードを割り当てることとし、ホールドモードでは第
0番目及び第1番目のチヤンネルのキーコードだけを保
持し、当該保持状態において新たに操作されたキーにつ
いてのキーコードは第2番目〜第7番目のチヤンネルに
割り当てるような方法を用いても良い。
このようにすれば、第0番目及び第1番目のチヤンネ
ルに割り当てられたキーコードの2音までは第2トーン
ジエネレータ(TG2)1Bによつて決まる音色の背景楽音
として発音されかつ第2番目〜第7番目のチヤンネルに
割り当てられたキーコードが第1トーンジエネレータ
(TG1)1Aによつて決まる音色の楽音として発音され、
かつホールドモードでは第1番目〜第2番目のチヤンネ
ルの背景楽音の音高が保持される状態において第3〜第
7番目のチヤンネルの主楽音が鍵盤回路2の押鍵操作に
応じて変化するような演奏を実現し得る。
(3) 上述の実施例に代えホールドスイツチ3Aが操作
されたときホールドすべきチヤンネルを予め固定せず
に、書き換えするようにしても上述の場合と同様の効果
を得ることができる。
(4) 上述の実施例においては、ホールドモードで発
音している状態においてホールド状態を解除する際に
は、一旦全てのキーを離鍵操作することを条件としたが
(ステツプSP14(第5図))、これに限らず演奏者がホ
ールドスイツチ3Aを操作することによつてホールドモー
ドを解除しようとしたときには直ちに無条件に当該ホー
ルド状態を解除するように構成しても良い。
(5) 上述の実施例においては、変換テーブルとして
第2図(A)〜(E)を内容とする変換データを予め用
意するように構成した場合について述べたが、変換テー
ブルとしてはこれに限らず種々のものを適用し得る。
(6) 上述の実施例においては主楽音及び背景楽音を
発生するための第1及び第2トーンジエネレータ1A及び
1Bをハード的に別個に構成した場合について述べたが、
これに代え、1つのトーンジエネレータを用意してこれ
を時分割的に動作させながら主楽音及び背景楽音につい
ての楽音信号STG1及びSTG2を発生するように構成して
も、上述の場合と同様の効果を得ることができる。
(7) 上述の実施例においては、音高指定手段として
鍵盤回路2を用いたいわゆる鍵盤型電子楽器に本発明を
適用した実施例について述べたが、本発明はこれに限ら
ず例えば管シンセサイザ等のように音高指定手段として
鍵盤以外の構成を有する電子楽器にも広く適用し得る。
(8) 上述の実施例においては主楽音を発生する第1
トーンジエネレータ(TG1)1A及び背景楽音を発生する
第2トーンジエネレータ(TG2)1Bとして発生する音色
が互いに異なるものを適用した場合について述べたが、
これに代え、ほぼ同一の音色を発生するトーンジエネレ
ータを適用しても、上述の場合と同様の効果を得ること
ができる。
(9) また上述の実施例においては、主楽音を発生す
る第1トーンジエネレータ(TG1)1A及び背景楽音を発
生する第2トーンジエネレータ(TG2)1Bをそれぞれ1
系列づつ設けた場合について述べたが、そのいずれか一
方又は両方を複数系列だけ設けるようにしても上述の場
合と同様の効果を得ることができる。
(10) 上述の実施例においては、フアンクシヨンデー
タ処理(第11図)としてエフエクトスイツチ3Bから入力
される音量制御信号を用いて楽音を制御するようにした
場合について述べたが、楽音の制御としてはこれに限ら
ず、音色、ピッチ(音高)等の他のパラメータを制御す
るようにしても良い。
(11) 上述の実施例においては、楽音制御操作子とし
てエフエクトスイツチ3Bを用いた場合について述べた
が、楽音制御操作子としてはこれに限らずピツチベン
ダ、モジユレーシヨンホイール、フツトペダル、アフタ
タツチ操作子等種々のものを適用し得る。
〔発明の効果〕
上述のようにこの発明によれば、ホールドモードでな
いときに、第1及び第2の楽音信号の特性を操作子から
出力される第1の制御データで共に制御するようにする
ことにより、操作子の操作に対する第1の楽音信号の特
性の変化と第2の楽音信号の特性の変化とを一致させる
のに対して、ホールドモードのときは、第1の制御デー
タで第1の楽音信号の特性を制御するとともに、第1の
制御データを非線形に変換した第2の制御データで第2
の楽音信号の特性を制御するようにすることにより、操
作子の操作に対して第1の楽音信号の特性と第2の楽音
信号の特性とを独立に変化させるようにする。
このようにすることにより、ホールドモードにおい
て、操作子の操作に応じて楽音信号の特性を制御するに
際して、第1の楽音信号(例えば、主楽音)の特性の変
化に対する第2の楽音信号(例えば、背景楽音)の特性
の変化を最適化できるという効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による電子楽器の全体構成を示すブロツ
ク図、第2図はそのテーブルメモリ15の変換音量制御デ
ータを示す特性曲線図、第3図は第1図のレジスタ部14
の詳細構成を示す略線図、第4図は第1図のCPU11の楽
音発生処理ルーチンを示すフローチヤート、第5図は第
4図のホールドスイツチ処理ルーチンを示すフローチヤ
ート、第6図は第5図のホールドオンデータ処理ルーチ
ンを示すフローチヤート、第7図は第5図のホールドオ
フデータ処理ルーチンを示すフローチヤート、第8図は
第4図のキーオンデータ処理ルーチンを示すフローチヤ
ート、第9図は第4図のキーオフデータ処理ルーチンを
示すフローチヤート、第10図は第4図の変換モード番号
データ処理ルーチンを示すフローチヤート、第11図は第
4図のフアンクシヨンデータ処理ルーチンを示すフロー
チヤート、第12図は動作の説明に供する信号波形図、第
13図は他の実施例におけるチヤンネル割り当ての説明に
供する略線図である。 1A……第1トーンジエネレータ(TG1)、1B……第2ト
ーンジエネレータ(TG2)、2……鍵盤回路、3……操
作スイツチ部、3A……ホールドスイツチ、3B……エフエ
クトスイツチ、3C……変換モードスイツチ、3D……その
他の操作子、4……サウンドシステム、14……レジスタ
部、14A……ホールド指令レジスタ、14B……キーコード
バツフアレジスタ、14C……キーコード記憶レジスタ、1
4D……変換モードレジスタ、14E……エフエクト設定値
レジスタ、14F……変換データレジスタ、14G……その他
のレジスタ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発生すべき楽音の音高を指定する音高指定
    手段と、 上記音高指定手段によつて指定された音高の第1の楽音
    信号を発生する第1の楽音発生手段と、 上記音高指定手段によって指定された音高の第2の楽音
    信号を発生する第2の楽音発生手段と、 操作に応じて上記楽音信号の特性を制御するための第1
    の制御データを出力する操作子と、 上記第1の制御データを、該第1の制御データの変化に
    対して非線形に変化する第2の制御データに変換して出
    力する変換手段と、 ホールドモードを指定するホールドモード指定手段と、 上記ホールドモードが指定されていないときは、上記音
    高指定手段で指定される音高の変化に追従した上記第2
    の楽音発生手段で発生される上記第2の楽音信号の音高
    変化を許可し、上記ホールドモードが指定されたとき
    は、上記音高指定手段で指定される音高の変化に追従し
    た上記第2の楽音発生手段で発生される上記第2の楽音
    信号の音高変化を禁止して一定音高に保持する第1の制
    御手段と、 上記ホールドモードが指定されていないときは、上記第
    1及び第2の楽音発生手段で発生される上記第1及び第
    2の楽音信号の特性を上記第1の制御データに基づき制
    御し、上記ホールドモードが指定されているときは、上
    記第1の楽音信号の特性を上記第1の制御データに基づ
    き制御するとともに上記第2の楽音信号の特性を第2の
    制御データに基づき制御する第2の制御手段と を具えることを特徴とする電子楽器。
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