JP2520203B2 - 焼結鉱製造方法 - Google Patents

焼結鉱製造方法

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JP2520203B2
JP2520203B2 JP3197599A JP19759991A JP2520203B2 JP 2520203 B2 JP2520203 B2 JP 2520203B2 JP 3197599 A JP3197599 A JP 3197599A JP 19759991 A JP19759991 A JP 19759991A JP 2520203 B2 JP2520203 B2 JP 2520203B2
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郁生 熊原
剛 新本
修 小松
正安 清水
英俊 野田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、焼結ベッド上層部の冷
間強度および歩留りの向上を図る焼結鉱の製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】走行するパレットに焼結原料を装入し、
焼結原料層の表面に点火し、下向きに吸引することによ
り、焼結鉱を製造する焼結鉱製造方法においては、焼結
ベッド(焼結層)の上層部の強度が低く、歩留りが悪く
なる。これは、焼結ベッドの上層部が吸引される冷空気
により冷却され、焼結するのに充分な温度および時間が
無くなる(熱量不足になる)ためと考えられている。
【0003】焼結ベッドの上層部の強度の低下等を防止
する提案が幾つかなされている。特開昭63−1764
37号公報は、焼結機の給鉱部のカットプレートと点火
炉の間に一本のロールを設け、原料層を圧密するものに
おいて、ロールの周速Vとパレット速度vとの比V/v
が0.1〜1.5となる周速でロールにより原料層を圧
密するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】当出願人は、前記のよ
うな問題点を解決するために、特願平03−02093
6号と特願平03−020937号を先に出願した。特
願平03−020936号の発明は、焼結機に装入され
た点火前の焼結原料層の表層を、円盤状の突起を有する
ローラで圧密するものであり、特願平03−02093
7号の発明は、焼結機に装入された点火前の焼結原料層
の表層を、棒状の突起を有するローラで圧密するもので
ある。
【0005】前記した先行技術は、いずれも一本のロー
ラでパレット全幅を圧密するため、壁効果により原料層
の両側部が中央部よりも吸引風量が多くなり、中央部よ
りも両側部の冷間強度等が低下する問題点は解決されな
い。
【0006】そこで、本発明は上記の問題点をも解決で
きる焼結鉱の製造方法を提供することを目的とするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような目
的を達成しようとするもので、第1の方法は、焼結機の
原料装入シュートと点火炉の間の原料層の上部に、パレ
ット幅方向の中央部に配設した回転自在な第1のローラ
と、両側部に設けた回転自在な第2のローラとをパレッ
トの進行方向に位置をずらして設け、前記の第1および
第2のローラを独立して上下方向に移動可能に設け、第
2のローラの圧密深さを第1のローラの圧密深さより深
く原料層を圧密して焼結することを特徴とする焼結鉱製
造方法である。
【0008】第2の方法は、第1の方法において、第2
のローラを傾斜させ且つパレット側板側の圧密深さを他
側のそれより深くして圧密する方法である。
【0009】第3の方法は、焼結機の原料装入シュート
と点火炉の間の原料層の上部に、パレット幅方向の中央
部に配設した回転自在な第1のローラと、両側部に複数
の回転自在な第2のローラ群とをパレットの進行方向に
位置をずらして設け、前記第1および第2のローラ群を
独立して上下方向に移動可能に設けて第2のローラ群の
圧密深さを第1のローラの圧密深さより深く原料層を圧
密して焼結することを特徴とする焼結鉱製造方法であ
る。
【0010】第4の方法は、第3の方法において、第2
のローラ群を傾斜させ且つパレット側板側の圧密深さを
他側のそれより深くして圧密する方法である。
【0011】
【作用】本発明では、パレット幅方向の中央部に配設し
た回転自在な第1のローラと、両側部に一対の回転自在
な第2のローラとをパレットの進行方向に位置をずらし
て設け、第1のローラと第2のローラを独立して上下動
できるようにしてあるから、吸引風量の多い両側部の原
料層の圧密深さを、中央部のそれより適当量深くするこ
とにより、パレット全幅の吸引風量を均一化することが
できる。
【0012】両側部に設ける第2のローラを傾斜させ且
つパレットの側板側の圧密深さを他側のそれよりも深く
して圧密すれば、第1のローラと第2のローラの境の原
料層表面にに段差が無くなり、より点火がし易くなる。
また、原料層の密度を側板側に直線的に増加することが
でき、強度および歩留りを段差のある場合に比し、より
向上させるとができる。
【0013】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて以下に説明
する。図1は本発明の方法を説明する原料層断面図、図
2は本発明方法に係る圧密ローラ取付け箇所の斜視図で
ある。図示しないベルトコンベヤで搬送されてきた焼結
原料は、サージホッパー1に投入され、ロールフィーダ
により切り出され、装入シュート3を経由して点火炉
6方向に移動しているパレット4の上に装入される。
【0014】パレット4に装入された焼結原料は、装入
シュート3の後背部に設けられたカットプレート(図示
せず)により、その表面を均され所定装入厚さの原料層
5となり、点火炉6に向かって移動してゆく。
【0015】本発明において、第1のローラ7および第
2のローラ8は、次のように構成し、配設されている。
【0016】装入シュート3と点火炉6の間の適当位置
の原料層5の表面上に、パレット4の幅方向の中央部に
回転自在で且つ上下方向に移動可能な長い第1のローラ
7を設け、第1のローラ7とパレットの進行方向に位置
をずらして、パレット4の幅方向の両側部に回転自在で
且つ上下方向に移動可能な短い第2のローラ8a,8b
を設けている。第1のローラ7と第2のローラ8a,8
bとは、それぞれ独立した上下動手段を有しており、圧
密深さを独立して変えられる。
【0017】第1のローラ7と第2のローラ8a,8b
は、図2に示すように、原料層に圧密されない部分が生
じないよう、端部部分が重複して配設される。また、第
1のローラおよび第2のローラは、その軸頸部がボール
ベアリング等で支持されており、移動する原料層5によ
り回転される。
【0018】第2のローラは、片側に複数本のローラで
構成することもでき、また図3に示すようにパレットの
側板に向かって下り傾斜に配設してもよい。
【0019】本発明は、上記のように構成、配設された
第2のローラ8a,8bの圧密深さh2 を第1のローラ
7の圧密深さh1 より深くして圧密した後、点火炉6で
その表面に点火して焼結するものである。第1のローラ
7は原料層5を水平に圧密するが、第2のローラ8a,
8bの圧密方法は、図3に示すように傾斜させて行なう
方法と図4に示すように水平にして行なう方法がある。
【0020】次に本発明方法の実施結果について説明す
る。図5および表1は、従来方法で圧密した2例と本発
明方法で圧密した3例について焼結鉱の製造諸元を示し
たものである。なお、第2のローラ(短ローラ)の圧密
方法は、傾斜圧密(図3の方法)とした。また、使用し
たローラの寸法は、第1のローラ長:4500mm,第2
のローラ長:600mm,第1のローラと第2のローラの
ラップ量:300mmとした。
【0021】本発明方法の返鉱原単位は従来法のそれよ
り少なくなっている。即ち焼結歩留りが向上している。
また、焼結鉱の強度(冷間強度)も本発明方法のもの
が、従来法のものより0.5%だけ向上している。
【0022】本発明方法3例では、第1のローラの圧密
深さ:20mm,第2のローラの圧密深さ:40mmとした
ものが、返鉱原単位、焼結鉱の強度とも一番優れた結果
となった。
【0023】
【表1】
【0024】図6および表2は、従来方法で圧密した他
の2例と本発明方法で圧密した他の2例について焼結鉱
の製造諸元を示したものである。この例は、外周にリン
グ状突起または棒状突起を付けたローラを使用して行な
った。
【0025】本発明方法の返鉱原単位は従来法のそれよ
り12kg/Tだけ少なくなっている。即ち焼結歩留りが向
上している。また、焼結鉱の強度(冷間強度)も本発明
方法のものが、従来法のものより0.5%だけ向上して
いる。
【0026】本発明方法の2例では、返鉱原単位および
焼結鉱の強度ともほぼ等しい結果となった。
【0027】
【表2】
【0028】
【発明の効果】本発明方法は上記のように構成されてい
るから、一本のローラで圧密する従来法に比較して、焼
結層の幅方向の通気性が均一となり、返鉱原単位が減少
(焼結歩留りの向上)し、焼結鉱の冷間強度が向上する
という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を説明する原料層断面図である。
【図2】本発明方法に係る圧密ローラ取付け箇所の斜視
図である。
【図3】両側部を傾斜圧密する本発明方法の説明図であ
る。
【図4】両側部を水平圧密する本発明方法の説明図であ
る。
【図5】従来方法で圧密した2例と本発明方法で圧密し
た3例について焼結鉱の製造諸元を示したグラフであ
る。
【図6】従来方法で圧密した他の2例と本発明方法で圧
密した他の2例について焼結鉱の製造諸元を示したグラ
フである。
【符号の説明】
3 装入シュート 4 パレット 5 原料層 6 点火炉 7 第1のローラ 8 第2のローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 正安 東京都千代田区丸の内1丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (72)発明者 野田 英俊 東京都千代田区丸の内1丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 審査官 中村 朝幸 (56)参考文献 実開 昭58−148599(JP,U) 実開 昭63−26094(JP,U)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焼結機の原料装入シュートと点火炉の間
    の原料層の上部に、パレット幅方向の中央部に配設した
    回転自在な第1のローラと、両側部に設けた回転自在な
    第2のローラとをパレットの進行方向に位置をずらして
    設け、前記第1および第2のローラを独立して上下方向
    に移動可能に設けて第2のローラの圧密深さを第1のロ
    ーラの圧密深さより深く原料層を圧密して焼結すること
    を特徴とする焼結鉱製造方法。
  2. 【請求項2】 第2のローラを傾斜させ且つパレット側
    板側の圧密深さを他側のそれより深くして圧密する請求
    項1記載の焼結鉱製造方法。
  3. 【請求項3】 焼結機の原料装入シュートと点火炉の間
    の原料層の上部に、パレット幅方向の中央部に配設した
    回転自在な第1のローラと、両側部に設けた複数の回転
    自在な第2のローラ群とをパレットの進行方向に位置を
    ずらして設け、前記第1および第2のローラ群を独立し
    て上下方向に移動可能に設けて第2のローラ群の圧密深
    さを第1のローラの圧密深さより深く原料層を圧密して
    焼結することを特徴とする焼結鉱製造方法。
  4. 【請求項4】第2のローラ群を傾斜させ且つパレット側
    板側の圧密深さを他側のそれより深くして圧密する請求
    記載の焼結鉱製造方法。
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JP4093779B2 (ja) 2002-03-22 2008-06-04 ユニ・チャーム株式会社 使い捨て着用物品の製造方法
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JPH0343598Y2 (ja) * 1986-08-06 1991-09-12

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