JP2519912Y2 - 電線接続用圧縮スリーブ - Google Patents
電線接続用圧縮スリーブInfo
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- JP2519912Y2 JP2519912Y2 JP5267590U JP5267590U JP2519912Y2 JP 2519912 Y2 JP2519912 Y2 JP 2519912Y2 JP 5267590 U JP5267590 U JP 5267590U JP 5267590 U JP5267590 U JP 5267590U JP 2519912 Y2 JP2519912 Y2 JP 2519912Y2
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- JP
- Japan
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- compression sleeve
- wire
- arcuate
- existing
- compression
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- Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は電柱の移設時或いは電柱から需要家への引込
線の張替え時に(第7図)、既設線と新設線とを無停電
接続するときに用いる等、電線接続用の圧縮スリーブに
関するものである。
線の張替え時に(第7図)、既設線と新設線とを無停電
接続するときに用いる等、電線接続用の圧縮スリーブに
関するものである。
(従来技術) 従来、電柱を無停電状態で移設する場合、まず撤去す
る旧電柱に隣接して新設電柱を設置し、新設電柱から既
設電柱までバイパス電線を設け、既設電柱において既設
線と接続し、その後、旧電柱等を撤去していた。
る旧電柱に隣接して新設電柱を設置し、新設電柱から既
設電柱までバイパス電線を設け、既設電柱において既設
線と接続し、その後、旧電柱等を撤去していた。
このような方法を改めたものとして、実公平1-34286
号の電線接続器具が開示されている。これは第8図に示
す如く、既設線7に仮止めするための断面C形の導電性
仮止管9と、新設線8の端部を固定するための固定部10
および前記既設線7の切断端部を抱込み掴持するための
断面C形掴み部11を有する導電性連結管と、この連結管
の掴み部11の端部と前記仮止管9との間を導電性可撓接
続片12で連結したものである。
号の電線接続器具が開示されている。これは第8図に示
す如く、既設線7に仮止めするための断面C形の導電性
仮止管9と、新設線8の端部を固定するための固定部10
および前記既設線7の切断端部を抱込み掴持するための
断面C形掴み部11を有する導電性連結管と、この連結管
の掴み部11の端部と前記仮止管9との間を導電性可撓接
続片12で連結したものである。
(考案が解決しようとする課題) 上記従来の導電性連結管は断面C型をした既設線掴み
部11で既設線の切断部を掴持すべく圧縮したとき、この
部分がわん曲する。また、この部分に無理な応力が残留
するばかりでなく作業しにくい。
部11で既設線の切断部を掴持すべく圧縮したとき、この
部分がわん曲する。また、この部分に無理な応力が残留
するばかりでなく作業しにくい。
本考案はこの作業性を改善すると共に接続後にも接続
掴み部に無理な残留応力の残らない接続用スリーブを提
供することを目的とする。
掴み部に無理な残留応力の残らない接続用スリーブを提
供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 真直ぐな円筒部と、該円筒部と一体で、断面C型の弧
状部とからなり、弧状部を開放側に凸にわん曲させた。
状部とからなり、弧状部を開放側に凸にわん曲させた。
又弧状部の開放側に一定ピッチの複数個のスリットを
設けた。
設けた。
(実施例) 第1図〜第5図に基いて説明する。1は本考案に係る
接続用の圧縮スリーブである。圧縮スリーブ1は真直ぐ
な断面円形の円筒部aと、これと一体の断面C形(第2
図)をした弧状部bとからなっている。弧状部bは予め
圧縮後の曲りを見込んで曲率を持たせてある(第2
図)。なお円筒部aは管あるいは板を管状に成形したも
のでもよい。
接続用の圧縮スリーブである。圧縮スリーブ1は真直ぐ
な断面円形の円筒部aと、これと一体の断面C形(第2
図)をした弧状部bとからなっている。弧状部bは予め
圧縮後の曲りを見込んで曲率を持たせてある(第2
図)。なお円筒部aは管あるいは板を管状に成形したも
のでもよい。
一般に断面C形をしたスリーブに電線2を挿入して第
4図の如く圧縮工具3で圧縮すると、圧縮スリーブ1の
A側、即ち非開放側は電線2の長手方向に伸びる。又B
側、即ち開放側は円周方向に伸びる。
4図の如く圧縮工具3で圧縮すると、圧縮スリーブ1の
A側、即ち非開放側は電線2の長手方向に伸びる。又B
側、即ち開放側は円周方向に伸びる。
従ってこの伸びによる曲りを見込んだ量だけ第3図の
如くA側が凹になるよう弧状にわん曲させておけば、圧
縮工具3で側方から圧縮したとき、全体として直線状と
なる。
如くA側が凹になるよう弧状にわん曲させておけば、圧
縮工具3で側方から圧縮したとき、全体として直線状と
なる。
本考案はこの性質を利用して予め圧縮部をわん曲させ
ておくものである。
ておくものである。
(接続方法) たとえば電柱を移設する場合、第5図の如く新設線4
の端部4aの被覆を取除き、これを圧縮スリーブ1の円筒
部aの管口部1aから挿入して、圧縮固定する。さらに、
同様に被覆を除去した既設線5を弧状部bの端部で抱込
み圧縮する。これで仮止めが完了し新設線4は既設線5
と電気的に接続される。
の端部4aの被覆を取除き、これを圧縮スリーブ1の円筒
部aの管口部1aから挿入して、圧縮固定する。さらに、
同様に被覆を除去した既設線5を弧状部bの端部で抱込
み圧縮する。これで仮止めが完了し新設線4は既設線5
と電気的に接続される。
次に既設線5の裸部分を弧状部bの長さ分だけ残して
切断し、この部分を弧状部bの仮止め部に隣接した部分
をさらに圧縮して接続する。
切断し、この部分を弧状部bの仮止め部に隣接した部分
をさらに圧縮して接続する。
かくして、弧状部bが既設線5と新設線4が圧縮接続
されると、先にのべた如く開放側Bに向って反り、弧状
部bと円筒部aとは略一直線となって完全に接続され
る。
されると、先にのべた如く開放側Bに向って反り、弧状
部bと円筒部aとは略一直線となって完全に接続され
る。
第6図は別の実施例である。これは既設電線に仮止め
する為に弧状部bの端部を圧縮したとき、矢印cの部分
が変形し、既設線5を挟み込んでしまわない為に、弧状
部bの開放側に一定ピッチの円周方向のスリット6を設
けたものである。これにより端部を圧縮で仮止めすると
き、このスリット6が境界となり、このスリット6より
円筒部a側に近い方は圧縮が抑制され、くい込みを防ぐ
ことができ、接続作業がより容易となる。
する為に弧状部bの端部を圧縮したとき、矢印cの部分
が変形し、既設線5を挟み込んでしまわない為に、弧状
部bの開放側に一定ピッチの円周方向のスリット6を設
けたものである。これにより端部を圧縮で仮止めすると
き、このスリット6が境界となり、このスリット6より
円筒部a側に近い方は圧縮が抑制され、くい込みを防ぐ
ことができ、接続作業がより容易となる。
(効果) 円筒部aと断面C形の弧状部bとで構成し、弧状部b
を予め開放側に凸になるようわん曲させたので、既設線
に圧縮して接続したとき、伸びによりわん曲度が矯正さ
れ、直線状となるようにしたので、接続部の無理な残留
応力をなくすことができる。
を予め開放側に凸になるようわん曲させたので、既設線
に圧縮して接続したとき、伸びによりわん曲度が矯正さ
れ、直線状となるようにしたので、接続部の無理な残留
応力をなくすことができる。
同時に接続時の変形に逆らわないので作業的にもし易
くなった。
くなった。
さらに弧状部bの開放側にスリットを設けたので、仮
止め時に仮止め部とあとで圧縮する部分との境界部の変
形で電線がくい込むようなこともなく、これ又作業容易
化に寄与するところ大である。
止め時に仮止め部とあとで圧縮する部分との境界部の変
形で電線がくい込むようなこともなく、これ又作業容易
化に寄与するところ大である。
第1図は本考案に係る圧縮スリーブの側面図。 第2図は弧状部の断面図。 第3図は弧状部のみの側面図。 第4図は弧状部で電線を掴んだ状態を示し、Aは非開放
側、Bは開放側を示す。 第5図は圧縮スリーブによって新設線を接続する方法の
説明図。 第6図は別の実施例側面図。 第7図は既設線から新設線を無停電接続する場合の説明
図。 第8図は第7図のVIII矢視部に使用する公知接続具を示
す。 図において; a……円筒部、b……弧状部 1……圧縮スリーブ、1a……管口部 2……電線、3……圧縮工具 4……新設線、5……既設線 6……スリット、7……既設線 8……新設線、9……仮止管 10……固定部、11……掴み部 12……接続片
側、Bは開放側を示す。 第5図は圧縮スリーブによって新設線を接続する方法の
説明図。 第6図は別の実施例側面図。 第7図は既設線から新設線を無停電接続する場合の説明
図。 第8図は第7図のVIII矢視部に使用する公知接続具を示
す。 図において; a……円筒部、b……弧状部 1……圧縮スリーブ、1a……管口部 2……電線、3……圧縮工具 4……新設線、5……既設線 6……スリット、7……既設線 8……新設線、9……仮止管 10……固定部、11……掴み部 12……接続片
Claims (2)
- 【請求項1】真直ぐな円筒部(a)と、該円筒部(a)
と一体で、断面C型の弧状部(b)とからなり、弧状部
(b)を開放側に凸にわん曲させたことを特徴とする電
線接続用圧縮スリーブ。 - 【請求項2】弧状部(b)の開放側に一定ピッチの複数
個のスリット(6)を設けたことを特徴とする請求項第
1項記載の電線接続用圧縮スリーブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5267590U JP2519912Y2 (ja) | 1990-05-22 | 1990-05-22 | 電線接続用圧縮スリーブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5267590U JP2519912Y2 (ja) | 1990-05-22 | 1990-05-22 | 電線接続用圧縮スリーブ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0412259U JPH0412259U (ja) | 1992-01-31 |
JP2519912Y2 true JP2519912Y2 (ja) | 1996-12-11 |
Family
ID=31573178
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5267590U Expired - Fee Related JP2519912Y2 (ja) | 1990-05-22 | 1990-05-22 | 電線接続用圧縮スリーブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2519912Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-05-22 JP JP5267590U patent/JP2519912Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0412259U (ja) | 1992-01-31 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |