JPH0344978Y2 - - Google Patents

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JPH0344978Y2
JPH0344978Y2 JP5142086U JP5142086U JPH0344978Y2 JP H0344978 Y2 JPH0344978 Y2 JP H0344978Y2 JP 5142086 U JP5142086 U JP 5142086U JP 5142086 U JP5142086 U JP 5142086U JP H0344978 Y2 JPH0344978 Y2 JP H0344978Y2
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  • Spray-Type Burners (AREA)
  • Nozzles For Spraying Of Liquid Fuel (AREA)
  • Feeding And Controlling Fuel (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は気化式燃焼装置に関し、特に燃料弁装
置の改良に関する。
〔従来の技術〕
気化式燃焼装置には様々なタイプがあり、これ
に使用される燃料弁装置も多岐にわたる。第4図
はニードル弁タイプの燃料弁装置を用いた気化式
燃焼装置の概略構成を示す。第4図において、バ
ーナ1に気化燃料を供給するために油タンク2の
燃料油をポンプ3で気化器4に圧送する。気化器
4では内蔵のヒータ41により燃料油を加熱気化
させる。気化燃料は気化器4に連通しているノズ
ル5の燃料噴出口51から噴出され、混合管6で
燃焼用空気と混合されてバーナ1で燃焼する。7
は弁駆動機構であり、8は気化燃料の戻し管であ
る。
第5図はニードル弁タイプの燃料弁装置を示
す。気化器4の上部には一端にノズル5を設けた
管状部42が形成され、この管状部42の他端に
は管43を介して弁駆動機構7が接続されてい
る。弁駆動機構7は固定鉄心71、シリンダ7
2、プランジヤ73を駆動するためのソレノイド
74、プランジヤ73を復帰させるための第1の
コイルスプリング75、戻し管8の入口を開閉す
るための弁体76、この弁体76を付勢する第2
のコイルスプリング77、受け金78とを含む。
管状部42から管43を通してシリンダ72に至
る空間にニードル9が収納され、ニードル9はそ
の後端がプランジヤ73に固着されている。
第4図をも参照して動作を説明する。
点火操作により予熱行程に入ると、気化器4内
のヒータに通電されると共に、ソレノイド74に
通電される。このことにより、プランジヤ73は
固定鉄心71に吸引されて図示の位置から左方に
移動しニードル9も左方に移動してその先端のニ
ードル弁91が燃料噴出口51を閉止する。一
方、弁体76はプランジヤ73と共に左方に移動
するので、受け金78の燃料戻し通路781が開
かれる。気化器4の温度が設定値に達すると、ポ
ンプ3が起動されて気化器4に燃料が供給される
と共に、ソレノイド74への通電が断たれる。こ
のことにより、プランジヤ73は第1のコイルス
プリング75により図示の位置に戻され、燃料噴
出口51は開、燃料戻し通路781は閉となる。
こうして燃料噴出口51からは気化燃料が噴出し
てバーナ1において燃焼が始まる。
消火操作がなされると、ポンプ3が停止すると
共に、ソレノイド74に通電されて燃料噴出口5
1が閉止されて消火する。これと同時に燃料戻し
通路781が開となることにより、気化器4や管
43、シリンダ72内の残留気化燃料はプランジ
ヤ73に設けられて通孔731、燃料戻し通路7
81、戻し管8を通して油タンク2内に戻され
る。
このような燃料弁装置において、ノズル5の燃
料噴出口51が何らかの原因で詰まりを起こした
場合、気化器4の内部および気化器4と連通する
各部圧力が気化燃料の温度上昇により、異常高圧
に達する場合がある。従来、このような異常が発
生した場合を考慮して、第4図に示すように、気
化器4と連通する部分に、内部圧力が一定値以上
に上昇した際にその内部の気化燃料を逃がし、圧
力上昇を抑える安全弁機構44が設けられる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記のような安全弁機構を有す
る構成では、気化器等の破損はないが、他の構成
要素と独立させて設けているため、構造の複雑化
と部品点数が多くなり、高コスト化に結びつく。
本考案はこのような問題点を簡単な構造で解消
した燃料弁装置を提供しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕
本考案は、先端にニードル弁を有するニードル
と、気化燃料通路と連通し前記ニードルを収納し
ている収納部と、該収納部に接続されソレノイド
駆動型のプランジヤを収容したシリンダとを含
み、前記ニードルの後端を前記シリンダ内におい
て前記プランジヤと軸方向に往復動可能に組み合
わせ、前記シリンダの後端には戻し管固定板を介
して気化燃料の戻し管を設けると共に、該戻し管
の入口を前記プランジヤの一部で開閉可能にした
燃料弁装置を有する気化式燃焼装置において、前
記シリンダの後端と前記戻し管の入口との間に、
前記シリンダの後端に当接可能で、かつ前記シリ
ンダと前記戻し管の入口とを連絡する通路を有す
る弁座を、前記通路を前記プランジヤの一部で開
閉可能に介在させ、しかも該弁座をスプリングに
より前記シリンダの後端に接する方向に付勢する
と共に、該付勢力を前記シリンダの内圧があらか
じめ定められた値を越えた時前記弁座が前記シリ
ンダの後端より離れ前記通路を側路して前記シリ
ンダと前記戻し管の入口とを連絡するように構成
したことを特徴とする。
〔実施例〕
第1図は本考案の一実施例を示す。図では特に
ニードル9とプランジヤ13とをソレノイドへの
通電前、通電後の状態についてそれぞれ上下半分
ずつ示している。気化器4の上部にヒータ41で
気化された燃料通路と連通する管状部42を設
け、この管状部42の一端にはノズル5を接続し
ている。管状部42の他端には直管43の一端を
接続し、直管43の他端には固定鉄心11を介し
てシリンダ12を接続している。シリンダ12内
には筒状のプランジヤ13が往復動可能に収納さ
れている。シリンダ12の外周にはソレノイド1
4が設けられている。第1の圧縮コイルスプリン
グ15は一端が固定鉄心11に、他端がプランジ
ヤ13にそれぞれ固着されており、プランジヤ1
3をニードル弁91の閉止方向と逆向きに付勢し
ている。プランジヤ13の後部には弁体16が螺
着されている。シリンダ12の後端には戻し管固
定板17を介して気化燃料の戻し管8が連結され
ている。戻し管固定板17はソレノイド14のフ
レーム141にねじ18で固定される。
戻し管固定板17は戻し管8をろう付け等によ
り接続した筒状部171を有し、この筒状部17
1内に戻し管8の入口を開閉する機能とシリンダ
12、直管43、気化器4内をあらかじめ定めら
れた圧力を越えないようにする安全弁としての機
能とを有する弁機構を収容している。この弁機構
は、シリンダ12の後端を内方に折り曲げた折曲
げ部121と、この折曲げ部121に当接可能で
中心に気化燃料の戻し通路191aを有する弾性
樹脂による受け座191と中央に穴を有し受け座
191を固着した受け金192とから成る弁座1
9と、弁座19を折曲げ部121に圧接させる方
向に付勢している第3のコイルスプリング20と
から成る。
ニードル9はその後部が遊嵌状態にてプランジ
ヤ13内に設けられる。ニードル9の後部にはリ
ング92が固着されている。プランジヤ13の内
周には突条131がリング92と係合可能に設け
られている。第2の圧縮コイルスプリング21
は、一端がリング92に、他端が弁体16にそれ
ぞれ固着されており、ニードル9をニードル弁9
1の閉止方向に付勢している。しかしながら、非
通電状態では、図中上半分にて示すように、ニー
ドル9はリング92を介してプランジヤ13の突
条131で係止される。
このような構成により、ソレノイド14に通電
されるとプランジヤ13が第1のコイルスプリン
グ15の付勢力に打ち勝つて固定板11に吸引さ
れ、ニードル9は第2のコイルスプリング21を
介してニードル弁91の閉止方向に移動しようと
する。しかし、第2のコイルスプリング21は一
旦、圧縮状態になるので弁体16がニードル9の
後端に衝突し、このことによりニードル9はニー
ドル弁91の閉止方向に駆動される。本考案では
更に、プランジヤ13が固定鉄心11に吸着した
時、ニードル弁91は燃料噴出口51を完全に閉
止する位置よりやや手前に位置するように構成さ
れている。このようにして、プランジヤ13が固
定鉄心11に吸着した後では、ニードル9はその
慣性力及び第2のコイルスプリング21の付勢力
にもとづいて燃料噴出口51を閉止するように動
作する。この時のニードル9、プランジヤ13の
状態は図中、下半分に示されている。
次に動作について説明する。
非通電状態においては、プランジヤ13は第1
のコイルスプリング15でニードル弁91の閉止
方向とは逆向きに付勢されて弁体16が燃料戻し
通路191aを塞いだ係止位置にある。言うまで
もなく、第1のコイルスプリング15の付勢力は
第3のコイルスプリング20の付勢力より小さく
なるように設定されている。ニードル9は第2の
コイルスプリング21でニードル弁91の閉止方
向に付勢されているが、リング92を介して突条
131で係止されている。この状態からソレノイ
ド14に通電されると、プランジヤ13は固定鉄
心11に吸引されて始動するが、ニードル9は弁
体16が衝突した時点から始動する。このことに
より、ニードル9の始動時の駆動力はプランジヤ
13のハンマ効果による大きな力が作用し、プラ
ンジヤとニードルとが一体の従来の如きソレノイ
ドの吸引力のみにもとづく駆動力よりはるかに大
きい。
また、ニードル弁91が燃料噴出口51を完全
に閉止する時に、プランジヤ13は固定鉄心11
に吸着して停止し、その後のニードル弁91の閉
止はニードル9の慣性力と第2のコイルスプリン
グ21の付勢力にもとづいて行なわれる。このよ
うに、ニードル弁91が燃料噴出口51に嵌入し
始めてからはニードル9はプランジヤ13で押さ
れることが無い。このことにより、固定鉄心11
の吸着面と燃料噴出口51の入口との間の寸法や
ニードル9の寸法に若干のばらつきがあつても、
これに影響されることなくニードル弁91による
燃料噴出口51の閉止は確実に行なわれる。ニー
ドル弁91で燃料噴出口51が閉止されると、弁
体66は受け座191から離れ、残留気化燃料は
燃料戻し通路191aを通して戻し管8から油タ
ンクに戻される。
更に、ニードル弁閉止状態では、突条131が
リング92から離れて位置している。それ故、ソ
レノイド14への通電遮断時、第1のコイルスプ
リング15によりプランジヤ13が受け座19に
より係止位置に復帰する時にもプランジヤ13に
よるハンマ効果が得られる。なお、燃料戻し弁機
構においては、弁体16が金属製、受け座191
が弾性樹脂製なので、弁体16による閉止時のシ
ール効果は十分である。
ところで、第3のコイルスプリング20は、そ
の付勢力をシリンダ12の内圧が、燃焼動作中に
作用する圧力より高いあらかじめ定められた値に
達した時に受け座191に作用する力より小さく
設定してある。この内圧は燃焼動作中に燃料噴出
口51に詰まりを生じても破損に至らないような
値に設定される。このことにより、第2図に示す
ように、上記燃焼動作中に燃料噴出口51に詰ま
りを生じて異常高圧になつても、弁体16が燃料
戻し通路191aを塞いだままで、弁座19がコ
イルスプリング20の付勢力に打ち勝つてシリン
ダ12内と戻し管8の入口とを連絡するように移
動する。すなわち、シリンダ12内の気化燃料は
プランジヤ13とシリンダ12との隙間を通つて
筒状部171に至り、戻し管8に流入する。この
ようにして、シリンダ12内、管43、気化器4
内の異常高圧は解消される。この動作は燃料噴出
口51が詰まつている間行なわれるので、弁座1
9は安全弁として作用することになる。このよう
に、本考案による弁機構は、燃料戻し通路191
aを開閉する機能と安全弁としての機能とを有す
る。
第3図は本考案の他の実施例を示す。この実施
例では、弁体16を弾性樹脂材料で成形したプラ
ンジヤ13に嵌め込みにより取り付けるようにし
ている。また、シリンダ12の折曲げ部121に
は弁体13より大径のゴムリング22を嵌め込
み、このゴムリング22に金属製の弁座19を当
接可能にしている。すなわち、弁体16で直接、
弁座19の中心穴を開閉し、異常高圧発生時には
弁座19が第3のコイルスプリング20の付勢力
に打ち勝つて図中右方に移動する。このようにし
て、弁座9の中心穴を側路してシリンダ12と戻
し管8の入口とを結ぶ燃料戻し通路が形成され
る。
〔考案の効果〕
以上説明してきたように、本考案によれば燃料
噴出口の開閉を確実に行なうことができ、気化燃
料の戻し弁機構においては、単一かつ簡単な弁機
構で残留気化燃料の戻し弁としての機能と安全弁
としての機能とを合わせ持つ燃料弁装置を安価で
提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を断面図で示し、特
に一部を非通電時、通電時の状態について示す。
第2図は第1図の実施例の安全弁としての作用を
説明するための要部断面図、第3図は本考案の他
の実施例の要部断面図、第4図はニードルタイプ
の燃料弁装置を用いた気化式燃焼装置の概略構成
図、第5図は従来の燃料弁装置の断面図。 図中4は気化器、8は戻し管、9はニードル、
11は固定鉄心、12はシリンダ、13はプラン
ジヤ、14はソレノイド、16は弁体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 先端にニードル弁を有するニードルと、先化燃
    料通路と連通し前記ニードルを収納している収納
    部と、該収納部に接続されソレノイド駆動型のプ
    ランジヤを収容したシリンダとを含み、前記ニー
    ドルの後端を前記シリンダ内において前記プラン
    ジヤと軸方向に往復動可能に組合わせ、前記シリ
    ンダの後端には戻し管固定板を介して気化燃料の
    戻し管を設けると共に、該戻し管の入口を前記プ
    ランジヤの後端の弁体で開閉可能にした燃料弁装
    置を有する気化式燃焼装置において、前記シリン
    ダの後端と前記戻し管の入口との間に、前記シリ
    ンダの後端に当接可能で、かつ前記シリンダと前
    記戻し管の入口とを連絡する通路を有する弁座
    を、前記通路を前記プランジヤの後端により開閉
    可能に介在させ、しかも該弁座をスプリングによ
    り前記シリンダの後端に接する方向に付勢すると
    共に、該付勢力を前記シリンダの内圧があらかじ
    め定められた値を越えた時前記弁座が前記シリン
    ダの後端より離れ前記通路を側路して前記シリン
    ダと前記戻し管の入口とを連絡するように構成し
    たことを特徴とする燃料弁装置。
JP5142086U 1986-04-08 1986-04-08 Expired JPH0344978Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5142086U JPH0344978Y2 (ja) 1986-04-08 1986-04-08

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JP5142086U JPH0344978Y2 (ja) 1986-04-08 1986-04-08

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Publication Number Publication Date
JPS62166406U JPS62166406U (ja) 1987-10-22
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ID=30875660

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