JP2520331Y2 - 刈取り作業機 - Google Patents

刈取り作業機

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JP2520331Y2
JP2520331Y2 JP1990045388U JP4538890U JP2520331Y2 JP 2520331 Y2 JP2520331 Y2 JP 2520331Y2 JP 1990045388 U JP1990045388 U JP 1990045388U JP 4538890 U JP4538890 U JP 4538890U JP 2520331 Y2 JP2520331 Y2 JP 2520331Y2
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JP
Japan
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rod
chrysanthemum
lock lever
insertion hole
tightening
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JP1990045388U
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JPH046630U (ja
Inventor
彰美 池田
Original Assignee
株式会社ニツカリ
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、畦畔,法面等に生えている雑草や灌木等の
刈取り作業に使用される刈取り作業機に関する。
【従来の技術】
雑草や灌木等の刈取り作業に使用される代表的な作業
機として、刈払機がある。この刈払機は、水平面や傾斜
面での比較的広い面積での作業に適したものである。 この種の刈取り作業機としては、これまで各種のもの
が提案されている。また、本出願人も、作業面の傾斜状
態や作業者の身長に自由に対応できるものとして、ハン
ドル杆の高さ,傾斜角度,グリップの位置等を自在に調
節することができる機構を実願昭63-26622号として提案
している。 また、作業機本体に対するハンドル基杆の継手構造に
改良を加えることによって、刈刃の長手方向及び直交方
向に関するハンドル杆の角度調節をワンタッチで行うこ
とができる刈取り作業機を、実願平2-267549号として出
願した。 この先願で提案した刈取り作業機は、第4図に示すよ
うに、作業機本体に取り付けるられる操作部を備えてい
る。すなわち、図示しない作業機本体から、レシプロ形
式の刈刃の長手方向に直交する方向にハンドル基杆12が
延出しており、このハンドル基杆12にハンドル杆13が嵌
挿されている。ハンドル杆13の上端は、C字型に湾曲し
た把持部14となっている。把持部14には、作業者の手に
対する感触を良くし滑りをなくすため、表面に適宜の凹
凸が形成された弾性材料製の筒体15が嵌挿されている。 ハンドル基杆12の基端部12aには、セレーションが形
成されている。この基端部12aを支持金具16の孔部16bに
挿入した後、ワッシャ17を介してナット18に締付けロッ
ド19を締結することによって、基端部12aのセレーショ
ンで支持金具16とハンドル基杆12との位置関係が固定さ
れる。 支持金具16の側面には、第1の菊座20が設けられてい
る。この菊座20は、作業機本体側のフレーム21に取り付
けられている第2の菊座22と噛み合い、作業機本体に対
する傾斜角度が調整される。フレーム21は、ボルト23a
及びナット23bによって作業機本体に取り付けられる菊
座カバー23に収容される。 支持金具16,菊座20,22,菊座カバー23には、それぞれ
ロッド挿通孔16a,20a,22a,23cが穿設されている。そし
て、これらロッド挿通孔16a,20a,22a,23cを貫通して締
付けロッド19が挿通される。締付けロッド19の一端に
は、ナット18が螺合されるようにネジ山が刻設されてい
る。また、締付けロッド19の他端には、ロックレバー26
を枢着するためのボルト24を挿通させるボルト孔が形成
されている。 ロックレバー26は、その基端部がボルト24及びナット
25によって締付けロッド19に枢着されている。そして、
ロックレバー26の側部には、フック部27が形成されてい
る。このフック部27は、ロックレバーカバー28に形成し
た係止部28aに係合される。また、ロックレバーカバー2
8は、ボルトによって菊座カバー23に固定される。 ハンドル基杆12の上端は、切込み12bが形成されてお
り、この切込み12bの両側縁から起立したボルト挿通部2
9が形成されている。このボルト挿通部29には、ワッシ
ャ30を介して緊締ボルト31が締め付けられる。緊締ボル
ト31を緩めておき、ハンドル基杆12にハンドル杆13を所
定の長さだけ挿入した後で、緊締ボルト31を締め付ける
ことによって、ハンドル基杆12から延出するハンドル杆
13の長さ、すなわち、把持部14の高さを作業者の身長に
対応した位置に設定することができる。 作業状況に応じてハンドル杆13の角度を変える必要が
生じた場合、スパナ等の工具で締付けロッド19に対する
ナット18の螺合を緩め、ロックレバー26のフック部27と
ロックレバーカバー28との係合を解除する。これによ
り、ハンドル基杆12の基端部12aと支持金具16の挿入孔1
6bとのセレーション接合及び菊座20と22との噛合いが解
除される。その結果、ハンドル基杆12は、矢印a方向
(前後方向)及び矢印b方向(左右方向)に何れにも回
転可能な状態となる。 そして、必要とする角度にハンドル基杆12を設定した
後、締付けロッド19にナット18を締結する。これによ
り、基端部12aが支持金具16中で挟圧され、菊座20と22
とが再び噛み合い、ハンドル基杆12は、設定された位置
に固定される。この状態で、ロックレバー26のフック部
27をロックレバーカバー28の係止部28aに係合させる
と、支持金具16による挟圧状態及び菊座20,22の噛合い
状態が確実に維持される。 このようにして、ロックレバー26に対するナット18の
締結を緩めることによって、一度にハンドル基杆12がa
方向にもb方向にも回転可能な状態となるので、ハンド
ル杆13の角度調節が極めて簡単に行われる。
【考案が解決しようとする課題】
ところが、ロックレバー26の締結を緩めて菊座20,22
間の噛合い状態を解除すると、支持金具16が自由状態と
なる。そのため、何等かの衝撃や外力が加わったとき、
支持金具16が締付けロッド19を中心として旋回し易くな
る。このような旋回があると、支持金具16に挿通されて
いるハンドル基杆12が支持金具16を中心として矢印b方
向に自由旋回する。そのため、旋回した所定の位置に設
定するため、ハンドル基杆12を移動させる距離が長くな
り、設定作業が面倒なものとなる。 また、菊座20,22間の噛合い状態が解除されるため、
菊座20,22が相対的に回転し、互いの山部が対向する状
態になる場合もある。この対向状態にある菊座20,22を
締付けロッド19及びロックレバー26の操作によって再び
噛み合わせようとすると、菊座20,22の山部と山部とが
突き合わされ、そこに大きな力が作用する。その結果、
菊座20,22の山部が潰れ、良好な噛合い状態を持続でき
なくなる。 そこで、本考案は、このような問題を解消するため案
出されたものであり、ロックレバーや締付けロッドが緩
められたときにも菊座相互の噛合い状態を維持すること
によって、支持金具の不測の旋回を防ぎ、且つ菊座に耐
久性を持たせた刈取り作業機を提供することを目的とす
る。
【課題を解決するための手段】 本考案の刈取り作業機は、この目的を達成するため、
基端部12aにセレーションが形成されたハンドル基杆12
と、前記基端部12aが挿入される挿入孔をもち、該挿入
孔と直交する方向にロッド挿通孔16aが穿設された支持
金具16と、前記ロッド挿通孔16aの一側に取り付けられ
た第1の菊座20と、該第1の菊座20と噛み合う第2の菊
座22が取り付けられたフレーム21と、前記支持金具16の
ロッド挿通孔16a並びに前記第1及び第2の菊座20,22に
設けられたロッド挿通孔に挿通され、締付け、締付け解
除が可能の締付けロッド19と、該締付けロッド19の一端
に枢着されたロックレバー26と、前記締付けロッド19に
嵌挿され、前記ロックレバー26の操作により前記第1の
菊座20を第2の菊座22に押圧し、押圧を緩めるスプリン
グ33とを備え、 前記ロックレバー26の操作により第1の菊座20と第2
の菊座22との押圧を緩めた状態で、前記ハンドル基杆12
の刈取り作業機に対する前後及び左右方向の回動調節が
同時に行えるように構成したことを特徴としている。
【作用】
支持金具16側に取り付けられた第1の菊座20は、締付
けロッド19の締付けを解除したときにおいても、スプリ
ング33の弾撥力によって第2の菊座22に押し付けられて
いる。そのため、支持金具16の旋回は、菊座20,22相互
の噛合いによって防がれる。また、それぞれの菊座20,2
2の山部同士が互いに向かい合うことがなくなる。 また、スプリング33に抗した力で支持金具16側に取り
付けられた菊座20を他方の菊座22から離間させることに
よって、菊座20,22相互の噛合い状態を解除することが
できる。このとき必要な力はスプリング33の弾撥力より
も若干大きなものであれば良いので、菊座20,22相互の
噛合い状態は、作業者の手先の力で簡単に解除される。
【実施例】
以下、図面を参照しながた、実施例によって本発明を
具体的に説明する。なお、本実施例の刈取り作業機は、
基本的には第4図に示した構造を基礎としているため、
以下の説明においては第4図の符号を適宜使用する。 本実施例の刈取り作業機においては、第1図に示すよ
うに、ナット18に当接するワッシャ17と支持金具16と菊
座20側内面との間でスプリング33を締付けロッド19に嵌
挿している。このスプリング33は、支持金具16を菊座22
側に押し付ける力を常時働かせている。 そのため、第2図の実線で示すようにロックレバー26
を倒して、締付けロッド19の締付けを解除した状態にあ
っても、菊座20と22との噛合い状態が維持される。ま
た、スプリング33の弾撥力は、作業者の手先の力によっ
て菊座20,22の噛合い状態が解除される程度のものに調
整されている。 ロックレバー26は、ボルト24によって締付けロッド19
に連結されている。ボルト24の装着位置は、第3図に示
すようにロックレバー26の端面26aからの距離Dが側面2
6bからの距離dよりも小さな位置に設定している。その
ため、第2図の実線で示すようにロックレバー26を倒し
たとき、ボルト24からフレーム21までの距離が(d−
D)だけ小さくなる。 スプリング33を介在させていない場合、フレーム21に
対するボルト24の接近に伴って菊座20と22との間に隙間
が生じ、噛合い状態が解除される。しかし、本実施例に
おいては、締付けロッド19に嵌挿されているスプリング
33によって、菊座20が取り付けられている支持金具16に
フレーム21側への付勢力が働いている。 そのため、締付けロッド19を緩めた場合にあっても、
菊座20と22との噛合いが解除されることがない。この噛
合いによって、菊座20が装着された支持金具16の旋回が
規制され、ハンドル基杆12の基端部12aが挿入される支
持金具16の基端部挿入用孔16bは、安定した位置関係に
保たれる。このとき、ハンドル基杆12の基端部12aを挟
持する支持金具16の力が小さくなっているので、矢印a
方向に関する所定角度にハンドル基杆12を設定すること
ができる。 支持金具16の挿入孔16bの矢印b方向に関する角度を
変える場合、作業者は、支持金具16を持ち、スプリング
33の弾撥力に抗し手先の力によって支持金具16を手前に
引っ張る。これにより、スプリング33が圧縮され、菊座
22から菊座20が離間し噛合い状態が解除される。次い
で、支持金具16を必要角度回転させた後、菊座20の山及
び谷を菊座22の谷及び山にそれぞれ一致させ、支持金具
16に加えた力を解放する。その結果、菊座20と22とが再
び噛み合った状態になる。 そして、ロックレバー26を起立させると、距離(d−
D)だけボルト24がフレーム21から相対的に離間する。
この距離の変化に伴って、菊座20が菊座22に押し付けら
れ、両者の噛合いが確実に確保される。このようにし
て、ハンドル基管12は、矢印a方向(前後方向)及び矢
印b方向(左右方向)共に所定角度に設定され、ハンド
ル基杆12の刈取り作業機に対する前後及び左右方向の回
動調節が同時に行える。また、菊座20の山部と菊座22の
山部とが突き合わされた状態で菊座20,22が大きな力で
押し付けられることがないため、山部の変形や座屈が防
止される。その結果、菊座20,22間の噛合いを長期間に
わたって良好に維持することができる。
【考案の効果】
以上に説明したように、本考案においては、第1の菊
座20を第2の菊座22に常時押し付けるスプリング33を締
付けロッド19に嵌挿しているので、締付けロッド19の締
付けを解除した場合にあっても、両菊座20,22間の係合
状態が維持される。したがって、第1の菊座20を取り付
けた支持金具16が不用意に旋回することがなく、ハンド
ル基杆12の刈取り作業機に対する前後及び左右方向の角
度設定が同時に、簡単且つ安全に行われる。しかも、菊
座20,22の山部が潰れることがないため、長期間にわた
って良好な噛合い状態を維持することができ、菊座20,2
2の耐久性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の刈取り作業機の要部を示す斜視
図であり、第2図はその動作を説明するための部分断面
図であり、第3図はロックレバーを示し、第4図は先願
で提案した刈取り作業機の操作部を示す。 12……ハンドル基杆、12a……基端部、16……支持金
具、16a……ロッド挿通孔、16b……基端部挿入孔、19…
…締付けロッド、20……第1の菊座、21……フレーム、
22……第2の菊座、24……ボルト、26……ロックレバ
ー、33……スプリング。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基端部(12a)にセレーションが形成され
    たハンドル基杆(12)と、前記基端部(12a)が挿入さ
    れる挿入孔をもち、該挿入孔と直交する方向にロッド挿
    通孔(16a)が穿設された支持金具(16)と、前記ロッ
    ド挿通孔(16a)の一側に取り付けられた第1の菊座(2
    0)と、該第1の菊座(20)と噛み合う第2の菊座(2
    2)が取り付けられたフレーム(21)と、前記支持金具
    (16)のロッド挿通孔(16a)並びに前記第1及び第2
    の菊座(20,22)に、設けられたロッド挿通孔に挿通さ
    れ、締付け、締付け解除が可能の締付けロッド(19)
    と、該締付けロッド(19)の一端に枢着されたロックレ
    バー(26)と、前記締付けロッド(19)に嵌挿され、前
    記第1の菊座(20)を第2の菊座(22)に押圧し、前記
    ロックレバー(26)の操作により押圧を緩めるスプリン
    グ(33)とを備え、 前記ロックレバー(26)の操作により前記第1の菊座
    (20)と第2の菊座(22)との押圧を緩めた状態で、前
    記ハンドル基杆(12)の刈取り作業機に対する前後及び
    左右方向の回動調節が同時に行えるように構成したこと
    を特徴とする刈取り作業機。
JP1990045388U 1990-04-28 1990-04-28 刈取り作業機 Expired - Lifetime JP2520331Y2 (ja)

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JP1990045388U JP2520331Y2 (ja) 1990-04-28 1990-04-28 刈取り作業機

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JPH046630U JPH046630U (ja) 1992-01-22
JP2520331Y2 true JP2520331Y2 (ja) 1996-12-18

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ID=31559521

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5554886Y2 (ja) * 1975-04-02 1980-12-19

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JPH046630U (ja) 1992-01-22

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