JP2521610B2 - 丸大豆納豆製造用連続蒸煮方法及びその連続蒸煮装置 - Google Patents

丸大豆納豆製造用連続蒸煮方法及びその連続蒸煮装置

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JP2521610B2 JP4029281A JP2928192A JP2521610B2 JP 2521610 B2 JP2521610 B2 JP 2521610B2 JP 4029281 A JP4029281 A JP 4029281A JP 2928192 A JP2928192 A JP 2928192A JP 2521610 B2 JP2521610 B2 JP 2521610B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、丸大豆納豆製造用連続
蒸煮方法及びその連続蒸煮装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の納豆メ−カ−での丸大豆納豆製造
用大豆の蒸煮は、バッチ式の圧力大釜に水に浸漬済みの
丸大豆を入れ、高温高圧の蒸気を注入して行うが、蒸煮
し終わる前に圧力大釜内の約2気圧の高圧をバルブ操作
によつて少しづつ減圧し、圧力大釜の内圧が外気圧に略
等しくなつてから、蒸煮した丸大豆を取り出している。
【0003】この煩雑で手間のかかる操作は、丸大豆納
豆の良好な外観状態を保持して商品価値を落とさぬため
に行うもので、蒸煮時の高温高圧のまま丸大豆を外気中
に放出すると、蒸煮された丸大豆の皮が破裂して形状が
崩れて商品価値を無くす恐れがある。
【0004】生産効率を上げるには蒸煮用のバッチ式の
圧力大釜を連続式の蒸煮釜に切り換ればよいわけである
が、連続式の蒸煮釜では蒸煮釜内圧の可変的調整が困難
であり、ひき割り納豆の生産に利用されても本発明が対
象としている丸大豆納豆の製造には使用されていないの
が現状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明によれば、その
対象としているものはあくまでも丸大豆納豆製造用の丸
大豆の蒸煮であり、丸大豆納豆の良好な外観状態を保持
して商品価値を落とさぬようにした丸大豆納豆製造用連
続蒸煮方法及びその連続蒸煮装置であり、蒸煮された丸
大豆の皮が破裂する危険性が殆ど無くなるものであり、
煩雑な操作を必要とせずに自動的に所望の蒸煮された丸
大豆納豆用の丸大豆を連続的に大量生産することを目的
とした丸大豆納豆製造用連続蒸煮方法及びその連続蒸煮
装置である。
【0006】
【問題点を解決するための手段】本発明は、ベルトコン
ベヤ内設式の連続蒸煮釜を三個直列に圧力遮断装置を介
して接続し、第一番目の連続蒸煮釜では内設された進行
中のベルトコンベヤ上で外部より投入され、しかも水に
浸漬した丸大豆を連続蒸煮釜の内圧2.5乃至1.7kg
/cm2、蒸煮温度100乃至130度C、蒸煮時間10乃
至15分で蒸煮し、第二番目の連続蒸煮釜では内設され
た進行中のベルトコンベヤ上で前記丸大豆を連続蒸煮釜
の内圧1.7乃至1.3Kg/cm2、蒸煮温度100乃至1
30度C、蒸煮時間10乃至15分で蒸煮し、第三番目
の連続蒸煮釜では内設された進行中のベルトコンベヤ上
で更に前記丸大豆を連続蒸煮釜の内圧1.3乃至1.0
Kg/cm2、蒸煮温度100乃至130度C、蒸煮時間10
乃至15分で蒸煮し、全ベルトコンベヤ上で連続的に蒸
煮し終つた前記丸大豆を第三番目の連続蒸煮釜より外部
に放出することを特徴とする丸大豆納豆製造用連続蒸煮
方法と、
【0007】この丸大豆納豆製造用連続蒸煮方法を行う
その連続蒸煮装置の構成であり、すなわち、内部長手方
向にエンドレス式のベルトコンベヤを内設する連続蒸煮
釜を三個直列に圧力遮断装置を介して接続し、第一番目
の連続蒸煮釜の後端部上部には丸大豆投入用ホッパーを
圧力遮断装置を介して設け、第一番目の連続蒸煮釜に内
設されたベルトコンベヤを、ベルトコンベヤの進行方向
の後端部の当該ベルト上に予め水に浸漬した丸大豆が投
入されるように配設し、第一番目の連続蒸煮釜の下部に
は蒸気バルブを介して蒸気パイプを連通し内圧2.5乃
至1.7kg/cmとし、ベルトコンベヤの進行方向
の前端部の丸大豆落下部の第一番目の連続蒸煮釜の下面
と第二番目の連続蒸煮釜を圧力遮断装置を介して連通
し、第二番目の連続蒸煮釜に内設されたベルトコンベヤ
を、ベルトコンベヤの進行方向の後端部の当該ベルト上
に丸大豆が投入されるように配設し、第二番目の連続蒸
煮釜の下部には蒸気バルブを介して蒸気パイプを連通し
内圧1.7乃至1.3kg/cmとし、第三番目の連
続蒸煮釜に内設されたベルトコンベヤを、ベルトコンベ
ヤの進行方向の後端部の当該ベルト上に丸大豆が投入さ
れるように配設し、第三番目の連続蒸煮釜の前端部下部
には丸大豆の放出口を圧力遮断装置を介して連通し、第
三番目の連続蒸煮釜内で蒸煮された丸大豆の放出口を外
部の排出コンベヤに対設し、第三番目の連続蒸煮釜の下
部にも蒸気バルブを介して蒸気パイプを連通して内圧
1.3乃至1.0kg/cmとし、丸大豆を各連続蒸
煮釜で蒸煮温度100乃至130度C、蒸煮時間10乃
至15分間連続蒸煮できるようにした前記内部長手方向
にエンドレス式のベルトコンベヤを内設する連続蒸煮釜
を三個直列に圧力遮断装置を介して接続することを特徴
とする丸大豆納豆製造用連続蒸煮装置である
【0008】
【発明の作用】本発明の丸大豆納豆製造用連続蒸煮方法
は上述の構成であるから、水に浸漬した丸大豆を蒸煮し
ながら高圧状態(2.5乃至1.7Kg/cm2)から中圧状
態(1.7乃至1.3Kg/cm2)を経て低圧状態(1.3
乃至1.0Kg/cm2)で、しかも100乃至130度C
蒸煮温度で、各圧力状態でそれぞれ10乃至15分間の
蒸煮時間で進行するコンベヤベルト上で自動的連続的に
蒸煮する。
【0009】また、本発明の丸大豆納豆製造用連続蒸煮
装置は上述の構成であるから、丸大豆を連続的に蒸煮
し、丸大豆納豆に最適な原料の蒸煮された丸大豆を大量
に、自動的に、連続的に提供できるから、これに納豆菌
を植菌すれば発酵して高品質の丸大豆納豆を得ることが
できる。
【0010】
【実施例】以下、図面について、本発明の丸大豆納豆製
造用連続蒸煮方法及びその連続蒸煮装置の一実施例を説
明すると、ベルトコンベヤ4内設式の連続蒸煮釜3、
7、8を三個直列に圧力遮断装置2を介して接続し、第
一番目の連続蒸煮釜3では内設された進行中のベルトコ
ンベヤ4上で外部より投入され、しかも水に浸漬した丸
大豆を連続蒸煮釜3の内圧2.5乃至1.7kg/cm2、蒸
煮温度100乃至130度C、蒸煮時間10乃至15分
で蒸煮し、第二番目の連続蒸煮釜7では内設された進行
中のベルトコンベヤ4上で前記丸大豆を連続蒸煮釜7の
内圧1.7乃至1.3Kg/cm2、蒸煮温度100乃至13
0度C、蒸煮時間10乃至15分で蒸煮し、第三番目の
連続蒸煮釜8では内設された進行中のベルトコンベヤ4
上で更に前記丸大豆を連続蒸煮釜8の内圧1.3乃至
1.0Kg/cm2、蒸煮温度100乃至130度C、蒸煮時
間10乃至15分で蒸煮し、全ベルトコンベヤ4上で連
続的に蒸煮し終つた前記丸大豆を第三番目の連続蒸煮釜
8より外部に放出することを特徴とする丸大豆納豆製造
用連続蒸煮方法と、
【0011】内部長手方向にエンドレス式のベルトコン
ベヤ4を内設する連続蒸煮釜3、7、8を三個直列に圧
力遮断装置2を介して接続し、第一番目の連続蒸煮釜3
の後端部上部には丸大豆投入用ホッパー1を圧力遮断装
置2を介して設け、第一番目の連続蒸煮釜3に内設され
たベルトコンベヤ4を、ベルトコンベヤ4の進行方向の
後端部の当該ベルト上に予め水に浸漬した丸大豆が投入
されるように配設し、第一番目の連続蒸煮釜3の下部に
は蒸気バルブ6を介して蒸気パイプ5を連通し内圧2.
5乃至1.7kg/cmとし、ベルトコンベヤ4の進
行方向の前端部の丸大豆落下部の第一番目の連続蒸煮釜
3の下面と第二番目の連続蒸釜7を圧力遮断装置2を介
して連通し、第二番目の連続蒸煮釜7に内設されたベル
トコンベヤ4を、ベルトコンベヤ4の進行方向の後端部
の当該ベルト上に丸大豆が投入されるように配設し、第
二番目の連続蒸煮釜7の下部には蒸気バルブ6を介して
蒸気パイプ5を連通し内圧1.7乃至1.3kg/cm
とし、第三番目の連続蒸煮釜8に内設にベルトコンベ
ヤ4を、ベルトコンベヤ4の進行方向の後端部の当該ベ
ルト上に丸大豆が投入されるように配設し、第三番目の
連続蒸煮釜8の前端部下部には丸大豆の放出口10を圧
力遮断装置2を介して連通し、第三番目の連続蒸煮釜8
内で蒸煮された丸大豆の放出口10を外部の排出コンベ
ヤ9に対設し、第三番目の連続蒸煮釜8には丸大豆にも
蒸気バルブ6を介して蒸気パイプ5を連通して内圧1.
3乃至1.0kg/cmとし、丸大豆を各連続蒸煮釜
3、7、8で蒸煮温度100乃至130度C、蒸煮時間
10乃至15分間連続蒸煮できるようした前記内部長手
方向にエンドレス式のベルトコンベヤを内設する連続蒸
煮釜3、7、8を三個直列に圧力遮断装置を介して接続
することを特徴とする丸大豆納豆製造用連続蒸煮装置で
ある
【0012】図示された本実施例では、圧力遮断装置2
はロ−タリ−バルブを利用しているが、ロ−タリ−バル
ブの場合は連続蒸煮釜3、7、8への大豆の連続投入が
容易にでき、圧力遮断効果も良く、連続蒸煮釜3、7、
8相互の内圧干渉を防ぐ効果がある。さらに、図示され
た本実施例では、エンドレス式のベルトコンベヤ4を設
け、このコンベヤベルト4を長手方向に内設した連続蒸
煮釜3、7、8を三個直列に圧力遮断装置2、すなわ
ち、ロ−タリ−バルブを介して接続する場合、積み重ね
るように連続蒸煮釜3、7、8を配置しているが、立地
条件等で階段状に略斜め直線状に連続蒸煮釜3、7、8
を配置してもよい。
【0013】したがつて、第一番目の連続蒸煮釜3では
内設された進行中のベルトコンベヤ4上で外部より投入
され、しかも水に浸漬した丸大豆を連続蒸煮釜3の内圧
2.5乃至1.7kg/cm2好ましくは2.0Kg/cm2に設定
して、蒸煮温度100乃至130度C、蒸煮時間10乃
至15分で蒸煮し、第二番目の連続蒸煮釜7では内設さ
れた進行中のベルトコンベヤ4上で前記丸大豆を連続蒸
煮釜7の内圧1.7乃至1.3Kg/cm2好ましくは1.5
Kg/cm2に設定して、蒸煮温度100乃至130度C、蒸
煮時間10乃至15分で蒸煮し、第三番目の連続蒸煮釜
8では内設された進行中のベルトコンベヤ4上で更に前
記丸大豆を連続蒸煮釜8の内圧1.3乃至1.0Kg/cm2
好ましくは1.2Kg/cm2に設定して、蒸煮温度100乃
至130度C、蒸煮時間10乃至15分で蒸煮し、全ベ
ルトコンベヤ4上で連続的に蒸煮し終つた前記丸大豆を
第三番目の蒸煮釜8より1.0Kg/cm2の大気圧中の外部
に放出すると、丸大豆は皮が破裂する危険性が殆ど無く
なるものであり、丸大豆の形状を破損することもない。
丸大豆納豆用連続蒸煮装置の丸大豆処理量は1釜列当た
り300乃至1200Kg/hr である。
【0014】本発明者等は、高圧状態(2.5乃至1.
7kg/cm2)から低圧状態(1.3乃至1.0Kg/cm2)で
二基の連続蒸煮釜で丸大豆を蒸煮すると、膨潤した丸大
豆が高圧状態の連続蒸煮釜より低圧状態の連続蒸煮釜に
移送され、蒸煮された丸大豆の5%を越える量が圧力の
急変により砕けてしまい、歩留りが悪い。
【0015】また、丸大豆の蒸煮圧変動を緩やかにする
ために、連続蒸煮釜を4基以上直列に接続して蒸煮する
と、蒸煮される丸大豆の5%を越える量が砕かれてしま
い歩留りが悪い。しかも、破砕した丸大豆はウエット状
態で柔らかいため選別は困難であることがわかつた。そ
こで、本発明者等は試行錯誤の末丸大豆納豆製造用連続
蒸煮方法及びその連続蒸煮装置を発明した。
【0016】したがつて、水に浸漬した丸大豆を丸大豆
投入用ホッパ−1から投入すると、丸大豆は圧力遮断装
置2,すなわち、ロ−タリ−バルブを介して筒状横形の
第一番目の連続蒸煮釜3に内設されたエンドレス式のベ
ルトコンベヤ4上の進行方向の後端部に移送させられ
る。一方、第一番目の連続蒸煮釜3内は蒸気バルブ6を
介して蒸気パイプ5により、内圧2.5乃至1.7kg/c
m2,温度100乃至130度Cに保持されているから、
丸大豆は、ベルトコンベヤ4の後端部から10乃至15
分かかつてベルトコンベヤ4の進行によりベルトコンベ
ヤ4の前端部に移送させられる。この移送中に丸大豆が
第一番目の連続蒸煮釜3内の条件で均等に蒸煮されるこ
とになる。そして、第一番目の蒸煮を終つた丸大豆は第
二番目の連続蒸煮釜7に内設されたエンドレス式のベル
トコンベヤ4上の進行方向の後端部に圧力遮断装置2、
すなわち、ロ−タリ−バルブを介して投入させられる。
第二番目の連続蒸煮釜7内は蒸気バルブ6を介して蒸気
パイプ5により、内圧1.7乃至1.3Kg/cm2、温度1
00乃至130度Cに保持されているので、丸大豆は第
二番目のベルトコンベヤ4の後端部から10乃至15分
かかつてベルトコンベヤ4の進行によりベルトコンベヤ
4の前端部に移送させられる。この移送中に丸大豆は第
二番目の連続蒸煮釜7内の条件で均等に蒸煮される。
【0017】さらに、第二番目の蒸煮を終つた丸大豆は
第三番目の連続蒸煮釜8内のエンドレス式のベルトコン
ベヤ4上の進行方向の後端部に圧力遮断装置2、すなわ
ち、ロ−タリ−バルブを介して投入させられる。第三番
目の連続蒸煮釜8内は蒸気バルブ6を介して蒸気パイプ
5により、内圧1.3Kg/cm2、温度100乃至130度
Cに保持されているから、丸大豆は第三番目のベルトコ
ンベヤ4の後端部から10乃至15分かかつてベルトコ
ンベヤ4の進行によりベルトコンベヤ4の前端部に移送
させられる。この移送中に丸大豆は第三番目の連続蒸煮
釜8内の条件で均等に蒸煮されられる。第三番目の連続
蒸煮釜8内で蒸煮された丸大豆は圧力遮断装置2、すな
わち、ロ−タリ−バルブを介して放出口10より外部の
排出コンベヤ9上に放出させられる。そして、蒸煮され
た丸大豆は事後の丸大豆納豆の製造工程をうけることに
なる。
【0018】なお、各連続蒸煮釜3、7、8には、必要
に応じてその上部に圧力調整弁を、下部に排水弁および
ドレン装置を設けてもよいことは言うまでもない。
【0019】上述したように、各連続蒸煮釜3、7、8
は外部圧を遮断する遮断装置、すなわち、ロ−タリ−バ
ルブ2を介して直列式に連結してあるから個々の連続蒸
煮釜3、7、8の内圧は安定し、個々の連続蒸煮釜3、
7、8へは1個または複数個の蒸気バルブ6を取り付け
て、蒸気パイプ5からの高温高圧の蒸気を調節自在とし
ている。しかも、丸大豆納豆用連続蒸煮装置を通過する
丸大豆は第1の高圧設定の連続蒸煮釜3から中圧設定の
連続蒸煮釜7を経て略大気圧設定の連続蒸煮釜8へと順
次に移動され、内圧と外気圧との落差による丸大豆皮の
破裂を免れることができるのであり、これによつて、丸
大豆納豆の連続大量生産が可能になつた。なお、単体と
しての連続蒸煮釜そのものは従来から存在し、周知の技
術だが、それ単体では効果を上げることはできず、連結
して用いることもこれまでになく、特に丸大豆納豆の製
作では業界においてその様な発想もなかつた。
【0020】
【発明の効果】本発明の丸大豆納豆製造用連続蒸煮方法
は、上述したような構成であるので各連続蒸煮釜の蒸煮
温度、蒸煮時間が同一であり、蒸煮圧力が異なるだけで
あるので高温高圧の蒸気の調整と供給が簡単にできる。
しかも、各連続蒸煮釜で設定の条件で丸大豆は短時間で
連続蒸煮されので、内圧と外気圧との落差による丸大豆
皮の破裂が無い良好な外観状態を保持した商品価値を落
とさぬ丸大豆納豆の大量生産ができる効果がある。
【0021】本発明の丸大豆納豆製造用連続蒸煮装置
は、上述したような構成であるので各連続蒸煮釜は圧力
遮断装置を介して連結されており、丸大豆は各連続蒸煮
釜内で安定した設定の圧力で自動的に連続蒸煮できる。
しかも、丸大豆はエンドレス式のベルトコンベヤ上で移
送中に蒸煮されるから均等に加熱されるものである。し
かも、加熱も蒸気バルブを介した蒸気パイプからの高温
高圧の蒸気によるものであるから供給調整が簡単にでき
る。そして、内圧と外気圧との落差による丸大豆皮の破
裂が無いし、良好な外観状態を保持する蒸煮丸大豆を連
続的に簡単に大量生産することが可能となつた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の丸大豆納豆製造用連続蒸煮方法および
丸大豆納豆製造用連続蒸煮装置の一実施例を示す説明図
である。
【符号の説明】
1・・・丸大豆投入用ホッパ− 2・・・圧力遮断装置(ロ−タリ−バルブ) 3・・・連続蒸煮釜 4・・・ベルトコンベヤ 5・・・蒸気パイプ 6・・・蒸気バルブ 7・・・連続蒸煮釜 8・・・連続蒸煮釜 9・・・排出コンベヤ 10・・・放出口

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベルトコンベヤ内設式の連続蒸煮釜を三
    個直列に圧力遮断装置を介して接続し、第一番目の連続
    蒸煮釜では内設された進行中のベルトコンベヤ上で外部
    より投入され、しかも水に浸漬した丸大豆を連続蒸煮釜
    の内圧2.5乃至1.7kg/cm2、蒸煮温度100乃至1
    30度C、蒸煮時間10乃至15分で蒸煮し、第二番目
    の連続蒸煮釜では内設された進行中のベルトコンベヤ上
    で前記丸大豆を連続蒸煮釜の内圧1.7乃至1.3Kg/c
    m2、蒸煮温度100乃至130度C、蒸煮時間10乃至
    15分で蒸煮し、第三番目の連続蒸煮釜では内設された
    進行中のベルトコンベヤ上で更に前記丸大豆を連続蒸煮
    釜の内圧1.3乃至1.0Kg/cm2、蒸煮温度100乃至
    130度C、蒸煮時間10乃至15分で蒸煮し、全ベル
    トコンベヤ上で連続的に蒸煮し終つた前記丸大豆を第三
    番目の連続蒸煮釜より外部に放出することを特徴とする
    丸大豆納豆製造用連続蒸煮方法。
  2. 【請求項2】内部長手方向にエンドレス式のベルトコン
    ベヤを内設する連続蒸煮釜を三個直列に圧力遮断装置を
    介して接続し、第一番目の連続蒸煮釜の後端部上部には
    丸大豆投入用ホッパーを圧力遮断装置を介して設け、
    一番目の連続蒸煮釜に内設されたベルトコンベヤを、ベ
    ルトコンベヤの進行方向の後端部の当該ベルト上に予め
    水に浸漬した丸大豆が投入されるように配設し、第一番
    目の連続蒸煮釜の下部には蒸気バルブを介して蒸気パイ
    プを連通し内圧2.5乃至1.7kg/cmとし、ベ
    ルトコンベヤの進行方向の前端部の丸大豆落下部の第一
    番目の連続蒸煮釜の下面と第二番目の連続蒸煮釜を圧力
    遮断装置を介して連通し、第二番目続蒸煮釜に内設され
    たベルトコンベヤを、ベルトコンベヤの進行方向の後端
    部の当該ベルト上に丸大豆が投入されるように配設し
    第二番目の連続蒸煮釜の下部には蒸気バルブ介して蒸気
    パイプを連通し内圧1.7乃至1.3kg/cm
    し、第三番目の連続蒸煮釜に内設されたベルトコンベヤ
    を、ベルトコンベヤの進行方向の後端部の当該ベルト上
    に丸大豆が投入されるように配設し、第三番目の連続蒸
    煮釜の前端部下部には丸大豆の放出口を圧力遮断装置を
    介して連通し、第三番目の連続蒸煮釜内で蒸煮された丸
    大豆の放出口を外部の排出コンベヤに対設し、第三番目
    の連続蒸煮釜の下部にも蒸気バルブを介して蒸気パイプ
    を連通して内圧1.3乃至1.0kg/cmとし、丸
    大豆を各連続蒸煮釜で蒸煮温度100乃至130度C、
    蒸煮時間10乃至15分間連続蒸煮できるようにした
    記内部長手方向にエンドレス式のベルトコンベヤを内設
    する連続蒸煮釜を三個直列に圧力遮断装置を介して接続
    することを特徴とする丸大豆納製造豆用連続蒸煮装置
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