JP2521009Y2 - 灯油気化式燃焼装置 - Google Patents

灯油気化式燃焼装置

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JP2521009Y2
JP2521009Y2 JP6282190U JP6282190U JP2521009Y2 JP 2521009 Y2 JP2521009 Y2 JP 2521009Y2 JP 6282190 U JP6282190 U JP 6282190U JP 6282190 U JP6282190 U JP 6282190U JP 2521009 Y2 JP2521009 Y2 JP 2521009Y2
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JP
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solenoid
fuel
plunger
valve body
pipe
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JP6282190U
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正彰 橋本
忠久 政井
正治 荒巻
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株式会社日立ホームテック
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は液体燃料を気化して燃焼させる灯油気化式燃
焼装置に関するものである。
従来の技術 従来のこの種の気化式燃焼装置を第3図から第5図
(実開昭58−142522号)に示す。第3図は全体構成を示
す図で、1は燃料供給部で、この燃料供給部1に燃料供
給部パイプ2の一端が接続されている。この燃料供給パ
イプ2により燃料供給用ポンプ3、気化器4、ノズル本
体5が順次接続されている。6はノズル本体5から噴射
される燃料を燃焼するバーナである。ノズル本体5の後
部にソレノイド体7が設けられ、ノズル本体5とソレノ
イド体7間から燃料供給部1へ燃料回収用のリターンパ
イプ8が設けられている。
第4図において、ノズル本体5の後部には前部が細径
で後部が太径の弁体作動管9が気密状態に一体に設けら
れている。そしてこの弁体作動管9内に、前部のニード
ルシャフト10と後部プランジャー11とからなる弁体12が
設けられており、この弁体12は弁体作動管9の外周部で
弁体12のプランジャー11と相対する部分に設けられるソ
レノイド7′により前後方向に作動する。すなわち弁体
12は常時スプリング13により付勢されている。ソレノイ
ド7′が通電されていない時は図に示すように後部に位
置し、通電されると前部に位置する。
弁体12は前部に位置する際にはそのニードルシャフト
10の先端がノズル本体5の燃料噴射口14を閉鎖し、逆に
後部に位置する際にはニードルシャフト10の途中部分に
輪状に突出させて設けた係止部15が弁体作動管の内部に
輪状に突出させて設けた係止部15′に係止するもので、
この状態において弁体作動管の内空間はこの部分で遮断
される。すなわち係止部15、15′が弁機構16を構成して
おり、この位置は弁体作動管へのリターンパイプの接続
部よりも前方に構成されている。
尚第5図は電気回路のブロック図で、17はスイッチ、
18は制御部、19はタイマー、20は点火機構、21、22は気
化器4内に組込まれたヒーター及びガス化パイプ、23は
サーモスタットである。
点火を行う時は、気化器4の温度が所定の温度になる
と燃料供給ポンプ3が動作し、燃料供給部1の燃料を気
化し、ノズルからバーナへ供給し燃焼する。
消化する時は、燃料供給ポンプの動作を停止した後ソ
レノイドに通電し、ノズル本体の燃料噴射口を閉止す
る。閉止後、燃焼に使用されなかった気化ガスは弁体作
動管からリターンパイプ側へ流れ、再液化し燃料供給部
に戻る。
考案が解決しようとする課題 上記のような従来の気化燃焼装置では、点火、消火を
繰り返すと、プランジャー11の往復動作による呼吸作用
によって弁体作動管9からリターンパイプ8側へ流れる
べき気化ガス及び再液化燃料の一部がプランジャー収納
室24へ流れ込む。プランジャー収納室24に入った燃料は
プランジャー収納室24の出口25が小径になっているた
め、プランジャー11の往復動によって外部に出ることが
ない。このため長時間滞留し、燃料が変質し重質油化
し、粘度が増加しプランジャー11の動作の弊害となる恐
れがあった。
課題を解決するための手段 本考案は上記欠点を除去するためになされたものであ
り、即ちプランジャー収納室内に滞留した燃料をプラン
ジャー収納室外へ放逐するためにプランジャー収納室の
出口より下位にリターンパイプ側との連通口を設けたも
のである。
作用 上記のように構成することによりプランジャーの動作
により吸引された燃料は連通口からドレンパイプ側へ吐
出されるので、プランジャーの動作を阻害することがな
くなる。
実施例 本考案の一実施例を図面を用いて説明する。
第1図及び第2図は本考案のソレノイド部分の断面図
である。
図において、26はニードルシャフトに連結された竿
で、外周の一部にOリング27を保持している。28はソレ
ノイド体の固定片で一端が弁体動作管9内に臨み、該弁
体動作管9とOリング29により気密を保持している。ま
た前記固定片28は底部側に穴部31を有する取付板30に圧
入され、且つ弁体動作管9と燃料回収室32を構成してい
る。33はソレノイドケースで、外側にソレノイド7′を
保持し、内部のプランジャー収納室24にプランジャーを
収納するとともに、該ケース33と固定片28の間の底部側
に穴部31に通じる溝34を構成し、前記穴部31を介して燃
料回収室32に連通している。
以上の如き構成において、燃焼時には第2図に示す如
くなる。すなわち、気化器4からの気化ガスはニードル
シャフト10に連結している竿26が右方に移動し、Oリン
グ27と固定片28で気密が保たれるので燃料噴射口14より
噴出する。
消火する時は第1図に示す如く、ソレノイド7′に通
電され、プランジャー11は左方に移動し、ニードルシャ
フト10で燃料噴射口14を閉止するとともに、ニードシャ
フト10に連結されている竿26も同時に左方に移動するの
でOリング27と固定片の気密が解放される。このため燃
焼されない気化ガスは弁体動作管9からプランジャー11
側へ流れ、大部分は通し穴35から燃料回収室32をへてリ
ターンパイプ8へ流れる。
一定時間後ソレノイド7′への通電を停止すると、ス
プリング13によりニードルシャフト10、竿26及びプラン
ジャー11は右方に移動する。この時プランジャー収納室
24に戻った竿26に付着していた液化燃料はプランジャー
収納室24に落下し、さらに溝24から穴部31を経て燃料回
収室32に流れリターンパイプ8から燃料供給部に戻る。
考案の効果 以上説明したように本考案は、プランジャー収納室と
燃料回収室をケースと固定片の間に構成した溝及びソレ
ノイド体の取付板の穴部に連通しているのでプランジャ
ー収納室内に燃料が溜ることがなく、プランジャーの動
作を阻害することがないので長く良好な機能を得ること
ができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案のソレノイド部分の断面図、
第3図は従来の全体構成図、第4図は同ソレノイド部分
の断面図、第5図は同電気回路のブロック図である。 4…気化器、7′…ソレノイド、8…リターンパイプ、
9…弁体作動管、10…ニードルシャフト、11…プランジ
ャー、26…竿、28…固定片、31…穴部、32…燃料回収
室、34…溝。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】灯油を気化する気化器(4)と、それに接
    続されたノズル本体(5)及びノズル孔(14)の開閉を
    行うニードルシャフト(10)を動作させるソレノイド
    (7′)、ノズル本体(5)からの気化ガスを燃焼させ
    るバーナ(6)とからなる灯油気化式燃焼装置におい
    て、前記ノズル本体(5)の後方に弁体動作管(9)
    と、ソレノイド体の固定片(28)を気密状態に設け、弁
    体動作管(9)のノズル(5)と反対側の端部には燃焼
    回収用のリターンパイプ(8)を接続した燃料回収室
    (32)と、ニードルシャフト(10)を動作させるソレノ
    イド(7′)のプランジャー収納室(24)を設け、前記
    燃料回収室(32)とプランジャー収納室(24)を、その
    底部側で溝(34)により接続したことを特徴とする灯油
    気化式燃焼装置。
JP6282190U 1990-06-14 1990-06-14 灯油気化式燃焼装置 Expired - Lifetime JP2521009Y2 (ja)

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JPH0425919U JPH0425919U (ja) 1992-03-02
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