JP2521003Y2 - 昇降ベッドのロック構造体 - Google Patents

昇降ベッドのロック構造体

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JP2521003Y2
JP2521003Y2 JP3230590U JP3230590U JP2521003Y2 JP 2521003 Y2 JP2521003 Y2 JP 2521003Y2 JP 3230590 U JP3230590 U JP 3230590U JP 3230590 U JP3230590 U JP 3230590U JP 2521003 Y2 JP2521003 Y2 JP 2521003Y2
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久泰 杉山
文吾 川瀬
秀光 長沢
敏男 市岡
民哉 相原
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株式会社コムラ製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は昇降ベッドの使用時にベッド本体を所定高さ
に固定するロック構造体に関する。
〔従来の技術と考案が解決しようとする課題〕
従来の昇降ベッドにおけるロック構造体は、ベッド本
体を昇降案内する柱自体に孔を明け、ベッド本体には水
平方向へ往復動させるロックピンを取付けて、上記孔に
ロックピンを挿入して、所定高さにベッド本体を固定す
るもので、ロックピンはスプリングにて柱側へ弾発付勢
して上記孔の位置へ来るとこの弾発付勢力にて挿入して
自動ロックする構成であった。
従って、一般にアルミニウム製等の柱の一部にロック
ピンの先端の摺接傷が付着して見苦しく、かつ、ベッド
本体昇降時に摺動の異音を生ずることもあった。また、
アルミニウム製の柱では上記孔の強度や耐摩耗性が低
く、長期使用後には孔が大きく摩耗したり変形する虞も
あった。
そこで、本考案はこのような問題点を解決し、自動的
に容易にロックできると共に、柱の一部に筋状の傷が生
ずることを防止し、かつ、ベッド本体の昇降時にロック
ピンの先端が柱の一部に摺接して生ずる異音(騒音)を
防止し、かつ、ロックピンの挿入される孔の付近の強度
を向上することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、凹溝を有する柱部材を設け、この柱部材に
上下位置調整自在に取付けられたストッパ部材には勾配
片部を形成し、この勾配片部を上記柱部材の凹溝内に位
置させ、さらに、ベッド本体に設けた水平方向に往復動
可能なロックピンの先端と、上記柱部材の凹溝の底壁面
と、に間隙を形成して、ベッド本体を昇降させると共
に、上記ストッパ部材の位置する近傍にて上記勾配片部
に乗り上げて、勾配片部乃至その近傍のロック孔にロッ
クピンが挿入するように構成した。
〔作用〕
凹溝の底壁面とロックピンの先端とは間隙を有して非
接触であり、ベッド本体昇降時に、ロックピン先端が柱
の該凹溝の底壁面に、摺接傷を付けることを防止出来、
柱表面を常に美しく保つ。また、摺接に伴う異音の発生
も防止出来る。
ストッパ部材が上下位置調整自在なため、ベッド本体
の使用高さを、所望値に設定することが可能となる。
ストッパ部材が勾配片部を備えており、ロックピンが
下降してくると自動的にこの勾配片部に乗り上げて、一
旦後退後、この勾配片部又はその近傍のロック孔に自動
的にロックピンが挿入して、ベッド本体が固定される。
〔実施例〕
第1図と第2図に昇降ベッドの全体の一例を示す。
4はベッド本体であり、7はこのベッド本体4を水平
に保ちつつ昇降案内する外枠であって、該外枠7は、前
方の左右一対の柱部材2,2と、後方の左右一対の柱部材1
0,10を有し、4本の柱部材2,10…の上端は矩形の上連結
部材17aにて連結一体化されると共に、下端は前辺を除
く左右両辺と後辺を結ぶコの字型下連結部材17bにて連
結一体化される。
実線は、本考案の後述のロック構造体にて所定高さに
支持固定された使用状態を示し、同図矢印方向へ、ガス
スプリングと、歯付ベルトやチェーン等の可撓材と、回
転子等から成る(図示省略の)昇降機構にて、軽快に手
動にて昇降可能(勿論この時はロック構造体は解除した
状態)であり、仮想線に示した不使用状態では、上方に
ベッド本体4が収納保持され、ベッド下方の床面を広く
他の用途に使用出来る。
第3図〜第6図に於て、柱部材2はアルミニウム等の
金属の押出型材から成り、この柱部材2の下部位置に
は、ストッパ部材1が上下位置調整自在に取付けられて
いる。柱部材2の内側壁29には、長手方向凹溝3が形成
されており、さらに該凹溝3と平行に長手方向スリット
22が形成されている。また、外側壁30と内側壁29とは、
略平行に2枚の区画壁31,32にて連結され、スリット22
は中央の空室部33と連通する。また、スリット22の両側
に沿って、上下複数段に係止孔15,15が貫設されてい
る。
該ストッパ部材1の本体37は、前記係止孔15,15に係
脱自在な係止突出子16,16と貫孔34を有する矩形状表当
接板部35と、該表当接板部35から上方へ突設された帯板
状の延伸板片36と、該表当接板部35の裏面に一体に折曲
形成された水平受片部38と水平下片部39と後方鉛直片部
40と、から構成されている。しかも、この本体37は、鋼
鉄等のアルミニウムよりも耐摩耗性と強度に優れた材質
を用いるのが好ましい。また、本体37の延伸板片36はそ
の先端を、(第3図のように)僅かに幅を減少すると共
に凹溝3内へ侵入するように緩やかな勾配に折曲げて、
勾配片部5を形成する。勾配片部5に近い位置に於て、
延伸片部36にロック孔9を貫設する。
また、係止突出子16,16は表当接板部35に2個の貫孔
を設けて、これに頭付ピンを挿入して溶接等にて固着し
て構成した場合を、図示している。そして、水平受片部
38には位置決め孔20を貫設し、該水平受片部38の上面に
はパッキン19が機械的に又は接着剤にて固着される。
また、ストッパ部材1は、さらに、締着部材23と矩形
の締着板24とを有する。締着部材23は、本体37の表当接
板部35の上記貫孔34に遊嵌されるボルト部25と、該ボル
ト部25の基部に固着された摘み部41と、ボルト部25の先
端に固着の抜け落ち防止ピン42とから構成される。さら
に、締着板24は、ナット26が溶接等にて固着されてお
り、この締着板24を、柱部材2のスリット22を形成する
対向する端縁部21,21の裏面に当てて、ボルト部25を、
ナット26に螺進するように摘み部41を回転すれば、上記
端縁部21,21を表当接板部35と締着板24にて挾着する。
なお、予め、係止突出子16,16は、上下複数段の係止孔1
5,15に差込んでおいて、上下位置を選定しておくものと
する。このようにして、ストッパ部材1は柱部材2の所
望の上下位置に固定され、かつ、延伸板片36の先端の勾
配片部5は、底壁面3aに近接するように凹溝3内へ突入
している。
第5図と第6図と第7図に於て、11は正面視L字形の
吊下部材で、ベッド本体4の隅部から突設した角筒材等
の被支持部13を受ける受け台部43と、前記位置決め孔20
に挿入可能なテーパピン18を有すると共に前記パッキン
19を介して水平受片部38に載置される載置部44と、ガイ
ドローラ14を枢着する支軸47を取付けた平行な一対の鉛
直壁部45,46と、歯付ベルトやチェーン等の可撓吊持材1
2の下端を固着する可撓吊持材取付部48等をもって、吊
下部材11が構成されている。言い換えれば、この吊下部
材11は、可撓吊持材12と、ベッド本体4の隅部の被支持
部13を接続して、ベッド本体4を吊下げる役目の外に、
ストッパ部材1の水平受片部38等と共働して、ベッド本
体4を含む使用状態の重量を支持する役目、及び、水平
受片部38の位置決め孔20に比較的密に挿入されるテーパ
ピン18によるベッド本体4の前後左右の振れ防止兼位置
決め役目、さらに、ガイドローラ14を有することによる
ベッド本体昇降時の誘導案内の役目を、兼備し、極めて
コンパクトかつ簡素な構造となっている。
なお、第7図で明らかなように、柱部材2の区画壁3
1,32を折曲状として、ローラ案内凹溝49,49を形成し、
これにガイドローラ14が嵌合して、比較的小さな左右前
後方向のがたつきをもって、ベッド本体4を昇降誘導案
内する。第7図に於ける左右方向のベッド本体4の振れ
は、ガイドローラ14の面取りした肩部が、ローラ案内凹
溝49,49の勾配傾斜面部49a,49aに接触することにより、
阻止される。即ち、図示のガイドローラ14一個をもっ
て、左右前後方向の誘導案内を行なうもので、構造の簡
素化とコンパクト化が図られている。
しかして、ベッド本体4の被支持部13には、水平方向
へ往復動可能にロックピン6が設けられている。第1図
に示したベッド本体4の前縁下部に設けられた操作ハン
ドル50と、このロックピン6とは、例えば操作ワイヤ51
…にて連動連結される。図例では、該ワイヤ51の先端は
雄ネジ付連結具にてロックピン6に連結し、ロックナッ
ト27にて緩み止めとすると共に、コイルバネ等の弾発部
材28にて常に突出方向へロックピン6を弾発付勢して第
5図又は第6図の状態を保つ。
このロックピン6の先端は、柱部材2の凹溝3内に位
置し、ロックピン6の最大突出状態(第5図又は第6図
参照)に於て、ロックピン6の先端と、凹溝3の底壁面
3aとに、間隙8を形成して、非接触状態を保つ。
第6図の状態からベッド本体4及びロックピン6が下
降してゆくと、同様に凹溝3内に対応している勾配片部
5に、ロックピン6の先端が乗り上げて、弾発部材28に
抗してロックピン6が後退してゆくが、ロック孔9が勾
配片部5のすぐ下方位置に設けられているため、弾発部
材28の弾発付勢力にてロックピン6は押圧されてロック
孔9に自動的に挿入され、第5図に示すように、ロック
状態となる。同時に、パッキン19を介して吊下部材11の
載置部44は、ストッパ部材1の水平受片部38にて支持さ
れて、ベッド本体4及び寝具類と人の重量が支えられ、
かつ、テーパピン18が水平受片部38の位置決め孔20に挿
入されて、水平面内の左右前後の振動が阻止される。
第1図では、操作ハンドル50は支軸52にて揺動自在に
枢着され、この支軸52に関して点対称の位置に、一対の
操作ワイヤ51,51の基端が連結され、左右一対の該操作
ワイヤ51,51の先端の前記ロックピン6,6が往復作動し
て、左右の柱部材2,2のストッパ部材1,1のロック孔9,9
に、同時に係脱する。
なお、本実施例では、4本の柱部材2,10…の内の前方
柱部材2,2にのみロックピン6,6を対応して設けたが、全
ての柱部材2,10…に対して、ロックピン6,6を対応させ
ても自由である。また、ベッド昇降機構としては、電動
モータを使用したものであっても、本考案のロック構造
体を用いることが出来る。
〔考案の効果〕
本考案は上述の構成により次のような著大な効果を奏
する。
ロックピン6は柱部材2に対して非接触状態で昇降す
るため、柱部材2を傷付けたり、摺接異音を生ずること
がない。
比較的小型部品であるところのストッパ部材1にロッ
ク孔9及び勾配片部5を設けるから、このストッパ部材
1を耐摩耗性と強度の優れた材質としてもコストアップ
とならず、勾配片部5の摩耗や傷付きを防止し、ロック
孔9の摩耗や変形を防止することが、可能である。
勾配片部5に、下降してきたロックピン6の先端が当
たって、後退し、直ちにその近傍のロック孔9に挿入す
るため、迅速に自動ロックが行ない得る。
ストッパ部材が上下位置調整自在なため、ベッド本体
の使用高さを、容易に調整出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は昇降ベッドの全体正面図、第2図はその全体側
面図、第3図は本考案の一実施例を示す側面図、第4図
は同断面平面図、第5図はロック状態を示す要部断面正
面図、第6図は昇降時の要部断面正面図、第7図は要部
断面平面図である。 1……ストッパ部材、2……柱部材、3……凹溝、3a…
…底壁面、4……ベッド本体、5……勾配片部、6……
ロックピン、8……間隙、9……ロック孔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 市岡 敏男 大阪府八尾市西弓削3丁目9番地 株式 会社コムラ製作所内 (72)考案者 相原 民哉 大阪府大阪市中央区南本町4丁目1番1 号 株式会社淀川製鋼所内 (56)参考文献 実開 平1−112756(JP,U) 実開 昭63−131664(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】凹溝3を有する柱部材2を設け、この柱部
    材2に上下位置調整自在に取付けられたストッパ部材1
    には勾配片部5を形成し、この勾配片部5を上記柱部材
    2の凹溝3内に位置させ、さらに、ベッド本体4に設け
    た水平方向に往復動可能なロックピン6の先端と、上記
    柱部材2の凹溝3の底壁面3aと、に間隙8を形成して、
    ベッド本体4を昇降させると共に、上記ストッパ部材1
    の位置する近傍にて上記勾配片部5に乗り上げて、勾配
    片部5乃至その近傍のロック孔9にロックピン6が挿入
    するように構成したことを特徴とする昇降ベッドのロッ
    ク構造体。
JP3230590U 1990-03-27 1990-03-27 昇降ベッドのロック構造体 Expired - Lifetime JP2521003Y2 (ja)

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