JP2521744Y2 - 緑化防音壁 - Google Patents

緑化防音壁

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JP2521744Y2
JP2521744Y2 JP1990068883U JP6888390U JP2521744Y2 JP 2521744 Y2 JP2521744 Y2 JP 2521744Y2 JP 1990068883 U JP1990068883 U JP 1990068883U JP 6888390 U JP6888390 U JP 6888390U JP 2521744 Y2 JP2521744 Y2 JP 2521744Y2
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JP
Japan
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cultivation
soundproof wall
soil
wall
shielding sheet
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JP1990068883U
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Inventor
弘樹 薄井
良裕 糸川
恵一 永井
陽二 橋本
市郎 押木
明彦 津留
Original Assignee
富士コンクリーン工業株式会社
株式会社キクノ
技研建設株式会社
共和コンクリート工業株式会社
株式会社ジャグラス
日本セメント株式会社
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  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
  • Devices Affording Protection Of Roads Or Walls For Sound Insulation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、道路や線路に沿って設け、自動車や列車か
ら発する騒音を吸収する防音壁に植生を施した緑化防音
壁に関する。
(従来の技術) 一般に、高速道路や線路には騒音防止のため防音壁が
設けられている。この防音壁には従来コンクリート板や
金属板、更にはプラスチックス等の透明板が使用されて
いるが、近年、緑化を図るため、防音壁に植生を施した
緑化防音壁が開発されている。
この従来の緑化防音壁は、壁体の一部に培土を収容す
る容器を設けたものや、その容器そのものをもって壁体
を構成させたものがある。
(考案が解決しようとする課題) 上述の如き従来の緑化防音壁は植生のための培土容器
(鉢)を壁本体に設置するものであるため、芝生のよう
に壁面全面に生い茂らせることができず、また構造上コ
スト高にならざるを得ないという問題があった。
本考案は上述の如き従来の問題にかんがみ、手軽に、
しかも低コストで防音壁面全面に植生でき、しかも遮音
の他、高い吸音性がある緑化防音壁の提供を目的として
なされたものである。
(課題を解決するための手段) 上述の如き目的を達成するための本考案の要旨とする
ところは、コンクリート製の防音壁本体の表面に、有機
物材料と無機物材料とを、肥料成分の内、炭素率を10〜
30%になるように混ぜ合せてなる培土をプレス成型し、
吸水によって経時的に崩れる培土ブロックを積み上げた
培土層を設け、該培土層の外面を透根性の培土遮閉シー
トをもって覆うとともに、該シートの外側を網状材にて
覆い、該網状材及び培土遮閉シートを通して前記培土に
植生してなる緑化防音壁に存する。
培土遮閉シートは、土木用に使用されている合成繊維
製の不織布の如き通水性、及び通気性が高く、かつ、透
根性があり、かつ、耐久性の高いものが好ましい。
網状材は、金属板に多数の孔を貫通開口させた、いわ
ゆるパンチング板や、鋼材を網状に成型した、いわゆる
エキスパンドメタルが使用でき、これらの表面に合成樹
脂製の防錆塗料を塗布したものが好ましい。
(作用) この緑化防音壁は任意の場所に植生することができ、
特にツタ類の如き植物の場合は全面に生い茂らせること
が可能である。
また、コンクリート製の防音壁本体は従来使用されて
いるもので良く、この本体部分によって遮音効果が得ら
れるとともに、その表面の培土が高い吸音効果を発揮す
る。この吸音効果は植生によって更に高められる。
(実施例) 次に本考案の実施例を図面について説明する。
図において1はコンクリート製の防音壁本体である。
この防音壁本体1は、互いに一定間隔を隔てて立設した
H型鋼からなる支柱2,2に指示させてプレキャストコン
クリート製の遮音板3,3……を数枚積み上げて構成され
ており、各遮音板3は第4図に示すようにH型鋼支柱2
のフランジ2a,2a間に挿入され、押えボルト4にて一方
側に固定されている。
防音壁本体1の遮音板3,3……の表面に培土層5が、
張り付けられた如き状態に設けられている。
この培土層5は、培土を板状に固めた培土ブロック6,
6……を多数並べ、上下に積み重ねて設置しており、そ
の表面側を培土遮閉シート7にて覆い、更にその外側を
網状材8にて覆って培土層5を崩れ止めしている。
培土遮閉シート7は、植物の根が透過でき、かつ、培
土が漏れ出ない程度の開口率の合成樹脂繊維製の不織布
を使用している。また、網状材8は、金属板材に切目を
入れて引き延ばすことにより網状に成型したエキスパン
ドメタルを使用し、その両縁を支柱2,2に溶接して固定
している。
培土ブロック6は、一例として有機物材料と無機物材
料とを肥料成分の内、炭素率が10〜30%の間になるよう
に混ぜ合わせてプレス成型したものを使用している。こ
の培土ブロックは吸水させることにより経時的に崩れ、
自然と同じ状態になる。
このようにして防音壁本体1の片側面の全面に培土層
5を設け、これに網状材8及び培土遮閉シート7を透し
て芝生等の植物aを植生する。
なお、蔦類の植生には第5図に示すように防音壁本体
1の一部の遮音板3に培土容器10を一体成形したものを
使用し、これに植生することにより培土層5に茎を這わ
せるようにしてもよい。
また、網状材8の固着手段は、溶接の他、ねじ止め等
の各種手段を使用し得る。
(考案の効果) 上述の緑化防音壁は、コンクリート製の防音壁本体の
表面の全面にわたって培土層を設け、その全面に植生を
施すことができるため、遮音の他、高い吸音効果が得ら
れ、騒音発生側への音の反射がなくなり、道路近辺に対
する騒音が減少する他、道路内の騒音も減少させること
ができる。
また、本考案では培土ブロック、培土遮閉シート及び
網状材をもって培土層を壁面に重ねて設置しているた
め、その設置作業が従来の比べ手軽で、しかも低コスト
にて設置することができる。
更に培土ブロックは、吸水によって経時的に崩れ、か
つ、有機物材料と無機物材料とを混合し、肥料成分の
内、炭素率を10〜30%としているため、それ自体の中に
草類等の多様な植物の植生が可能となる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は一部を切
欠して示す平面図、第2図は縦断側両面、第3図は第2
図中のA−A線断面図、第4図は部分拡大断面図、第5
図は他の例の縦断側両面である。 1……防音壁本体、2……支柱、2a……フランジ、3…
…遮音板、4……ボルト、5……培土層、6……培土ブ
ロック、7……培土遮閉シート、8……網状材、10……
培土容器。
フロントページの続き (73)実用新案権者 999999999 株式会社ジャグラス 東京都千代田区大手町1丁目6番1号 (73)実用新案権者 999999999 日本セメント株式会社 東京都千代田区大手町1丁目6番1号 (72)考案者 薄井 弘樹 東京都武蔵野市境3丁目26番7号 富士 コンクリート工業株式会社内 (72)考案者 糸川 良裕 愛媛県松山市大手町1丁目8番地8 株 式会社キクノ内 (72)考案者 永井 恵一 東京都渋谷区広尾1丁目10番3号 技研 建設株式会社内 (72)考案者 橋本 陽二 東京都文京区小日向4丁目6番19号 共 和コンクリート工業株式会社東京本社内 (72)考案者 押木 市郎 東京都品川区東五反田1丁目11番7号 株式会社ジャグラス株式会社東京支店内 (72)考案者 津留 明彦 東京都千代田区大手町1丁目6番1号 日本セメント株式会社内 (56)参考文献 特開 昭52−31529(JP,A) 特開 昭52−5930(JP,A)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンクリート製の防音壁本体の表面に、有
    機物材料と無機物材料とを、肥料成分の内、炭素率を10
    〜30%になるように混ぜ合せてなる培土をプレス成型
    し、吸水によって経時的に崩れる培土ブロックを積み上
    げた培土層を設け、該培土層の外面を透根性の培土遮閉
    シートをもって覆うとともに、該シートの外側を網状材
    にて覆い、該網状材及び培土遮閉シートを通して前記培
    土に植生してなる緑化防音壁。
JP1990068883U 1990-06-28 1990-06-28 緑化防音壁 Expired - Lifetime JP2521744Y2 (ja)

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