JP2520325B2 - サ―モスタツトスイッチのバイメタル円板構造体およびそのための円板保持器 - Google Patents

サ―モスタツトスイッチのバイメタル円板構造体およびそのための円板保持器

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JP2520325B2
JP2520325B2 JP2249910A JP24991090A JP2520325B2 JP 2520325 B2 JP2520325 B2 JP 2520325B2 JP 2249910 A JP2249910 A JP 2249910A JP 24991090 A JP24991090 A JP 24991090A JP 2520325 B2 JP2520325 B2 JP 2520325B2
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H37/00Thermally-actuated switches
    • H01H37/02Details
    • H01H37/32Thermally-sensitive members
    • H01H37/52Thermally-sensitive members actuated due to deflection of bimetallic element
    • H01H37/54Thermally-sensitive members actuated due to deflection of bimetallic element wherein the bimetallic element is inherently snap acting

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  • Thermal Sciences (AREA)
  • Thermally Actuated Switches (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はバイメタル円板動作サーモスタツトスイツチ
に関し、さらに詳しくは、スイツチの応答時間を最小限
にするためサーモスタツトスイツチ内に組立てるように
したバイメタル円板構造体およびこれに使用する円板保
持器に関する。
コーヒメーカ、コピー機、フアクシミリ機などの一部
の装置が熱過負荷条件により起る損傷を防ぐ何等かの装
置を含むことが重要であることが一般に判つている。こ
の理由から、この種の装置は一般に熱過負荷条件に答え
てスイツチの主な熱発生回路構成要素を遮断するように
動作するサーモスタツトスイツチを含む。しかし、熱過
負荷条件は非常に早く発達することが多いので、この種
の装置に利用されるサーモスタツトスイツチが熱過負荷
条件から生ずる損傷を回避するために最小限の応答時間
で動作することが必要であることが判明している。
クレイグIIIの米国特許第4754252号および上原の米国
特許第4794364号に開示の装置は本申請人が知つている
主題の発明に最も近い先行技術を示すので、これらの装
置一般に種々の機械や機器に対する熱過負荷保護装置と
して一層効果的に利用可能にするためにバイメタル円板
動作サーモスタツトスイツチの応答時間を最小限にする
問題に一般的に焦点をあてている。しかし、これらの参
考文に開示された装置に応答時間を削減して動作可能で
あることが一般に明らかになつているが、それでもあら
ゆる用途に対して満足させるに十分な速い応答時間を以
て動作しないことが判つている。
バイメタル円板動作サーモスタツトスイツチの応答時
間を最小限にするためには、スイツチのバイメタル円板
が周囲の空気の温度に速かに追随できる程度に十分にス
イツチのバイメタル円板動作スイツチは周囲の環境にさ
らされていることが必要であることが一般に判つてい
る。先に述べたクレイグIIIおよび上原の米国特許は円
板保持器のキャップの端壁に大きな開口を設けることに
よつてこの要求に大体において的をしぼつている。しか
し、バイメタル円板動作スイツチの応答時間をさらに短
縮するためには、バイメタル円板を所定位置に支持およ
び(または)保持する素子へ熱伝達を介してスイツチの
バイメタル円板から失われる熱量を最小限にすることも
また大切であることが今では判つている。さらに判明し
ていることはスイツチのバイメタル円板からの熱損を最
小限にするためにはスイツチのバイメタル円板とスイツ
チの円板支持および(または)保持構造との間の接触面
積を最小限にすることが重要であるのみならずスイツチ
の円板支持構造および(または)保持構造と残余部分と
の間の熱伝導路の横断面積を小さくすることが大切であ
るということである。
本発明はバイメタル円板動作サーモスタツトスイツチ
用の改良された円板構造体および円板保持器を提供する
ことにある。この点において、円板保持器は円板保持器
とこれに支えられた円板との間の接触面積を小さくする
と共に保持器を据付けたバイメタル円板動作サーモスタ
ツトスイツチの残りの構成素子へ円板保持器を介して至
る熱伝導路の横断面積を縮減することによつて円板保持
器を通る熱損を少なくするように作られている。特に、
本発明の円板保持器は中央ハブ部分と、このハブ部分か
ら外向き半径方向に延びる多数本のフインガと、フイン
ガの各々の外端に隣接する円板保持器突出部と、この円
板保持器突出部の各々に隣接する円板支持肩部とよりな
る。円板保持器はこの上にバイメタル円板を受取り支え
るように作られているので、円板はフインガ上の肩部に
支えられ円板保持器突出部によつて所定位置に保持され
る。しかし、保持器はバイメタルを支えるため開いた切
込みを備えた多数のフインガを含むので、保持器を通る
熱伝導路の全体を横断面積はフインガを通る通路の横断
面積の総和に限定される。その結果、保持器を通る全体
の熱伝導性は減少する。円板保持器は少なくとも三本の
フインガを含み、好ましくは六本のフインガを含み、円
板保持器は好ましくはプラスチック材料で一体的に成形
されている。さらに、円板保持器は好ましくは移送ピン
が開き位置と閉じ位置との間にスイツチの可動接点を動
かすためにバイメタル円板と係合しているようにサーモ
スタツトの移送ピンを受入れるため保持器を貫通する軸
方向の開口を有する。
本発明のバイメタル円板構造体は中央ハブ部分および
この中央ハブ部分から外向き半径方向に延びる多数のフ
インガを含む上記形式の円板保持器と、フインガと肩部
に受止められたバイメタル円板と、円板保持器にかぶせ
られたキヤツプ素子とよりなる。キヤツプ素子は好まし
くはこれを貫通する拡大された中心開口を有する端壁を
含むことによつてバイメタル円板一側の本体部分は周囲
の雰囲気を受ける。キヤツプ素子は好ましくはさらにス
カート部分の周面の周りに好ましくはほぼ均等に隔設さ
れたスカート部分を貫通する多数の開口を有するスカー
ト部分を含む。このスカート部分は円板構造体を保持す
るためサーモスタツトスイツチの本体部分に固着される
ように作られている。円板保持器のアームは好ましくは
上面および下面を有し、キヤツプのスカート部分の開口
は一部分が保持器のアームの下面より上に、また一部分
は下面より下に配置されるように好ましくは方向づけさ
れているので、開口は円板構造体が据付けられているス
イツチの本体部分とキヤツプとの間の熱伝導路の全横断
面積を小さくする役目をする。
本発明の円板保持器および円板構造体はバイメタル円
板動作サーモスタツトスイツチの応答時間を最適にする
ために効果的に利用できる。特に、円板保持器および円
板構造体はサーモスタツトスイツチの本体部分へ熱を伝
達するのに利用される熱伝導路の全横断面積を効果的に
小さくし、その結果、円板保持器および円板構造体はス
イツチのバイメタル円板が周囲の環境から伝達された熱
のほぼ大部分を保持できるように協動することが判明し
ている。その結果、バイメタル円板は、これが熱過負荷
条件を受けると、実質的にはさらに早く動作点に達する
ことができるので本発明の保持器および円板構造体を内
蔵するバイメタル円板動作サーモスタツトスイツチの動
作時間が十分に削減される。
従つて、本発明の主たる目的はスイツチの応答時間を
最小限にするために動作するバイメタル円板動作サーモ
スタツトスイツチ用の円板保持器を提供することにあ
る。
本発明の別の目的はスイツチの応答時間を削減するた
めの動作するバイメタル円板動作サーモスタツトスイツ
チ用の改良された円板構造体を提供することにある。
本発明のまた別の目的は円板保持器を据付けたサーモ
スタツトスイツチの本体部分と保持器に支えられたバイ
メタル円板との間の熱伝導路の横断面積を小さくするた
めに動作するバイメタル円板動作サーモスタツトスイツ
チ用の円板保持器を提供することにある。
本発明のさらに別の目的はキヤツプとこのキヤツプが
組立てられているサーモスタツトスイツチの本体部分と
の間の熱伝導路の全横断面積を削減するように作られた
キヤツプよりなるバイメタル円板動作サーモスタツトス
イツチ用の円板構造体を提供することにある。
本発明のその他の目的、特徴および利点は添付の説明
図を参考にして発明の説明が進むに従つて明白になる。
さて図について述べると、本発明の円板構造体を含む
バイメタル円板動作サーモスタツトスイツチは第1図、
第2図および第3図において符号10を以て全体的に示さ
れている。サーモスタツトスイツチ10は符号12で全体的
に示すバイメタル円板構造体と、符号14で全体的に示す
スイツチ構造体と符号20で全体的に示すスイツチ本体と
を含み、これら両構造体12と14とはそれぞれ第1外部電
気端子16と第2外部電気端子18とを含む。円板構造体12
は符号22で全体的に示す円板保持器と、バイメタル円板
24とおよび符号26で全体的に示すキヤツプとを含む。円
板構造体12およびスイツチ構造体14はスイツチ本体20と
共に組立てられでいるので、所定の温度条件に応答して
端子16と18との間で導通を選択的におこない、また、遮
断するためのスイツチ構造体14を動作させるためバイメ
タル円板24が動作する。しかし、円板構造体12が構成さ
れスイツチ構造体14および本体20と共に組立てられる方
法の故に、円板構造体12は所定の温度条件に応じてスイ
ツチ構造体14を動作させるための応答時間を短くして動
作する。
円板保持器22は好ましくはフエノールなどの適当なプ
ラスチツク材料で一体成形されていて、貫通する軸開口
30と少なくとも三本、好ましくは六本のフインガ32を有
する中央ハブ部分28を含み、フインガはこのハブ部分28
から外向きに半径方向に延び各フインガ32間に開いた切
込み33を形成している。フインガ32はそれぞれ反対の上
側面34および下側面36を有し、内面40を有する上向きに
突出する円板保持器突出部38はフインガ32の終端に隣し
て形成されている。さらに、上側支持面44を有する円板
支持肩部42がフインガ32に内面40に隣接して形成されて
いる。円板支持面は、突出部38がフインガの上側面34よ
り上に隆起している量より少ない量の差でフインガ32の
上側面より上に隆起しているけれども、ほぼ共通平面内
に配置されている。フインガ32の底面または下側面36の
最外側部分はアンダカツト部域45により形成されてい
る。
パイメタル円板24は好ましくはこれが構成されている
金属の熱膨張特性の差異の結果、曲げ作用を出すため所
定の温度条件に応答する従来のバイメタル円板よりな
る。円板24は円板保持器22に受止められるように寸法決
めされているので円板は肩部42の支持面44に支持され、
突出部38内に入る。
キヤツプ26は好ましくは適当な板金製で、拡大された
中心開口48を有するほぼ平らな端壁部分46とこの端壁部
分46から垂下するスカートまたは側壁部分50とを含む。
側壁部分50の周りにほぼ均等に周面方向に隔設された多
数の開口52が側壁部分50に形成されている。円板24が開
口48を介して周囲の環境と効果的に連通できるように肩
部44の所定位置に円板24を保持するためキヤツプ26が保
持器22上にかぶせらせるように寸法決めされ形状につく
られている。開口52はその一部がフインガ32の底面側36
の最外側部分の上側に、また一部が下側に配置されるよ
うに側壁部分50に方向づけされているので開口52は熱を
円板24からキヤツプ26を介して本体部分20へ伝導するた
めに利用可能な側壁50の金属の横断面積を効果的に削減
する。
本体部分20は大体において従来構造のもので、好まし
くは適当な高温絶対材料、例えば一般にサーモスタツト
制御装置に用いられているようなフエノール樹脂または
セラミツクなどから製造されている。本体部分20は底壁
部分54と、直立の側壁部分56と、この側壁部分56の上端
の拡大上側リツプ58とを含み、貫通する開口62を有する
内肩60は本体部分20の内部に形成されている。さらに、
本体部分20には底壁54の外側に在る凹陥部64が形成され
ている。
スイツチ構造体14は本体20に入れられて組立てられて
いて、固定接点66を通るリベツト68で肩60に固着される
固定接点66を含む。リベツト68ははと目70にはめ込ま
れ、はと目70が今度は開口62にはめ込まれる。第1端子
16は底壁54の裏側の凹陥部64にはめ込まれ、リベツト68
は第1端子16を本体部分20に固着するため第1端子16を
貫通することによつてリベツト68およびはと目70を介し
て固定接点66に電気接続される。スイツチ構造体14はさ
らに可動接点素子76を有する弾性接点アーム74と、リベ
ツト78と、はと目80とを含む可動接点構造体72よりな
る。リベツト78は可動接点72の基定部分を貫通して、は
と目80内にはめ込まれ、はと目80はまた本体部分20の底
壁24の開口(図示せず)にはめ込まれる。第2端子18は
裏側のみぞ孔64内に組立てられることにおり第2端子18
は第1端子16とは隔設され、これを本体部分20に固定す
るためリベツト78が第2端子18を貫通する。第2端子18
および可動接点構造体72はこのように本体部分20に固定
される時は、リベツト78およびはと目80の両者は可動接
点構造体72および第1端子18の両者の密に係合して可動
接点構造体72を第2端子18に効果的に電気接続する。可
動接点構造体72が本体部分20にこのように組立てられる
と、アーム74の常時の位置は接点素子6が固定接点66と
係合して第1端子16と第2端子18との間に導通がおこな
われているように位置決めされている。しかし、第1端
子16と第2端子18との間の導通を遮断するために、弾性
アーム74は弾性的に下方向に偏向して可動接点素子76を
固定接点66から離すことができる。スイツチ構造体14は
さらに所定温度条件に応答して可動接点アーム74を下方
向に移動させるために伝達ピン82が円板12とアーム74と
の間に延びるように本体部分20の内部にはめ込まれた伝
達ピン82よりなる。
フインガ32の最外側部分がリツプ58の上縁に着座し、
キヤツプ26のスカート部分50の上縁部分がリツプ58の下
縁の周りに内側方向に癖をつけられて円板構造体12を本
体部分20に恒久的に固定するように本体部分20に組立て
られている。円板構造体12は本体部分20と共に組立てら
れることによつて伝達ピン82は円板保持器22の開口30内
にはめ込まれ、従つて伝達ピン82はバイメタル円板24と
弾性アーム74との間に延びている。さらに、伝達ピン82
は、円板24が上方へ曲つた位置にある時には、アーム74
は可動接点素子76が固定接点66と結合する「休止」位置
にあるように寸法決めされている。しかしながら、円板
24が所定温度条件に応答して下方向に曲つた位置へ移動
すると、伝達ピン82はアーム74を下方向に移動させて可
動接点素子76を固定接点66から脱係合して間隔のある位
置へ接点66を移す。従つて、第1端子16と第2端子18と
の導通が所定の温度条件に応答して従来の方法で遮断さ
れるか、またはおこなわれる。
サーモスタツトスイツチ10が周囲の環境の変化に対応
する速度はバイメタル円板24の温度が周囲の環境の温度
に順応する温度次第で決まることは明白である。この理
由から、また一般に認めらるた慣行に従つて、キヤツプ
26にはその端壁46の拡大開口48が設けられて円板24とス
イツチ10を囲む環境との間の効果的な熱連通をおこな
う。しかし、応答時間をさらに縮小するためには、スイ
ツチの円板24からスイツチ本体部分20への熱伝達を小さ
くすることが重要であることも現在では判つている。従
つて、円板保持器22が中間に切欠き33を有する多数のフ
インガ32を含むように形成されているので、肩部42と本
体部分20との間の伝導路の全体に利用可能な横断面積を
小さくしている。同様の理由から、キヤツプ26の側壁部
分50には開口52が設けられている。特に、開口52は、キ
ヤツプ26の上壁部分46と本体部分20に接触している開口
52の下側に配置された側壁部分50の部分との間の伝導路
の全有効横断面積を小さくする。この点において、円板
保持器22および本体部20が比較的低レベルの熱伝導性を
有するプラスチツク材料で造られていても、円板24と本
体部分20間の有効熱伝導路を小さくすることにより、ス
イツチ10に対する応答時間を著しく削減できる。
第2(a)図について述べると、図は本発明の円板構
造体の別の実施例を示し、円板構造体は全体を符号84に
おいて示す。円板構造体84は全体を符号86で示す円板保
持器と、バイメタル円板88と、全体を符号90で示すキヤ
ツプとを含む。円板保持器86はハブ部分92と多数のフイ
ンガ94とを含み、フインガは各フインガ間に切欠き95を
形成しハブ部分92から外向き半径方向に延び、内面98を
有する上向きに延びる保持器突出部96となつて終つてい
る。肩部100はフインガ94の内面98に隣接して形成され
たアンダカツト102はフインガ94の裏面で突出部96およ
び肩部100の下側に形成されている。肩部100はほぼ共通
平面内に配置され、肩部100および内面98は保持器86上
に円板88を支えて含むために形成され位置決めされてい
る。さらに、保持器86は例えば本体20などのごとく本体
にはめ込まれるように形成されているので、フインガ94
の低側の最外側部分を形成するアンダカツト部域102は
本体部分の上縁に着座する。ピン82などの伝達ピンを受
入るため開口104が保持器86に設けられている。
バイメタル円板88は従来構造のもので、所定の温度条
件に応答して円板88における曲げ作用をおこなうのに協
力する異種金属で造られている。
キヤツプ90は好ましくは適当な板金で形成され、拡大
された中心開口108が貫通する上壁106と、この上壁106
から垂下する側壁部分またはスカート部分110とを含
む。スカート部分110には多数のほぼ均等に隔設された
みぞ孔112が形成され、これらみぞ孔はスカート部分の
下縁に沿つて上向きに延び多数のタブ114を形成してい
る。キヤツプ90は保持器86上に受止められるので、保持
器上に円板88を保持して円板構造体84をサーモスタツト
の残り部分に固定する役目をする。みぞ孔112はアンダ
カツト面102より僅かに上側へ延びるように構成されて
いるので、円板構造体84がサーモスタツトスイツチの本
体部分上に組付けられると、スカート部分のうちみぞ孔
112の上側に配置された部分はスイツチ本体部分から間
隔ができる。タブ114はキヤツプ90をスイツチの本体部
分に固着するため内向きに曲げることができる。しか
し、みぞ孔112は保持器86とスイツチの本体部分との間
の界面より上向きに延びているので、みぞ孔112は熱を
キヤツプ90からスイツチの本体部分に伝導するために利
用できる伝導路の全横断面積を効果的に削減する。
従つて、本発明はバイメタル円板動作サーモスタツト
スイツチ用の効果的なキヤツプ構造体およびこの構造体
用の円板保持器を提供することが理解される。キヤツプ
構造体12および84は円板24および88と円板構造体12およ
び84が組立てられるスイツチのそれぞれの本体部分との
間の熱伝導路を削減するのに特に適当している。その結
果として、バイメタル円板24および88はそれぞれの周囲
の環境の温度変化に迅速に応動するために動作する。結
果として、円板構造体12および84が組付けられたスイツ
チは種々の器具および電機装置に対する熱過負荷保護を
与えるのに一層効果的に利用できる。このような理由か
ら、本発明の円板構造体12および84はサーモスタツトス
イツチ技術の重要な進歩を示すものであると考えられ
る。
本発明はこれを実施したある特定の構造を示し説明し
たが、各部品の種々の変形および再配置が基本の発明概
念の精神および範囲を逸脱することなくおこなわれるこ
と、かつこれが付属する特許請求の範囲に示される範囲
以外に本分に図示説明の特定の形態に限定されないこと
は当業技術者に明白であろう。
【図面の簡単な説明】
本発明を実施するため目下考えられる最上の実施態様を
示す図面において、第1図は本発明の円板構造体をおよ
び円板保持器を含むバイメタル円板動作サーモスタツト
スイツチの斜視図、第2図は第1図の部品分解斜視図、
第2(a)図は円板構造体自体の別の実施例の部品分解
斜視図、第3図は第1図の3−3線に沿つた断面図であ
る。 なお図において、符号10,90は保持器キヤツプ、12,84は
キヤツプ構造体、20はスイツチの本体部分、22,86は円
板保持器、24,88はバイメタル円板、28,92はハブ部分、
52は多数の開口、84は円板構造体、90はバイメタルキヤ
ツプ、94はフインガ、95は開口端を有する切欠き、96は
隆起した円板保持器突起部、98は内面、100は肩部、110
はスカート部分、112はみぞ孔である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−164291(JP,A) 特開 昭62−276489(JP,A) 特開 平1−12442(JP,A) 実開 昭58−150245(JP,U) 米国特許4754252(US,A)

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バイメタル円板動作サーモスタツトスイツ
    チ用の円板保持器において、この円板保持器が中央ハブ
    部分と、このハブ部分から外向き半径方向に延びてフイ
    ンガ間に開いた切欠きを形成する少なくとも三本のフイ
    ンガと、これらフインガの各々の終端に隣接する隆起し
    た円板保持器突出部とを具備し、これら円板保持器突出
    部の各々は上記ハブ部分に向って内方向に面する内面お
    よびこの内面に隣接して上記フインガの各々に設けられ
    た隆起した円板支持肩部を有し、上記円板支持肩部はほ
    ぼ共通平面内に配置された上側支持面を有し、これら上
    側支持面は円板保持器突出部がフインガより上へ隆起し
    ている量よりも少なくフインガより上へ隆起しているこ
    とを特徴とする円板保持器。
  2. 【請求項2】前記円板保持器が前記フインガを六本有
    し、各フインガが前記円板保持器突出部の一つと前記円
    板支持肩部の一つとを有することをさらに特徴とする請
    求項1に記載の円板保持器。
  3. 【請求項3】前記円板保持器がプラスチツク材料で一体
    成形されたことをさらに特徴とする請求項1に記載の円
    板保持器。
  4. 【請求項4】前記ハブ部分が中心軸を有しかつこれを貫
    通する軸方向開口を有する請求項1に記載の円板保持
    器。
  5. 【請求項5】前記ハブ部分が中心軸を有し、前記円板保
    持器突出部の内面は前記中心軸からほぼ均等に隔設され
    ている請求項1に記載の円板保持器。
  6. 【請求項6】バイメタル円板動作サーモスタットスイッ
    チ用のバイメタル円板構造体において、 円板保持器を備え、この保持器は中央ハブ部分と、この
    ハブ部分から外向き半径方向に延びて各フインガ間に開
    いた切欠きを形成する少なくとも三本のフインガと、こ
    れらフインガの各々の終端に隣接する隆起した円板保持
    器突出部とを具備し、上記円板保持器突出部の各々は内
    方向に面する内面とこの内面に隣接して上記フインガの
    各々に設けられた隆起した円板支持肩部とを有し、これ
    ら円板支持肩部はほぼ共通平面内に配置された上側支持
    面を有し、これら上側支持面は前記円板保持器突出部が
    フインガより上へ隆起している量よりも少なくフインガ
    より上へ隆起しており、 バイメタル円板を備え、この円板は上記保持器突出部内
    に収容されるようにして上記円板支持肩部に支えられた
    組立て位置にはめ込まれており、 前記バイメタル円板を上記組立て位置に保持するため並
    びに上記バイメタル円板構造体をバイメタル円板動作サ
    ーモスタツトスイツチの本体部分に固定するため上記円
    板保持器にかぶせられた保持器キヤツプを備え、この保
    持キヤツプは拡大された中央開口を備えた端壁部分とこ
    の端壁部分から垂下して上記円板保持器を囲繞するスカ
    ート部分とを含み、上記端壁部分が上記バイメタル円板
    を上記組立て位置に保持し、上記スカート部分が上記バ
    イメタル円板構造体を上記本体部分に固定するため該本
    体部分上にはめ込み可能としたことを特徴とするバイメ
    タル円板構造体。
  7. 【請求項7】前記スカート部分がこれを貫通する多数の
    開口を有し、これらの開口が上記スカート部分の周面の
    周りにほぼ均等に隔設された請求項6に記載のバイメタ
    ル円板構造体。
  8. 【請求項8】前記スカート部分がこれに形成された多数
    の開いたままに終ったみぞ孔を有し、これらみぞ孔が上
    記スカート部分の周面の周りにほぼ均等に隔設された請
    求項6に記載のバイメタル円板構造体。
  9. 【請求項9】前記円板保持器が前記フインガを六本有
    し、各フインガが前記円板保持器突出部の一つと前記円
    板支持肩部の一つとを有する請求項6に記載のバイメタ
    ル円板構造体。
  10. 【請求項10】前記円板保持器がプラスチツク材料で一
    体成形された請求項6に記載のバイメタル円板構造体。
  11. 【請求項11】前記ハブ部分が中心軸を有すると共にこ
    のハブ部分を貫通する中央開口を有する請求項6に記載
    のバイメタル円板構造体。
  12. 【請求項12】前記ハブ部分が中心軸を有し、前記円板
    保持器突出部の内面が前記中心軸からほぼ均等に隔設さ
    れた請求項6に記載のバイメタル円板構造体。
  13. 【請求項13】前記フインガは上側面とこれとは反対の
    下側面とを有し、前記円板保持器突出部並びに前記支持
    肩部は前記フインガの前記上側面に設けられており、前
    記開口は、その一部分が上記フインガの最外側部での前
    記下側面により上に位置しかつ他の一部が前記下側面よ
    り下に位置するように、スカート部に設けられている請
    求項7に記載のバイメタル円板構造体。
  14. 【請求項14】前記フインガの最外側部の前記下側面よ
    り下に位置する前記スカート部の部分のみが、前記構造
    体を前記本体部分に取り付けるために、前記本体部分に
    受け止められる請求項13に記載のバイメタル円板構造
    体。
  15. 【請求項15】バイメタル円板動作サーモスタツトスイ
    ツチ用の円板保持器において、この円板保持器は中央ハ
    ブ部分と、この中央ハブ部分から外向き半径方向に延び
    る少なくとも三本のフインガとを有し、これらフインガ
    は各フインガ間に開いた切欠きを形成すると共に上側面
    およびこれとは反対の下側面とを有し、前記円板保持器
    は前記上側面から間隔を置いてバイメタル円板をフイン
    ガ上に支持する円板支持装置と、この円板支持装置に上
    記円板を所定位置に保持するために上記円板の周辺と係
    合可能であるように上記フインガに設けられた保持装置
    とよりなることを特徴とする円板保持器。
  16. 【請求項16】前記円板保持器が前記フインガを六本有
    することをさらに特徴とす請求項15に記載の円板保持
    器。
  17. 【請求項17】前記円板保持器がプラスチツク材料で一
    体成形されたことをさらに特徴とする請求項15に記載の
    円板保持器。
  18. 【請求項18】バイメタル円板動作サーモスタツトスイ
    ツチ用バイメタル円板構造体において、 バイメタル円板を備え、 円板保持器を備え、この円板保持器は中央ハブ部分と、
    この中央ハブ部分から外向き半径方向に延びる少なくと
    も三本のフインガとを有し、これらのフインガは各フイ
    ンガ間に開いた切欠きを形成すると共に上側面およびこ
    れとは反対の下側面とを有し、前記円板保持器は更にバ
    イメタル円板を前記フインガ上にその前記上側面から間
    隔を置いて支持する円板支持装置と、この円板支持装置
    に上記円板を組立て位置に保持するため上記円板の周辺
    と係合可能であるように上記フインガに設けられた保持
    装置とよりなり、 前記バイメタル円板を上記組立て位置に保持するための
    並びに上記バイメタル円板構造体をバイメタル円板動作
    サーモスタツトスイツチの本体部分に固定するため上記
    円板保持器にかぶせられた保持器キヤツプとよりなり、
    この保持キヤツプは拡大された中央開口を備えた端壁部
    分とこの端壁部分から垂下して上記円板保持器を囲繞す
    るスカート部分とを含み、上記端壁部分が上記バイメタ
    ル円板を上記組立て位置に保持し、上記バイメタル円板
    構造体を上記本体部分に固定するため上記スタート部分
    は前記本体部分上にはめ込み可能であることを特徴とす
    るバイメタル円板構造体。
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