JP2521469B2 - ディジタル移動通信装置 - Google Patents

ディジタル移動通信装置

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JP2521469B2 JP62112578A JP11257887A JP2521469B2 JP 2521469 B2 JP2521469 B2 JP 2521469B2 JP 62112578 A JP62112578 A JP 62112578A JP 11257887 A JP11257887 A JP 11257887A JP 2521469 B2 JP2521469 B2 JP 2521469B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、移動間通信等に使用するディジタル移動通
信装置に関するものである。
(従来の技術) 従来のディジタル移動通信装置を第3図及び第4図に
より説明する。第3図は従来のディジタル移動通信装置
の構成を示す概略ブロック図、第4図は従来の装置を構
成する各部が発生する信号の波形図である。両図におい
て、21は音声入力端、22は音声符号器、23はフレーム発
生器、24はフレーム付加器、25は変調器、26は送信器、
27は送信アンテナ、28は受信アンテナ、29は受信器、30
は復調器、31はフレーム検出器、32は音声復号器、33は
音声出力端、(21)は送信音声信号、(22)はフレーム
信号、(23)はディジタルデータ信号、(24)は受信電
波の受信電界強度、(25)はフレーム信号、(26)は音
声復号信号である。
第3図において、音声入力端21は、音声符号器22,フ
レーム付加器24,変調器25,送信器26及び送信アンテナ27
まで直列に接続されており、フレーム発生器23は音声符
号器22とフレーム付加器24に接続されている。
また、受信アンテナ28は、受信器29,復調器30,音声復
号器32及び音声出力端33まで直列に接続されており、フ
レーム検出器31は復調器30と音声復号器32に接続されて
いる。
次に、第4図の波形図により動作を説明する。音声入
力端21に印加された音声信号(21)は、フレーム発生器
23から出力されるフレーム信号(22)に基づいて音声符
号器22で符号化してディジタルデータ信号とする。次
に、フレーム付加器24でこのデータ信号にフレーム信号
(22)が付加され、変調器25に送られる。このディジタ
ルデータ信号(23)は変調器25で変調され、送信器26で
所望の電力と周波数に変換されて送信アンテナ27から電
波として送出される。
この電波は受信アンテナ28で受信され、受信器29で所
望の振幅と周波数に変換され、復調器30によって元のデ
ィジタルデータ信号が再生される。更に、このデータ信
号からまずフレーム検出器31によってフレーム信号(2
5)が検出され、次に音声復号器32によりこのフレーム
信号(25)を基準にして音声信号(26)が再生され、音
声出力端33に送出されて音声通信が可能となる。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、上記従来のディジタル移動通信装置では、第
4図に示す受信電界強度(24)が悪い回線状態等によっ
て弱い場合には、データ信号に誤りが生じて音声信号に
復号できず、大きな雑音を発生するとしう問題があっ
た。
本発明は、回線誤りによる雑音を除去して自然な通話
ができるディジタル移動通信装置を提供することを目的
とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、上記問題点を解決するために、ディジタル
移動通信装置において、送信側で音声符号器に誤り検出
符号器を接続して、前記音声符号器により符号化した音
声データ信号に誤り検出ビットを付加し、受信側で復調
器に誤り検出器を接続して、前記復調器で復調した音声
データ信号から誤り信号を検出し、音声復号器と前記誤
り検出器にスイッチを接続して、前記音声復号器で復合
した音声復号信号から前記誤り信号を除去し、前記誤り
検出器に積分器を接続して、前記誤り信号を積分して付
加すべき白色雑音信号のレベルを調整し、前記積分器に
白色雑音発生器を接続して前記白色雑音信号を発生し、
前記スイッチと前記白色雑音発生器に加算器を接続し
て、前記誤り信号を除去した音声復号信号に前記白色雑
音信号を加えることにより、自然な通話を可能にしたも
のである。
(作用) 本発明は、上記構成により、悪い回線状態によって生
じるデータ信号の誤りを誤り検出器で検出し、スイッチ
によりその誤り信号による雑音を除去し、さらにその部
分に白色雑音発生器からの弱い白色雑音信号を付加する
ため、常に自然な通話ができることになる。
(実施例) 本発明の一実施例のディジタル移動通信装置を第1図
及び第2図により説明する。第1図は本発明の一実施例
の装置の構成を示す概略ブロック図、第2図は同実施例
の装置を構成する各部が発生する信号の波形図である。
両図において、1は音声入力端、2は音声符号器、3は
フレーム発生器、4は誤り検出符号器、5はフレーム付
加器、6は変調器、7は送信器、8は送信アンテナ、9
は受信アンテナ、10は受信器、11は復調器、12はフレー
ム検出器、13は誤り検出器、14は音声復号器、15はスイ
ッチ、16は積分器、17は白色雑音発生器、18は加算器、
19は音声出力端、(1)は送信音声信号、(2)はフレ
ーム信号、(3)はディジタルデータ信号、(4)は受
信電波の電界強度、(5)はフレーム信号、(6)は誤
り検出信号、(7)は誤り検出信号(6)を積分した信
号、(8)は白色雑音信号、(9)はディジタルデータ
に誤りが生じている音声復号信号、(10)は誤り検出信
号を除去した音声復号信号、(11)は誤りを除去した音
声復号信号に白色雑音信号を加えた信号である。
第1図において、音声入力端1は、音声符号器2,誤り
検出符号器4,フレーム付加器5,変調器6,送信器7及び送
信アンテナ8まで直列に接続されており、フレーム発生
器3は、音声符号器2,誤り検出符号器4及びフレーム付
加器5に接続されている。
また、受信アンテナ9は、受信器10,復調器11,音声復
号器14,スイッチ15,加算器18及び音声出力端19まで直列
に接続されており、復調器11はまた、誤り検出器13及び
フレーム検出器12に接続され、誤り検出器13,フレーム
検出器12及び音声復号器14は各々が相互に接続され、さ
らに誤り検出器13はスイッチ15及び積分器16に、また、
白色雑音発生器17は積分器16及び加算器18にそれぞれ接
続されている。
次に、第2図の波形図を使って動作を説明する。
音声入力端1に印加された送信音声信号(1)は、フ
レーム発生器3から発生されるフレーム信号(2)に基
づいて音声符号器2により符号化された後に、誤り検出
符号器4で誤り検出ビットが、また、フレーム付加器5
でフレームビットが加えられ、ディジタルデータ信号
(3)に示すようなデータ系列に組み上げられ、変調器
6,送信器7及び送信アンテナ8を経て電波として送出さ
れる。
一方、この電波は受信アンテナ9で受信され、受信器
10と復調器11で元のディジタルデータ信号に戻される。
このデータ信号はフレーム検出器12でフレーム信号
(5)が検出され、誤り検出器13でこのフレーム信号
(5)を基準として誤り検出が行なわれ、音声復号器14
で音声の復号が行なわれる。この場合、受信電波の電界
強度(4)に示すように電界強度が弱いと、受信器10と
復調器11で戻されるディジタルデータ信号に誤りが生
じ、この誤りが誤り検出器13で誤り検出信号(6)とし
て検出され、スイッチ15は音声復号器14で復号されたデ
ータに誤りが生じている音声復号信号(9)から誤り検
出信号(6)を除去する。一方、誤り検出信号(6)は
積分器16により積分され、これで白色雑音信号のレベル
を調整し、この白色雑音信号(8)が加算器18によって
誤り検出信号が除去された音声復号信号(10)に加えら
れ、音声出力端19に送出される。
(発明の効果) 本発明によれば、受信電波の電界強度が弱い場合に生
ずる大きな雑音を除去するとともに、雑音が除去された
音声信号のその部分に弱い白色雑音信号を加えるので、
従来の装置による通話に比較して雑音がなく、より自然
な通話が可能になるため、サービスエリア付近では不要
な雑音がなく聞き易くなり、また、圏外では従来のFM方
式と同様に白色雑音が聞こえ、それによって圏外である
ことが自然に分かるという効果も有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のディジタル移動通信装置の
構成を示す概略ブロック図、第2図は同実施例の装置を
構成する各部が発生する信号の波形図、第3図は従来の
ディジタル移動通信装置の構成を示す概略ブロック図、
第4図は従来の装置を構成する各部が発生する信号の波
形図である。 1…音声入力端、2…音声符号器、3…フレーム発生
器、4…誤り検出符号器、5…フレーム付加器、6…変
調器、7…送信器、8…送信アンテナ、9…受信アンテ
ナ、10…受信器、11…復調器、12…フレーム検出器、13
…誤り検出器、14…音声復号器、15…スイッチ、16…積
分器、17…白色雑音発生器、18…加算器、19…音声出力
端、(1)…送信音声信号、(2),(5)…フレーム
信号、(3)ディジタルデータ信号、(4)…受信電界
強度、(6)…誤り検出信号、(7)…誤り検出信号を
積分した信号、(8)…白色雑音信号、(9)…データ
に回線誤りがある音声復号信号、(10)…誤りが除去さ
れた音声復号信号、(11)…誤りが除去された音声復号
信号(10)に白色雑音信号(8)を加えた信号。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディジタル移動通信装置において、送信側
    で音声符号器に誤り検出符号器を接続して、前記音声符
    号器により符号化した音声データ信号に誤り検出ビット
    を付加し、受信側で復調器に誤り検出器を接続して、前
    記復調器で復調した音声データ信号から誤り信号を検出
    し、音声復号器と前記誤り検出器にスイッチを接続し
    て、前記音声復号器で復号した音声復号信号から前記誤
    り信号を除去し、前記誤り検出器に積分器を接続して、
    前記誤り信号を積分して付加すべき白色雑音信号のレベ
    ルを調整し、前記積分器に白色雑音発生器を接続して前
    記白色雑音信号を発生し、前記スイッチと前記白色雑音
    発生器に加算器を接続して、前記誤り信号を除去した音
    声復号信号に前記白色雑音信号を加えることにより、自
    然な通話を可能にしたことを特徴とするディジタル移動
    通信装置。
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