JP2519911B2 - 自動二輪車の泥よけ装置 - Google Patents

自動二輪車の泥よけ装置

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JP2519911B2
JP2519911B2 JP62001882A JP188287A JP2519911B2 JP 2519911 B2 JP2519911 B2 JP 2519911B2 JP 62001882 A JP62001882 A JP 62001882A JP 188287 A JP188287 A JP 188287A JP 2519911 B2 JP2519911 B2 JP 2519911B2
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美和 小池
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は自動二輪車の泥よけ装置に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
自動二輪車においては、きわめて限られた空間にエン
ジンや燃料タンク、エアクリーナ、バッテリなど多くの
部材を収容しなければならない。このため、スクータ型
車両では、エアクリーナを後輪の側方へ配設し、空気取
入口を車体後部であって車体中心よりも側方に開口する
のが一般的である。そして、このエアクリーナや前述し
た部材に後輪で跳ね上げた泥水がかかったり、泥水が飛
散するのを防止するために、泥よけ装置が備えられてい
る。この泥よけ装置としては、例えば特開昭60−166574
号公報に開示されたものがある。これはライセンスブラ
ケットの後輪に対向する面に車幅方向と平行な方向に延
在するリブを突設したもので、後輪によって跳ね上げら
れた泥水をこのリブの下面に当てて、下方へ落下させる
ように構成されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような構造では、空気取入口から
泥水が吸い込まれることがあり、エアクリーナ内へ水が
侵入したり、エアクリーナエレメントが目詰まりする不
具合があった。これは、上述した泥よけ装置では、勢い
強い跳ね水を必ずしも下方へ落下させることができず、
泥水が泥よけ装置の内表面に沿って上方へ導かれエアク
リーナの空気取入口付近にも落下するためと考えられ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明はこのような事情に鑑みなされたもので、エア
クリーナへの水の侵入や、エアクリーナエレメントの目
詰まりが低減できる自動二輪車の泥よけ装置を提供する
ものである。本発明に係る自動二輪車の泥よけ装置は、
後輪の外周面を覆う被覆部材の後輪に対向した面に、後
輪の外周面における回転方向に対して傾斜するリブを設
け、このリブを反空気取入口側方向へ延在させたもので
ある。
〔作用〕
本発明においては、後輪によって被覆部材へ跳ね上げ
られた泥水はリブによって反空気取入口側方向へ案内さ
れるので、空気取入口付近に落下する泥水が少なくな
る。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図により詳細に説明する。
第1図は本発明に係る自動二輪車の泥よけ装置が備えら
れたスクータ型の自動二輪車を示す背面図、第2図は同
じく側面図、第3図は同じく要部の平面図、第4図はラ
イセンスブラケットを示す正面図、第5図は第4図のV
−V線断面図で、第1図〜第3図において符号1で示す
ものは、スクータ型の自動二輪車を示す。この自動二輪
車1はハンドル2とシート3との間に低床な足載せ板4
を有し、後部には実質的に下方へのみ開口されたリヤカ
バー5が配設されている。6は車体の前後方向に延在す
る後端が開口されたパイプからなる主フレームであり、
後部には主フレーム6から左右に分岐され、後輪7の上
方にまで延設された後部フレーム8が接続されている。
11はユニットスイング式エンジンで、エンジン本体12
と、この側部から後方へ一体的に延設されエンジン動力
を後方へ伝達する動力伝達機構を収容した伝動ケース13
とからなり、前記後輪7を懸架する一構成要素として機
能するために、後部フレーム8に上下に揺動自在に枢着
されている。14は主フレーム6の下側を覆うインナーフ
ェンダであり、後部には主フレーム6の開口端を後方か
ら覆い主フレーム6内の水が侵入するのを防止する第1
の防水壁15が一体に立設されている。この第1の防水壁
15は前記開口端の幅よりも僅かに大きな幅を有してお
り、その後方には第2の防水壁16が足載せ板4に一体に
垂設されている。17は後輪7の右側方に配設されたマフ
ラ、18は後輪7の左側方に配設されたエアクリーナであ
る。このエアクリーナ18は伝動ケース13上に支持され、
後部の内側にはダクト19が前方へ延設されている。そし
て、このダクト19の先端に、空気取入口20が前方へ向か
って開口されている。換言すれば、空気取入口20は車体
後部であって車体中心よりも側方において開口されてい
る。また、前部の内側面には、空気出口が設けられ、こ
こに気化器21が接続されている。なお、図示しないが、
内部には空気中の塵埃を捕捉するエアクリーナエレメン
トが取付けられている。
25および26は後輪7の外周面を覆う被覆部材としての
樹脂製のマッドガードおよびライセンスブラケットであ
る。マッドカード25は前後方向に長い板状に形成され後
輪7の上方を覆うように前記後部フレーム8の下側に取
付けられている。ライセンスブラケット26は従来のもの
と同様に板状に形成されており、後部フレーム8の後端
にテールランプ27と一体的に取付けられて後輪7の後方
を覆っている。
マッドカード25およびライセンスブラケット26の後輪
7に対向した面には、後輪7の外周面における回転方向
に対して傾斜された複数本の傾斜リブ31・・,32・・が
それぞれ一体にかつ互いに平行に突設されている。そし
て、これら傾斜リブ31,32が反空気取入口側方向へ向か
って延在されている。すなわち、これら傾斜リブ31,32
の前端部は車体中心よりも反空気取入口側に位置してい
る。換言すれば、ライセンスブラケット26の傾斜リブ32
は後方から見て上端部が右側へ傾斜しており、マッドガ
ード25の傾斜リブ31は上方から見て前端部が右側へ傾斜
している。33は傾斜リブ32と同様にライセンスブラケッ
ト26に突設され車体の高さ方向と平行に延在する2本の
縦リブ、34は車幅方向と平行に延在する4本の横リブで
ある。これら縦リブ33、横リブ34はライセンスブラケッ
ト26の剛性を高めると共に、横リブ34は後輪7で跳ね上
げられた泥水を下方へ落下させる。
このように構成された自動二輪車の泥よけ装置におい
ては、自動二輪車1が水溜りや雨で濡れた道路を走行す
る際に、後輪7によって跳ね上げられた泥水をマッドガ
ード25やライセンスブラケット26で受けることができ
る。また、勢いが強く下方へ落下させることができなっ
た跳ね水を、矢印で示すように、傾斜リブ31,32に沿っ
て反空気取入口側方向へ案内することができる。
したがって、エアクリーナ18方向へ流れて空気取入口
20付近に落下する泥水を少なくすることができる。その
結果、空気取入口20から泥水が吸込まれるのを抑えるこ
とができるから、エアクリーナ18内への水の侵入や、エ
アクリーナエレメントの目詰まりが低減できる。
また、実施例においては樹脂製のマッドガード25やラ
イセンスブラケット26に傾斜リブ31,32、縦リブ33、横
リブ34を一体に設けたので、製造コストの上昇を招くお
それがない。
なお、上記実施例においてマッドガード25とライセン
スブラケット26とを別体に形成し、両部材それぞれに傾
斜リブ31,32を設けた例について説明したが、本発明は
これに限定されるものではなく、マッドガード25および
ライセンスブラケット26の何れか一方のみに傾斜リブを
設けてもよい。また、マッドガード25およびライセンス
ブラケット26を一体に形成し、マッドガード25に相当す
る部分のみ、あるいはライセンスブラケット26に相当す
る部分のみ、さらには両方の部材に相当する部分に傾斜
リブを設けてもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、後輪の外周面を
覆う被覆部材の後輪に対向した面に、後輪の外周面にお
ける回転方向に対して傾斜するリブを設け、このリブを
反空気取入口側方向へ延在させたから、後輪によって被
覆部材へ跳ね上げられた泥水をリブによって反空気取入
口側方向へ案内することができる。
したがって、エアクリーナの空気取入口付近に落下す
る泥水を少なくし、泥水が空気取入口から吸込まれるの
を抑えることができるから、エアクリーナや気化器など
の吸気系の水の侵入が低減できると共に、エアクリーナ
エレメントの目詰まりが低減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る自動二輪車の泥よけ装置が備えら
れたスクータ型の自動二輪車を示す背面図、第2図は同
じく側面図、第3図は同じく要部の平面図、第4図はラ
イセンスブラケットを示す正面図、第5図は第4図のV
−V線断面図である。 7……後輪、18……エアクリーナ、20……空気取入口、
25……マッドガード、26……ライセンスブラケット、3
1,32……傾斜リブ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エアクリーナの空気取入口が車体後部であ
    って車体中心よりも側方において開口された自動二輪車
    において、後輪の外周面を覆う被覆部材の後輪に対向し
    た面に、後輪の外周面における回転方向に対して傾斜す
    るリブを設け、このリブを反空気取入口側方向へ延在さ
    せてなる自動二輪車の泥よけ装置。
JP62001882A 1987-01-09 1987-01-09 自動二輪車の泥よけ装置 Expired - Fee Related JP2519911B2 (ja)

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JPS63170185A JPS63170185A (ja) 1988-07-14
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