JP2521310B2 - 軽粘着掲示板用シ―ト - Google Patents
軽粘着掲示板用シ―トInfo
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- JP2521310B2 JP2521310B2 JP62300875A JP30087587A JP2521310B2 JP 2521310 B2 JP2521310 B2 JP 2521310B2 JP 62300875 A JP62300875 A JP 62300875A JP 30087587 A JP30087587 A JP 30087587A JP 2521310 B2 JP2521310 B2 JP 2521310B2
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- Japan
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- layer
- bulletin board
- sheet
- board sheet
- parts
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は軽粘着掲示板用シート、更に詳しくは、軟質
なタツチを有し、かつ湿潤状態下でも充分な機能を保持
する軽粘着掲示板用シートに関する。
なタツチを有し、かつ湿潤状態下でも充分な機能を保持
する軽粘着掲示板用シートに関する。
従来技術と発明の解決すべき問題点 軽粘着掲示板は、適度の粘着力によつて書類や写真、
図面などの紙およびフイルム状物を貼付けて、一定時間
保持することができ、かつそれらを剥がす際の紙むしり
等がなく、各方面でその需要が伸びつつある。ところ
で、このような掲示板用のシートとして、現在知られて
いるものは、添付図面第２図に示す如く、厚紙11などを
基材とし、これに微球状粘着剤12を固定したバインダー
層13を形成したものである。このように公知のシート
は、非常に簡単な構造を有し、所期目的の貼付、保持、
剥離の点で特に問題はないが、表面が非常に硬いタツチ
であり、かつ湿潤状態下に置かれた場合には基材の紙が
破れたり、しみ等の汚れが発生したりすることが多い。
また、折り曲げると形がつき、製品として使用し得なく
なる。
図面などの紙およびフイルム状物を貼付けて、一定時間
保持することができ、かつそれらを剥がす際の紙むしり
等がなく、各方面でその需要が伸びつつある。ところ
で、このような掲示板用のシートとして、現在知られて
いるものは、添付図面第２図に示す如く、厚紙11などを
基材とし、これに微球状粘着剤12を固定したバインダー
層13を形成したものである。このように公知のシート
は、非常に簡単な構造を有し、所期目的の貼付、保持、
剥離の点で特に問題はないが、表面が非常に硬いタツチ
であり、かつ湿潤状態下に置かれた場合には基材の紙が
破れたり、しみ等の汚れが発生したりすることが多い。
また、折り曲げると形がつき、製品として使用し得なく
なる。
従つて、軟質なタツチを有し、かつ湿潤状態下でも充
分な機能を保持する軽粘着掲示板用シートの出現が望ま
れるようになつている。また、シートを難燃化しておく
ことは安全性上必要である。
分な機能を保持する軽粘着掲示板用シートの出現が望ま
れるようになつている。また、シートを難燃化しておく
ことは安全性上必要である。
そこで、本発明者らは、かかる要望に満足するシート
を提供するため鋭意検討を進めたところ、基布層上に難
燃性のPVC発泡層を設けてシート全体の柔軟性を図り、
そして該PVC発泡層中の可塑剤の表面への移行を防止す
るためのバリヤ層を設け、その上に微球状粘着剤を固定
したバインダー層を積層すれば、所望のシートが得られ
ることを見出し、本発明を完成させるに至つた。
を提供するため鋭意検討を進めたところ、基布層上に難
燃性のPVC発泡層を設けてシート全体の柔軟性を図り、
そして該PVC発泡層中の可塑剤の表面への移行を防止す
るためのバリヤ層を設け、その上に微球状粘着剤を固定
したバインダー層を積層すれば、所望のシートが得られ
ることを見出し、本発明を完成させるに至つた。
発明の構成と効果 すなわち、本発明は、基布層上に、難燃性PVC発泡
層、バリヤ層、および微球状粘着剤を固定したバインダ
ー層を順次積層したことを特徴とする軽粘着掲示板用シ
ートを提供するものである。
層、バリヤ層、および微球状粘着剤を固定したバインダ
ー層を順次積層したことを特徴とする軽粘着掲示板用シ
ートを提供するものである。
以下、添付図面に基づき本発明の軽粘着掲示板用シー
トについて具体的に説明する。
トについて具体的に説明する。
第１図に示す本発明シートは、基布層１、難燃性PVC
発泡層２、２つのバリヤ層３、４、および微球状粘着剤
５を固定したバインダー層６から成る。基布層１はシー
ト全体の伸縮を防止するためのもので、編布、織布、不
織布などからなり、湿潤条件下で充分な耐久性を有す
る。また、該層１上に形成される難燃性PVC発泡層２
は、塩化ビニル樹脂（重合度＝800〜2000のストレー
ト及び共重合体樹脂）100部（重量部、以下同様）に対
し、可塑剤40〜100部、たとえば難燃性付与可塑剤とし
てリン酸エステル系（０〜30部）と移行性の少ない可塑
剤としてポリエステル系（分子量800以上のもの）もし
くはトリメリツト酸系、フタル酸系（分子量の大きいも
の、たとえばDUP、DIDP、DINP、DNPなどが挙げられる）
などとの混合もしくは単独のもの、難燃助剤０〜20部、
たとえば三酸化アンチモン、及び発泡剤、発泡助剤、安
定剤、充填剤（CaCO3等）で構成される発泡倍率1.5〜７
倍の発泡層（厚み0.2〜1.2mm）であつて、シート全体の
柔軟性を付与し、基布層１と共にシート基材を構成す
る。
発泡層２、２つのバリヤ層３、４、および微球状粘着剤
５を固定したバインダー層６から成る。基布層１はシー
ト全体の伸縮を防止するためのもので、編布、織布、不
織布などからなり、湿潤条件下で充分な耐久性を有す
る。また、該層１上に形成される難燃性PVC発泡層２
は、塩化ビニル樹脂（重合度＝800〜2000のストレー
ト及び共重合体樹脂）100部（重量部、以下同様）に対
し、可塑剤40〜100部、たとえば難燃性付与可塑剤とし
てリン酸エステル系（０〜30部）と移行性の少ない可塑
剤としてポリエステル系（分子量800以上のもの）もし
くはトリメリツト酸系、フタル酸系（分子量の大きいも
の、たとえばDUP、DIDP、DINP、DNPなどが挙げられる）
などとの混合もしくは単独のもの、難燃助剤０〜20部、
たとえば三酸化アンチモン、及び発泡剤、発泡助剤、安
定剤、充填剤（CaCO3等）で構成される発泡倍率1.5〜７
倍の発泡層（厚み0.2〜1.2mm）であつて、シート全体の
柔軟性を付与し、基布層１と共にシート基材を構成す
る。
発泡層２の配合例を下記に示す。
PVC樹脂（鐘渕化学工業（株）製、カネビニルペーストP
SH−20、＝1300） −−−100 部 TCP（リン酸トリクレジル） −−− 20 部 TOTN〔トリ（２−エチルヘキシル）トリメリテート〕−
−− 40 部 三酸化アンチモン −−− 5 部 発泡剤 −−− 3 部 発泡助剤 −−− 1.5部 安定剤 −−− 5 部 充填剤 −−− 20 部 上記バリヤ層３、４は、たとえばポリウレタン系樹脂
（図示では層３）やポリアミド系樹脂（図示では層４）
などからなり、PVC発泡層２中のPVCを軟化するための可
塑剤の移行を防止する。可塑剤が表面のバインダー層６
へ移行すると、該層６および微球状粘着剤５をおかし、
軟化失活せしめ、見掛け上粘着力が向上もしくは低下
し、いわゆる「紙つき」もしくは粘着力低下現象を起
す。図示では、２つのバリヤ層３、４が設けられている
が、通常総厚0.01〜0.1mmの範囲内で１つもしくは２つ
またはそれ以上のバリヤ層が使用されてよい。
SH−20、＝1300） −−−100 部 TCP（リン酸トリクレジル） −−− 20 部 TOTN〔トリ（２−エチルヘキシル）トリメリテート〕−
−− 40 部 三酸化アンチモン −−− 5 部 発泡剤 −−− 3 部 発泡助剤 −−− 1.5部 安定剤 −−− 5 部 充填剤 −−− 20 部 上記バリヤ層３、４は、たとえばポリウレタン系樹脂
（図示では層３）やポリアミド系樹脂（図示では層４）
などからなり、PVC発泡層２中のPVCを軟化するための可
塑剤の移行を防止する。可塑剤が表面のバインダー層６
へ移行すると、該層６および微球状粘着剤５をおかし、
軟化失活せしめ、見掛け上粘着力が向上もしくは低下
し、いわゆる「紙つき」もしくは粘着力低下現象を起
す。図示では、２つのバリヤ層３、４が設けられている
が、通常総厚0.01〜0.1mmの範囲内で１つもしくは２つ
またはそれ以上のバリヤ層が使用されてよい。
バリヤ層４の上に積層する、微球状粘着剤５およびバ
インダー層６は通常のもので構成されてよく、たとえば
粘着剤５としては、粒子径５〜100μｍのポリアクリル
酸球状体（たとえば東洋インキ製造（株）製、オリバイ
ンBPW4960）を、またバインダー層６としては、ポリア
クリル酸樹脂（たとえば三菱レーヨン（株）製、ダイヤ
ナールLR−170）を使用することができる。粘着剤５
は、点接着で被着体を固着し、高い凝集力をもつので、
紙むしり等がない。なお、バリヤ層とバインダー層６間
の接着性を高めるため、別途接着剤層（図示せず）を設
けてもよい。
インダー層６は通常のもので構成されてよく、たとえば
粘着剤５としては、粒子径５〜100μｍのポリアクリル
酸球状体（たとえば東洋インキ製造（株）製、オリバイ
ンBPW4960）を、またバインダー層６としては、ポリア
クリル酸樹脂（たとえば三菱レーヨン（株）製、ダイヤ
ナールLR−170）を使用することができる。粘着剤５
は、点接着で被着体を固着し、高い凝集力をもつので、
紙むしり等がない。なお、バリヤ層とバインダー層６間
の接着性を高めるため、別途接着剤層（図示せず）を設
けてもよい。
以上の構成から成る本発明シートは、シート全体が柔
軟であるため軟質なタツチを有し、折り曲げに対しても
形が残るようなことはなく、また基材がかなりの強さを
有するため湿潤条件下でも充分な耐久性を保持し、しか
も、難燃化が施されているので安全性の点でも有利であ
る。なお、図示の如く、表面の粘着面を保護するため、
離型性のプラスチツクフイルム（たとえば約50μｍ厚の
ポリエチレンフイルム）７を貼着させておくのがよい。
軟であるため軟質なタツチを有し、折り曲げに対しても
形が残るようなことはなく、また基材がかなりの強さを
有するため湿潤条件下でも充分な耐久性を保持し、しか
も、難燃化が施されているので安全性の点でも有利であ
る。なお、図示の如く、表面の粘着面を保護するため、
離型性のプラスチツクフイルム（たとえば約50μｍ厚の
ポリエチレンフイルム）７を貼着させておくのがよい。
第１図は本発明シートの一例を示す断面図、および第２
図は従来シートの一例を示す断面図であつて、1:基布
層、2:難燃性PVC発泡層、３、4:バリヤ層、5:微球状粘
着剤、6:バインダー層。
図は従来シートの一例を示す断面図であつて、1:基布
層、2:難燃性PVC発泡層、３、4:バリヤ層、5:微球状粘
着剤、6:バインダー層。
Claims (1)
- 【請求項１】基布層上に、難燃性PVC発泡層、バリヤ
層、および微球状粘着剤を固定したバインダー層を順次
積層したことを特徴とする軽粘着掲示板用シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62300875A JP2521310B2 (ja) | 1987-11-27 | 1987-11-27 | 軽粘着掲示板用シ―ト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62300875A JP2521310B2 (ja) | 1987-11-27 | 1987-11-27 | 軽粘着掲示板用シ―ト |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01141041A JPH01141041A (ja) | 1989-06-02 |
| JP2521310B2 true JP2521310B2 (ja) | 1996-08-07 |
Family
ID=17890165
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62300875A Expired - Lifetime JP2521310B2 (ja) | 1987-11-27 | 1987-11-27 | 軽粘着掲示板用シ―ト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2521310B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2531059Y2 (ja) * | 1991-07-15 | 1997-04-02 | ロンシール工業株式会社 | 掲示板用表装材 |
| US6410140B1 (en) | 1999-09-28 | 2002-06-25 | Basf Corporation | Fire resistant corespun yarn and fabric comprising same |
| US6620212B1 (en) | 2000-09-22 | 2003-09-16 | Mckinnon-Land, Llc | Method of dyeing a corespun yarn and dyed corespun yarn |
| CN111516332B (zh) * | 2020-05-25 | 2021-07-02 | 浙江腾马纺织有限公司 | 一种高牢度弹力牛仔贴合面料及其制备方法 |
-
1987
- 1987-11-27 JP JP62300875A patent/JP2521310B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01141041A (ja) | 1989-06-02 |
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