JP2732359B2 - 煙、ガス等の吸引ノズル - Google Patents
煙、ガス等の吸引ノズルInfo
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Description
生する煙、ガス等を吸引除去する吸引ノズルであって、
軽量、可搬式で、溶接作業現場において装着、離脱を容
易、確実にできる、移動、設置の楽な、且つ吸引効率の
良好な吸引ノズルに関する。
は、酸化防止剤等から発生する煙、ガス等から作業環境
を守るために、防煙マスクを携帯させて使用させたり、
フィルタで濾過して、塵埃排風機で集塵と排出を行うに
当たり、発生する煙、ガス等を吸引排除するために、吸
引装置のラッパ状、平形、又はフランジ付き等の吸引ノ
ズルを装着したダクト(ホース)を、溶接作業の行われ
ている場所の上方に設備して、ダクト(ホース)の後端
に装着した減圧吸引機によりダクト(ホース)内を減圧
して吸引ノズルから煙、ガス等を吸引して、ダクト(ホ
ース)を介して排除する大型の吸引装置があるが、前記
ラッパ状等の吸引ノズルでは、煙、ガスを拡散するのみ
で、有効な吸引、排出ができない欠点があった。
の、大型の吸引装置では、大型のパイプ式の吸引ノズル
は狭隘な場所には設置し難く、吸引ノズルの設置方向
(角度)が限定されてしまって、使用範囲が狭い欠点が
ある。そして、太い吸引パイプは作業者の視界を狭め、
溶接作業の邪魔になり、且つ重いので作業者一人では設
置時など取り扱いが困難なため、吸引ノズルを適性な位
置へ設置することが容易でなく、また、溶接作業現場の
移動が困難となる等の欠点がある。特に現場が狭隘で、
しかも高所での溶接作業の場合、建設現場作業者や周辺
の作業者を煙、ガス等から効率よく保護する防塵対策
が、現場作業環境改善のためと、作業者の安全と作業能
率の向上を図るために、強くその必要性を喧伝されなが
ら、なかなか実現できない問題があった。
ルでは、吸引面積が小さく、且つ吸引ノズルの吸引角度
が狭いので、使用範囲が制限を受ける。そして、溶接点
が移動するにしたがって吸引ノズルの設置位置を頻繁に
変更しなければならないので、移動が困難で、作業能率
が悪い欠点があった。しかも従来の吸引装置では、一定
の方向にのみ吸引する為に、作業者の溶接個所の移動に
伴って移動することができないとともに、吸引効率も低
下するという問題があった。
ノズルが有していた課題を解決するためになされたもの
であり、軽量、小型化することによって可搬式とし、た
とえ狭隘な作業場所であっても、溶接個所に拘わらず自
由に移動でき、しかも容易、かつ確実に吸引ノズルを、
上下左右どの位置にも簡単に装着し得て、効率よく吸引
作業を行って、環境よく溶接作業を行うことによって、
特に高所や狭い作業場所における作業者の安全性の確保
と、作業者の視界を妨げることがないので、作業効率の
向上を図ることができる。
例えば60φ,80φ,100φ,150φ,200φ
等の数種類の異なる外径の配管に使用でき、エルボー管
等の異形の配管にも設置でき、さらに、吸引ノズルの吸
引範囲が広い範囲に適応できるので、溶接点の移動に伴
って、吸引ノズルの位置を頻繁に変更する必要がなく、
溶接ヒュームの吸引ができる等種々の利点がある。
本発明の構成を、実施例に対応する図1乃至図6を用い
て説明すると、本発明は、溶接時等に発生する煙、ガス
等を吸引除去する吸引ノズル3であって、下壁6、上壁
7、後壁8、先端側壁9、手許側壁10から構成された
煙、ガス等を誘導するガイド溝11を内部に形成し、上
壁7と下壁6の二重層の幅広い円弧状とし、上壁7は、
下壁6より幅が狭く、下壁6の前面を配管2の外形の一
部に沿った形状に形成し、その断面が根元から先端部の
形状が徐々に先細り状に形成され、その側端に結合した
前記ホース4の吸引口とガイド溝11とを連通する構造
の煙、ガス等の吸引ノズル3である。 本発明は、前記の
煙、ガス等の吸引ノズル3吸引ノズル3において、開口
部は、吸引ノズル3の配管2外壁側と溶接点側に設けら
れ、溶接点側には上壁7が設けられ、配管2の外壁と上
壁7の間が溶接点側の開口部12となり、吸引ノズル3
装着時、配管2の外壁が、吸引ノズル3外壁の一部とな
る煙、ガス等の吸引ノズル3である。
ら、軽量、小型化することによって、ホース4を接続し
たまま吸引ノズル3を自由に携帯、運搬でき、溶接個所
のうち特に高所など、従来困難と思われていた溶接個所
にも拘わらず、自由に頻繁に移動できる現場作業とな
り、吸引ノズル3を配管2の最適な個所に磁石等の吸着
体13により吸着するだけで、容易かつ確実に固定で
き、煙、ガス等を容易、かつ確実に吸引除去することが
でき、効率よく吸引作業を行って、環境よく溶接作業を
行うことによって、特に高所における作業者の安全性の
確保と、作業効率の向上を図ることができる。
説明する。図中、図1乃至図4は、本発明の1実施例を
示す図であって、図1は本発明吸引ノズルの使用状態を
示す平面図を示している。図2は、本発明吸引ノズルの
平面図、図3は、本発明吸引ノズルの要部を示す拡大正
面図、図4は、図3のA−A拡大断面図、図5は、直径
の異なる配管に使用した場合の縦断面図、図6は本発明
吸引ノズルの横断面図である。
後壁8、先端側壁9、手許側壁10によって内部に煙、
ガス等を誘導するガイド溝11を形成している。吸引ノ
ズル3の手許側壁10は中央にホース4の吸引口等と連
通する開口部12を穿設している。
ズルの手許側壁10外周に締め付け、吸引ノズル3のガ
イド溝11とホース4内等を連通している。ホース4の
他端は、減圧吸引機5に着脱自在に装着している。
する、二重層の幅広い円弧状の吸引ノズル3と、吸引ノ
ズル3に連結したホース4と、このホース4を介して吸
引ノズル3を作動させる家庭用電気掃除機と同様の、減
圧した空気による小型で可搬自在の減圧吸引機5とで作
動する。
ノズル3は、前面下壁を配管2の外径の一部にほぼ沿っ
た形状に形成した幅広の平板円弧状の下壁6と、この下
壁6と所定の間隔を隔てて下壁6幅よりも狭い円弧状の
上壁7と、この上壁7と下壁6後端とを結合した左側端
とを結合した先端側壁9と、下壁6右側端と上壁7右側
端とを結合した手許側壁10からなっている。
外径にそっており、減圧吸引機5よりの吸引気流は円弧
状のノズル3内部及び配管2外径にそって、ノズル3根
元より先端に誘導される。そして、先端部を先細りにし
て、吸引力を大きくしている。
をなし、配管2と吸引ノズル3の間よりの吸引ノズル3
位置の溶接点と反対側よりの空気の流入を妨げ、溶接点
側の吸引力を向上している。
着する磁石、吸盤等よりなる吸着体13を1個以上配設
して、図5に示すように、吸引ノズルは1種類の型で、
例えば60φ,80φ,100φ,150φ,200φ
等の数種類の異なる外径の配管に均等に吸着して使用で
き、エルボー管等の異形の配管にも設置できる。
の大きさが若干変化しても十分対応することができる
が、配管2の外径が大きく変化すれば、この配管2の外
径に応じて吸引ノズル3を交換して取り付けることがで
きる。そのときホース4は吸引ノズル3に一体に取り付
けてあってもよく、また別体にしてもよい。また、両吸
着体13の間に回動軸を取り付けて、吸引ノズル3本体
を折り曲げる得るようにすると、吸着が確実になる。
減圧吸引機5と結合した吸引ノズル3を配管2の溶接個
所の近傍に配置して、吸着体13により配管2に吸着す
る。そして、溶接作業により発生する煙、ガス等を一旦
ガイド溝11に誘導して後、ホース4内へ吸引して溶接
個所近傍を常に煙、ガス等のない状態に維持するように
作動する。
管2外壁側と溶接点側に設けられている。溶接点側には
上壁7が設けられ、上壁7は下壁6より幅が狭く、配管
2の外壁と上壁7の間が溶接点側の開口部12となる。
3装着時、配管2の外壁が、吸引ノズル3外壁の一部と
なり溶接点側よりの開口部12の吸引力に貢献してい
る。
引機5よりの(減圧)気流は、その気流側面の溶接側上
壁7下部の開口部12を通過する時点で部分的に方向を
変えて、溶接点側への吸引の気流を作る。この分離気流
により、溶接点側開口部12全般において吸引力を発生
させる。
よりの空気の巻き込みを減らし、上壁7下部の吸引口よ
りの溶接点に対する吸引力を向上させている。また、上
壁7の幅の設定において、下壁6の幅よりも小さく設定
することによって、溶接点側開口部12よりの吸引力を
均一化する役目をもつ。さらに、図6に示すように、上
壁7の端縁を丸み15をつけて庇状に曲げることによっ
て、ガイド溝11に流れ込む煙、ガス等を乱れや渦の発
生なくスムースに吸引することができる。
元より先端部の形状は徐々に先細りの断面になってい
る。これにより距離による流速の低下、及び上記開口部
12への気流分離による流速の低減を軽減しており、気
流の乱れや渦の発生を防止して、開口部12の各部位で
の流速を平均化している。
の根元より配管2の外壁との間に仕切り14を設けるこ
とによって、吸引される煙、ガス等が洩れるのを防止す
ることができる。
状により、この吸引ノズル3は、溶接線に沿った円弧状
の上壁7下部の吸引口のどの位置でも、平均して吸引力
を得ることができ、また長い吸引面積を確保できる。
いて説明したが、本発明は必ずしもこれらの実施例構造
のみに限定されるものではなく、本発明にいう前記の構
成要件を備え、かつ、本発明にいう目的を達成し、以下
にいう効果を有する範囲内において適宜改変して実施す
ることができるものである。
次のような効果が現出できる。 構造簡単にして、軽量小型化できると共に、溶接個
所に自由に移動できて確実に吸引するために、作業者の
安全性を高めると共に、溶接作業の作業能率の大幅な向
上をはかることができる。 吸着体13を配設して、配管2と着脱自在に吸着で
きる。 吸引ノズル3及びホース4を自由に携帯、運搬で
き、特に高所、狭隘な場所での溶接作業において、吸引
ノズル3を配管2の最適な個所に吸着するだけで固定で
きる。
ら、溶接個所に拘わらず自由に移動でき、しかも確実に
吸引ノズル3を装着し得て、効率よく吸引作業を行っ
て、環境よく溶接作業を行うことによって、特に高所に
おける作業者の安全性の確保と、作業効率の向上を図る
ことができる。 このように、減圧吸引機5よりの吸引気流は円弧状
のノズル3内部及び配管2外径にそって、ノズル3根元
より先端に誘導される。 配管2と吸引ノズル3の間よりの吸引ノズル3位置
の溶接点と反対側よりの空気の流入を妨げ、溶接点側の
吸引力を向上している。先端部が先細りにして、吸引力
を増大できる。
って、吸引ノズルは1種類の型で、数種類の異なる外径
の配管に均等に吸着して使用でき、エルボー管等の異形
の配管にも設置できる。 ホース4を介して減圧吸引機5と結合した吸引ノズ
ル3を配管2の溶接個所の近傍に配置して、吸着体13
により配管2に吸着して、溶接作業により発生する煙、
ガス等を一旦ガイド溝11に誘導して後、ホース4内へ
吸引して溶接個所近傍を常に煙、ガス等のない状態に維
持できる。 吸引ノズル3装着時、配管2の外壁が、吸引ノズル
3外壁の一部となり溶接点側よりの開口部12の吸引力
に貢献している。
の吸引機5よりの(減圧)気流は、その気流側面の溶接
側上壁7下部の開口部12を通過する時点で部分的に方
向を変えて、溶接点側への吸引の気流を作る。この分離
気流により、溶接点側開口部12全般においてむらなく
吸引力を発生させることができる。 11 上壁7をつけることにより、上壁7の外側よりの空
気の巻き込みを減らし、上壁7下部の吸引口よりの溶接
点に対する吸引力を向上させることができる。 12 上壁7の幅の設定において、下壁6の幅より狭くし
て、ガイド溝11を形成することにより、溶接点側開口
部12よりの吸引力を均一化するのに役立つ。
げることによって、ガイド溝11に流れ込む煙、ガス等
を乱れや渦の発生なくスムースに吸引することができ
る。 14 吸引ノズル3の根元より先端部の形状は徐々に先細
りになっているにより距離による流速の低下、及び上記
開口部12への気流分離による流速の低減を軽減してお
り、気流の乱れや渦の発生を防止して、開口部12の各
部位での流速を平均化することができる。 15 吸引ノズル3の根元より配管2の外壁との間に仕切
り14を設けることによって、吸引された煙、ガス等が
洩れるのを防止することができる。
の形状により、この吸引ノズル3は、溶接線に沿った円
弧状の上壁7下部の吸引口のどの位置でも、平均して吸
引力を得ることができ、また長い吸引面積を確保でき
る。 という従来のものには期待することが出来ない顕著な効
果を有するに至ったのである。
た縦断面図。
Claims (4)
- 【請求項1】溶接時等に発生する煙、ガス等を吸引除去
する吸引ノズル3であって、下壁6、上壁7、後壁8、
先端側壁9、手許側壁10から構成された煙、ガス等を
誘導するガイド溝11を内部に形成し、上壁7と下壁6
の二重層の幅広い円弧状とし、上壁7は、下壁6より幅
が狭く、下壁6の前面を配管2の外形の一部に沿った形
状に形成し、その断面が根元から先端部の形状が徐々に
先細り状に形成され、その側端に結合した前記ホース4
の吸引口とガイド溝11とを連通する構造の煙、ガス等
の吸引ノズル3。 - 【請求項2】 吸引ノズル3開口部は、吸引ノズル3の
配管2外壁側と溶接点側に設けられ、溶接点側には上壁
7が設けられ、配管2の外壁と上壁7の間が溶接点側の
開口部12となり、吸引ノズル3装着時、配管2の外壁
が、吸引ノズル3外壁の一部となる請求項1に記載の
煙、ガス等の吸引ノズル3。 - 【請求項3】 上壁7の端縁を丸みをつけて庇状に曲げ
た形状を有することを特徴とする請求項1乃至2のいず
れかに記載の煙、ガス等の吸引ノズル3。 - 【請求項4】 吸引ノズル3の根元より配管2の外壁と
の間に仕切り14を設けたことを特徴とする請求項1乃
至3のいずれかに記載の煙、ガス等の吸引ノズル3。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6193516A JP2732359B2 (ja) | 1994-07-25 | 1994-07-25 | 煙、ガス等の吸引ノズル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6193516A JP2732359B2 (ja) | 1994-07-25 | 1994-07-25 | 煙、ガス等の吸引ノズル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0839255A JPH0839255A (ja) | 1996-02-13 |
JP2732359B2 true JP2732359B2 (ja) | 1998-03-30 |
Family
ID=16309373
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6193516A Expired - Lifetime JP2732359B2 (ja) | 1994-07-25 | 1994-07-25 | 煙、ガス等の吸引ノズル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2732359B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5230714U (ja) * | 1975-08-28 | 1977-03-03 |
-
1994
- 1994-07-25 JP JP6193516A patent/JP2732359B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0839255A (ja) | 1996-02-13 |
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