JP2521528B2 - 折り畳み式電動ステ―ジ装置 - Google Patents

折り畳み式電動ステ―ジ装置

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JP2521528B2
JP2521528B2 JP1038699A JP3869989A JP2521528B2 JP 2521528 B2 JP2521528 B2 JP 2521528B2 JP 1038699 A JP1038699 A JP 1038699A JP 3869989 A JP3869989 A JP 3869989A JP 2521528 B2 JP2521528 B2 JP 2521528B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、折り畳み式電動ステージ装置に関し、学
校、幼稚園、保育園等における教室、遊戯室、集会室、
或は、ホテル、旅館等における集会室、会議室、大広間
等のような比較的低い天井高さ、例えば3〜4メートル
程度の天井高さしかないような場所であっても、それに
制約されることなく、十分に奥行きのあるステージ装置
が容易に構成でき、また、不使用時には、それを垂直方
向に折り畳んで此種の室内における邪魔にならない壁際
部分とか、専用の格納庫等へ折り畳み状態で体裁よく収
納できるようにすると共に、天井高さが十分にある講
堂、体育館、武道場等のような場所や屋外であっても、
格別な案内支柱に制約されることなく、折り畳み自在な
ステージを屋内外の任意の場所で自在に展開させて室内
ステージや屋外ステージとして施設すると好適なもので
ある。
(自己の従来の技術1) 本発明者は、従前、実公昭60−25482号公報や実開昭6
1−16200号公報等において、室内の壁際部分に案内支柱
を立設固定し、当該案内支柱に沿ってステージ本体の後
部をウエイトバランス機構によって昇降自在に支持し、
当該ステージ本体の前部に室内床面を移動する転動車輪
を回転自在に支持し、然も、当該ステージ本体もステー
ジ脚を折り畳み自在とする高床タイプと、単なる固定ス
テージ脚とする低床タイプの比較的簡易な2種類のステ
ージ装置を実用化し、これにて水平状態のステージ本体
を壁際部分に起立状態に格納支持したり、また、起立状
態のステージ本体を倒伏動して案内床面へ展開作動せし
める等のことで、室内床面の有効利用等に貢献してい
る。
(発明が解決しようとする自己の従来の技術1に対する
問題点1) ところが、此等のステージ装置の場合には、ステージ
本体を展開したり、格納したりする上で、常に案内支柱
を必須とするために、ステージの設置場所に制約があ
り、その為、屋内外の任意の場所に室内ステージや屋外
ステージを手軽に構成できなかった。
その上、案内支柱の高さによってステージフロアの前後
奥行き方向の長さに制約される為、天井高さが比較的低
いような室内の場合、例えば、学校、幼稚園、保育園等
における教室、遊戯室、集会室、或は、ホテル、旅館等
における集会室、会議室、大広間等のような3〜4エー
トル前後の天井高さしかないような場所の場合には、や
はり、それに制約されて天井高さ以上に奥行きのあるス
テージを構成できなかった。
(他人の従来の技術2) それには、特公昭45−30907号公報に記載するような
「折り畳み式ステージ構造体」の多数組を縦横方向に並
べれば、任意の設置場所に任意の大きさのステージフロ
アが構成できたり、或は、そのステージ構造体を人為的
に垂直方向へ折り畳んだり、展開させることができると
仮定すれば、設置場所の天井高さの2倍程度の大きなス
テージフロアが最大限が得られる筈である。
(発明が解決しようとする他人の従来の技術2に対する
問題点2) ところが、このステージ構造体の場合には、それを人
為的に折り畳んだり、展開させるリンク構造体となって
おり、それが為、前後1組のステージの大きさや重さが
手動で動かし得る範囲の軽量且つ小型なものの場合でし
か対応できないとの制約が認められ、大型のステージフ
ロアを構成しようとすれば、その多数組を人為的に縦横
方向へ展開させて並べなければならないし、逆に、その
多数組を1組ごと折り畳んで運搬したり、格納せねばな
らない等の作業効率に欠けるものである。然も、このス
テージ構造体の場合には、折り畳み自在なステージ脚を
外側にして二つ折りする構成である為、多数組のステー
ジを長手方向に連鎖状に次々と連設するような手段の採
り得ないものでもある。
そこで、本発明者は、前記のような種々の問題点を解決
する為、前後2体で1組の高床タイプのステージ装置又
は低床タイプのステージ装置を、垂直方向へ迫り上げて
二つ折り自在に連結すると共に水平方向へ展開自在に構
成する為に、特願昭63−9407号(特公平7−116855号公
報参照)と特願昭63−72712号(特公平7−21258号公報
参照)の明細書と図面において、此種の二つ折りステー
ジの起倒動操作の電動化によるステージの垂直方向への
折り畳み作動と、フロアー上での展開作動の自動化、省
力化に対処する為の折り畳み式電動ステージ装置を提案
している。
(問題点を解決する為の手段) 本発明は、前記の先行発明と同様なステージ装置S1
S2において、2体で1組のステージ本体S1、S2の連結中
心線X上の床下部に、ステージ本体S1、S2の駆動装置D
を設け、当該駆動装置Dに設けた出力軸20、21と、ステ
ージ本体S1、S2に設けた取付金具22、23とを駆動リンク
L1、L2で連結して構成してなるセンター駆動構造の折り
畳み式電動ステージ装置を不可欠とする数種類の発明を
提供したのである。
(実施例) 以下、本発明に係る電動ステージ装置の実施例を、ス
テージ脚を折り畳み自在とする比較的脚の長い高床タイ
プ(以下、単に高床タイプという)の場合と、ステージ
脚を折り畳む必要のない比較的脚の短い低い低床タイプ
(以下、単に低床タイプという)の場合に分けて説明す
る。
(高床タイプのステージ装置について) 先ず、高床タイプの第1例を示す第1図の側面図と第
2図の底面図において、S1、S2は2体で1組のステージ
本体であって、垂直方向へ迫り上げられて二つに折り畳
み自在にすると共に、水平方向へ突き合わされて展開自
在に対向させて配設され、通常、第1図の左右方向をス
テージ装置の前後奥行き方向として折り畳まれ、第1図
の左半分に構成される前ステージS1と、右半分に構成さ
れる後ステージS2の前後2体を1組として構成される。
1は矩形板状に形成したステージフロアーであって、そ
の裏面の中央位置と両側位置には、複数列のステージ桁
2が前後方向に固定され、また、その外周面には、ステ
ージフロアー1の端部とステージ桁2をカバーする縁取
り枠3が設けられる。
4は上半部をステージ桁2に固定した取付金具であっ
て、ステージフロアー1裏面のステージ桁2当たり4個
程度を間隔を隔てて配設している。
5は前ステージS1のステージ脚、6は後ステージS2のス
テージ脚であって、此等のステージ脚5、6の上端部を
枢軸7で前期取付金具4に連結している。
8は前ステージS1と後ステージS2を連結する固定ビーム
であって、前ステージS1における最後列のステージ脚5R
の上端部と、後ステージS2における最前列のステージ脚
6Fの上端部との間に固定され、ステージ脚5R、6Fを兼ね
た伏コ字状の剛体フレーム構造の連結機構としている。
9は前後に振り分けた2体で1組の車輪、10はその車
軸、11は2本の車輪9を前後に軸受け支持する車輪ホル
ダーであって、前ステージS1における最前列のステージ
脚5Fの下端部と、後ステージS2における最後列のステー
ジ脚6Rの下端部に構成され、ステージ本体S1、S2を二つ
折り畳む際には、最前列のステージ脚5Fと最後列のステ
ージ脚6Rが鉛直状態を保持したまま、安定的に折り畳む
ことのできる車輪スタンドとして有効に機能する。
12はステージ脚5、5R、6、6Fの高さを調節する補助脚
であって、前ステージS1における最前列のステージ脚5F
と後ステージS2における最後列のステージ脚6Rを除く、
ステージ脚5、5R、6、6Fの下端部に螺合され、これに
てフロアー13に展開配置されたステージ本体S1、S2が、
水平状態を保持するように調節される。
14は前ステージS1における最前列のステージ脚5Fの下端
部から最後列のステージ脚5Rの下端部にかけて連結した
連結リンク、15は後ステージS2の最後列のステージ脚6R
の下端部から最前列のステージ脚6Fの下端部にかけて連
結した連結リンク、16は列毎のステージ脚5、6の下端
部に左右幅方向に差し渡して貫挿した連結ロッドであっ
て、これにて取付金具4に枢設した総てのステージ脚
5、6が鉛直状態を保持したまま、平行移動して折り畳
まれたり、展開するように構成している。
17はカバープレートであって、前ステージS1における最
前列のステージ脚5Fの左右幅方向と、後ステージS2にお
ける最後列のステージ脚6Rの左右幅方向に固定され、此
種の高床タイプのステージ装置を、その前後方向から正
面視したとき、当該ステージ本体S1、S2の床下部をカバ
ーするように機能する。
Dはステージ本体S1、S2の二つ折り中心線X上に配設し
たステージ本体S1、S2の駆動装置であって、駆動モータ
18と減速機19とからなり、第2図に示すようにステージ
本体S1、S2の左右幅方向の両側位置に配設され、フロア
ー13上を移動自在に構成している。
20、21は駆動装置Dにおける減速機19の左右幅方向に突
設した出力軸であって、正逆回転自在に作動させられ、
また、この出力軸20、21には、トルクリミッター(図示
せず)が付勢支持されて内蔵している。
22、23は前ステージS1と後ステージS2に固定された取付
金具であって、ステージフロアー1裏面の略中央寄りの
位置で、且つ、ステージ本体S1、S2の重心位置より内側
に僅かに偏った位置に固定している。
L1、L2はスライド自在な駆動リンクであって、その内、
一方の駆動リンクL1は、前ステージS1を起倒動せしめる
為に機能し、他方の駆動リンクL2は、後ステージS2を起
倒動せしめる為に機能する。
此等の駆動リンクL1、L2の構成は、2体の筒部を平行に
一体形成したアウターチューブ24と、当該アウターチュ
ーブ24の開口端部から嵌挿した2本のインナーロッド25
からなり、アウターチューブ24に対してインナーロッド
25が相対的に摺動して両者の軸間距離を伸縮自在として
いる。
従って、前ステージS1用の駆動リンクL1は、駆動装置D
における一方の出力軸20に、アウターチューブ24の基端
部の支持金具26を嵌着固定し、また、当該インナーロッ
ド25の他端部の支持金具27を、前ステージS1の取付金具
22に枢軸28で連結している。
また、後ステージS2用の駆動リンクL2は、他方の出力軸
21に、アウターチューブ24の基端部の支持金具26を嵌着
固定し、また、当該インナーロッド25の他端部の支持金
具27を、後ステージS2の取付金具23に枢軸28で連結して
いる。
29はフロアー13上を移動自在とするセンター駆動装置D
の車輪であって、減速機19の前後左右に軸受け支持して
いる。
(高床タイプの格納作用) 先ず、第1図の展開状態の想像線に示すように、平坦
なフロアー13上に水平状態に展開配置した2体で1組の
ステージ本体S1、S2を、垂直方向に迫り上げて二つに折
り畳むには、駆動装置Dにおけるモーター18と減速機19
を起動して、左右の出力軸20、21を超微速、実用機では
2万4千分の1程度の減速比で回転せしめる。
例えば、第1図における一方の出力軸20を時計方向へ、
また、他方の出力軸21を反時計方向へ同時に回転起動す
ると、此等の出力軸20、21を揺動支点として、前ステー
ジS1用の駆動リンクL1の先端部と、後ステージS2用の駆
動リンクL2の先端部を上方へ押し上げようとする力が働
く。
ところが、此等の駆動リンクL1、L2の先端部を連結して
いる取付金具22、23は、個々のステージ本体S1、S2の重
心位置より内側寄りに偏った位置にある為、当該取付金
具22、23の部分が押し上げられると、最先に前ステージ
S1の後端部と後ステージS2の前端部の突き合わせ部分を
迫り上げて、その突き合わせ状態を解除し、更に、前ス
テージS1における最後列のステージ脚5Rと、後ステージ
S2における最前列のステージ脚5Fを兼ねた剛体フレーム
の連結機構部分を、フロア13から浮かして鉛直上方へ徐
々に持ち上げる力に変換させる。
斯様に、2体で1組のステージ本体S1、S2の突き合わせ
部分が鉛直上方へ迫り上がり始めると、それに伴って前
ステージS1における最前列のステージ脚5Fの車輪9と、
後ステージS2における最後列のステージ脚6Rの車輪9
が、フロアーF上を相対的に内側へ向かって後退移動
し、此等のステージ脚5F、6R相互間の距離を徐々に狭め
ながら、ステージ本体S1、S2の連結機構部分をより一層
上方へ押し上げる機能が、比較的長い時間をかけて緩や
かに作用する。
それと同時に前ステージS1の床下部にリンク構成したス
テージ脚5、5Fと、後ステージS2の床下部にリンク構成
したステージ脚6、6Rは、第1図の実線に示すように立
設状態の儘、内側に徐々に平行移動して折り畳まれなが
ら上方へ引き上げられ、また、アウターチューブ24とイ
ンナーロッド25とからなる駆動リンクL1、L2は、ステー
ジ本体S1、S2が迫り上げられるに伴って相対的にスライ
ドしつつ、当該出力軸20、21と枢軸28との軸間距離を伸
長しながら揺動し、最終的には、第1図の立設状態の想
像線に示すように、前ステージS1と後ステージS2を垂直
方向へ二つ折りして立ち上げた状態に折り畳まれる。
(高床タイプの展開作用) 前記とは逆に、第1図の立設状態の想像線に示すよう
に、垂直状態に二つ折りされたステージ本体S1、S2を、
フロアー13上へ水平状態に展開配置する場合には、駆動
装置Dにおける出力軸20、21を前記とは逆方向へ超微速
の減速比で起動回転せしめる。
すると、此等の出力軸20、21を駆動支点とする駆動リン
クL1、L2の先端部が、前ステージS1の取付金具22の部分
と後ステージS2の取付金具23部分を、前後方向へ相対的
に緩やかに押し出して拡開すべく揺動する。
すると、ステージ本体S1、S2の下端部の車輪9が、フロ
アー13上の前後奥行き方向へ緩やかに移動して押し出さ
れると共に、ステージ本体S1、S2の間に折り畳まれたス
テージ脚5、5R、6、6Fを、第1図の実線に示すように
垂直方向へ立設した状態の儘、徐々に平行移動して拡開
させながら押し広げられる。
また、アウターチューブ24とインナーロッド25とからな
る駆動リンクL1、L2は、ステージ本体S1、S2の迫り上が
り状態が徐々に解消されるに伴って相対的にスライド
し、当該出力軸20、21と枢軸28との軸間距離を縮小させ
ながら揺動し、最終的には、第1図の水平状態の想像線
に示すように、前ステージS1と後ステージS2を水平方向
へ突き合わせた状態に展開配置せしめる。尚、前記の場
合、ステージ本体S1、S2の突き合わせ部分を一旦適宜の
高さまで迫り上げ、最前列のステージ脚5Fと最後列のス
テージ脚6Rを除く、ステージ脚5、5R、6、6Fが浮き上
がり、ステージ本体S1、S2が側面ハ字状になった段階
で、それを格納すべき壁際部分や専用の格納庫まで押し
込みながら運搬し、その上、前ステージS1における最前
列のステージ脚5F又は後ステージS2における最後列のス
テージ脚6Rのいずれか一方を、適宜のジョイント手段
(図示せず)で安定的に連結した上で、ステージ本体
S1、S2を二つに折り畳んで格納したり、或は、それとは
逆に、二つ折りされて格納状態にある立設状態のステー
ジ本体S1、S2を、側面ハ字状の安定状態を呈するまで押
し下げ、その上で、展開すべきフロアー13まで押し出し
て最終的に展開作動に供する等の手順で行えば、ステー
ジ本体S1、S2を所定場所に格納したり、その位置を固定
した儘で、ステージ本体S1、S2の垂直方向への折り畳み
作動と水平方向への展開作動を安定的に行うことができ
る。
(連結機構の変形例) 前記の場合には、最後列のステージ脚5Rと最前列のス
テージ脚6Fの上端部を、第5図(a)に示すように固定
ビーム8でフレーム構成したが、第5図(b)に示すよ
うに、最後列のステージ脚5Rの上端部の枢軸7と最前列
のステージ脚6Fの上端部の枢軸7との間に上部リンク8A
を枢設し、また、最後列のステージ脚5Rの下端部の枢軸
16と最前列のステージ脚6Fの下端部の枢軸16との間にも
下部リンク8Bを差し渡して枢設した構成とすることもで
きる。
また、固定ビーム8に代えて、最後列のステージ脚5Rの
上端部の枢軸7と最前列のステージ脚6Fの上端部の枢軸
7との間に連結リンク8Aを枢設した場合、当該連結リン
ク8Aを更に熔接等の手段で最後列のステージ脚5Rの上端
部と最前列のステージ脚6Fの上端部に固定することで、
ステージ本体S1、S2の連結機構部分を剛体フレーム化す
ることもできる。
(転動車輪の変形例) また、前記の場合には、最前列のステージ脚5Fと最後
列のステージ脚6Rの下端部に、前後に2体の車輪9を振
り分けて支持したが、第6図(a)に示すように此等の
ステージ脚5F、6Rの下端部のフロアー13上での任意方向
への旋回性を確保できるキャスター車輪9Aを取り付けた
り、或は、第6図(b)に示すように最前列のステージ
脚5Fと最後列のステージ脚6Rの下端部に、車輪9Bを軸受
け支持せしめることもできる。
(駆動系の変形例) また、前記の場合には、駆動装置Dの左右両側部の同
一の軸線上に出力軸20、21を突設し、当該出力軸20、21
に駆動リンクL1、L2の基端部を嵌着固定したが、第7図
に示すように駆動装置Dの片側に前後に隔てて出力軸20
A、21Aを突設し、当該出力軸20A、21Aに駆動リンクL1
L2の基端部を嵌着固定することもできる。
(高床タイプの第2例) また、第3図に示す高床タイプのステージ装置の第2
例の場合には、前記の第1例の場合におけるように軸間
距離を伸縮自在とする摺動自在な駆動リンクL1、L2に代
えて、当該駆動リンクL1、L2の長さを不変とする等長リ
ンクで構成した場合であって、この場合には、ステージ
本体S1、S2を迫り上げて二つ折り作動するに伴って、駆
動装置D本体が持ち上げられ、二つ折りしたステージ本
体S1、S2の間に駆動装置Dが吊り上げられた状態で収容
支持される。
それ以外の構成は、第1図と第2図に示す高床タイプの
第1例と同様としている。
(高床タイプの第3例) 前記の高床タイプの第1例と第2例におけるステージ
装置の場合には、前ステージS1における最前列のステー
ジ脚5Fと、後ステージS2における最後列のステージ脚6R
に、ダブル車輪9、キャスター車輪9A、車輪9Bのいずれ
かを取り付け、これにてステージ本体S1、S2を適宜の場
所へ移動して配設できるようにしたが、当該二つ折り構
造のステージ本体S1、S2を壁際部分Wに予め移動不能に
固定して施設する場合には、第8図(a)に示すように
後ステージS2における最後列のステージ脚6Rの下端部に
取付基板35を固定し、当該取付基板35を壁際部分W寄り
のフロアー13に固定せしめることで対処する。
この場合、ステージ本体S1、S2は、最後列のステージ脚
6Rを起倒動支点として、二つ折りされたり、フロアー13
上に展開作動される。
(低床タイプのステージ装置について) 次に、低床タイプのステージ装置を示す第4図におい
て、30は前ステージS1における固定ステージ脚、31は後
ステージS2における固定ステージ脚であって、このステ
ージ脚30、31は、高床タイプのステージ装置における取
付金具4やステージ桁2に該当する部分で代用すること
もできる。
32は前ステージ本体S1における最後列のステージ脚30R
から後方へ張り出したブラケットであって、後ステージ
S2における最前列のステージ脚31Fから前方へ張り出し
たブラケット(図示せず)と重ね合わせた上で、枢軸33
で連結してなる突き合わせ連結機構としている。
また、この低床タイプの車輪9Bは、車輪ホルダーを兼ね
た前ステージS1と後ステージS2における最前列のステー
ジ脚30Fと最後列のステージ脚31Rに軸受け支持してい
る。
34はステージ脚30、31の高さを調節する硬質ゴム製の調
節パッドであって、最前列のステージ脚30Fと最後列の
ステージ脚31Rを除く、固定ステージ脚30、30R、31、31
Fの下端部に固定され、フロアー13に対して軟接地自在
としている。
これは高床タイプにおける補助脚12と同様に機能する。
尚、前記の場合には、前ステージS1における固定ステー
ジ脚30、30F、30Rと、後ステージS2における固定ステー
ジ脚31、31F、31Rが、二つ折れされて立ち上げられる際
に、相互に当接しないように、予め左右幅方向に齟齬さ
せて構成される。
それ以外の構成は、高床タイプと略同様であるので、同
一の符号を付してその説明を省略する。
勿論、低床タイプにおける駆動装置Dの連結リンクL1
L2を、高床タイプの第2例のように長さを不変とする等
長リンクで構成した場合には、その二つ折り作動時に当
該駆動装置Dを持ち上げて格納されることになる。
(低床タイプの第2例) 前記の低床タイプの場合には、前ステージS1における
最前列のステージ脚30Fと、後ステージS2における最後
列のステージ脚31Rに、キャスター車輪9A又は車輪9Bを
取り付け、これにてステージ本体S1、S2を適宜の場所へ
移動して配設できるようにしたが、当該二つ折り構造の
ステージ本体S1、S2を、予め壁際部分Wに移動不能に固
定して施設する場合には、第8図(b)に示すように後
ステージS2における最後列のステージ脚31Rの下端部
に、取付部材36を枢軸37で枢設し、当該取付部材36を壁
際部分W寄りのフロアー13に固定せしめることで対処す
る。この場合、ステージ本体S1、S2は、最後列のステー
ジ脚6Rの枢軸37を起倒動支点として、二つ折りされた
り、フロアー13上に展開作動される。
(発明の効果) 本発明は、前記のように2体で1組のステージ本体
S1、S2を、垂直方向へ迫り上げて二つ折り自在に連結す
ると共に、水平方向へ展開自在に構成してなる折り畳み
式ステージ装置において、ステージ本体S1、S2の連結中
心線X上の床下部に、ステージ本体S1、S2に駆動装置D
を設け、当該駆動装置Dに設けた出力軸20、21と、ステ
ージ本体S1、S2に設けた取付金具22、23とを駆動リンク
L1、L2で連結してなるセンター駆動構造の折り畳み式電
動ステージ装置を不可欠とする数種類の発明を提供した
ので、学校、幼稚園、保育園等における教室、遊戯室、
集会室、或は、ホテル、旅館等における集会室、会議
室、大広間等のような比較的低い天井高さ、例えば3〜
4メートル程度の天井高さしかないような場所であって
も、それに制約されることなく、十分に奥行きのあるス
テージ装置が容易に構成でき、また、不使用時には、そ
れを垂直方向に折り畳んで此種の室内における邪魔にな
らない壁際部分とか、専用の格納庫等へ折り畳み状態で
体裁よく収納できると共に、天井高さが十分にある講
堂、体育館、武道場等のような場所や屋外であっても、
格別な案内支柱に制約されることなく、折り畳み自在な
ステージを屋内外の任意の場所で自在に展開させて室内
ステージや屋外ステージとして施設するにも頗る好適で
ある。
然も、前後2体で1組の高床式ステージ又は低床式ステ
ージを、垂直方向へ迫り上げて二つ折り自在又は水平方
向へ突き合わせて展開自在に構成した上で、更に、この
二つ折りステージの起倒動操作の電動化によるステージ
の垂直方向への折り畳み作動と、フロアー上での展開作
動の自動化、省力化に貢献する等の諸効果を齏す。
【図面の簡単な説明】
第1図は高床タイプの折り畳み式電動ステージ装置の第
1例を示す側面図、第2図はその底面図、第3図は高床
タイプの第2例を示す側面図、第4図は低床タイプの折
り畳み式電動ステージ装置を示す側面図、第5図
(a)、(b)はステージ本体の連結機構の変形例を示
す図、第6図(a)、(b)は車輪スタンド部分の変形
例を示す図、第7図は駆動装置の変形例を示す底面図、
第8図(a)、(b)は高床タイプと低床タイプにおけ
るステージ本体の片側を、固定支点として構成した場合
を示す図である。 符号表 S1、S2…ステージ本体、D…駆動装置 X…連結中心線、L1、L2…駆動リンク W…壁際部分 1…ステージフロアー、2…ステージ桁 3…縁取り枠、4…取付金具 5、6…ステージ脚、7、28、33…枢軸 8…固定ビーム、9、29…車輪 10…車軸、11…車輪ホルダー 12…補助脚、13…フロアー 14、15…連結リンク、16…連結ロッド 17…カバープレート、18…モーター 19…減速機、20、21…出力軸 22、23…取付金具、24…アウターチューブ 25…インナーロッド、26、27…支持金具 30、31…ステージ脚、32…ブラケット 34…調節パッド、35…取付基板 36…取付部材、37…枢軸

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2体で1組のステージ本体S1、S2を、垂直
    方向へ迫り上げて二つ折り自在に連結すると共に、水平
    方向へ展開自在に構成してなる折り畳み式ステージ装置
    において、ステージ本体S1、S2の連結中心線X上の床下
    部に、ステージ本体S1、S2の駆動装置Dを設け、当該駆
    動装置Dに設けた出力軸20、21と、ステージ本体S1、S2
    に設けた取付金具22、23とを駆動リンクL1、L2で連結し
    て構成したことを特徴とする折り畳み式電動ステージ装
    置。
  2. 【請求項2】駆動装置Dがフロア13上を移動自在に構成
    してなる特許請求の範囲第1項に記載の折り畳み式電動
    ステージ装置。
  3. 【請求項3】駆動リンクL1、L2をアウターチューブ24
    と、当該アウターチューブ24に摺動自在に嵌挿したイン
    ナーロッド25とで構成してなる特許請求の範囲第1項に
    記載の折り畳み式電動ステージ装置。
  4. 【請求項4】駆動リンクL1、L2を長さ不変の等長リンク
    としてなる特許請求の範囲第1項に記載の折り畳み式電
    動ステージ装置。
  5. 【請求項5】2体で1組のステージ本体S1、S2を、垂直
    方向へ迫り上げて二つ折り自在に連結すると共に、水平
    方向へ展開自在に構成してなる折り畳み式ステージ装置
    において、ステージ本体S1、S2の連結中心線X上の床下
    部に、ステージ本体S1、S2の駆動装置Dを配設し、当該
    駆動装置Dに設けた出力軸20、21と、ステージ本体S1
    S2に設けた取付金具22、23とを駆動リンクL1、L2で連結
    し、ステージ本体S1、S2の底面には、その前後奥行き方
    向と左右幅方向に複数列の取付金具4を設け、当該取付
    金具4にステージ脚5、6の上端部を枢軸7で支持し、
    当該ステージ脚5、6の下端部に連結リンク14、15を前
    後奥行き方向に差し渡して枢軸16で支持し、その内、一
    方のステージ本体S1の最前列のステージ脚5Fと、他方の
    ステージ本体S2の最後列のステージ脚6Rに車輪9、9A、
    9Bを取り付けて構成したことを特徴とする高床タイプの
    折り畳み式電動ステージ装置。
  6. 【請求項6】2体で1組のステージ本体S1、S2を、垂直
    方向へ迫り上げて二つ折り自在に連結すると共に、水平
    方向へ展開自在に構成してなる折り畳み式ステージ装置
    において、ステージ本体S1、S2の連結中心線X上の床下
    部に、ステージ本体S1、S2の駆動装置Dを配設し、当該
    駆動装置Dに設けた出力軸20、21と、ステージ本体S1
    S2に設けた取付金具22、23とを駆動リンクL1、L2で連結
    し、ステージ本体S1、S2の底面には、その前後奥行き方
    向と左右幅方向に複数列の取付金具4を設け、当該取付
    金具4にステージ脚5、6の上端部を枢軸7で支持し、
    当該ステージ脚5、6の下端部に連結リンク14、15を前
    後奥行き方向に差し渡して枢軸16で支持し、その内、一
    方のステージ本体S1の最前列のステージ脚5Fに車輪9、
    9A、9Bを取り付け、他方のステージ本体S2の最後列のス
    テージ脚6Rを固定して構成したことを特徴とする高床タ
    イプの折り畳み式電動ステージ装置。
  7. 【請求項7】2体で1組のステージ本体S1、S2を、垂直
    方向へ迫り上げて二つ折り自在に連結すると共に、水平
    方向へ展開自在に構成してなる折り畳み式ステージ装置
    において、ステージ本体S1、S2の連結中心線X上の床下
    部に、ステージ本体S1、S2の駆動装置Dを配設し、当該
    駆動装置Dに設けた出力軸20、21と、ステージ本体S1
    S2に設けた取付金具22、23とを駆動リンクL1、L2で連結
    し、その内、一方のステージ本体S1の最前列の固定ステ
    ージ脚30Fと、他方のステージ本体S2の最後列のステー
    ジ脚31Rに車輪9、9A、9Bを取り付けて構成したことを
    特徴とする低床タイプの折り畳み式電動ステージ装置。
  8. 【請求項8】2体で1組のステージ本体S1、S2を、垂直
    方向へ迫り上げて二つ折り自在に連結すると共に、水平
    方向へ展開自在に構成してなる折り畳み式ステージ装置
    において、ステージ本体S1、S2の連結中心線X上の床下
    部に、ステージ本体S1、S2の駆動装置Dを配設し、当該
    駆動装置Dに設けた出力軸20、21と、ステージ本体S1
    S2に設けた取付金具22、23とを駆動リンクL1、L2で連結
    し、その内、一方のステージ本体S1の最前列の固定ステ
    ージ脚30Fに車輪9、9A、9Bを取り付け、他方のステー
    ジ本体S2の最後列のステージ脚31Rを固定部材36に枢設
    して構成したことを特徴とする低床タイプの折り畳み式
    電動ステージ装置。
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