JP2520353Y2 - 歩行器用車輪 - Google Patents
歩行器用車輪Info
- Publication number
- JP2520353Y2 JP2520353Y2 JP8000692U JP8000692U JP2520353Y2 JP 2520353 Y2 JP2520353 Y2 JP 2520353Y2 JP 8000692 U JP8000692 U JP 8000692U JP 8000692 U JP8000692 U JP 8000692U JP 2520353 Y2 JP2520353 Y2 JP 2520353Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- friction member
- walker
- braking force
- wheel
- caster
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は歩行器用車輪、特に、患
者等の歩行を補助するために使用される歩行器に適用さ
れ、足車に対し該足車の側面側から制動力を加え、か
つ、この制動力を調整可能とした歩行器用車輪に関す
る。
者等の歩行を補助するために使用される歩行器に適用さ
れ、足車に対し該足車の側面側から制動力を加え、か
つ、この制動力を調整可能とした歩行器用車輪に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、歩行器の円滑過ぎる走行による患
者等の転倒を防止するための歩行器用車輪は、左右側壁
部を有するフォークと、該フォークの左右側壁部間に架
設された車軸と、該車軸に対して回転可能な足車と、該
足車のタイヤの外周面を部分的に押圧して足車に対し制
動力を加える制動手段とからなり、上記制動手段は、押
圧力を調整可能に構成されていた。
者等の転倒を防止するための歩行器用車輪は、左右側壁
部を有するフォークと、該フォークの左右側壁部間に架
設された車軸と、該車軸に対して回転可能な足車と、該
足車のタイヤの外周面を部分的に押圧して足車に対し制
動力を加える制動手段とからなり、上記制動手段は、押
圧力を調整可能に構成されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術においては、制動手段がタイヤの外周面を部分的
に押圧する方式をとっていることから、タイヤが摩耗し
やすく、またタイヤの外径に歪があるような場合には均
一な制動力が得られないなどといった問題があった。
来技術においては、制動手段がタイヤの外周面を部分的
に押圧する方式をとっていることから、タイヤが摩耗し
やすく、またタイヤの外径に歪があるような場合には均
一な制動力が得られないなどといった問題があった。
【0004】本考案は上記問題点にかんがみ、タイヤの
摩耗を生ずることがなく、また均一な制動力を得ること
が可能な歩行器用車輪を提供することを主な目的とす
る。
摩耗を生ずることがなく、また均一な制動力を得ること
が可能な歩行器用車輪を提供することを主な目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案に係る歩行器用車輪は、左右側壁部を有する
フォークと、該フォークの左右側壁部間に架設された車
軸と、ハブを有し、前記車軸に対して回転可能な足車
と、前記ハブの側面に固定された第1摩擦部材と、前記
左右側壁部のいずれか一方の側壁部の内面に前記第1摩
擦部材と接触可能に固定された第2摩擦部材と、前記第
1摩擦部材と前記第2摩擦部材とを圧接させ、かつ、両
摩擦部材間の摩擦係数を調整可能にする制動手段と、か
らなることを特徴とする。
に、本考案に係る歩行器用車輪は、左右側壁部を有する
フォークと、該フォークの左右側壁部間に架設された車
軸と、ハブを有し、前記車軸に対して回転可能な足車
と、前記ハブの側面に固定された第1摩擦部材と、前記
左右側壁部のいずれか一方の側壁部の内面に前記第1摩
擦部材と接触可能に固定された第2摩擦部材と、前記第
1摩擦部材と前記第2摩擦部材とを圧接させ、かつ、両
摩擦部材間の摩擦係数を調整可能にする制動手段と、か
らなることを特徴とする。
【0006】
【考案の作用効果】制動手段は、足車ハブの側面に固定
された第1摩擦部材と、フォークの側壁部内面に固定さ
れた第2摩擦部材との間の摩擦係数を調整可能に圧接さ
せる。
された第1摩擦部材と、フォークの側壁部内面に固定さ
れた第2摩擦部材との間の摩擦係数を調整可能に圧接さ
せる。
【0007】従って、足車は側面側から制動力を受ける
ようになり、このためタイヤが摩耗せず、またタイヤ外
径に歪があっても均一な制動力を得ることが可能にな
る。
ようになり、このためタイヤが摩耗せず、またタイヤ外
径に歪があっても均一な制動力を得ることが可能にな
る。
【0008】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。
明する。
【0009】図5は、一実施例に係る歩行器用車輪が適
用された折畳式歩行器の全体斜視図を示しており、図5
に示すように、本実施例に係る歩行器用車輪1は、歩行
器2の本体フレーム3の後部側下端の左右両側にそれぞ
れ配設されるものである。
用された折畳式歩行器の全体斜視図を示しており、図5
に示すように、本実施例に係る歩行器用車輪1は、歩行
器2の本体フレーム3の後部側下端の左右両側にそれぞ
れ配設されるものである。
【0010】この歩行器用車輪1は、図1に示すよう
に、本体フレーム3の後部垂直フレーム4(図5)の下
端に固定されるフォーク5を備える。フォーク5は、一
対の左右側壁部6,7を有している。各側壁部6,7に
は、車軸としてのボルト8のねじ部9が間隙をもって通
る貫通孔10,11が設けられている。一方の側壁部7
の内面には、貫通孔11を中心とするリング体即ち第2
摩擦部材12がねじ止めされている。この側壁部7の外
面においてボルトねじ部9に押えナット13が螺着され
ている。押えナット13は、半径方向の貫通ねじ孔に螺
着される固定ねじ14によりボルトねじ部9に固定され
ている。
に、本体フレーム3の後部垂直フレーム4(図5)の下
端に固定されるフォーク5を備える。フォーク5は、一
対の左右側壁部6,7を有している。各側壁部6,7に
は、車軸としてのボルト8のねじ部9が間隙をもって通
る貫通孔10,11が設けられている。一方の側壁部7
の内面には、貫通孔11を中心とするリング体即ち第2
摩擦部材12がねじ止めされている。この側壁部7の外
面においてボルトねじ部9に押えナット13が螺着され
ている。押えナット13は、半径方向の貫通ねじ孔に螺
着される固定ねじ14によりボルトねじ部9に固定され
ている。
【0011】両側壁部6,7の内側において、ボルトね
じ部9には、ボールベアリング15が固着された一対の
フランジ付きパイプ16,16が間隙をもって外嵌され
ている。各フランジ付きパイプ16の円筒部16aに
は、ボールベアリング15の内輪15aがフランジ部1
6bに達する位置まで圧入されている。ボールベアリン
グ15が固着された一対のフランジ付きパイプ16,1
6の一方16は、その円筒部16aに金属カラー17を
間隙をもって被せた状態で、予め足車18のハブ19の
内周面により形成された一対の貫通凹部20,20の一
方20に円筒部16aを先にして遊嵌され、他方のフラ
ンジ付きパイプ16は他方の貫通凹部20に同じく円筒
部16aを先にして遊嵌されている。ここで、上記のよ
うなボールベアリング15が固着された一対のフランジ
付きパイプ16,16が、足車18の軸受として機能す
る。
じ部9には、ボールベアリング15が固着された一対の
フランジ付きパイプ16,16が間隙をもって外嵌され
ている。各フランジ付きパイプ16の円筒部16aに
は、ボールベアリング15の内輪15aがフランジ部1
6bに達する位置まで圧入されている。ボールベアリン
グ15が固着された一対のフランジ付きパイプ16,1
6の一方16は、その円筒部16aに金属カラー17を
間隙をもって被せた状態で、予め足車18のハブ19の
内周面により形成された一対の貫通凹部20,20の一
方20に円筒部16aを先にして遊嵌され、他方のフラ
ンジ付きパイプ16は他方の貫通凹部20に同じく円筒
部16aを先にして遊嵌されている。ここで、上記のよ
うなボールベアリング15が固着された一対のフランジ
付きパイプ16,16が、足車18の軸受として機能す
る。
【0012】足車18はハブ19とタイヤ21とからな
り、ハブ19の一方の側面19aには、第2摩擦部材1
2と対向してリング体即ち第1摩擦部材22がねじ止め
されている。この第1摩擦部材22は、後述する押えば
ね23により第2摩擦部材12に圧接されている。
り、ハブ19の一方の側面19aには、第2摩擦部材1
2と対向してリング体即ち第1摩擦部材22がねじ止め
されている。この第1摩擦部材22は、後述する押えば
ね23により第2摩擦部材12に圧接されている。
【0013】ボルト8の頭部24から一方のフランジ付
きパイプ16までの間には、押えばね23、ワッシャ2
5(図2)、操作レバー26及びプッシュブロック27
が順にボルトねじ部9に間隙をもって装着されている。
ボルト頭部24には、ゴム製キャップ28が被せられて
いる。
きパイプ16までの間には、押えばね23、ワッシャ2
5(図2)、操作レバー26及びプッシュブロック27
が順にボルトねじ部9に間隙をもって装着されている。
ボルト頭部24には、ゴム製キャップ28が被せられて
いる。
【0014】操作レバー26はクリックプレート部29
とこのクリックプレート部29から伸びた操作部30と
からなる。クリックプレート部29は、図3に示すよう
に、ボルトねじ部9が間隙をもって通る貫通孔31と、
一方の端面に、円周方向に沿って形成された階段状係合
面32(本実施例では、図3に示すように、4つの係合
面要素32a,32b,32c,32dからなる。)と
からなる。操作部30は、操作レバー26を回動すると
きに外部から直接操作される部位である。
とこのクリックプレート部29から伸びた操作部30と
からなる。クリックプレート部29は、図3に示すよう
に、ボルトねじ部9が間隙をもって通る貫通孔31と、
一方の端面に、円周方向に沿って形成された階段状係合
面32(本実施例では、図3に示すように、4つの係合
面要素32a,32b,32c,32dからなる。)と
からなる。操作部30は、操作レバー26を回動すると
きに外部から直接操作される部位である。
【0015】プッシュブロック27は、図4に示すよう
に、ボルトねじ部9が間隙をもって通る貫通孔33が中
央に形成された多角形状(本実施例では四角形状)のベ
ース部34と、このベース部34から貫通孔33を中心
として対称に突設された一対の円柱状の係合突起35,
35とから構成される。この一対の係合突起35,35
は、クリックプレート部29の階段状係合面32のいず
れかの係合面要素32a〜32dと圧接可能とされてい
る。また、プッシュブロック27は、図1及び図2に示
すように、他方の側壁部6に形成された多角形状(実施
例では四角形状)の貫通孔10内に間隙をもって常時収
容状態とされ、ボルトねじ部9の一方の軸受としても機
能する。
に、ボルトねじ部9が間隙をもって通る貫通孔33が中
央に形成された多角形状(本実施例では四角形状)のベ
ース部34と、このベース部34から貫通孔33を中心
として対称に突設された一対の円柱状の係合突起35,
35とから構成される。この一対の係合突起35,35
は、クリックプレート部29の階段状係合面32のいず
れかの係合面要素32a〜32dと圧接可能とされてい
る。また、プッシュブロック27は、図1及び図2に示
すように、他方の側壁部6に形成された多角形状(実施
例では四角形状)の貫通孔10内に間隙をもって常時収
容状態とされ、ボルトねじ部9の一方の軸受としても機
能する。
【0016】他方の側壁部6の外面には、操作レバー2
6に対するストッパ36が突設されている。なお、ボー
ルベアリング15が固着された一対のフランジ付きパイ
プ16,16、プッシュブロック27、操作レバー2
6、ワッシャ25、押えばね23及び押えナット13
が、本考案にいう制動手段の主要部をなしている。
6に対するストッパ36が突設されている。なお、ボー
ルベアリング15が固着された一対のフランジ付きパイ
プ16,16、プッシュブロック27、操作レバー2
6、ワッシャ25、押えばね23及び押えナット13
が、本考案にいう制動手段の主要部をなしている。
【0017】次に、上記のように構成された歩行器用車
輪1の操作方法及び動作について説明する。
輪1の操作方法及び動作について説明する。
【0018】図1に示す状態にある歩行器用車輪1の足
車18に対する制動力を調整するに当たっては、まず、
押えナット13に螺着されている固定ねじ14を緩め
て、押えナット13を希望とする制動力がほぼ得られる
位置まで回動し、次に固定ねじ14を締め付け、押えナ
ット13をボルトねじ部9に固定する。ここで、上記の
ように押えナット13が回動されると、ボルト頭部24
がボルトねじ部9の軸方向へ移動し、ボルト頭部24と
クリックプレート部29との間にある押えばね23が圧
縮方向又は弛緩方向へ変形し、押えばね23の付勢力、
すなわち、押えばね23がクリックプレート部29を図
面右方向へ押圧する押圧力が変化する。この押圧力の変
化により、クリックプレート部29、プッシュブロック
27、図面左側のフランジ付きパイプ16、ボールベア
リング15の内輪15a、ボールベアリング15の外輪
15b及びハブ19を順に介して第1摩擦部材22が第
2摩擦部材12を押圧する押圧力、換言すると、足車1
8に対する制動力が変化する。
車18に対する制動力を調整するに当たっては、まず、
押えナット13に螺着されている固定ねじ14を緩め
て、押えナット13を希望とする制動力がほぼ得られる
位置まで回動し、次に固定ねじ14を締め付け、押えナ
ット13をボルトねじ部9に固定する。ここで、上記の
ように押えナット13が回動されると、ボルト頭部24
がボルトねじ部9の軸方向へ移動し、ボルト頭部24と
クリックプレート部29との間にある押えばね23が圧
縮方向又は弛緩方向へ変形し、押えばね23の付勢力、
すなわち、押えばね23がクリックプレート部29を図
面右方向へ押圧する押圧力が変化する。この押圧力の変
化により、クリックプレート部29、プッシュブロック
27、図面左側のフランジ付きパイプ16、ボールベア
リング15の内輪15a、ボールベアリング15の外輪
15b及びハブ19を順に介して第1摩擦部材22が第
2摩擦部材12を押圧する押圧力、換言すると、足車1
8に対する制動力が変化する。
【0019】上述した押えナット13に対する操作だけ
では希望とする制動力が得られなかった場合には、今度
は、操作レバー26を希望とする制動力が得られる位置
まで回動操作する。この操作レバー26回動操作によ
り、クリックプレート部29の階段状係合面32が回動
し、プッシュブロック27の係合突起35と圧接する係
合面要素32a〜32dが操作レバー26回動前の係合
面要素32a〜32dとは異なったものとなり、ボルト
ねじ部9の軸方向におけるクリックプレート部29の肉
厚が変化する。このクリックプレート部29の肉厚変化
により、上述した押えナット13を回動操作した場合と
同様、押えばね23が圧縮方向又は弛緩方向へ変形し、
押えばね23の付勢力が変化して足車18に対する制動
力が変化する。
では希望とする制動力が得られなかった場合には、今度
は、操作レバー26を希望とする制動力が得られる位置
まで回動操作する。この操作レバー26回動操作によ
り、クリックプレート部29の階段状係合面32が回動
し、プッシュブロック27の係合突起35と圧接する係
合面要素32a〜32dが操作レバー26回動前の係合
面要素32a〜32dとは異なったものとなり、ボルト
ねじ部9の軸方向におけるクリックプレート部29の肉
厚が変化する。このクリックプレート部29の肉厚変化
により、上述した押えナット13を回動操作した場合と
同様、押えばね23が圧縮方向又は弛緩方向へ変形し、
押えばね23の付勢力が変化して足車18に対する制動
力が変化する。
【0020】以上説明したように、本実施例に係る歩行
器用車輪1は、足車18に対する制動力を足車18の側
面側から加えるよう構成されている。そして、押えナッ
ト13を回動操作し、さらに必要に応じて操作レバー2
6を回動操作することにより、足車18に対する制動力
を調整するよう構成されている。このため、本実施例に
よると、タイヤ21の摩耗を生ずることがなく、また均
一な制動力を得ることが可能になる。
器用車輪1は、足車18に対する制動力を足車18の側
面側から加えるよう構成されている。そして、押えナッ
ト13を回動操作し、さらに必要に応じて操作レバー2
6を回動操作することにより、足車18に対する制動力
を調整するよう構成されている。このため、本実施例に
よると、タイヤ21の摩耗を生ずることがなく、また均
一な制動力を得ることが可能になる。
【0021】また、操作レバー26の回動操作により、
制動力を複数段(上記実施例では4段階)に調整可能な
ことから、操作レバー26の回動位置と制動力の大きさ
との対応づけを容易に確認することができ、例えば、リ
ハビリ中の複数の患者に共通の一の歩行器2を使用する
ような場合に、特定の一の患者に適した大きさの制動力
を容易に再現することができ、またリハビリ中の患者の
症状の回復段階にマッチした大きさの制動力を、歩行器
2使用の都度、容易に設定することができるようにな
る。
制動力を複数段(上記実施例では4段階)に調整可能な
ことから、操作レバー26の回動位置と制動力の大きさ
との対応づけを容易に確認することができ、例えば、リ
ハビリ中の複数の患者に共通の一の歩行器2を使用する
ような場合に、特定の一の患者に適した大きさの制動力
を容易に再現することができ、またリハビリ中の患者の
症状の回復段階にマッチした大きさの制動力を、歩行器
2使用の都度、容易に設定することができるようにな
る。
【0022】なお、後述する他の実施例と比べた場合、
第3摩擦部材37及び第4摩擦部材38を省略すること
ができて部品点数の減少を図ることができるとともに、
フォーク5の左右側壁部6,7間の間隔を狭くすること
ができる。
第3摩擦部材37及び第4摩擦部材38を省略すること
ができて部品点数の減少を図ることができるとともに、
フォーク5の左右側壁部6,7間の間隔を狭くすること
ができる。
【0023】図6は、本考案の他の実施例を示してい
る。
る。
【0024】図6に示す歩行器用車輪1は、上述した実
施例に係る歩行器用車輪1のハブ19の他方の側面19
bに第3摩擦部材37をねじ止めするとともに、プッシ
ュブロック27の内面に上記第3摩擦部材37と対向し
て第4摩擦部材38をねじ止めし、また、第4摩擦部材
38とフランジ付きパイプ16とを非接触状態に保つよ
うに構成したものであり、その他の構成は、上述した実
施例と同様である。そして、この実施例に係る歩行器用
車輪1は、押えばね23の付勢力により操作レバー26
のクリックプレート部29及びプッシュブロック27を
介して第4摩擦部材38が第3摩擦部材37を押圧し、
これにより第1摩擦部材22が第2摩擦部材12を押圧
するよう構成されている。換言すると、この実施例に係
る歩行器用車輪1は、足車18のハブ19の両面19
a,19bに制動力を加えるよう構成されたものであ
る。なお、制動力の調整は、上述した実施例と同様に行
なわれる。
施例に係る歩行器用車輪1のハブ19の他方の側面19
bに第3摩擦部材37をねじ止めするとともに、プッシ
ュブロック27の内面に上記第3摩擦部材37と対向し
て第4摩擦部材38をねじ止めし、また、第4摩擦部材
38とフランジ付きパイプ16とを非接触状態に保つよ
うに構成したものであり、その他の構成は、上述した実
施例と同様である。そして、この実施例に係る歩行器用
車輪1は、押えばね23の付勢力により操作レバー26
のクリックプレート部29及びプッシュブロック27を
介して第4摩擦部材38が第3摩擦部材37を押圧し、
これにより第1摩擦部材22が第2摩擦部材12を押圧
するよう構成されている。換言すると、この実施例に係
る歩行器用車輪1は、足車18のハブ19の両面19
a,19bに制動力を加えるよう構成されたものであ
る。なお、制動力の調整は、上述した実施例と同様に行
なわれる。
【0025】このため、この実施例に係る歩行器用車輪
1によっても、上述した実施例と同様、タイヤ21の摩
耗を生ずることがなく、また均一な制動力を得ることが
可能になる。
1によっても、上述した実施例と同様、タイヤ21の摩
耗を生ずることがなく、また均一な制動力を得ることが
可能になる。
【図1】一実施例に係る歩行器用車輪の断面図
【図2】同歩行器用車輪の操作レバー側の部分斜視図
【図3】操作レバーの斜視図
【図4】プッシュブロックの斜視図
【図5】上記歩行器用車輪が適用された歩行器の斜視図
【図6】他の実施例に係る歩行器用車輪の断面図
1 歩行器用車輪 5 フォーク 6,7 側壁部 8 ボルト(車軸) 12 第2摩擦部材 18 足車 19 ハブ 22 第1摩擦部材 13,15,16,23,25,26,27 制動手
段
段
Claims (1)
- 【請求項1】 左右側壁部を有するフォークと、 該フォークの左右側壁部間に架設された車軸と、 ハブを有し、前記車軸に対して回転可能な足車と、 前記ハブの側面に固定された第1摩擦部材と、 前記左右側壁部のいずれか一方の側壁部の内面に前記第
1摩擦部材と接触可能に固定された第2摩擦部材と、 前記第1摩擦部材と前記第2摩擦部材とを圧接させ、か
つ、両摩擦部材間の摩擦係数を調整可能にする制動手段
と、 からなることを特徴とする歩行器用車輪。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8000692U JP2520353Y2 (ja) | 1992-11-19 | 1992-11-19 | 歩行器用車輪 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8000692U JP2520353Y2 (ja) | 1992-11-19 | 1992-11-19 | 歩行器用車輪 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0641725U JPH0641725U (ja) | 1994-06-03 |
JP2520353Y2 true JP2520353Y2 (ja) | 1996-12-18 |
Family
ID=13706248
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8000692U Expired - Lifetime JP2520353Y2 (ja) | 1992-11-19 | 1992-11-19 | 歩行器用車輪 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2520353Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-11-19 JP JP8000692U patent/JP2520353Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0641725U (ja) | 1994-06-03 |
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