JP2520307Y2 - トーチカバー - Google Patents

トーチカバー

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JP2520307Y2
JP2520307Y2 JP4453291U JP4453291U JP2520307Y2 JP 2520307 Y2 JP2520307 Y2 JP 2520307Y2 JP 4453291 U JP4453291 U JP 4453291U JP 4453291 U JP4453291 U JP 4453291U JP 2520307 Y2 JP2520307 Y2 JP 2520307Y2
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JP
Japan
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cover
torch
divided
casing
main body
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP4453291U
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English (en)
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JPH05280U (ja
Inventor
春雄 安部
勝弘 山田
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Hitachi Zosen Corp
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、溶接時に発生するヒュ
ームなどを吸引するためのトーチカバーに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、溶接機のトーチの先端には、溶接
時に発生するヒュームなどを吸引するために、トーチカ
バーが取り付けられている。
【0003】そして、このトーチカバーは、例えば筒状
の一体的なものであり、またその内部には、なにも設け
られておらず、単に、空洞のような構成であった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記従来のトーチカバ
ーの構成によると、筒状の一体的なものであるため、ト
ーチ自体への取付け、取外し作業が面倒であるととも
に、トーチカバー内には、ヒュームと一緒にスパッタな
ども吸引されて、吸引ダクトの内部に付着したり、また
吸引装置側にスパッタが入ったりして、火災などの原因
になるという問題があった。
【0005】そこで、本考案は上記問題を解消し得るト
ーチカバーを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本考案のトーチカバーは、溶接トーチの外周部に設
けられるとともに吸引ダクトを介して吸引装置に接続さ
れて溶接時に発生するヒュームなどを吸引するためのト
ーチカバーであって、筒状のカバー本体を2分割すると
ともに、2分割された分割カバー本体部の一端部同士を
ヒンジ部材により連結し、これら両分割カバー本体部の
他端部同士を連結解放自在な連結具を設け、かつカバー
本体の入口部内にスパッタなどの異物の侵入を防止する
ための異物侵入防止部材を取外し可能に設けたものであ
る。
【0007】
【作用】上記の構成によると、溶接時において、吸引装
置が作動されると、溶接時に発生したヒュームなどは吸
引ダクトを介して外部に吸引される。
【0008】そして、カバー本体の内部には、異物侵入
防止部材が設けられているため、スパッタなどが吸引ダ
クトおよび吸引装置側に侵入するのが防止され、したが
って吸引装置側で火災が発生するなどの危険性がなくな
る。
【0009】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図1〜図4に基づ
き説明する。図1において、1は溶接機における溶接ト
ーチで、その外周部にはシールドガスの吹き出し用のケ
ーシング2およびこのケーシング2を覆うようにしてト
ーチカバー3が設けられている。
【0010】まず、上記ケーシング2を図1,図3およ
び図4に基づき説明する。すなわち、このケーシング2
は、有蓋筒状でかつ長手方向で2分割されたケーシング
本体11と、このケーシング本体11内面に設けられた
シールドガスの案内用フィン12と、同じくケーシング
本体11のフィン12より下方位置の入口部に配設され
たスパッタなどの異物の侵入を防止するための金属製タ
ワシ13と、上記各分割ケーシング本体部11aの一端
部に装着されてこの一端部同士を連結するヒンジ部材1
4と、分割ケーシング本体部11aの他端部に設けられ
て、この他端部同士を連結解放自在にする面ファスナー
15とから構成されている。なお、上記ヒンジ部材14
は、図4に示すように、分割ケーシング11aの長さに
ほぼ等しい長さにされるとともに、その両側部には分割
ケーシング本体部11aの端部に装着自在な装着用凹部
14aが形成されている。
【0011】また、上記金属製タワシ13は、その着脱
作業が容易に行えるようにピン16により係止されてお
り、またケーシング本体11の蓋部11bにはトーチ1
挿通用の開口部11cが形成されている。なお、図3
中、17はシールドガスの入口部である。
【0012】次に、トーチカバー3について、図1およ
び図2に基づき説明する。このトーチカバー3も上記ケ
ーシング2と同様の構成にされるとともに、このトーチ
カバー3には、溶接時に発生するヒュームなどを吸引す
るための吸引装置4が、アルミニュウムにより構成され
た吸引ダクト5を介して接続されている。
【0013】すなわち、このトーチカバー3は、有蓋筒
状でかつ長手方向で2分割されたカバー本体21と、こ
のカバー本体21内下部の入口部に配設されたスパッタ
などの異物を除去してカバー本体21内への侵入を防止
するする金属製タワシ(異物侵入防止部材)22と、上
記各分割カバー本体部21aの一端部に装着されてこの
一端部同士を連結するヒンジ部材(連結具の一例で、図
4で示したヒンジ部材14と同一構造であるため、詳細
な説明は省略する)23と、同じく分割カバー本体部2
1aの他端部に設けられて、この他端部同士を連結解放
自在にする面ファスナー24とから構成されている。
【0014】また、上記金属製タワシ22は、その着脱
作業が容易に行えるようにピン25により係止されてお
り、またカバー本体21の蓋部21bにはトーチ1挿通
用の開口部21cが形成されるとともに、吸引ダクト5
との接続口26が形成されている。さらに、カバー本体
21の上部には、挿通用開口部21cにおけるトーチ1
との隙間から漏れ出るヒュームなどを外部に出るのを防
止する耐熱性シートからなる保護カバー27が取り付け
られている。なお、この保護カバー27も面ファスナー
28によりトーチ1側に固縛される。
【0015】したがって、上記ケーシング2およびトー
チカバー3をトーチ1に取り付ける場合には、まずトー
チ1の両側からヒンジ部材14により連結された分割ケ
ーシング本体部11aを位置させた後、面ファスナー1
5により他端部同士を連結し、そして金属製タワシ13
をその内部に挿入してピン16により固定する。
【0016】次に、上記ケーシング2の外側から、上述
したケーシング2の場合と同様に、分割カバー本体部2
1a同士の他端部を面アァスナー24により連結し、そ
して金属製タワシ22をその内部に挿入してピン25に
より固定する。次に、保護カバー27をトーチ1の周囲
を覆うようにして、面ファスナー28により固縛すれば
よい。そして、この後、接続口26に吸引ダクト5を接
続すればよい。
【0017】上記の構成において溶接作業が行われる
と、まずケーシング2については、その内部にシールド
ガスが供給されて、溶接が良好に行われる。そして、ト
ーチカバー3については、吸引装置4により、カバー本
体21内の気体、すなわち溶接時に発生するヒューム
が、吸引ダクト5を介して外部に吸引される。
【0018】上記ケーシング2およびトーチカバー3に
おいては、その入口部には金属製タワシ13,22が設
けられているため、スパッタなどがケーシング本体11
内およびカバー本体21内に侵入するのが防止される。
したがって、特にトーチカバー3については、吸引ダク
ト5を損傷することがないとともに、吸引装置4側にス
パッタが侵入することがないので、火災が発生するなど
の危険性がなくなる。
【0019】もし、たとえスパッタが吸引ダクト5内に
侵入した場合でも、吸引ダクト5はアルミニュウムで構
成されているため、スパッタ自身が冷却され、吸引装置
4で火災が発生するのを防止することができる。
【0020】
【考案の効果】以上のように本考案の構成によると、ト
ーチカバーのカバー本体をヒンジ部材により連結して2
分割構造にしたので、トーチカバーのトーチへの取付け
・取外し作業が極めて容易になり、またカバー本体の内
部にスパッタなどの異物侵入防止部材を設けたので、ス
パッタなどが吸引ダクトの内部に付着したり、また吸引
装置側まで侵入して火災などを引き起こす心配はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例におけるトーチカバーのトー
チへの取付状態を示す概略断面図である。
【図2】同実施例におけるトーチカバーの分解斜視図で
ある。
【図3】同実施例におけるケーシングの分解斜視図であ
る。
【図4】同実施例におけるケーシング本体部同士を連結
するためのヒンジ部材の断面図である。
【符号の説明】
1 溶接トーチ 2 ケーシング 3 トーチカバー 4 吸引装置 5 吸引ダクト 21 カバー本体 21a 分割カバー本体部 22 金属製タワシ 23 ヒンジ部材 24 面ファスナー

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】溶接トーチの外周部に設けられるとともに
    吸引ダクトを介して吸引装置に接続されて溶接時に発生
    するヒュームなどを吸引するためのトーチカバーであっ
    て、筒状のカバー本体を2分割するとともに、2分割さ
    れた分割カバー本体部の一端部同士をヒンジ部材により
    連結し、これら両分割カバー本体部の他端部同士を連結
    解放自在な連結具を設け、かつカバー本体の入口部内に
    スパッタなどの異物の侵入を防止するための異物侵入防
    止部材を取外し可能に設けたことを特徴とするトーチカ
    バー。
JP4453291U 1991-06-14 1991-06-14 トーチカバー Expired - Lifetime JP2520307Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP4453291U JP2520307Y2 (ja) 1991-06-14 1991-06-14 トーチカバー

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JP4453291U JP2520307Y2 (ja) 1991-06-14 1991-06-14 トーチカバー

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Publication Number Publication Date
JPH05280U JPH05280U (ja) 1993-01-08
JP2520307Y2 true JP2520307Y2 (ja) 1996-12-18

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KR101494693B1 (ko) * 2013-05-30 2015-02-23 두산중공업 주식회사 티그 용접용 실드장치
US20180339358A1 (en) * 2017-05-26 2018-11-29 Robovent Products Group, Inc. Fume extraction assembly for gas shielded welding
US20190001381A1 (en) * 2017-06-28 2019-01-03 Robovent Products Group, Inc. Fume extraction swivel assembly for gas shielded welding

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JPH05280U (ja) 1993-01-08

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