JP2519942Y2 - 伸縮ブ−ム式クレ−ンにおけるジブ格納装置の安全装置 - Google Patents
伸縮ブ−ム式クレ−ンにおけるジブ格納装置の安全装置Info
- Publication number
- JP2519942Y2 JP2519942Y2 JP10286091U JP10286091U JP2519942Y2 JP 2519942 Y2 JP2519942 Y2 JP 2519942Y2 JP 10286091 U JP10286091 U JP 10286091U JP 10286091 U JP10286091 U JP 10286091U JP 2519942 Y2 JP2519942 Y2 JP 2519942Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- jib
- pin
- boom
- support bracket
- series
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Control And Safety Of Cranes (AREA)
- Jib Cranes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は伸縮ブ−ム式クレ−ンに
おいて誤操作をしてもジブとジブの支持ブラケット等が
破損しないようにしたジブ格納装置に於ける安全装置に
関するものである。
おいて誤操作をしてもジブとジブの支持ブラケット等が
破損しないようにしたジブ格納装置に於ける安全装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】このような安全装置として、実公昭59−
43358 号が知られている。これはブ−ムの傾き状態によ
っては前方にすべり落ちる可能性があった。又この滑り
落ちの対策を施したものに実開昭60−137786号がある。
これは逆にピンを抜き忘れるとジブ及びジブの支持ブラ
ケット等を破損させるという問題があった。
43358 号が知られている。これはブ−ムの傾き状態によ
っては前方にすべり落ちる可能性があった。又この滑り
落ちの対策を施したものに実開昭60−137786号がある。
これは逆にピンを抜き忘れるとジブ及びジブの支持ブラ
ケット等を破損させるという問題があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案はこのような従
来技術の問題点に鑑み、もしも誤操作してもジブ及びジ
ブの支持ブラケット等が破損することのないよう安全性
の点でより向上させることを目的とする。
来技術の問題点に鑑み、もしも誤操作してもジブ及びジ
ブの支持ブラケット等が破損することのないよう安全性
の点でより向上させることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】ブ−ム1側に設けたジブ
支持ブラケット6にジブ2側に設けた掛止具3を係合さ
せたのち固定するピン9で固定して格納するようにした
ジブ格納装置において、前記ピン9とブ−ム側に設けた
ジブ支持ブラケット4とジブ先端プレ−ト5を固定する
ピン10との脱着状態を検出するリミットスイッチ11
と12及びブ−ム1の伸をコントロ−ルするソレノイド
バルブ14を設け、前記リミットスイッチ11と12は
常時「開」接点同志及び常時「閉」接点同志を夫々直列
につないだものを並列につなぎ、前記ソレノイドバルブ
14と上記リミットスイッチ群と電源19とを直列につ
ないだ。
支持ブラケット6にジブ2側に設けた掛止具3を係合さ
せたのち固定するピン9で固定して格納するようにした
ジブ格納装置において、前記ピン9とブ−ム側に設けた
ジブ支持ブラケット4とジブ先端プレ−ト5を固定する
ピン10との脱着状態を検出するリミットスイッチ11
と12及びブ−ム1の伸をコントロ−ルするソレノイド
バルブ14を設け、前記リミットスイッチ11と12は
常時「開」接点同志及び常時「閉」接点同志を夫々直列
につないだものを並列につなぎ、前記ソレノイドバルブ
14と上記リミットスイッチ群と電源19とを直列につ
ないだ。
【0005】
【実施例】図1に伸縮ブ−ム式クレ−ンを示す。これは
ジブ作業時には、ジブ2はブ−ム1の先端のラグ8に1
対のピン7a,7bにより固定されて使用される。そして作
業が終ると片方のピン7bを抜き、残ったピン7a回りにジ
ブ2を回転させ(図2)、ジブ側の掛止具3をジブ支持
ブラケット6の穴に入るようにブ−ム1を縮め、ジブ2
をブ−ム1に支持する。しかるのち穴3aと6aに掛止具3
とブラケット6を固定すべくピン9を挿入し、ジブスイ
ング作業時にジブ2が前方に滑り落ちることがないよう
にしていた(図3)。
ジブ作業時には、ジブ2はブ−ム1の先端のラグ8に1
対のピン7a,7bにより固定されて使用される。そして作
業が終ると片方のピン7bを抜き、残ったピン7a回りにジ
ブ2を回転させ(図2)、ジブ側の掛止具3をジブ支持
ブラケット6の穴に入るようにブ−ム1を縮め、ジブ2
をブ−ム1に支持する。しかるのち穴3aと6aに掛止具3
とブラケット6を固定すべくピン9を挿入し、ジブスイ
ング作業時にジブ2が前方に滑り落ちることがないよう
にしていた(図3)。
【0006】次に残ったピン7aを抜きピン9の回りにジ
ブ2をスイングさせ、ジブ支持ブラケット4とジブ2の
先端プレ−ト5をピン10で固定し(図4)、ジブ格納
状態をつくっていた。
ブ2をスイングさせ、ジブ支持ブラケット4とジブ2の
先端プレ−ト5をピン10で固定し(図4)、ジブ格納
状態をつくっていた。
【0007】さて、本考案はこのような構成に図6又は
図7に示すような回路構成としたものである。即ち図5
に示すようなピン9又はピン10の脱着に応答するリミ
ットスイッチ11及び12を設け、これを伸縮シリンダ
駆動用の油圧回路に組込んだものである。以下これにつ
いて述べる。
図7に示すような回路構成としたものである。即ち図5
に示すようなピン9又はピン10の脱着に応答するリミ
ットスイッチ11及び12を設け、これを伸縮シリンダ
駆動用の油圧回路に組込んだものである。以下これにつ
いて述べる。
【0008】ブ−ム1の「伸」をコントロ−ルするソレ
ノイドバルブ14(図7)は伸縮シリンダ15とコントロ
−ルバルブ16間の伸ライン(図7)もしくはコントロ−
ルバルブ16の伸側パイロットラインに入り、ピン9及
び10の脱着状態を表わすリミットスイッチ11,12
及び電源19と直列につないである(図6)。リミットス
イッチ11,12は常時「閉」接点同志を直列につない
だものと常時「開」接点同志を直列につないだものを並
列につないである。
ノイドバルブ14(図7)は伸縮シリンダ15とコントロ
−ルバルブ16間の伸ライン(図7)もしくはコントロ−
ルバルブ16の伸側パイロットラインに入り、ピン9及
び10の脱着状態を表わすリミットスイッチ11,12
及び電源19と直列につないである(図6)。リミットス
イッチ11,12は常時「閉」接点同志を直列につない
だものと常時「開」接点同志を直列につないだものを並
列につないである。
【0009】操作レバ−13を操作しリモコンバルブ1
8が作動するとコントロ−ルバルブ16が作動し、ポン
プ17の圧油が伸縮シリンダ15に供給されブ−ム1が
伸縮する。
8が作動するとコントロ−ルバルブ16が作動し、ポン
プ17の圧油が伸縮シリンダ15に供給されブ−ム1が
伸縮する。
【0010】
【作動】ジブ2の掛止具3とジブ支持ブラケット6の固
定ピン9及びジブ支持ブラケット4とジブ先端プレ−ト
5の固定ピン10が入ると、リミットスイッチ11と1
2がONとなり、抜けるとOFFになる(図5)。 したがって、1)図2の状態では、ピン9とピン10は
「脱」の状態にあるのでソレノイドバルブ14は通電さ
れブ−ム1の「伸」は可能となる。 2)図4の状態ではピン9と10は共に「着」の状態に
あるので、ソレノイドバルブ14は通電されブ−ム1の
「伸」は可能。 3)図3の状態(ピン10が脱の状態)ではピン9が
「着」の状態であればソレノイドバルブ14には通電さ
れず、ブ−ム1の「伸」は不可能、「脱」の状態であれ
ばソレノイドバルブ14は通電され、ブ−ム1の「伸」
は可能となりジブ2がブ−ム1の先端ラグ8にピン7aで
固定され、かつピン9が「着」の状態で誤って操作レバ
−13を「伸」に操作し、ブ−ム1を伸ばそうとして
も、この安全回路が働き、ジブ2及びジブ支持ブラケッ
ト6等を破損させることがない。尚「縮」側についてはブ
−ム1の最縮小ストッパ−(図示しない)に当る為、上
記ブラケット等を破損させることはない。
定ピン9及びジブ支持ブラケット4とジブ先端プレ−ト
5の固定ピン10が入ると、リミットスイッチ11と1
2がONとなり、抜けるとOFFになる(図5)。 したがって、1)図2の状態では、ピン9とピン10は
「脱」の状態にあるのでソレノイドバルブ14は通電さ
れブ−ム1の「伸」は可能となる。 2)図4の状態ではピン9と10は共に「着」の状態に
あるので、ソレノイドバルブ14は通電されブ−ム1の
「伸」は可能。 3)図3の状態(ピン10が脱の状態)ではピン9が
「着」の状態であればソレノイドバルブ14には通電さ
れず、ブ−ム1の「伸」は不可能、「脱」の状態であれ
ばソレノイドバルブ14は通電され、ブ−ム1の「伸」
は可能となりジブ2がブ−ム1の先端ラグ8にピン7aで
固定され、かつピン9が「着」の状態で誤って操作レバ
−13を「伸」に操作し、ブ−ム1を伸ばそうとして
も、この安全回路が働き、ジブ2及びジブ支持ブラケッ
ト6等を破損させることがない。尚「縮」側についてはブ
−ム1の最縮小ストッパ−(図示しない)に当る為、上
記ブラケット等を破損させることはない。
【0011】
【効果】ブ−ム1側に設けたジブ支持ブラケット6にジ
ブ2側に設けた掛止具3を係合させたのち固定するピン
9で固定して格納するようにしたジブ格納装置におい
て、前記ピン9とブ−ム側に設けたジブ支持ブラケット
4とジブ先端プレ−ト5を固定するピン10との脱着状
態を検出するリミットスイッチ11と12及びブ−ム1
の「伸」をコントロ−ルするソレノイドバルブ14を設
け、リミットスイッチ11と12は常時「開」接点同志
及び常時「閉」接点同志を夫々直列につないだものを並
列につなぎ、前記ソレノイドバルブ14と上記リミット
スイッチ群と電源19とを直列につないだ。
ブ2側に設けた掛止具3を係合させたのち固定するピン
9で固定して格納するようにしたジブ格納装置におい
て、前記ピン9とブ−ム側に設けたジブ支持ブラケット
4とジブ先端プレ−ト5を固定するピン10との脱着状
態を検出するリミットスイッチ11と12及びブ−ム1
の「伸」をコントロ−ルするソレノイドバルブ14を設
け、リミットスイッチ11と12は常時「開」接点同志
及び常時「閉」接点同志を夫々直列につないだものを並
列につなぎ、前記ソレノイドバルブ14と上記リミット
スイッチ群と電源19とを直列につないだ。
【0012】このように構成したので、ピン9とピン1
0の何れかが挿入されている状態では伸縮シリンダ15
が絶対に伸びないので、誤操作してもジブや支持ブラケ
ット等を破損することがなく安全である。
0の何れかが挿入されている状態では伸縮シリンダ15
が絶対に伸びないので、誤操作してもジブや支持ブラケ
ット等を破損することがなく安全である。
【図1】伸縮ブ−ム式クレ−ンの作業時の状態を示す。
【図2】ジブを格納すべく折り曲げた状態。
【図3】同じくジブの掛止具をジブ支持ブラケットにピ
ン結合した状態。
ン結合した状態。
【図4】図3からさらに先端プレ−トと、ジブ支持ブラ
ケットをピン10で固定した状態。
ケットをピン10で固定した状態。
【図5】(a)は図4のA矢視断面で、ピン9が挿入さ
れたときと挿入されない状態を示す。(b)は図4のB
矢視断面で、ピン10が挿入されたときと挿入されない
状態を示す。
れたときと挿入されない状態を示す。(b)は図4のB
矢視断面で、ピン10が挿入されたときと挿入されない
状態を示す。
【図6】本考案における安全装置を示す油圧回路図。
【図7】同じく他の実施例回路。
1 ブ−ム 2 ジブ 3 掛止具 4 ジブ支持ブラケ
ット 5 先端プレ−ト 6 ジブ支持ブラケ
ット 7a,7b ピン 8 ラグ 9,10 ピン 11,12 リミットス
イッチ 13 操作レバ− 14 ソレノイドバル
ブ 15 伸縮シリンダ 16 コントロ−ルバ
ルブ 17 ポンプ 18 リモコンバルブ 19 電源
ット 5 先端プレ−ト 6 ジブ支持ブラケ
ット 7a,7b ピン 8 ラグ 9,10 ピン 11,12 リミットス
イッチ 13 操作レバ− 14 ソレノイドバル
ブ 15 伸縮シリンダ 16 コントロ−ルバ
ルブ 17 ポンプ 18 リモコンバルブ 19 電源
Claims (1)
- 【請求項1】 ブ−ム(1)側に設けたジブ支持ブラケッ
ト(6)にジブ(2)側に設けた掛止具(3)を係合させたの
ち固定するピン(9)で固定して格納するようにしたジブ
格納装置において、前記ピン(9)と、ブ−ム側に設けた
ジブ支持ブラケット(4)とジブ先端プレ−ト(5)を固定
するピン(10)との脱着状態を検出するリミットスイッチ
(11と12)及びブ−ム(1)の伸をコントロ−ルするソレノ
イドバルブ(14)を設け、前記リミットスイッチ(11と12)
は常時「開」接点同志及び常時「閉」接点同志を夫々直
列につないだものを並列につなぎ、前記ソレノイドバル
ブ(14)と上記リミットスイッチ群(11,12)と電源(19)と
を直列につないだことを特徴とする伸縮ブ−ム式クレ−
ンにおけるジブ格納装置の安全装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10286091U JP2519942Y2 (ja) | 1991-11-19 | 1991-11-19 | 伸縮ブ−ム式クレ−ンにおけるジブ格納装置の安全装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10286091U JP2519942Y2 (ja) | 1991-11-19 | 1991-11-19 | 伸縮ブ−ム式クレ−ンにおけるジブ格納装置の安全装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0544990U JPH0544990U (ja) | 1993-06-15 |
JP2519942Y2 true JP2519942Y2 (ja) | 1996-12-11 |
Family
ID=14338676
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10286091U Expired - Lifetime JP2519942Y2 (ja) | 1991-11-19 | 1991-11-19 | 伸縮ブ−ム式クレ−ンにおけるジブ格納装置の安全装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2519942Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-11-19 JP JP10286091U patent/JP2519942Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0544990U (ja) | 1993-06-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20210123211A1 (en) | Coupler control system | |
US20150176254A1 (en) | Disarm device | |
JP2519942Y2 (ja) | 伸縮ブ−ム式クレ−ンにおけるジブ格納装置の安全装置 | |
JP2003040580A (ja) | ブーム作業機の破損防止装置 | |
JP3724980B2 (ja) | リーダ式杭打機 | |
JP2555425Y2 (ja) | 自走式クレーンのフック格納装置 | |
JP3068725B2 (ja) | タワークレーンの安全装置 | |
JP2512317Y2 (ja) | クレ―ンの遠隔操作装置 | |
JP2507622Y2 (ja) | 油圧式グラブバケット | |
JP2585680Y2 (ja) | 自走式クレーンのフック格納装置 | |
CN212083938U (zh) | 一种行驶安全监控系统及工程设备 | |
JPS641348Y2 (ja) | ||
JP2004091142A (ja) | クレーン | |
JP4084449B2 (ja) | 移動式クレーンの制御装置 | |
JPH0628554Y2 (ja) | 高所作業車における吊上装置の安全装置 | |
JP2578115Y2 (ja) | 移動式クレーンの油圧ポンプ制御装置 | |
JP4266072B2 (ja) | 建設機械のフックブロック格納装置 | |
JPH0754232Y2 (ja) | 作業車の安全装置 | |
JPH0640695A (ja) | クレーンのジブ張出し、格納装置 | |
JPH09249386A (ja) | クレーンの安全装置 | |
JPS595038Y2 (ja) | クレ−ン車のワイヤ−過巻防止装置 | |
JP4759187B2 (ja) | 作業機の安全装置 | |
JP2511607Y2 (ja) | クレ―ンのジブ誤操作防止装置 | |
JP2000063080A (ja) | 移動式クレーンのフック格納装置 | |
JPH0423903Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |