JP2520952Y2 - 温水床暖房用ソフトパネル - Google Patents

温水床暖房用ソフトパネル

Info

Publication number
JP2520952Y2
JP2520952Y2 JP1990003608U JP360890U JP2520952Y2 JP 2520952 Y2 JP2520952 Y2 JP 2520952Y2 JP 1990003608 U JP1990003608 U JP 1990003608U JP 360890 U JP360890 U JP 360890U JP 2520952 Y2 JP2520952 Y2 JP 2520952Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
soft panel
fold
section
hot water
floor heating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990003608U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0397111U (ja
Inventor
悟 谷本
善和 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MITUYATEC INC.
Original Assignee
MITUYATEC INC.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MITUYATEC INC. filed Critical MITUYATEC INC.
Priority to JP1990003608U priority Critical patent/JP2520952Y2/ja
Publication of JPH0397111U publication Critical patent/JPH0397111U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2520952Y2 publication Critical patent/JP2520952Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Steam Or Hot-Water Central Heating Systems (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (a)産業上の利用分野 この考案は、室内床面に設置され、内蔵のパイプに温
水を通じて暖房する温水床暖房ソフトパネルに関する。
(b)従来の技術 温水を利用した一般的な床暖房システムを第6図に示
す。10は石油ストーブ兼用の温水器である。温水器10は
熱媒体である水を石油の燃焼熱で温めるとともに温めら
れた水をポンプでホース12aへ送り出す。ホース12aは床
パネル11に接続されており、温水は床パネル11内のパイ
プを循環したのちホース12bを介して温水器10へ戻る。
温水が床パネル11内のパイプを循環している間に持って
いる熱量を放出し、床面から暖房することができる。
このような床暖房システムに用いられる床パネルとし
て、従来より取り外し自在のソフトパネルが用いられて
いた。ソフトパネルは、ウレタン等の柔軟な素材のソフ
トパネル本体に塩化ビニル等の可撓性を有するパイプを
配して構成されたものであり、床面にそのまま敷いて使
用することができるため比較的簡略な暖房システムとし
て使用される。ところで、一般的な家庭で使用されるソ
フトパネルの大きさは、中央に食卓を置いてその周りに
家族が座る状態を想定した場合、約2m四方の正方形程度
の大きさが必要である。
(c)考案が解決しようとする課題 しかし従来のソフトパネルは1枚のパネルがそのまま
成形されていたため、折り畳むことができなかった(も
し強引に折り畳んだ場合にはパイプが折れてしまい、こ
のまま長期間放置すると伸ばしてもパイプが偏平したま
まになってしまう。)。このため、運搬や収納は円筒状
に巻いて行われていた。しかしながら、円筒形では収納
時に無駄なスペースが多くなり空間効率が低下するう
え、一般家庭においては2mの長さのものを収納すること
は困難であった。また、販売店においては納品時に2mの
長さが邪魔になる欠点もあった。
といって、ソフトパネルを分割可能にし使用時に接続
するようにすることもできるが、接続する部分が多くな
り漏水の危険性が高くなるとともに特別の金具等が必要
となり割高になってしまう問題点があった。さらに、円
筒状に巻く代わりにソフトパネルを折り畳むことも考え
られるが、従来のソフトパネルを折り畳むと折線部でパ
イプが損傷しやすく、また、パイプの損傷を回避するた
めに折線部にパイプの遊び空間を設けると、その部分の
強度が弱くなり好ましくない。
そこで、本出願人は、実願昭63−115442号により、パ
イプの遊び空間を設けていないにもかかわらず、ソフト
パネル本体を折り畳むことに伴うパイプの損傷を生じに
くいソフトパネルを提案した。
このものは、第7図のように、ソフトパネル本体1を
格子状に交わる1本の縦線ACと1本の横線BDとによって
4つの区画に仕切り、これらの4つの区画のうち、縦線
ACの片側の第1区画1aと第1区画1aに縦線ACを挾んで隣
合う第4区画1cとを縦線AOの部分で切り離して互いに分
断するとともに、第1区画1aおよび第2区画1bを相互に
仕切る横線BOと第3区画および第4区画を相互に仕切る
横線DOとを山折を行い得る折線部(山折線)とするのに
対し、第2区画および第3区画を相互に仕切る縦線COを
谷折を行い得る折線部(谷折線)とし、ソフトパネル本
体1内に配された可撓性のパイプ2(2a,2b,2c)と前記
折線部との交わる角度を略45°以下にするとともに、そ
れらの折線部付近において前記パイプ2をソフトパネル
本体1に固定したものである。
これによると、2m四方程度の大きな一枚のソフトパネ
ルを四つ折に折り畳むことができるため、折り畳みによ
って大きさが1/4になり、それにもかかわらずパイプ2
は折線部を斜めに通るために極端に屈曲せずに無理なく
曲がり、しかもパイプ2が折線部で捻じられるためソフ
トパネルを元の状態に戻したときパイプ2も元の状態に
復元する。
しかしながら、近時では一般家庭でも比較的広い居室
に対して程よい大きさのソフトパネルが要求されるよう
になっている。その要求に応え得るソフトパネルは一辺
の長さが2m以上であることが必要で、そのような大きな
ソフトパネルについては上述のように四つ折に折り畳ん
でもその大きさが十分に小さくならず、一般家庭での保
管や販売店での納品、その運搬などにおいて不便があ
る。また、一辺の長さが2m程度のソフトパネルにおいて
も四つ折よりももっと小さく折り畳むことができれば便
利な場合が少なくない。
この考案は、以上の事情のもとでなされたもので、6
つ折に折り畳むことが可能な温水床暖房用ソフトパネル
を提供することにより上記課題を解決することを目的と
する。
(d)課題を解決するための手段 この考案は、ウレタン等からなる矩形のソフトパネル
本体内に可撓性を有する複数本のパイプを該ソフトパネ
ル本体の全体に亙って並行に埋設し、これらのパイプ内
に熱源からの温熱媒体を循環させる温水床暖房用ソフト
パネルであって、 前記ソフトパネル本体を複数本の横線によって3つ以
上の区画に仕切り、各区画の境界線を順次山折および谷
折とするアコーディオン折とし、 且つ、前記ソフトパネル本体を一方の端部の区画を除
いて1本の縦線によって2列に分断するとともに、前記
一方の端部の区画における前記1本の縦線部を、該一方
の端部の区画の前記アコーディオン折りの折り方向と逆
の方向の折りとし、 さらに、前記複数本のパイプを、各区画内で左および
右にそれぞれ180度を超える角度で略S字形に旋回させ
るとともに前記折線部を約45度以下の角度で通過するよ
うにソフトパネル本体内に固定配置したことを特徴とす
る。
(e)作用 この考案の温水床暖房用ソフトパネルは、各列の折線
部によってパネルをアコーディオン折に折り畳むことが
でき、且つ一方の端部の区画においてさらに2つ折りで
きるため、非常に小さく畳むことができる。
さらに、このパイプを左右にそれぞれ180度を超える
角度で略S字形に旋回させていることにより、複数本の
パイプを各区画全体に隈なく並行に配設することがで
き、且つ、これら複数本のパイプを斜めに通過させるだ
けのスペースを折線部付近に確保することができる。
パイプは可撓性を有し、折線部と約45度以下の角度で
交わるように配置されているため、パイプを折線部で固
定しておいても、パネルを折り畳んだ場合に、パイプが
つぶれることがなく、また、ソフトパネルが折線部付近
で弱くなることがない。
(f)実施例 第1図はこの考案の実施例である温水床暖房用ソフト
パネルの平面図である。このソフトパネルの本体(以
下、パネル本体という。)1はウレタンで形成された約
2mの矩形(正方形または長方形の両方を含む。)であ
り、格子状に交わる1本の縦線ACと2本の横線B1D1,B2
D2とによって6つの区画4a,4b,4c,4d,4e,4fに仕切られ
ている。そして、これらの6つの区画4a〜4fのうち、縦
線ACの片側で縦方向に並んだ第1区画4aおよび第2区画
4bの2つの区画とこれら2つの区画に縦線ACを挾んで隣
合いかつ縦方向に並んだ第6区画4fおよび第5区画4eの
2つの区画とが互いに分断されている。また、第1区画
4aおよび第2区画4bを相互に仕切る横線B101、第6区画
4fおよび第5区画4eを相互に仕切る横線D101、ならびに
第2区画4bに縦方向で隣合う第3区画4cおよび第5区画
4eに縦方向で隣合う第4区画4dを相互に仕切る縦線C02
のすべてを山折を行い得る折線部としてあり、それに対
して第2区画4bおよび第3区画4cを相互に仕切る横線B2
02、ならびに第4区画4dおよび第5区画4eを相互に仕切
る横線D202のすべてを谷折を行い得る折線部としてあ
る。ここに山折を行い得る折線部はたとえばパネル本体
1の裏側に切り込みを直線的に入れておくことにより容
易に形成することができるし、谷折を行い得る折線部は
たとえばパネル本体1の表側に切り込みを直線的に入れ
ておくことにより容易に形成することができる。
また、パネル本体1の左上隅には三角形の切欠部1eが
設けられており、この切欠部1eに第3図に拡大して示し
たヘッダ3が設けられている。このヘッダ3は温水器と
ソフトパネルの水循環パイプ2とをつなぐホースの接続
口となり、その先端部は切欠部から突出している。ヘッ
ダ3a,3bのうち一方が温水の流入口、他方が排水口とな
る。ヘッダ3には3本の水循環パイプ2(2a,2b,2c)が
接続されている。この水循環パイプ2は第2図に示すよ
うにパネル本体1の表面側に形成された逆Ω形の溝1f内
に埋設され固定されている。またパネル本体1表面には
不織布のカバーシート4が接着されている。
3本の水循環パイプ2は図示のように温度分布を均等
に保つべくパネル内を隈無く循環するようなパターンに
形成されている。また、ヘッダ3付近では銅製であるヘ
ッダの強度を考慮して間隔を狭め、ヘッダ3の突出幅が
必要以上に長くならないようにされている。水循環パイ
プ2が山折される折線部(横線B101,D101、C02)と谷
折される折線部(横線B202,D202)を横切る箇所ではそ
れらの水循環パイプ2が45°以下の角度(本実施例では
約30°)でそれらの折線部を横切るようにされている。
なお、縦線A02の箇所ではパネル本体1が分断されてい
るため水循環パイプ2はこの縦線A02を横切ることはな
い。
第4図はソフトパネルを前記各折線部に従って折り畳
んだときの状態を示している。このように折り畳むに
は、開いているパネル本体1の山折される折線部(横線
B101,D101、C02にしたがって山折(表面を外側にして
折ること)し、谷折される折線部(横線B202,D202)に
したがって谷折(表面を内側にして折ること)する。こ
のようにすると、第1区画4aと第2区画4bと第3区画4c
とが交互に反対側に折り返されるとともに、第4区画4d
と第5区画4eと第6区画4fとが交互に反対側に折り返さ
れ、かつ第1〜3区画4a,4b,4cの重なり部分と第4〜6
区画4d,4e,4fの重なり部分とが互いに重なり合い、一枚
のソフトパネルが6つ折に小さくコンパクトに折り畳ま
れる。
第5図はパネル本体1の折線部におけるパイプ処理の
状態を示す図である。上段は折線部l(横線B101,D
101、C02,B202,D202)と水循環パイプ2との位置関係
を示す図である。水循環パイプ2は折線部lに対して約
30°の角度で交わるように配管され、その折線部l付近
でパネル本体1に固定されている。このため水循環パイ
プ2は山折、谷折に際してそれぞれ同図の中段、下段の
ような状態に曲がり(実際には折線部lが一定の幅dを
持っているため曲がり角度は一層緩くなる。)、かつそ
の曲がり部分で捻じれる。このときの捻じれに伴って蓄
えられる力はパネル本体1を展開したときに水循環パイ
プ2が元の状態に復元するときの力として役立つ。な
お、捻じれは可撓性の水循環パイプ2の伸縮を伴う。言
い換えれば捻じれは水循環パイプ2の伸縮によって吸収
される。
この実施例では山折を行い得る折線部を横線B101,D1
01、C02とし、谷折を行い得る折線部を横線B202,D202
にしてあるが、これを逆にして谷折を行い得る折線部を
横線B101,D101、C02とし、山折を行い得る折線部を横
線B202,D202にしてもよい。
(g)考案の効果 以上のようにこの考案の温水床暖房用ソフトパネル
は、複数本のパイプをパネル全体に隈なく配置すること
ができ、且つ、極めて小さくかつコンパクトに折り畳む
ことができる。また、ソフトパネルでありながら折り畳
んだときに前記パイプをつぶしてしまうことがない。そ
のため、一辺が2m程度のソフトパネルは勿論、一辺の長
さが2m以上もあるソフトパネルであっても運搬や格納に
それほど大きなスペースを必要としなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例である温水床暖房用ソフトパ
ネルの平面図、第2図は同温水床暖房用ソフトパネルの
水循環パイプが埋設されている部分の断面図、第3図は
ヘッダを示す図、第4図は同温水床暖房用ソフトパネル
を折り畳んだ状態を示す図、第5図は同温水床暖房用ソ
フトパネルの折り畳み時の水循環パイプの状態を示す図
である。第6図は一般的な床暖房システムを示す図、第
7図は比較例である温水床暖房用ソフトパネルの平面図
である。 1……ソフトパネル本体、2……水循環パイプ(パイ
プ)、AC,C02……縦線、B1D1,B2D2,B101,D101,B
202,D202……横線、4a……第1区画、4b……第2区
画、4c……第3区画、4d……第4区画、4e……第5区
画、4f……第6区画、l……折線部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ウレタン等からなる矩形のソフトパネル本
    体内に可撓性を有する複数本のパイプを該ソフトパネル
    本体の全体に亙って並行に埋設し、これらのパイプ内に
    熱源からの温熱媒体を循環させる温水床暖房用ソフトパ
    ネルであって、 前記ソフトパネル本体を複数本の横線によって3つ以上
    の区画に仕切り、各区画の境界線を順次山折および谷折
    とするアコーディオン折とし、 且つ、前記ソフトパネル本体を一方の端部の区画を除い
    て1本の縦線によって2列に分断するとともに、前記一
    方の端部の区画における前記1本の縦線部を、該一方の
    端部の区画の前記アコーディオン折りの折り方向と逆の
    方向の折りとし、 さらに、前記複数本のパイプを、各区画内で左および右
    にそれぞれ180度を超える角度で略S字形に旋回させる
    とともに前記折線部を約45度以下の角度で通過するよう
    にソフトパネル本体内に固定配置したことを特徴とする
    温水床暖房用ソフトパネル。
JP1990003608U 1990-01-18 1990-01-18 温水床暖房用ソフトパネル Expired - Lifetime JP2520952Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990003608U JP2520952Y2 (ja) 1990-01-18 1990-01-18 温水床暖房用ソフトパネル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990003608U JP2520952Y2 (ja) 1990-01-18 1990-01-18 温水床暖房用ソフトパネル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0397111U JPH0397111U (ja) 1991-10-04
JP2520952Y2 true JP2520952Y2 (ja) 1996-12-18

Family

ID=31507421

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990003608U Expired - Lifetime JP2520952Y2 (ja) 1990-01-18 1990-01-18 温水床暖房用ソフトパネル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2520952Y2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4239826A (en) * 1978-12-28 1980-12-16 American Can Company Multi-layer barrier film
JPS62162918A (ja) * 1986-01-13 1987-07-18 Sharp Corp センサ回路
JPH0166519U (ja) * 1987-10-23 1989-04-27

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0397111U (ja) 1991-10-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4234984A (en) Pocketed spring assembly
JP2520952Y2 (ja) 温水床暖房用ソフトパネル
JP2503425Y2 (ja) 温水床暖房用ソフトパネル
JP2002106866A (ja) 暖房パネル集合体及び暖房パネル集合体の折畳み方法
CN205878300U (zh) 采暖用炕板及面板单元
JP3611136B2 (ja) 床暖房用ハードパネル
JP2002345603A (ja) 敷布団
JPH0345642Y2 (ja)
JPS5924895Y2 (ja) 床暖房パネル
JP4795408B2 (ja) 床暖房温水マット及びその折り畳み方法
JPS6347791Y2 (ja)
JPH043274U (ja)
JPS6142007Y2 (ja)
JPS5911302Y2 (ja) 床暖房装置
JP3017938U (ja) 羽毛ふとん
KR970005429Y1 (ko) 온수온돌 배관 패널
JPH0179660U (ja)
JP3606924B2 (ja) 温水パイプの接続方法とその接続部
JPH0718629B2 (ja) 冷却水供給ユニット
JP2001323647A (ja) 床下地材
JP2573141Y2 (ja) 組合せ形式の床暖房用溝付パネル
JPS586988Y2 (ja)
JPH0452573Y2 (ja)
JP3040277U (ja) 浴 槽
JPS63108133A (ja) 温水パイプの配管用断熱材板