JPH0673258B2 - サーモスタツト - Google Patents

サーモスタツト

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JPH0673258B2
JPH0673258B2 JP59220296A JP22029684A JPH0673258B2 JP H0673258 B2 JPH0673258 B2 JP H0673258B2 JP 59220296 A JP59220296 A JP 59220296A JP 22029684 A JP22029684 A JP 22029684A JP H0673258 B2 JPH0673258 B2 JP H0673258B2
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thermostat
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strip
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JP59220296A
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マイケル・ロイ・レツシヤー
Original Assignee
エマーソン・エレクトリツク・カンパニー
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H37/00Thermally-actuated switches
    • H01H37/02Details
    • H01H37/32Thermally-sensitive members
    • H01H37/52Thermally-sensitive members actuated due to deflection of bimetallic element
    • H01H37/54Thermally-sensitive members actuated due to deflection of bimetallic element wherein the bimetallic element is inherently snap acting
    • H01H37/5427Thermally-sensitive members actuated due to deflection of bimetallic element wherein the bimetallic element is inherently snap acting encapsulated in sealed miniaturised housing
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H1/00Contacts
    • H01H1/12Contacts characterised by the manner in which co-operating contacts engage
    • H01H1/14Contacts characterised by the manner in which co-operating contacts engage by abutting
    • H01H1/24Contacts characterised by the manner in which co-operating contacts engage by abutting with resilient mounting
    • H01H1/26Contacts characterised by the manner in which co-operating contacts engage by abutting with resilient mounting with spring blade support

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Thermally Actuated Switches (AREA)
  • Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、サーモスタットに係り、更に詳細には小型の
サーモスタットに係る。
発明の背景 従来の多数のサーモスタットは、サーモスタット要素の
温度変化によりクリープ作用ではなくスナップ作用を生
じるよう設計されており、従来のスナップ作用型のサー
モスタットの多くはサーモスタットディスクを使用して
いる。サーモスタット内の電気接点を閉成させるために
サーモスタットディスクの力を使用する第一の型式のサ
ーモスタットは少く、かかる型式のサーモスタットとし
ては1962年9月27日付にて発行された米国特許第2,954,
447号、1965年7月27日付にて発行された米国特許第3,1
97,594号、1966年4月26日付にて発行された米国特許第
3,248,501号、1969年6月17日付にて発行された米国特
許第3,451,028号などがある。前述の米国特許第3,197,5
94号のサーモスタットは、二動程型接点スイッチ型式の
ものであり、従ってディスクの二つの動程位置の一方に
於ては、ディスクの力は接点を閉成させるために使用さ
れる。サーモスタットの一層一般的な型式は、サーモス
タットディスクの力が接点を閉成させるためではなく接
点を開成させるために使用される第二の型式であり、か
かる型式のサーモスタットが例えば1983年1月4日付に
て発行された米国特許第4,367,452号に開示されてい
る。
幾つかのサーモスタットの設計に於ては、サーモスタッ
トのハウジング内の空間よりも長い弾性を備えた接点ス
トリップを使用する試みが行われている。かかる第三の
型式のサーモスタットの幾つかの例が1968年6月11日付
にて発行された米国特許第RE26,406号、1971年11月16日
付にて発行された米国特許第3,621,434号、1983年1月
4日付にて発行された前述の米国特許第4,367,452号に
開示されている。第四の型式のサーモスタットに於て
は、弾性を備えた接点ストリップは該接点ストリップの
装着端部に近接したヒンジ部を有しており、該ヒンジ部
よりアウトボード側の位置にて力を受けることによって
駆動され、接点ストリップの実質的い弾性変形しない領
域に於ては剛化リブにより装着されている。かかる第四
の型式のサーモスタットが1970年10月27日付にて発行さ
れた米国特許第3,537,052号、1971年8月24日付にて発
行された米国特許第3,601,741号、1974年5月28日付に
て発行された米国特許第RE28,019号に開示されている。
他の多くのサーモスタットはかかる型式のものである
が、剛化リブを使用することは非常に一般的であるの
で、かかる型式のサーモスタットを開示する前記各特許
の図面の多くには剛化リブは示されていない。
第五の型式の従来のサーモスタットは、サーモスタット
ディスクのエッジが接点ストリップを駆動するために使
用される型式のものである。かかる型式のサーモスタッ
トが1967年5月30日付にて発行された米国特許第3,322,
920号、1970年11月17日付にて発行された米国特許第3,5
41,488号、1972年5月2日付にて発行された米国特許第
3,660,793号、1974年12月3日付にて発行された米国特
許第3,852,698号に開示されている。
これら従来の種々の型式のサーモスタットは、最大の寸
法が3/8インチ(9.5mm)以下であるスナップ作用型小型
のサーモスタットを如何に構成するかという問題を解決
するものではない。かかる小型のサーモスタットは非常
に小さい領域内に於て最大のスナップ作用力を発生させ
るべくサーモスタットディスクを使用しているが、従来
のサーモスタットは市販可能なサーモスタットとするに
十分な定格電圧及び定格電流を有し且市販可能なサーモ
スタットとするに十分な動作サイクルを有する満足し得
るサーモスタットとすべく、回路開成状態に於て十分な
接点の引離しを行ことが非常に困難なものである。
発明の概要 かかる問題は、ベースと、前記ベース上に装着され前記
ベースと共働して密封空間を郭定する金属製のキャップ
と、前記ベース上に互いに電気的に絶縁された状態にて
装着されそれぞれ一端にて前記密封空間内へ延在する第
一及び第二の端子と、前記第一の端子の前記一端に設け
られた固定接点と、装着端部と接点側端部とを有する弾
性を備えた接点ストリップと、前記密封空間内にて前記
第二の端子の前記一端上に前記装着端を装着する手段
と、前記接点ストリップの前記接点側端部上に設けられ
前記固定接点と共働するよう構成された可動接点と、前
記接点ストリップは前記固定接点より離れる方向への弾
性的付勢力を有していることと、前記ベース上に設けら
れた支持手段と、二つの安定位置を有し前記支持手段及
び前記接点ストリップの前記接点側端部により実質的に
直径方向に対向する外周部エッジ近傍の位置にて少なく
とも二点で支持されるスナップ作用型の感温作動円板で
あって、前記接点ストリップを前記可動接点又はその径
方向外方にて押圧する感温作動円板と、前記キャップの
内側上面に設けられ、或る温度条件に於て前記感温作動
円板の中央凸部領域に当接して前記可動接点を前記固定
接点へ押付ける接点圧力を作用せしめる当接手段と、を
含み、前記感温作動円板は所定の温度を越える温度変化
が生じた場合に前記接点ストリップの弾性に従って前記
二つの接点を回路開閉状態にすべく前記キャップの内側
へ向けて凹んだ状態にスナップ式に変化し、前記接点ス
トリップはその長さの少なくとも一部が湾曲しているこ
とにより実質的に前記感温作動円板の外周部領域の内側
にあって前記サーモスタット要素の直径より大きい有効
長さを有することを特徴とするサーモスタット、によっ
て解消される。
本発明の一つの好ましい形態によれば、かかるサーモス
タットは、ベースと、前記ベース上に装着され前記ベー
スと共働して密封空間を郭定する金属製のキャップと、
前記ベース上に互に電気的に絶縁された状態にて装着さ
れそれぞれ一端にて前記密封空間内へ延在する第一及び
第二の端子と、前記第一の端子の前記一端に設けられた
固定された接点と、装着端部と接点側端部とを有する弾
性を備えた接点ストリップと、前記密封空間内にて前記
第二の端子の前記一端上に前記装着端部を装着する手段
と、前記接点ストリップの前記接点側端部上に設けられ
前記固定された接点と共働するよう構成された可動の接
点と、前記接点ストリップは前記固定された接点より離
れる方向への弾性的付勢力を有していることと、前記ベ
ース上の第一及び第二の支持部と、三点支持されるべく
前記二つの支持部上及び前記接点ストリップの前記接点
側端部上に装着され二つの安定位置を有するスナップ作
用型のサーモスタット要素と、 前記可動の接点を前記固定された接点に対し押付ける接
点圧力を発生すべく、一つの温度条件に於て前記サーモ
スタット要素の凹状中央領域に係合するよう前記キャッ
プの頂部の内側に設けられた突部と、を有し、所定の温
度を越える温度変化が生じた場合には前記サーモスタッ
トは前記接点ストリップの弾性に従って前記二つの接点
を回路開成状態にすべく前記キャップの内側へ向けて凹
状をなす状態にスナップ式に変化するよう構成されたサ
ーモスタットとして構成される。
また、本発明の他の好ましい形態によれば、サーモスタ
ットは、ベースと前記ベース上に装着された固定された
接点と、装着端部と接点側端部とを有する弾性を備えた
接点ストリップと、前記固定された接点より電気的に絶
縁された状態にて前記ベース上に前記接点ストリップの
前記装着端部を装着する手段と、前記接点ストリップの
前記接点側端部上に装着された前記固定された接点と共
働するよう構成された可動の接点と、前記接点ストリッ
プは前記固定された接点より離れる方向へ固有の付勢力
を有していることと、二つの安定位置を有し前記ベース
に対し装着され一方の面の外周部近傍に少なくとも二つ
の支持点を有し、該支持点の一方は前記接点ストリップ
の接点側端部である如きスナップ作用型のサーモスタッ
ト要素と、前記ベース上に担持され前記サーモスタット
要素の他方の面の中央突部領域に作用して前記可動の接
点及び前記固定された接点をサーモスタットの動作温度
範囲の一方の側のある温度に於て閉成された接点状態に
維持する固有された当接手段であって、前記閉成された
接点状態は前記接点ストリップの前記付勢力に抗する前
記サーモスタット要素の前記エッジの力により発生され
る如き固定された当接手段と、を含むサーモスタットと
して構成される。
更に、本発明の他の好ましい形態によれば、サーモスタ
ットは、ベース上に装着された第一の接点と、前記ベー
ス上に装着端部を有する弾性を備えた接点ストリップ
と、前記接点ストリップの接点側端部上に装着された可
動の接点と、前記ベースに対し装着され二つの安定位置
を有し一方の面の外周部近傍に少なくとも二つの支持点
を有するスナップ作用型のサーモスタット要素と、前記
ベース上に担持され前記サーモスタット要素の他方の面
の中央領域に対し作用する固定された当接手段とを有す
る小型のサーモスタットにして、 前記接点ストリップの前記装着手段よりアウトボード側
の部分はその全長に亙り弾性を有し且変形可能であるこ
とと、前記サーモスタット要素の前記一方の支持点は前
記接点ストリップの実質的に全長の部分が前記サーモス
タット要素のエッジにより湾曲されるよう前記接点スト
リップの前記接点側端部であることと、前記サーモスタ
ット要素の一方の安定位置は前記接点ストリップの付勢
力に抗して前記二つの接点を閉成状態に付勢すること
と、を含む小型のサーモスタットとして構成される。
したがって本発明の一つの目的は、耐久性及び作動性能
を低下させることなく小型化を図ることができるよう改
良されたサーモスタットを提供することである。
本発明の他の一つの目的は、接点ストリップの全長に亙
る部分が弾性を有し、サーモスタット要素のエッジによ
り駆動されるスナップ作用型のサーモスタットを提供す
ることである。
以下に添付の図を参照しつつ、本発明を実施例について
詳細に説明する。
好ましい実施例の説明 第1図乃至第3はベース12と該ベース上に装着されたキ
ャップ13とを有するサーモスタット11を示している。ベ
ース12及びキャップ13は互に共働してサーモスタット11
のための密閉空間14を郭定している。第1図乃至第3図
に示された好ましい実施例に於ては、ベース12は例えば
Kovarの如き金属にて形成されており、キャップ13も好
ましくはニッルの如き金属にて形成されている。これら
の部材が金属にて形成されているので、サーモスタット
11は例えばろう付や溶接などによって密閉式にシールさ
れていることが本発明の一つの特徴となっている。或い
はまたキャップ13は締り嵌めや接着剤などにてベース12
に固定されてもよい。
ベース12は第一の端子16と第二の端子17と第三の端子18
とを含んでおり、各端子はベース12を貫通して延在し該
ベースに装着されている。第一の端子16及び第二の端子
17は電気的に絶縁された状態にてベース12上に装着され
ており、かかる目的でベース12の下側の空間は絶縁材19
にて充填されており、絶縁材19は端子16及び17を金属製
のベース12より支持し且これより電気的に絶縁してい
る。第三の端子18はオプショナルな端子であり、第3に
示されている如く、ベース12に固定されることにより設
置されている。第一乃至第三の端子は、サーモスタット
をプリント回路板に装着し得るよう、プリント回路板に
設けられた孔に係合し且該プリント回路板を貫通して延
在しプリント回路板の下面にてろう付され得る十分な長
さに亙り、サーモスタット11の外部に延在している。従
ってサーモスタットはプリント回路板の回路構成要素に
対し高限界の熱的保護を与えるために使用されてよい。
密封空間14内に於ては、第一の固定された接点21が第一
の端子16上に装着された状態にて設けられており、第二
の接点22が第二の端子17上に装着された状態にて設けら
れている。図示の実施例に於ては第一の接点21は第一の
端子16のインボード側の端部に符号24にて示された位置
にて溶接された比較的剛固な接点片上の部分的に円筒形
の畝状をなす部分として図示されいる。また第二の接点
22は接点ストリップ26の接点側端部25に於て部分的に円
筒状に変形された部分として図示される。接点ストリッ
プ26は第二の端子17のインボート側端部に符号28にて示
された位置にて溶接された装着端部27を有している。接
点ストリップ26は実質的にJ形をなしており、装着端部
27を含む長脚部29と接点側端部25にて終る短脚部30とを
有している。また接点ストリップ26は、接点側端部25が
装着端部27よりも上方に位置するよう、長脚部29と短脚
部30との間の部分にZ形に湾曲された部分31を有してい
る。
また密閉空間14内にはU字形の金属支持体34が設けられ
ており、該支持体は溶接部36によりベース12に固定され
たベース部35を有している。この金属支持体34は垂直上
方へ延在する第一の脚部37と第二の脚部28とを有してお
り、各脚部はそれぞれ第一の固定支持部39及び第二の固
定支持部40にて終っている。更に密閉空間14内には接点
21及び22を相対的に駆動すべくスナップ作用型のサーモ
スタット要素43が設けられている。このサーモスタット
要素は図示の実施例に於てはディスクであり、典型的に
はバイメタルディスクであってよい。サーモスタット要
素43の下面にはオプショナルな絶縁材ディスク44が設け
られている。
サーモスタット要素43には少なくとも二つの支持点、即
ち支持部39と接点ストリップ26の接点側端部25とが設け
られている。これらの支持点はサーモスタット要素43の
外周部により郭定される互いに対抗する半円上に位置し
ている。実際には安定化の目的で、第一の支持部39、第
二の支持部40、及び接点ストリップ26の接点側端部25に
より三つの支持点が与えられている。これら三つの支持
点はサーモスタット要素の外周部にてサーモスタットの
軸線の周りに互に120°隔置された位置に位置してい
る。絶縁材ディスク44が設けられない場合には、サーモ
スタット要素43はこれら三つの支持点に直接当接するこ
とになるが、図示の実施例に於ては絶縁材ディスク44が
設けられているので、第一の接点21及び第二の接点22は
金属製のキャップ13より電気的に絶縁された状態にあ
る。絶縁材ディスク44は、非常に薄い場合にも良好な電
気絶縁特性を有するポリイミドの如き任意の好適な材料
にて形成されてよい。サーモスタット要素43は中間のス
ナップ位置の両側にそれぞれ一つづつ二つの安定位置を
有しており、これら二つの安定位置は接点の閉成条件及
び接点の開成条件を確立する。
キャップ13には、図示の実施例に於てはキャップ13の内
面側に突部46が設けられており、該突部はサーモスタッ
ト要素43がその二つの安定位置の一方にある場合にサー
モスタット要素の凸側の中央領域47に係合するようにな
っている。
接点ストリップ26の接点側端部25に位置するサーモスタ
ット要素43の一つの支持点は、接点ストリップの可動の
接点22とは反対の側に位置している。
作動に於ては、サーモスタット11はプリント回路板の為
の高限界熱保護装置として使用されてよく、プリント回
路板に設けられた孔に端子16、17、18を挿通して、例え
ばろう付などによってプリント回路板上の回路に電気的
に接続することによってプリント回路板に直接装着され
てよい。サーモスタットがプリント回路板上の他の構成
要素と両立し得るよう、サーモスタットの占める面積及
び体積は十分に小さい。例えばキャップ13はTO5トラン
ジスタのハウジングと実質的に同一の大きさであり、そ
の外径は0.358インチ(9.09mm)であり、外部端子を除
くキャップ及びベースの高さは0.235インチ(5.97mm)
である。このことによりバイメタルディスク型のサーモ
スタット要素43の最大直径を0.295インチ(7.49mm)に
設定することができ、この寸法はサーモスタット装置と
しては非常に小さい値である。
サーモスタット11は温度の上昇によって開成する型式の
ものとして図示されており、第1図に於ては、接点21及
び22は室温に於て生じる如き開成状態にて図示されてい
る。所定の動作温度以上に温度が上昇すると、サーモス
タット要素43はスナップ式に中間の位置を経て他方の安
定位置へ変化し、該安定位置に於てはサーモスタット要
素43はキャップ13の内側へ向けて凹状をなす。第1図に
示された位置に於ては、サーモスタット要素43はその位
置にて接点ストリップ26の接点側端部25の最も外側のエ
ッジに係合する。接点ストリップは第一の固定された接
点21より離れる方向への固有の弾性的付勢力を有してお
り、サーモスタット要素がその他方の前記安定位置へス
ナップ式に変化すると、接点ストリップ26の弾性的付勢
力により接点22が接点21に対し相対的に駆動されて接点
22が開成される。第1図に示された位置に於ては、接点
22を第一の接点21に係合させるのはサーモスタット要素
43のエッジの力であり、該力には接点ストリップ26の付
勢力により部分的に反作用が及ぼされる。
サーモスタット要素43の三点支持は、第一の支持部39、
第二の支持部40、及び接点ストリップ26の接点側端部25
のアウタエッジにより与えられる。サーモスタット要素
が他方の安定位置へスナップ式に変化すると、サーモス
タット要素の三点支持により接点21と接点22とが最大限
に引離される。かかる小型のサーモスタットに於ても、
0.002〜0.005インチ(0.051〜0.127mm)の接点の引離し
が行われる。かかる接点の引離し及び第1図の位置にあ
るサーモスタット要素43により発生される良好な接点閉
成力により、35Vの定格電圧及び1Aの定格電流が確立さ
れ、少なくとも10万サイクルの動作寿命が確立される。
サーモスタット11の良好な性能を可能にする一つの因子
は、接点ストリップ26が実質的に全長に亙り弾性を有
し、サーモスタット要素43により駆動されることによっ
て湾曲されて応力を発生するという事実である。サーモ
スタット要素43による作用位置は可動の接点22のアウト
ボート側であり、従って第1図に示された位置に於ては
接点ストリップ26の全体が第一の接点21へ向けて下方へ
変形される。このことは接点ストリップ26の有効長さが
約0.30インチ(7.6mm)程度でしかない小型のサーモス
タットに於てはきわめて重要である。接点ストリップ26
はその何れの部分に於ても剛化リブを有していない。剛
化リブは従来の多くのサーモスタットに於ては一般的で
あり、サーモスタット要素により行なわれる接点ストリ
ップの弾性変形を制限する。
サーモスタット11は組立て後に容易にキャリブレーショ
ンされる。キャップ13はベース12上に装着された完成し
たサーモスタット上に配置され、キャップのフランジが
ベース12のフランジに溶接される。次いでサーモスタッ
トが温度制御された浴内に浸漬され、動作温度に昇温さ
れ、次いでキャップ13の頂部の中央に於て凹状の窪み45
が形成され亦拡大され、サーモスタットが回路開成状態
にスナップ式に変化するまで突部46の突出量が増大され
る。この場合経験的に知られている通りに窪み45が僅か
に大きく押圧されることにより、突部46のスプリングバ
ックが考慮される。或いはまたキャップ13とベース12と
を締り嵌めし、予め形成された窪み45を用いてキャリブ
レーションが行われてよい。この場合には、サーモスタ
ットは空気浴の如き温度制御浴中に浸漬され、キャップ
13が回路開成状態となるまでベース12上に押し込まれ
る。キャップ13の押込みは回路開成状態となった時点に
於て停止され、キャップ13が接着又はろう付の如き他の
適当な手段によりその位置に固定される。第4及び第5
図は上述の実施例と同一のキャップ13を有するが金属製
のベース12ではなく電気絶縁材製のベース52を有する本
発明の他の一つの実施例によるサーモスタット51を示し
ている。電気絶縁材製のベース52は上述の実施例と同一
の三つの端16、17、18を有しているが、端子18の内端部
53は該内端部がキャップ13に係合して接地されるよう、
ベース52に設けられた溝54内へ湾曲されている。また電
気絶縁材製のベース52上には部分的に円筒形をなすボス
55が装着されている。
ボス55はベース52と一体であり、サーモスタット要素43
の120°に亙る部分を支持するに十分なほど高く、従っ
てこのボスは第1図乃至第3図の実施例に於ける二つの
支持部39及び40として機能する。
このサーモスタット51は密閉式にシールされる必要のな
いものであるが、キャップ13は例えば接着剤により絶縁
材製のベース52に適宜に固定されてよい。
接点ストリップ26が符号28にて示された位置に於て端子
17に溶接されているという事実により、最大限の長さの
接点ストリップが弾性変形可能であり、サーモスタット
要素43により応力を与えられ得るようになっている。接
点ストリップのかかる有効長さは接点ストリップが端子
17の上端に溶接される場合よりも長く、従ってかかる構
成により接点ストリップ26の使用可能な長さが大きくさ
れている。
本発明の一つの重要な特徴は、接点22の接点21に対する
相対的運動距離が大きいということである。このことは
サーモスタット要素43のエッジにより接点が駆動される
ことによって可能にされており、サーモスタット要素の
実質的に反対側のエッジは固定された位置に維持され、
サーモスタット要素の中央領域47は突部46により固定さ
れた位置に維持される。このことによりサーモスタット
11は該サーモスタット及びサーモスタット要素43の物理
的大きさが小さいにも拘らず良好な電圧定格及び電流定
格を有することが可能にされている。このサーモスタッ
トがその設計通りの用途に使用される場合には、即ち半
導体回路の保護の目的で使用される場合には、使用され
る電圧は典型的な電圧範囲として5〜12Vであってよ
い。かくして電圧が低いので、良好な接点圧力が必要と
され、このこはサーモスタット要素43より接点に閉成力
が与えられることにより達成される。
接点ストリップ26はその全長に亙り弾性変形可能であ
り、サーモスタット要素43の作用によって変形されると
いう事実により、接点ストリップは該接点ストリップが
例えば0.250〜0.300インチ(6.35〜7.62mm)の如く非常
に短い場合であっても、金属の疲労を伴なうことなく少
くとも10万サイクルに亙り弾性変形され得ることが確保
されている。このことは接点ストリップの長さのかなり
の部分に剛化リブを有する従来の典型的な構造のサーモ
スタットに於ては不可能である。従来のサーモスタット
の場合には、接点ストリップの変形はかかる変形可能な
接点ストリップのヒンジ部分に於て発生し、従って金属
の疲労が容易に発生する。
キャップ13が例えばニッケルの如き金属にて形成されて
いるという事実により、キャップ13より突部46を経てサ
ーモスタット要素43へ至る良好な熱伝達経路が与えられ
ている。サーモスタット11が例えば熱シンク上に装着さ
れる場合には、サーモスタットは熱シンクの温度を容易
に検出し、その温度条件をサーモスタット要素43に伝達
する。
以上に於ては本発明を特定の実施例について詳細に説明
したが、本発明はかかる実施例に限定されるものではな
く、本発明の範囲内にて種々の実施例が可能であること
は当業者にとって明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるサーモスタットの一つの実施例を
示す縦断面図であり、特に第2図の線1−1に沿う断面
図である。 第2図はキャップが切断されサーモスタット要素が除去
された状態いて第1図に示されたサーモスタットを示す
平断面図である。 第3図は第2図の線3−3に沿う断面図である。第4図
はキャップが切断されサーモスタット要素が除去された
状態にて本発明によるサーモスタットの他の一つの実施
例を示す平断面図である。 第5図は第4図の線5−5に沿うサーモスタットの縦断
面図である。 11……サーモスタット、12……ベース、13……キャッ
プ、14……密閉空間、16,17,18……端子、19……電気絶
縁材、21……第一の接点、22……第二の接点、23……接
点片、24……溶接部、25……接点側端部、26……接点ス
トリップ、27……装着端部、28……溶接部、29……長
脚、30……短脚、31……Z形湾曲部、34……金属支持
体、35……ベース部、36……溶接部、37,38……脚部、3
9,40……支持部、43……サーモスタット要素、44……絶
縁材ディスク、45……窪み、46……突部、47……中央領
域、51……サーモスタット、52……電気絶縁材製のベー
ス、53……内端部、54……溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベースと、 前記ベース上に装着され前記ベースと共働して密封空間
    を郭定する金属製のキャップと、 前記ベース上に互いに電気的に絶縁された状態にて装着
    されそれぞれ一端にて前記密閉空間内へ延在する第一及
    び第二の端子と、 前記第一の端子の前記一端に設けられた固定接点と、 装着端部と接点側端部とを有する弾性を備えた接点スト
    リップと、 前記密封空間内にて前記第二の端子の前記一端上に前記
    装着端部を装着する手段と、 前記接点ストリップの前記接点側端部上に設けられ前記
    固定接点と共働するよう構成された可動接点と、 前記接点ストリップは前記固定接点より離れる方向への
    弾性的付勢力を有していることと、 前記ベース上に設けられた支持手段と、 二つの安定位置を有し、前記支持手段及び前記接点スト
    リップの前記接点側端部により実質的に直径方向に対向
    する外周部エッジ近傍の位置にて少なくとも二点で支持
    されるスナップ作用型の感温作動円板であって、前記接
    点ストリップを前記可動接点又はその径方向外方にて押
    圧する感温作動円板と、 前記キャップの内側上面に設けられ、或る温度条件に於
    て前記感温作動円板の中央凸部領域に当接して前記可動
    接点を前記固定接点へ押付ける接点圧力を作用せしめる
    当接手段と、を含み、 前記感温作動円板は所定の温度を越える温度変化が生じ
    た場合に前記接点ストリップの弾性に従って前記二つの
    接点を回路開閉状態にすべく前記キャップの内側へ向け
    て凹んだ状態にスナップ式に変化し、 前記接点ストリップはその長さの少なくとも一部が湾曲
    していることにより実質的に前記感温作動円板の外周部
    領域の内側にあって前記サーモスタット要素の直径より
    大きい有効長さを有することを特徴とするサーモスタッ
    ト。
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GB2148602B (en) 1987-04-01
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