JP2521564Y2 - 光学式ピックアップのアクチュエータ - Google Patents

光学式ピックアップのアクチュエータ

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JP2521564Y2
JP2521564Y2 JP1991025021U JP2502191U JP2521564Y2 JP 2521564 Y2 JP2521564 Y2 JP 2521564Y2 JP 1991025021 U JP1991025021 U JP 1991025021U JP 2502191 U JP2502191 U JP 2502191U JP 2521564 Y2 JP2521564 Y2 JP 2521564Y2
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coil
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JP1991025021U
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利幸 笹倉
千晴 古畑
慎 田中
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Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
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Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、光学式ビデオディス
ク、コンパクトディスク等の記録担体に記録されている
信号を光学的に読み取る光学式ピックアップのアクチュ
エータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光学式ピックアップのアクチュエ
ータの構造を図3に示す。図において、1は対物レン
ズ、2は対物レンズを含む光学系のホルダで、一般に
樹脂材料で作られている。3は同図中に示されている座
標軸の方向にホルダ2を動かすためのフォーカスコイ
ル、4は前記座標軸のX方向にホルダ2を動かすための
トラッキングコイルで、フォーカスコイル3、トラッキ
ングコイル4はホルダ2に取付けられている。
【0003】そしてホルダ2は、固定部材12に対して
前記座標軸XおよびZの方向に稼働とするため、可撓性
を有するワイヤ5を介して固定部材12に取付けられて
いる。固定部材12は一般に樹脂材料等、絶縁体で作ら
れている。ワイヤ5は金属材料で作られており、前記2
種のコイル3および4に流す電流を導く作用を兼ねてお
り、固定部材12を貫通して配線基板7に電気的に接続
されている。
【0004】13および13´は永久磁石であり、これ
らの永久磁石13および13´は相互に同極が向き合う
ようにヨーク14に取付けられており、ヨーク14と永
久磁石13および13´により磁気回路を構成してい
る。さらに、ヨーク14は固定部材12に取付けられ、
取付け状態においては、永久磁石13および13´はフ
ォーカスコイル3およびトラッキングコイル4を挟んで
対向する位置に配置される。これにより、永久磁石13
および13´はフォーカスコイル3およびトラッキング
コイル4に流れる電流の方向と交差する方向、すなわ
ち、図3の座標軸のY方向に磁束を発生する。
【0005】したがって、フォーカスコイル3に流れる
電流によって発生する力は左右ともZ方向に発生するこ
とになり、ホルダ2は対物レンズ1のフォーカス方向、
すなわちZ方向に動く。
【0006】同様にして、トラッキングコイル4に流れ
る電流によっても、座標軸のX方向の力が働き、対物レ
ンズ1のトラッキング方向にホルダ2は動かされる。
【0007】ワイヤ5はホルダ2がこのような動きが可
能となるように、固定部材12に対してホルダ2を可撓
的に支持するものである。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】上記構成の光学ピッ
クアップのアクチュエータにおいては、対物レンズ1、
ホルダ2、フォーカスコイル3、トラッキングコイル4
よりなる可動部の質量と、ワイヤ5のもつスティフネス
とで決定される共振周波数f0がある。
【0009】この共振周波数f0における共振、および
その他の、寄生振動を制動するために、従来はワイヤ5
をゴムチューブに通していた。このような方法では振動
系の質量が増加したり、制動効果が十分でないという問
題点があった。これを解決するために、図4に一例を示
すように、ホルダあるいは固定部材12のいずれかにワ
イヤ5を取付ける取付孔10の前に空間部15を設け、
この空間部15の中にワイヤ5を囲繞して粘弾性材16
を充填する方法も考えられていた。
【0010】しかしながら、このような構造では粘弾性
材16の充填状態が目視できず、気泡の発生やワイヤ5
の周囲への粘弾性材16の付着状態が十分でなくても発
見できなかった。
【0011】気泡がワイヤの周囲に発生すると、制動効
果が発揮できず、電流感度等の性能が悪化する。また、
もし気泡の中に水分が入ると、温度変化や熱衝撃等で粘
弾性材が外れてしまう危険性がある。
【0012】本考案はこのような従来の問題を解決する
ものであり、その充填作業を一層確実なものとすること
を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本考案は上記目的を達成
するために、対物レンズを含む光学系とフォーカスコイ
ル及びトラッキングコイルとが取付けられているホルダ
と、このホルダをフォーカス方向及びトラッキング方向
へ移動可能に固定部材に支持するワイヤと、前記フォー
カスコイル及びトラッキングコイルを挟んで対向する位
置に配置され前記フォーカスコイル及びトラッキングコ
イルを流れる電流の方向と交差する方向に磁束を発生す
る一対の永久磁石と、前記ホルダと前記固定部材の少な
くともいずれか一方の取付部に前記ワイヤの外径よりも
大きな形状をもつ空間部を形成し、前記空間部に前記ワ
イヤの端部を囲繞して紫外線硬化型粘弾性材が充填され
る透光性収容部材とを備えたものである。
【0014】
【作用】上記構成にすることにより、粘弾性材の充填状
態を目視可能とするとともに、紫外線硬化型粘弾性材の
硬化を容易にする。
【0015】
【実施例】(実施例1) 本考案の第1の実施例を図1によって説明する。図1
(a)は外観図、(b)は(a)におけるA−A′面の
断面図である。
【0016】5は従来例の光学式ピックアップのアクチ
ュエータと同じワイヤであり、6は前記従来例における
固定部材12と同じ目的をもった固定部材であるが、例
えばポリカーボネイトのような半透明もしくは透明な材
質で作られた透光性収容部材である。
【0017】この透光性の収容部材6はワイヤ5が挿入
される部分に粘弾性材が充填可能なように箱状の形状を
もった容器8が一体に形成されて収容部材となる。容器
8の空間部は四角形状に限らず楕円筒状あるいは円筒状
のものであってもよい。粘弾性材9は例えばシリコンゲ
ルのような材質で、やはり透光性のものである。
【0018】図1(b)に示すようにワイヤ5の先端は
透光性収容部材6のワイヤ取付孔10に挿入され回路基
板7まで貫通して固定される。次に粘弾性材9が充填さ
れ、硬化され、ワイヤ5の周囲は粘弾性材9によって囲
繞される。なお、図1には図示していないが、図1にお
いても図3に示す従来例と同様にして、永久磁石13お
よび13´がフォーカスコイル3およびトラッキングコ
イル4を挟んで対向する位置に配置されるように、ヨー
ク14が固定部材6に取付けられており、永久磁石13
および13´はフォーカスコイル3およびトラッキング
コイル4に流れる電流の方向と交差する方向に磁束を発
生している。したがって、フォーカスコイル3に流れる
電流によって発生する力により、ホルダ2は対物レンズ
1のフォーカス方向(図1におけるZ方向)に動かさ
れ、また、トラッキングコイル4に流れる電流によって
発生する力により、ホルダ2は対物レンズ1のトラッキ
ング方向(図1におけるX方向)に動かされる。
【0019】対物レンズ1、ホルダ2および2つのコイ
ル3,4によって構成される可動部が動作することによ
って、可動部がその質量とワイヤ5のスティフネスとに
よって決まる周波数で共振しようとすると、ワイヤ5の
粘弾性材9で囲繞されている部分も図1の座標軸X、お
よびZ方向に変位する。
【0020】この変位によって、粘弾性材9には圧縮、
せん断等の歪を生ずるが、粘弾性材9はこの歪を吸収し
ながらワイヤ5の変位を元に戻そうとする作用があるの
で、前記の共振は抑制され、制動されることとなる。
【0021】(実施例2) 本考案の第2の実施例を図2に示す。同図(a)は外観
図、(b)は(a)におけるA−A′面の断面図であ
る。第1の実施例と比較して、透光性収容部材6に設け
られた粘弾性材9を充填する容器の形状が異なり、丸孔
11が設けられており、他は第1の実施例と同じであ
る。また、形状は図4に示す従来例と同じであり、収容
部材6が透光性である点が異る。
【0022】なお、上記実施例1,2においては、ワイ
ヤ5の先端すなわち固定部材側が粘弾性材で囲繞される
場合について説明したが、ワイヤ5の末端すなわちホル
ダ側が粘弾性材で囲繞されるようにしても同様の効果が
得られる。
【0023】
【考案の効果】本考案は上記のように、透光性の収容部
材を使用することにより、粘弾性材の充填状態が明瞭に
目視可能となり、気泡の発生等、充填状態の異常の発見
が極めて容易になり、充填作業の確実性が増すという効
果を有する。また、粘弾性材が紫外線硬化型の場合、紫
外線が通りやすくなるので硬化作業が容易かつ確実にな
るという効果も有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本考案の第1の実施例における光学式
ピックアップのアクチュエータの外観図(b)は(a)
のA−A′面における断面図
【図2】(a)は本考案の第2の実施例における光学式
ピックアップのアクチュエータの外観図(b)は(a)
のA−A′面における断面図
【図3】従来の光学式ピックアップのアクチュエータの
外観図
【図4】他の従来の光学式ピックアップのアクチュエー
タの断面図
【符号の説明】
1 対物レンズ 2 光学系のホルダ 5 ワイヤ 6 透光性収容部材 8 箱状容器(透光性収容部材) 9 粘弾性材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対物レンズを含む光学系とフォーカスコ
    イル及びトラッキングコイルとが取付けられているホル
    ダと、このホルダをフォーカス方向及びトラッキング方
    向へ移動可能に固定部材に支持するワイヤと、前記フォ
    ーカスコイル及びトラッキングコイルを挟んで対向する
    位置に配置され前記フォーカスコイル及びトラッキング
    コイルを流れる電流の方向と交差する方向に磁束を発生
    する一対の永久磁石と、前記ホルダと前記固定部材の少
    なくともいずれか一方の取付部に前記ワイヤの外径より
    も大きな形状をもつ空間部を形成し、前記空間部に前記
    ワイヤの端部を囲繞して紫外線硬化型粘弾性材が充填さ
    れる透光性収容部材とを備えた光学式ピックアップのア
    クチュエータ。
JP1991025021U 1991-04-15 1991-04-15 光学式ピックアップのアクチュエータ Expired - Lifetime JP2521564Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6231037A (ja) * 1985-08-02 1987-02-10 Olympus Optical Co Ltd 光ヘツド
JPS62202340A (ja) * 1986-02-28 1987-09-07 Toshiba Corp 対物レンズの駆動装置
JPS63177334U (ja) * 1987-05-07 1988-11-17
JPH01235040A (ja) * 1988-03-14 1989-09-20 Asahi Optical Co Ltd 光情報記録再生装置の対物レンズ支持装置

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