JP2520862Y2 - 鞄用提手 - Google Patents

鞄用提手

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JP2520862Y2
JP2520862Y2 JP1989100691U JP10069189U JP2520862Y2 JP 2520862 Y2 JP2520862 Y2 JP 2520862Y2 JP 1989100691 U JP1989100691 U JP 1989100691U JP 10069189 U JP10069189 U JP 10069189U JP 2520862 Y2 JP2520862 Y2 JP 2520862Y2
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handle
arms
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slider
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JP1989100691U
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Inventor
和則 山田
Original Assignee
トルク精密工業 株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の属する技術分野] 本考案は、スーツケース、アタッシュケース等の手提
げ鞄用の提手に関するものである。
[従来の技術] 鞄用の提手は、使用しないとき、或いは輸送時または
縦横両用の鞄の場合の未使用の片側等は邪魔であり、障
害になる突起物となる。そこで提手を不使用時平らにす
る構造の着想がある(実公昭35-22263号、実開昭62-157
431号)。ところが従来のものは、提手を平らになった
位置で安定させるため、爪や突起を提手に引掛け、安定
を解くときは突起を爪を外す構造になっていた。即ち提
手が平らになった位置で提手の跳ね上がりを防ぐ構造が
必要であった。
[考案が解決しようとする課題] 本考案の課題は、前記従来技術の構造を改め、提手が
平らになったとき、単に提手とその連結アームを左右か
ら内方に押す力によって収納状態を保たせ、押す力を取
り除くことにより提手を使用可能位置に持上げることが
できる鞄用提手を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案の手段は次のとおりである。
鞄に取付けた一対の支持部材と、提手の両端にばねを
作用させて連結ピンにより接続した2つのアームとを支
持部材に形成した長孔に嵌まるスライドピンにより連絡
させ、前記提手と、2つのアームと、両アームの先端を
内方に押圧する圧縮ばね付のスライダーと、連結ピン及
びスライドピンにより、引上げばねに抗して押下げた提
手と両アームが一直線に揃う死点位置を過ぎて反力の方
向が逆になる、トグル機構を構成し、支持部材にアーム
の先端を押圧する前記スライダーを内装し、かつスライ
ダーに作用させた圧縮ばねに抗してスライダーにかかる
押圧力を除きトグル機構からアームを解放し、前記引上
げばねにより提手を元の位置にあげる挺子バーと、その
操作ボタンを設けた鞄用提手。
[実施例] 図において1は提手、2は提手1の両端に突出したス
テーを示し、ステー2とアーム3,3′を連結ピン4,4′に
より接続し、ばね5,5′(図示せず)を連結ピン4,4′に
巻付けてその一端をステー2に引掛け、他端をアーム3,
3′のステー収容空隙3aに入れてアーム3,3′に掛止す
る。かくして提手1に撥ね上がる力を付勢させる。6,
6′はアーム3を支承する支持部材で、カバン等の提手
取付体に固定し、アーム3,3′の基端に挿着したスライ
ドピン7,7′を支持部材6に形成した円弧状案内長孔8,
8′に入れ提手を支持部材と揃えて納め、突出させて使
用状態にし、その際アーム3,3′はスライドピン7,7′の
移動で起立する。又支持部材6にスライダー9,9′を内
装し、これに圧縮ばね10,10′(図示せず)を作用さ
せ、提手1が平らになったときアーム3,3′の先をスラ
イダー9,9′で押すようになる。本考案においては、提
手1と2つのアーム3,3′と両アーム3,3′の先端を内方
に押圧する圧縮ばね10付のスライダー9,9′と連結ピン
4,4′、スライドピン7,7′及びスライダー9,9′によっ
て提手1とアーム3,3′が一直線上に揃う死点位置を過
ぎて反力の方向が逆になる所謂トグル機構が構成されて
いる。
図中11は圧縮ばね10,10′がスライダー9,9′を押す力
を解除する操作ボタンで一方の支持部材6の上面に突出
させ、軸13を支点に回動する挺子バー12を支持部材6の
内部に組付け、挺子バー12を作動するとスライダー9が
逆方向に動き、トグル機構は解除される。
[作用] 起立状態から提手1が収納位置に移動するときは、以
下述べるようにトグル機構を構成する。
即ち第3図に示すように(イ)から(ニ)に人が加え
る力Wに対し、連結ピン4,4′、スライドピン7,7′は回
転支点を指し、提手1、アーム3,3′は連結ピンとスラ
イドピン7,7′による回転支点4,4′,7,7′間を繋ぐ剛体
で、連結ピン4,4′には提手1とアーム3,3′でつくられ
る角度β,β′を小さくしようとする働きを持った提手
1の引上げばね5,5′が取付けてあり、引上げばね5,5′
の作用が提手1を押し上げようとする力Qになってい
る。スライダー9,9′は支点(スライドピン)7,7′を矢
印方向に押す働きを持ち、(ハ)の付近からスライダー
9,9′の力が作用する。(ニ)の連結ピン4,4′の位置
(スライドピン7、アーム3、連結ピン4、提手1、連
結ピン4′、アーム3′、スライドピン7′が一直線な
る位置)がトグル機構(死点を境にして、力が反対方向
に働く構造)上の死点となる。スライダー9,9′の力が
第3図(ハ)から第3図(ニ)に至り第3図(ホ)にな
った時Qなる提手1を押し上げる力が、R即ち提手1を
押し下げる力になる。そしてこの状態(第4図a)で操
作ボタン11を押すと、挺子バー12は軸13を支点に押下げ
られスライダー9を圧縮ばね10に抗して押すため、スラ
イダー9の先端はアーム3より第3図bのように離れト
グル機構は解除され、ばね5,5′の作用で提手1はあが
る。
[考案の効果] 本考案によれば、邪魔な突起物がなくなるので、移動
時に痕、破損を防止できる。特に本考案においては、収
納時スライダーの力で提手1に作用する力が第3図
(ホ)に示すようにQ方向からR方向に変化させてトグ
ル機構を円滑に行うことができ、従って提手が平らにな
った位置で他の機構を用いて提手の跳ね上がりを防止す
る必要がない効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る鞄用提手の実施例を示す正面図、
第2図は拡大断面図、第3図はスライダーの斜視図、第
4図はスライダーの移動状態を示す縦断側面図、第5図
は本考案のトグル機構の説明図である。 1……提手、2……ステー、3,3′……アーム、4,4′…
…連結ピン、5……引上げばね、6,6′……支持部材、
7,7′……スライドピン、8,8′案内孔、9,9′……スラ
イダー、10……圧縮ばね、11……操作ボタン、12……挺
子バー

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記[a][b]2要素の結合から成り立
    つ鞄用提手。 [a]鞄に取付けた一対の支持部材(6)(6′)と、
    提手(1)の両端に引上げばね(5)(5′)を作用さ
    せて連結ピン(4)(4′)により接続した2つのアー
    ム(3)(3′)とを、支持部材(6)(6′)に形成
    した長孔(8)(8′)に嵌まるスライドピン(7)
    (7′)により連絡させ、前記提手(1)と、2つのア
    ーム(3)(3′)と、両アームの先端を内方に押圧す
    る圧縮ばね(10)(10′)付のスライダー(9)
    (9′)と連結ピン(4)(4′)及びスライドピン
    (7)(7′)により、引上げばね(5)(5′)に抗
    して押下げた提手(1)と両アーム(3)(3′)が一
    直線に揃う死点位置を過ぎて反力の方向が逆になる、ト
    グル機構を構成すること、 [b]支持部材(6)(6′)にアーム(3)(3′)
    の先端を押圧する前記スライダー(9)(9′)を内装
    し、かつスライダー(9)(9′)に作用させた圧縮ば
    ね(10)(10′)に抗してスライダー(9)(9′)に
    かかる押圧力を除きトグル機構からアーム(3)
    (3′)を解放し、前記引上げばね(5)(5′)によ
    り提手(1)を元の位置にあげる挺子バー(12)と、そ
    の操作ボタン(11)を設けたこと。
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