JP2520047B2 - 患者監視システム - Google Patents

患者監視システム

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JP2520047B2 JP2285768A JP28576890A JP2520047B2 JP 2520047 B2 JP2520047 B2 JP 2520047B2 JP 2285768 A JP2285768 A JP 2285768A JP 28576890 A JP28576890 A JP 28576890A JP 2520047 B2 JP2520047 B2 JP 2520047B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、重症患者に対する集中的な監視や治療を効
率よく行なえるようにするための患者監視システムに関
し、特に治療指示内容や患者のバイタルサインなどが入
力される中央監視装置から看護婦に対して投薬などの定
期的な処置内容を無線信号によりおよびナンディターミ
ナル伝達でき、看護婦の業務の効率化を図れるようにし
た患者監視システムに関する。
(従来の技術) 集中治療システムは、救急患者や術後患者など病態が
変化しやすい重症患者に対して最も適切な治療処置を行
なえるように、患者の生体情報を逐次取り出して医療チ
ームに提供するとともに、患者に対しては人工呼吸や輸
液などの処置を自動的に行なうことで生命の維持が図れ
るようになっている。
この集中治療システムは、ICU(Intensive Care Uni
t)として一般に知られており、心臓病患者を対象とし
たCCU(Coronary Care Unit)や、呼吸不全患者を対象
としたRCU(Respiratory Care Unit)、脳卒中患者のた
めのSCU(Stroke Care Unit)などがある。
バイタルサインは、患者の生命を維持するのに必要な
生体機能の情報であり、集中治療システムでは患者の心
電図、血圧、脈拍、呼吸、体温などを24時間連続して監
視し、これらバイタルサインが異常値を示すとランプや
ブザーによって警報を発するようになっている。これら
バイタルサインを監視できるモニタは、普通、ベッドサ
イドとナースステーションなどの監視室に置かれてい
る。
ところでこのような集中治療システムで治療を受けて
いる重症患者に対する投薬などの処置は、医師が患者毎
に治療指示書を作成し、この指示書に従って看護婦が行
なっている。第10図には、重症患者としてたとえば手術
後の患者Paに対する薬剤の投与や術後処置の業務の流れ
が示されている。
この図で、医師Drは患者Pa毎に術式に応じた術後指示
書Y1と処方箋Y2を発行する。この術後指示書Y1には、患
者に対して定期的に行なう採決や呼吸管理、体位変更、
身体の清潔化などの術後処置の指示内容が記されてい
る。また処方箋Y2には、注射や点滴、内服による投薬の
指示が記されている。
看護婦Nuは、これら術後指示書Y1や処方箋Y2、医師Dr
からの口頭指示に基づいて患者Paに対して術後処置や投
薬投与の処置を行なう。看護婦Nuは、患者Paに対する処
置後に処置内容を経過表Y3に記録する。この経過表Y3に
よって医師Drは患者Paの病態を把握することができる。
また看護婦Nuは、未発行分の処方箋Y2aへの記入を行な
う。
(発明が解決しようとする課題) ところで上述した集中治療システムでの重症患者に対
する投薬などの処置は、大半が一定時間毎に行なう定型
業務であるが、看護婦は病態が急変したことによる対応
や患者からの訴えに基づいた不定期の処置も行なってい
る。このように不定期の処置も行ないながら定期的に行
なう処置内容を意識し続けることは、看護婦にとって大
きな負担であり、業務ミスを招いたり、ストレスの要因
ともなっている。
また看護婦は患者に対して行なった処置内容を経過表
に記録しているが、この記録業務も大きなウエートを占
めており、看護婦にとって負担となっている。
また患者側から見た場合、バイタルサインの異常時に
ベッドサイドモニタから発せられるアラームは、患者に
対してアラーム公害をもたらしており、患者に対して精
神的な悪影響を与えていた。
本発明は、このような課題を解決するために提案され
たものであり、看護婦の処理負担を軽減できるととも
に、ベッドサイドモニタから発せられるアラームによっ
て患者が精神的な負担を受けることのない患者監視シス
テムを提供することを目的とする。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本発明のよる患者監視シス
テムは、治療指示書に示される治療指示に必要なデータ
が入力される中央監視装置と、患者の生体機能の情報お
よび治療機器の動作状態を監視し、異常発生時に患者の
病態アラーム信号および機器アラーム信号を上記中央監
視装置に送出するベッドサイドモニタと、このベッドサ
イドモニタからの病態アラーム信号または機器アラーム
信号の受信時に、上記中央監視装置においてアラームを
発するアラーム発生手段と、中央監視装置に設けられ、
上記治療指示に必要な入力データに基づき治療処置事項
に対応する呼出し信号を処置該当時刻に無線信号により
発信するとともに、病態アラームまたは機器アラームの
発生時にこれらアラームに対応した呼出し信号を無線信
号により発信する送信手段と、スイッチを備え、上記送
信手段からの呼出し信号の受信時に該呼出し信号の種別
に対応したアラームを発するとともに、上記スイッチが
操作されると処置の終了を示す処置済み信号を上記中央
監視装置の受信手段に発信する子機と、上記中央監視装
置に設けられ、上記子機から発信された処理済み信号に
基づいて看護記録に相当する経過表を作成する経過表作
成手段とを備えることを特徴とするものである。
(作用) 上術した構成によれば、医師が作成した治療指示書の
指示内容を中央監視装置に入力することにより、たとえ
ば投薬を行なう時刻になると呼出し信号が子機に発信さ
れる。看護婦はこの呼出し信号に基づいて投薬などの処
置を行なうことができる。
またベッドサイドモニタからは、病態アラーム信号ま
たは機器アラーム信号が中央監視装置の送出されるの
で、中央監視装置ではこれらアラーム信号の受信時に監
視装置側でアラームを発することができるとともに、ア
ラームに対応した呼出し信号を子機に向けて発信するこ
とができる。この呼出し信号に基づいて看護婦は病態ア
ラームまたは機器アラームに対応した処置を行なえる。
したがってベッドサイドモニタでは病態アラームまたは
機器アラームの発生時にブザーなどによりアラームを発
する必要がない。
また子機からは、処置済み信号を中央監視装置に発信
することができるので、中央監視装置ではこの処置済み
信号に基づいて経過表を作成することができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に説明す
る。
第1図のブロック図は、本発明による患者監視システ
ムの一実施例を示す。
この図で、ナースステーションなどの監視室に設けら
れる中央監視装置(セントラルコンピュータ)1には、
CRTなどからなる表示装置2、キーボード3、XYプロッ
タなどからなるプリンタ4が接続されている。
この中央監視装置1には、処方箋を含めた術後患者用
指示書や救急患者用指示書などを作成できる治療指示書
エディタ5が備えられており(第2図参照)、キーボー
ド3から、医師が作成したたとえば術後患者に対する術
後処置の内容や処方箋の内容が投薬スケジュールも含め
た措置スケジュール、患者名、担当看護婦名とともに入
力されると、治療指示書エディタ5により治療指示書が
作成され、入力されたデータが中央監視装置1内のメモ
リ6にストアされる。このとき表示装置2の指示項目入
力画面は、実際に使用されている治療指示書と同様な構
成が採れている。また作成された治療指示書は適宣プリ
ンタ4により印字することができる。
ここで治療指示書エディタ5には、医師名や術式名、
病名などに対応した基本的な指示内容の登録が予め行な
われており、各患者に対応した指示項目の入力は、基本
的な指示内容を修正するだけで行なえるようになってい
る。また患者名とこの患者を看護する看護婦名が予め認
識符号(ID)に対応させて登録されている。患者の識別
符号(患者ID)はベッド番号と一対一に対応しており、
看護婦の識別符号(看護婦ID)は看護婦が携帯する子機
7の識別符号(子機番号)に一対一に対応している。
ベッドサイドモニタ8には、患者からのバイタルサイ
ンを得るための心電計9や血圧計10、呼吸数計測計11を
内蔵し、また外部からの深部体温計12、尿量計13などの
各計測器の信号出力部が接続されているとともに、輸液
ポンプ14や人工呼吸器15の制御部、その他治療機器16の
制御部が接続されている。このベッドサイドモニタ8で
は、バイタルサインや各種機器の動作状態を監視して患
者の急激な病変時に病態アラーム信号を出力するととも
に、各バイタルサインや病態アラーム信号、各機器のア
ラーム信号などをオンラインにて中央監視装置1に送出
する。ここで、病態アラームが発せられるような急変と
しては、心室性頻脈、心室細動、心停止などがある。ま
た機器アラームとしては、輸液ポンプ14の送液異常や人
工呼吸器15の異常などがある。なお、患者に対して精神
的な悪影響を与えないために、病態アラームまたは機器
アラームが発生してもベッドサイドモニタ8ではアラー
ムの鈴動を行なわないようにすることも可能である。
また検査データ末端器18からは、たとえば採血後の検
査データなどが入力されると、この検査データが自動的
に中央監視装置1に送出される。
治療指示書の作成時に入力された薬剤に関するデータ
や投薬スケジュール、その他処置に関する指示内容は、
中央監視装置1からハンディターミナル17へ送信され
る。携帯可能なハンディターミナルはこの指示内容を表
示キーを押すことでずい時表示部に表示できるととも
に、処置該当時刻に処置事項を表示部に表示することが
できる。
また中央監視装置1と接続される送受信装置19から
は、看護婦が携帯するページング用の子機(カードペー
ジャ)7に対して投薬などの指示内容が該当する処置時
刻に無線信号によって送信されるとともに、子機7から
送信された確認信号や処理済み信号などがこの送受信装
置19によって受信され、受信信号が中央監視装置1に返
送される。
つぎに、第2図のブロック図に示す中央監視装置1の
構成を説明する。
この図で、制御部20には、表示装置2の制御を行なう
表示処理部21、キーボードインターフェース22、プリン
タインターフェース23が接続されている。
治療指示書エディタ5で作成された治療指示書の指示
データは、メモリ6から読み出されて時刻系アラーム発
生24と状態認識系アラーム発生部25に供給される。時刻
系アラーム発生部24は時報アラーム発生部24aと投薬ア
ラーム発生部24bによって構成されており、この投薬ア
ラーム発生部24bでは医療指示書の投薬スケジュールに
基づき、ルーチンで行なわれる投薬処置のためのページ
ング用投薬アラーム信号が作成される。時報アラーム発
生部24aでは毎正時毎に時報アラーム信号が作り出され
る。状態認識系アラーム発生部25は、治療指示書該当ア
ラーム発生部25aと病態アラーム発生部25bによって構成
されており、治療指示書該当アラーム発生部25aでは、
治療指示書に示された投薬以外の措置項目についてのペ
ージング用指示書該当アラーム信号の作成が行なわれ
る。この処置内容には、前述したように患者に対する採
血や呼吸管理、体位変更、身体の衛生化などの処置が含
まれている。
ベッドサイドモニタ8からオンラインにより端子26に
入力されるバイタルサインや病態アラーム信号などのオ
ンラインデータ、およびハンディターミナル17や検査デ
ータ端末器18から端子27に入力されるオフラインデータ
は、入出力インターフェース(I/Oインターフェース)2
8を介して病態アラーム発生部25bに供給され、このアラ
ーム発生部25bにおいてページング用病態アラーム信号
が作成される。また機器アラーム信号などの機器情報系
信号のオンラインデータは、機器情報系アラーム発生部
29に供給され、このアラーム発生部29においてページン
グ用機器アラーム信号が作成される。またこの機器情報
系アラーム発生部29において、オンラインデータのプロ
ット時にプロット確認アラーム信号が作られる。
アラーム発生部24,25,29で作られた各アラーム信号
は、制御部20に供給される。制御部20では、時刻データ
を含む各アラーム信号と、患者ID、担当看護婦のIDとを
I/Oインターフェース30を介して送受信装置19に送出す
る。送受信装置19では、看護婦ID、患者IDおよび各アラ
ーム信号を看護婦が携帯する子機7に送信する。第3図
は、この送受信装置19から送信される送信信号のフォー
マットを示す。この信号フォーマットにおいてD1,D2,D
3,D4はそれぞれ看護婦ID、患者ID、処置時刻、指示内容
のデータ領域に対応している。
またアラーム発生部25を通過したバイタルサインの情
報は、表示装置2の画面上に逐次表示される。病態アラ
ームや機器アラームの発生時には、アラームメッセージ
が画面上に表示されるとともに、ブザーからのビープ音
によってその旨が知らされる。第4図は機器アラームが
発生した場合の表示画面2aの例であり、この例では輸液
ポンプ14xに異常が発生したことがこの輸液ポンプ14xを
示すブロック部分の点滅により示されている。
また中央監視装置1には、経過表作成部32が備えられ
ており、看護婦が投薬などの処置を行なったあとに子機
7から処理済みの信号が発せられると、経過表作成部32
においてこの処置済み信号に基づき看護記録に相当する
経過表の作成が行なわれる。作成された経過表は、適宣
プリンタ4によって印字することができる。
子機動作確認部33は、各子機7が正常に機能している
か否かの動作確認を定期的に行なっており、この子機動
作確認部33が一定時間間隔に起動されることで、各子機
7をそれぞれ識別できる子機番号d1(これは看護婦IDに
も対応する)と子機応答要求信号d2とからなる動作確認
信号が送受信装置19から各子機7に対して発せられる。
第5図はこの動作確認信号の信号フォーマットを示す。
各子機7は動作確認信号を受信すると自身の識別符号と
しての子機番号と応答信号とを自動的に発するようにな
っており、子機7からの応答信号が送受信装置19で受信
されると、子機動作確認部33は送信時の子機番号と受信
時の子機番号との照合を行ない、各子機が正常に機能し
ているか否かのチェックを行なう。この確認動作により
動作不良の子機7xが判明されると、第4図に示すように
表示装置2の画面2a上に該当する子機7xが不良であるこ
とを点滅表示するとともに、子機7xが不良である旨のア
ラームがブザー31から発せられる。この子機動作確認部
33を設けたことにより、子機7の電池切れや通信異常な
どを事前に知ることができる。
つぎに、看護婦に対して治療指示書に基づいた各処置
内容や病態アラーム、機器アラームなどを伝達するとと
もに、看護婦側からの応答内容を送信するための子機7
の構成と動作を説明する。
まず、子機7の外観は第6図に示すように携帯に適し
た小型のカード形状に構成されており、この子機7の表
面には患者のベッド番号や処置内容、アラーム内容など
を文字によって表示することができる液晶表示部34、ア
ラーム音を発するブザー35、処置を伴うページング用ア
ラーム信号受信時に看護婦がページングを確認したこと
を伝達するための確認スイッチ36、処置済み伝達スイッ
チ37が押されるまで点滅し看護婦に対して未処置である
ことを知らせるための表示灯38、処置が終了したことを
伝達するための処置済み伝達スイッチ37が設けられてい
る。
第7図はこの子機7のブロック図を示しており、CPU
(セントラル・プロセッシング・ユニット)39には、液
晶表示部34を駆動する表示駆動回路40、ブザー35を駆動
するブザー駆動回路41、確認スイッチ36および処置済み
伝達スイッチ37が接続されるスイッチ回路42、表示灯38
を点滅させる点灯回路43がそれぞれバスライン44を介し
て接続されている。CPU39にバスライン44によって接続
されるI/Oインターフェース45には送受信回路46が接続
されている。
バスライン44の接続されるROM(リード・オンリー・
メモリ)47には、子機7の動作プログラムや各子機7に
付帯した子機番号が記録されている。またRAM(ランダ
ム・アクセス・メモリ)48には、送受信回路46で受信さ
れたデータなどが必要な期間一時的に蓄えられる。
この構成からなる子機7では、送受信回路46で中央監
視装置1からの送信信号が受信されると、CPU39は自身
に関するデータであるか否かを照合し、自身に関するデ
ータである場合は、アラーム信号の種別に応じてブザー
35を鈴動するとともに、液晶表示部34にアラーム内容を
文字により表示する。
第8図は子機7によって受信されるアラーム信号に種
別に応じた文字表示の例および呼出し音の例を示す。
この図で、まず毎正時に発せられる時報アラームが受
信されると、時報であることの識別として「b」が文字
表示されるとともに、ベッド番号が表示される。このと
きの呼出し音は「ピーピーピー」である。この時報アラ
ーム信号によって子機7の動作が正常であることを看護
婦側で確認できる。
オンラインデータのプロット時に発せられるプロット
確認アラーム信号が受信された場合は、文字表示はされ
ない。このときの呼出し音は「ピー」である。
ルーチンで行なわれる投薬の時刻を伝達するために発
せられるページング用投薬アラーム信号が受信される
と、処置の内容が投薬であることの識別として「C」が
文字表示されるとともに、患者のベッド番号が表示され
る。このときの呼出し音は、「ピー ピー ピー ピー
……」である。この投薬アラームにより、看護婦は定期
的に行なう投薬の処置時刻を意識する必要がないため、
負担が軽減される。
ページング用治療指示書該当アラーム信号が受信され
た場合は、投薬以外の処置であるこの識別として「A」
が文字表示されるとともに、ベッド番号が表示される。
このときの呼出し音は、「ピーピー ピーピー ピーピ
ー ピーピー……」である。
機器の異常時に発せられるページング用機器アラーム
信号が受信された場合は、異常機器に対する対応処置で
あることの識別として「E」が文字表示されるととも
に、このときの呼出し音は、「ピーピーピー ピーピー
ピー ピーピーピー ピーピーピー……」である。
患者の病態が急変した場合に発せられる病態アラーム
信号が受信された場合は、病態が悪化した患者へ対応処
置であることの識別として「AC」が文字表示されるとと
もに、患者のベッド番号が表示される。このときの呼出
し音はとくに注意を喚起する必要があることから、「ピ
ーピーピーピーピーピーピーピーピーピー……」の連続
アラームとなっている。
ページング用の各アラーム信号が受信されたことを呼
出し音あるいは文字表示によって確認したあとに、看護
婦が子機7の確認スイッチ36を押すと、呼出し音が止ま
り、ページングを確認したことの確認信号が子機7から
中央監視装置1の送信される。
ページン用のアラーム内容に基づいて処置を終えたあ
とに、処置済み伝達スイッチ37を押すと、アラームに対
応した処置が実施されたことが中央監視装置1に伝達さ
れる。
つぎに、このように構成される患者監視システムの動
作の流れを第9図の動作流れ図に基づいて説明する。
まず、治療指示書を作成するための必要事項の入力が
中央監視装置1に対して行なわれると(ステップS1)、
処置該当時刻に、ページング用投薬アラーム信号または
治療指示書該当アラーム信号が子機7に送信される(ス
テップS2〜S4)。
また毎正時には、時報アラーム信号が送信される(ス
テップS5〜S6)。
オンラインデータのプロット時刻になると、プロット
確認アラーム信号が送信されるとともに、オンラインデ
ータの取り込みが行なわれる(ステップS7〜S9)。また
ステップS10においては、オフラインデータの取り込み
が行なわれる。オンラインデータおよびオフラインデー
タの取り込みによって病態アラームまたは機器アラーム
確認されると、ページング用病態アラーム信号またはペ
ージング用機器アラーム信号が送信される(ステップS1
1〜S14)。
看護婦が携帯する子機7によってアラーム信号の内の
一つが受信されると、アラームの種別を示すための文字
表示と呼出し音の鈴動が子機7によって行なわれる(ス
テップS15〜S16)。
ページングのアラームである場合、看護婦がアラーム
を確認したあとに子機7の確認スイッチ36を押すと、表
示灯38が点滅を開始し、呼出し音の鈴動が停止するとと
もに、確認信号が中央監視装置1に送信される(ステッ
プS17〜S19)。中央監視装置1では、この確認信号を受
信することで、看護婦によってページングが確認された
ことを知ることができる(ステップS20)。一定の待ち
時間後にも確認信号が受信されない場合、中央監視装置
1は看護婦側で処置が行われなかったと判断する。この
「未処理」の判断は(ステップS21〜S22)に対応する。
アラームに対応した処置が終了したあと、看護婦が子
機7の処置済み伝達スイッチ37を押すと、表示灯38の点
滅が停止し、表示部34の文字表示が消されるとともに、
処置済み信号が中央監視装置1に送信される(ステップ
オS23〜S25)。中央監視装置1では、この処置済み信号
を受信することで、アラームの対応した処置が終了した
ことを確認することができる(ステップS26)。一定の
待ち時間後にも、処置済み信号が受信されない場合、中
央監視装置1は「未処理」と判断する(ステップS27,S2
2)。
ハンディターミナル17は、治療指示のデータを転送さ
れると(ステップS33)、このデータに基づいて処置時
刻になったかを判断し(ステップS34)、処置時刻にな
るとアラームを発する(ステップS35、S36)。看護婦は
処置を行った後、処理が終了したことをハンディターミ
ナル17に入力する(ステップS37)。また看護婦はハン
ディターミナル17を中央監視装置1に接続すると、ハン
ディターミナル17は処置済み信号を中央監視装置1に送
出する(ステップS38)。
中央監視装置1では、処理済み信号の確認および「未
処理」の判断に基づいて看護記録に相当する経過表の作
成を行なう(ステップS28)。経過表は適宣表示画面2a
によってモニタできるとともに、プリンタ4により印字
できる(ステップS29〜S32)。
このようにこの患者監視システムでは、いちいち看護
婦が経過表に記入する必要がないので、看護婦の負担を
大幅に軽減することができる。
なお、ページング用のアラーム内容を子機7の液晶表
示部34に文字表示するにあたっては、薬剤名や、その他
の処置名、病態名、機器の異常名などを一緒に表示する
ようにしてもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、治療指示書に示
された投薬などの処置事項を処置該当時刻に看護婦に対
して無線信号により伝達できるので、看護婦はいちいち
処置時刻を意識している必要がなく、精神的な負担が軽
減される。またこれにより、治療指示書に示された指示
内容がミスなく確実に実行されるようになるという利点
がある。
また看護婦が携帯する子機から処置済み信号を返送す
ることにより、中央監視装置側で自動的に経過表が作成
されるので、看護婦は処置終了後にいちいち経過表に記
入する必要がなく、大幅に処理負担が軽減される。
また病態アラームまたは機器アラームが発生してもベ
ッドサイドモニタではアラームの鈴動は行なわず、中央
監視装置および看護婦が携帯する子機側でアラームの鈴
動を行うようにしているので、患者に対して精神的な悪
影響を与えることがなく、患者はアラーム公害から開放
される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による患者監視システムの一実施例を示
すブロック図、第2図はこの患者監視システムを構成す
る中央監視装置のブロック図、第3図は中央監視装置か
ら子機に対して発せられるアラーム信号のフォーマット
を示す図、第4図は機器または子機の異常時に表示され
るアラーム画面を示す図、第5図は子機動作確認信号の
フォーマットを示す図、第6図は子機の外観図、第7図
は子機のブロック図、第8図はアラームの種別を示す
図、第9図は上記患者監視システムの動作流れ図、第10
図は薬剤投与に関する業務の流れを示す図である。 1……中央監視装置、2……表示装置 3……キーボード、4……プリンタ 5……医療指示書エディタ 7……子機、8……ベッドサイドモニタ 17……ハンディターミナル 18……検査データ末端機 19……送受信装置、20……制御部 24……時刻系アラーム発生部 24a……時報アラーム発生部 24b……投薬アラーム発生部 25……状態認識系アラーム発生部 25a……治療指示書該当アラーム発生部 25b……病態アラーム発生部 29……機器情報系アラーム発生部 31……ブザー、32……経過表作成部 33……子機動作確認部、34……液晶表示部 35……ブザー、36……確認スイッチ 37……処置済み伝達スイッチ 38……表示灯、39……CPU 46……送受信回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 孝 東京都八王子市東浅川町11―1 オリン パス東浅川寮201号室 (72)発明者 熊谷 伸吾 埼玉県坂戸市末広町14―11 コープ山崎 201号室 (72)発明者 増澤 徹 大阪府吹田市青山台3―50 D―11― 207 (72)発明者 福井 康裕 東京都豊島区要町3―19 十代田メゾン 102 (72)発明者 河村 剛史 兵庫県神戸市東灘区影山手4―23―18 (72)発明者 安田 一 東京都新宿区西落合1丁目31番4号 日 本光電工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−2410(JP,A) 特開 平2−119841(JP,A) 特開 平2−191431(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】治療指示書に示される治療指示に必要なデ
    ータが入力される中央監視装置と、 患者の生体機能の情報および治療機器の動作状態を監視
    し、異常発生時に患者の病態アラーム信号および機器ア
    ラーム信号を上記中央監視装置に送出するベッドサイド
    モニタと、 このベッドサイドモニタからの病態アラームし信号また
    は機器アラーム信号の受信時に、上記中央監視装置にお
    いてアラームを発するアラーム発生手段と、 上記中央監視装置に設けられ、上記治療指示に必要な入
    力データに基づき治療処置事項に対応する呼出し信号を
    処置該当時刻に無線信号により発信するとともに、病態
    アラームまたは機器アラームの発生時にこれらアラーム
    に対応した呼出し信号を無線信号により発信する送信手
    段と、 スイッチを備え、上記送信手段からの呼出し信号の受信
    時に該呼出し信号の種別に対応したアラームを発すると
    ともに、上記スイッチが操作されると処置の終了を示す
    処置済み信号を上記中央監視装置の受信手段の発信する
    子機と、 上記中央監視装置に設けられ、上記子機から発信された
    処置済み信号に基づいて看護記録に相当する経過表を作
    成する経過表作成手段とを備えることを特徴とする患者
    監視システム。
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