JP2521531Y2 - 波のそ上防止装置を備えた造波プール - Google Patents

波のそ上防止装置を備えた造波プール

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JP2521531Y2
JP2521531Y2 JP1990001307U JP130790U JP2521531Y2 JP 2521531 Y2 JP2521531 Y2 JP 2521531Y2 JP 1990001307 U JP1990001307 U JP 1990001307U JP 130790 U JP130790 U JP 130790U JP 2521531 Y2 JP2521531 Y2 JP 2521531Y2
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JP
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wave
water
pool
making
prevention device
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JP1990001307U
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和生 岡崎
衛 城
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はスポーツ・レジャー施設等に用いられる造波
プール、取分け大波高の波を発生する造波プールに関す
る。
〔従来の技術〕
従来、大波高の波を発生するスポーツ・レジャー施設
等の造波プールでは造波装置により発生した波がほとん
ど減衰せずにプール本体の端部に至り、プール本体の縁
を越えてプールサイドにあふれ出したり、長い距離まで
そ上し他の施設を冠水させたりする問題があった。
また、実開昭64−41558のように波を減衰させる手段
としてプール底に階段を設け、波の進行方向終端部位置
のプール本体底面に水が流入する多数の水平面上の開口
を設ける技術も提案されているが、波打際陸上部におい
て(特に大波高発生造波プールの場合)施設のスペース
上、ある点(線)以上、波をそ上させたくない場合のそ
上防止対策としては必ずしも十分とはいえない面があ
る。
〔考案が解決しようとする課題〕 上記従来の造波プールには解決すべき次の課題があっ
た。
即ち、上記の通り、大波高の波が進行してくると波打
際でそ上し、プールの縁を乗り越えて溢れ出たり、他の
施設を濡らしたりする問題があった。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記課題の解決手段として、スポーツ・レジ
ャー施設等に用いられる造波プールにおいて、波打際に
波の進行方向とほぼ直交方向に設けられた上記波の波高
より高いステップと、同ステップの下側に上記波の通過
容易に設けられた開口と、同開口に連通して上記波及び
その水を受容可能に設けられ、内部の水面レベルが上記
造波プールの水面よりも上位に位置された受水槽と、同
受水槽から上記造波プール内へ水の還流可能に設けられ
た連通管とを具備してなることを特徴とする波のそ上防
止装置を備えた造波プールを提供しようとするものであ
る。
〔作用〕
本考案は上記のように構成されるので次の作用を有す
る。
即ち、造波プールの波打際に、波の進行方向に対し、
直交方向する方向に波高より高いステップを設け、その
下側に波の通過容易な開口を設けるので、波がステップ
やプールの縁を乗越えて溢れたり、他の施設等の冠水さ
せることがない。
また、開口に連通して波及びその水を受容可能に受水
槽を設け、水面レベルの高い受水槽から造波プールへ水
の還流可能に連通管を設けるので受水槽へ入った水は上
記受水槽と造波プールとの水面レベルの差による重力を
利用して造波プールへ連通管を通って還流するため、受
水槽から水が溢れることはなく、かつ、造波プールの水
が逸水によって減ることもない。
〔実施例〕
本考案の一実施例を第1図及び第2図に基づき説明す
る。第1図は本実施例の側断面図、第2図は第1図の平
面図である。
両図において、造波プール1には一端に波を発生させ
る造波装置2が設けられている。この造波装置2は、公
知の真空引きによる手段または圧縮空気を注入する手段
等によって作動する。たとえば真空引きの場合は空気室
2bを真空引きし、造波装置2内の水位を上昇させた後、
真空引を解除すると底部開口2aより水流が発生し一点鎖
線に示す波10が発生する。
又、造波プール1の他端部には消波およびそ上水防止
装置5が備えられている。消波及びそ上水防止装置5
は、ステップ6,7によって階段上に形成されステップ6
と7との間及びプール底部とステップ6との間は水の通
過自由な開口部8となっていて危険防止等のため金網等
が取付けられている。消波及びそ上水防止装置5の後方
には前記開口部8に連通する受水槽9が備えられそ上水
を受け入る。上記受水槽9は、通常は、その水面レベル
が上記造波プール1の水面よりも高い位置に置かれてい
る。
プール本体1aと受水槽9は連通管11で連通し、プール
本体1aと受水槽9のレベル差によりプール本体1aへの水
3の自然還流が行なわれる。自然還流が困難な場合には
ポンプを設け還流させる。
また、造波プール1のプール本体1aの外部にはろ過装
置12が設けられている。ろ過装置12はプール本体1aの取
水部より連通管14、ポンプ16を介して取水し、プール本
体1aの水3の浄化を行なう。浄化された水3はポンプ1
5、 連通管13を介して再びプール本体1aに還流され
る。
次に上記構成の作用について説明する。
第1図に示すように造波装置2による波10のそ上高さ
h(不要箇所の波の高さ)よりもステップ7の高さHは
若干高く構成されている。従ってそ上して来た水3は開
口部8を通じてステップ6,7後方の受水槽9に入るた
め、ステップ7を越えて外に溢れ出たり、外周の他の設
備を濡らしたりすることがない。
受水槽9に入った水3は造波装置2によって次に発生
される波10がそ上してくる前に連通管11を通ってプール
本体1aに還流する(連通管11のサイズは還流量に適応
(時間的)したものである)ので、受水槽9が水3で溢
れることはない。
なお、ステップ6,7の段数は2段に限定されるもので
はなくプール内外への人の移動に支障ない範囲で適宜増
減されてよい。
〔考案の効果〕
本考案は上記のように構成されるので次の効果を有す
る。
即ち、造波プール(特に大波高発生プール)の陸上部
スペースが十分に確保できず、かつ、波打際近辺に他の
設備を配置するような場合(屋内型ウォーターパーク)
でも溢水や設備への冠水の危険がない。
また、波打際へ水がそ上することがないので消波スペ
ースを必要とせず、造波プールをコンパクトに仕上げる
ことができる。さらに受水槽に入った水は、該受水槽と
造波プールとの水面レベル差によって連通管を通って還
流するため、受水槽から水が漏れることはなく、かつ造
波プールの水が逸水によって減水するのも阻止される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る波のそ上防止装置を備
えた造波プールの側断面図、第2図は第1図の平面図で
ある。 1……造波プール、1a……プール本体、2……造波装
置、2a……底部開口、2b……空気室、3……水、5……
消波及びそ上水防止装置、6,7……ステップ、8……開
口部、9……受水槽、10……波、11,13,14……連通管、
12……ろ過装置、15,16……ポンプ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】スポーツ・レジャー施設等に用いられる造
    波プールにおいて、波打際に波の進行方向とほぼ直交方
    向に設けられた上記波の波高より高いステップと、同ス
    テップの下側に上記波の通過容易に設けられた開口と、
    同開口に連通して上記波及びその水を受容可能に設けら
    れ内部の水面レベルが上記造波プールの水面よりも上位
    に位置された受水槽と、同受水槽から上記造波プール内
    へ水の還流可能に設けられた連通管とを具備してなるこ
    とを特徴とする波のそ上防止装置を備えた造波プール。
JP1990001307U 1990-01-12 1990-01-12 波のそ上防止装置を備えた造波プール Expired - Lifetime JP2521531Y2 (ja)

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JPH0393567U JPH0393567U (ja) 1991-09-24
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