JPH05280U - トーチカバー - Google Patents

トーチカバー

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JPH05280U
JPH05280U JP4453291U JP4453291U JPH05280U JP H05280 U JPH05280 U JP H05280U JP 4453291 U JP4453291 U JP 4453291U JP 4453291 U JP4453291 U JP 4453291U JP H05280 U JPH05280 U JP H05280U
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JP
Japan
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torch
divided
foreign matter
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JP4453291U
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春雄 安部
勝弘 山田
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Hitachi Zosen Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 溶接トーチの外周部に設けられるとともに吸
引ダクトを介して吸引装置に接続されて溶接時に発生す
るヒュームなどを吸引するためのトーチカバーであっ
て、筒状のカバー本体21を2分割し、この2分割された
分割カバー本体部211aの一端部同士をヒンジ部材23に
より連結するとともに他端部を面ファスナー24により解
放自在に連結し、かつカバー本体21内にスパッタなどの
異物の侵入を防止するための金属製タワシ22を取外し可
能に設けたものである。 【効果】 トーチカバーのカバー本体が2分割構造にさ
れているので、トーチカバーのトーチへの取付け・取外
し作業が極めて容易になり、またカバー本体の内部にス
パッタなどの異物侵入防止部材が設けられているので、
スパッタなどが吸引ダクトの内部に付着したり、吸引装
置側まで侵入して火災などを引き起こす心配はない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、溶接時に発生するヒュームなどを吸引するためのトーチカバーに関 するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、溶接機のトーチの先端には、溶接時に発生するヒュームなどを吸引する ために、トーチカバーが取り付けられている。
【0003】 そして、このトーチカバーは、例えば筒状の一体的なものであり、またその内 部には、なにも設けられておらず、単に、空洞のような構成であった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来のトーチカバーの構成によると、筒状の一体的なものであるため、ト ーチ自体への取付け、取外し作業が面倒であるとともに、トーチカバー内には、 ヒュームと一緒にスパッタなども吸引されて、吸引ダクトの内部に付着したり、 また吸引装置側にスパッタが入ったりして、火災などの原因になるという問題が あった。
【0005】 そこで、本考案は上記問題を解消し得るトーチカバーを提供することを目的と する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本考案のトーチカバーは、溶接トーチの外周部に設 けられるとともに吸引ダクトを介して吸引装置に接続されて溶接時に発生するヒ ュームなどを吸引するためのトーチカバーであって、筒状のカバー本体を2分割 するとともに、2分割された分割カバー本体部の一端部同士をヒンジ部材により 連結し、これら両分割カバー本体部の他端部同士を連結解放自在な連結具を設け 、かつカバー本体の入口部内にスパッタなどの異物の侵入を防止するための異物 侵入防止部材を取外し可能に設けたものである。
【0007】
【作用】
上記の構成によると、溶接時において、吸引装置が作動されると、溶接時に発 生したヒュームなどは吸引ダクトを介して外部に吸引される。
【0008】 そして、カバー本体の内部には、異物侵入防止部材が設けられているため、ス パッタなどが吸引ダクトおよび吸引装置側に侵入するのが防止され、したがって 吸引装置側で火災が発生するなどの危険性がなくなる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1〜図4に基づき説明する。 図1において、1は溶接機における溶接トーチで、その外周部にはシールドガ スの吹き出し用のケーシング2およびこのケーシング2を覆うようにしてトーチ カバー3が設けられている。
【0010】 まず、上記ケーシング2を図1,図3および図4に基づき説明する。 すなわち、このケーシング2は、有蓋筒状でかつ長手方向で2分割されたケー シング本体11と、このケーシング本体11内面に設けられたシールドガスの案 内用フィン12と、同じくケーシング本体11のフィン12より下方位置の入口 部に配設されたスパッタなどの異物の侵入を防止するための金属製タワシ13と 、上記各分割ケーシング本体部11aの一端部に装着されてこの一端部同士を連 結するヒンジ部材14と、分割ケーシング本体部11aの他端部に設けられて、 この他端部同士を連結解放自在にする面ファスナー15とから構成されている。 なお、上記ヒンジ部材14は、図4に示すように、分割ケーシング11aの長さ にほぼ等しい長さにされるとともに、その両側部には分割ケーシング本体部11 aの端部に装着自在な装着用凹部14aが形成されている。
【0011】 また、上記金属製タワシ13は、その着脱作業が容易に行えるようにピン16 により係止されており、またケーシング本体11の蓋部11bにはトーチ1挿通 用の開口部11cが形成されている。なお、図3中、17はシールドガスの入口 部である。
【0012】 次に、トーチカバー3について、図1および図2に基づき説明する。 このトーチカバー3も上記ケーシング2と同様の構成にされるとともに、この トーチカバー3には、溶接時に発生するヒュームなどを吸引するための吸引装置 4が、アルミニュウムにより構成された吸引ダクト5を介して接続されている。
【0013】 すなわち、このトーチカバー3は、有蓋筒状でかつ長手方向で2分割されたカ バー本体21と、このカバー本体21内下部の入口部に配設されたスパッタなど の異物を除去してカバー本体21内への侵入を防止するする金属製タワシ(異物 侵入防止部材)22と、上記各分割カバー本体部21aの一端部に装着されてこ の一端部同士を連結するヒンジ部材(連結具の一例で、図4で示したヒンジ部材 14と同一構造であるため、詳細な説明は省略する)23と、同じく分割カバー 本体部21aの他端部に設けられて、この他端部同士を連結解放自在にする面フ ァスナー24とから構成されている。
【0014】 また、上記金属製タワシ22は、その着脱作業が容易に行えるようにピン25 により係止されており、またカバー本体21の蓋部21bにはトーチ1挿通用の 開口部21cが形成されるとともに、吸引ダクト5との接続口26が形成されて いる。さらに、カバー本体21の上部には、挿通用開口部21cにおけるトーチ 1との隙間から漏れ出るヒュームなどを外部に出るのを防止する耐熱性シートか らなる保護カバー27が取り付けられている。なお、この保護カバー27も面フ ァスナー28によりトーチ1側に固縛される。
【0015】 したがって、上記ケーシング2およびトーチカバー3をトーチ1に取り付ける 場合には、まずトーチ1の両側からヒンジ部材14により連結された分割ケーシ ング本体部11aを位置させた後、面ファスナー15により他端部同士を連結し 、そして金属製タワシ13をその内部に挿入してピン16により固定する。
【0016】 次に、上記ケーシング2の外側から、上述したケーシング2の場合と同様に、 分割カバー本体部21a同士の他端部を面アァスナー24により連結し、そして 金属製タワシ22をその内部に挿入してピン25により固定する。次に、保護カ バー27をトーチ1の周囲を覆うようにして、面ファスナー28により固縛すれ ばよい。そして、この後、接続口26に吸引ダクト5を接続すればよい。
【0017】 上記の構成において溶接作業が行われると、まずケーシング2については、そ の内部にシールドガスが供給されて、溶接が良好に行われる。 そして、トーチカバー3については、吸引装置4により、カバー本体21内の 気体、すなわち溶接時に発生するヒュームが、吸引ダクト5を介して外部に吸引 される。
【0018】 上記ケーシング2およびトーチカバー3においては、その入口部には金属製タ ワシ13,22が設けられているため、スパッタなどがケーシング本体11内お よびカバー本体21内に侵入するのが防止される。したがって、特にトーチカバ ー3については、吸引ダクト5を損傷することがないとともに、吸引装置4側に スパッタが侵入することがないので、火災が発生するなどの危険性がなくなる。
【0019】 もし、たとえスパッタが吸引ダクト5内に侵入した場合でも、吸引ダクト5は アルミニュウムで構成されているため、スパッタ自身が冷却され、吸引装置4で 火災が発生するのを防止することができる。
【0020】
【考案の効果】
以上のように本考案の構成によると、トーチカバーのカバー本体をヒンジ部材 により連結して2分割構造にしたので、トーチカバーのトーチへの取付け・取外 し作業が極めて容易になり、またカバー本体の内部にスパッタなどの異物侵入防 止部材を設けたので、スパッタなどが吸引ダクトの内部に付着したり、また吸引 装置側まで侵入して火災などを引き起こす心配はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例におけるトーチカバーのトー
チへの取付状態を示す概略断面図である。
【図2】同実施例におけるトーチカバーの分解斜視図で
ある。
【図3】同実施例におけるケーシングの分解斜視図であ
る。
【図4】同実施例におけるケーシング本体部同士を連結
するためのヒンジ部材の断面図である。
【符号の説明】
1 溶接トーチ 2 ケーシング 3 トーチカバー 4 吸引装置 5 吸引ダクト 21 カバー本体 21a 分割カバー本体部 22 金属製タワシ 23 ヒンジ部材 24 面ファスナー

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】溶接トーチの外周部に設けられるとともに
    吸引ダクトを介して吸引装置に接続されて溶接時に発生
    するヒュームなどを吸引するためのトーチカバーであっ
    て、筒状のカバー本体を2分割するとともに、2分割さ
    れた分割カバー本体部の一端部同士をヒンジ部材により
    連結し、これら両分割カバー本体部の他端部同士を連結
    解放自在な連結具を設け、かつカバー本体の入口部内に
    スパッタなどの異物の侵入を防止するための異物侵入防
    止部材を取外し可能に設けたことを特徴とするトーチカ
    バー。
JP4453291U 1991-06-14 1991-06-14 トーチカバー Expired - Lifetime JP2520307Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP4453291U JP2520307Y2 (ja) 1991-06-14 1991-06-14 トーチカバー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4453291U JP2520307Y2 (ja) 1991-06-14 1991-06-14 トーチカバー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05280U true JPH05280U (ja) 1993-01-08
JP2520307Y2 JP2520307Y2 (ja) 1996-12-18

Family

ID=12694125

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4453291U Expired - Lifetime JP2520307Y2 (ja) 1991-06-14 1991-06-14 トーチカバー

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JP (1) JP2520307Y2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101494693B1 (ko) * 2013-05-30 2015-02-23 두산중공업 주식회사 티그 용접용 실드장치
WO2018218234A1 (en) * 2017-05-26 2018-11-29 Robovent Products Group, Inc. Fume extraction sstem for gas shielded welding with an extraction hose and an intake shroud
WO2019006051A1 (en) * 2017-06-28 2019-01-03 Robovent Products Group, Inc. FUME EXTRACTION SYSTEM FOR GASKET WELDING WITH ROTARY EXTRACTION PIPE AND ADMISSION ENVELOPE

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WO2018218234A1 (en) * 2017-05-26 2018-11-29 Robovent Products Group, Inc. Fume extraction sstem for gas shielded welding with an extraction hose and an intake shroud
WO2019006051A1 (en) * 2017-06-28 2019-01-03 Robovent Products Group, Inc. FUME EXTRACTION SYSTEM FOR GASKET WELDING WITH ROTARY EXTRACTION PIPE AND ADMISSION ENVELOPE

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Publication number Publication date
JP2520307Y2 (ja) 1996-12-18

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