JP2519857Y2 - 穿孔内打込みロツクボルト - Google Patents

穿孔内打込みロツクボルト

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JP2519857Y2
JP2519857Y2 JP1991052512U JP5251291U JP2519857Y2 JP 2519857 Y2 JP2519857 Y2 JP 2519857Y2 JP 1991052512 U JP1991052512 U JP 1991052512U JP 5251291 U JP5251291 U JP 5251291U JP 2519857 Y2 JP2519857 Y2 JP 2519857Y2
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JP
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pipe
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bolt
diameter
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JP1991052512U
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Inventor
和夫 木内
修 渡辺
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岡部株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、地山に一度穿孔したド
リル孔の一部又は全部が自立できない場合に、機械によ
り打撃および回転を与えながら挿入するタイプの穿孔内
打込みロツクボルトに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の穿孔内打込みロツクボル
トは、異形鉄筋ボルトの先端にその異形鉄筋ボルトの外
径よりも大きな外径の円錐状先金を溶接し、該異形鉄筋
ボルトの側方にそれに沿つて細い注入チユーブを取付け
た構成のもの、または、パイプボルトの先端部を平らに
つぶし、該つぶし部分を中央から左右両方とも斜めに切
取つて矢先状に加工し、そのパイプボルトの先端寄りの
部分に注入材を吐出する横孔を設置した構成のものであ
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の穿孔内打込
みロツクボルトを製作するには、溶接またはプレス等の
加工を必要とし、且つ、ボルト基部のねじ加工と同時加
工することができないために、製作時間と製作費が多大
になる点である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、構造が単純で
安価に製作し、且つ、取扱い上便利で堅固に構成できる
穿孔内打込みロツクボルトを提供することを目的とす
る。
【0005】すなわち、最大径がパイプ状ボルト本体
(2)の外径以下の円錐体(5)の大径端面の中心に取
付軸(6)を突設すると共に、その取付軸(6)の中間
部より基部側を基端程大径のテーパー(7)になして先
金(4)を形成し、中空部(8)の内径が全長にわたり
ほぼ同一で且つ先金(4)の取付軸(6)の先端側直状
部の外径よりも大径のパイプ体の周壁の先端部に数個の
注入材吐出孔(3)を設けて成るパイプ状ボルト本体
(2)の中空部(8)の先端部内に先金(4)の取付軸
(6)を嵌合して打込み、取付軸(6)のテーパー
(7)部をパイプ状ボルト本体(2)の先端部内に喰込
み圧着させて穿孔内打込みロツクボルトを構成し、構造
が単純で安価に製作し、且つ、取扱い上便利で堅固に構
成できる目的を、穿孔内打込みロツクボルトのパイプ状
ボルト本体と取付軸付き先金を別々に製作し、その先金
の取付軸をパイプ状ボルト本体の中空部内に嵌合して打
込み、該パイプ状ボルト本体内に喰込み圧着させること
により実現した。
【0006】
【実施例】図1乃至図4は、本考案の一実施例を示し、
その構成を図面について説明すれば、(1)は穿孔内打
込みロツクボルトを示し、(2)は穿孔内打込みロツク
ボルト(1)のパイプ状ボルト本体で、中空部(8)の
内径が全長にわたりほぼ同一で且つ先金(4)の取付軸
(6)の先端側直状部の外径よりも大径のパイプ体の中
空ねじボルトより成り、その周壁の先端部には数個の注
入材吐出孔(3)を千鳥状に配設する。(4)は先金
で、最大径がパイプ状ボルト本体(2)の外径以下の円
錐体(5)の大径端面の中心に取付軸(6)を突設する
と共に、その取付軸(6)の中間より基部側を基端程大
径のテーパー(7)になして成る。そして、パイプ状ボ
ルト本体(2)の中空部(8)の先端部内に先金(4)
の取付軸(6)を嵌合して打込み、その取付軸(6)の
テーパー(7)部をパイプ状ボルト本体(2)の先端部
内に喰込み圧着させて穿孔内打込みロツクボルト(1)
を構成する。
【0007】(9)は地山を示し、(10)は地山
(9)に予め穿孔ボルトで設けた穿孔、(11)は注入
材、(12)は座金、(13)はロツクボルト締付け用
ナツト、(14)は座金(12)の通孔に挿通した排気
チユーブである。
【0008】その作用を説明する。地山(9)に穿孔ボ
ルトで穿孔(10)した後、機械によつて穿孔内打込み
ロツクボルト(1)に打撃および回転を与えながらその
穿孔内打込みロツクボルト(1)を穿孔(10)内に挿
入する。
【0009】図4に示すように、穿孔内打込みロツクボ
ルト(1)を所要に挿入した後、該穿孔内打込みロツク
ボルト(1)のパイプ状ボルト本体(2)の基端突出部
に座金(12)を嵌合してナツト(13)を螺着し、そ
の後、注入材(11)をパイプ状ボルト本体(2)の中
空部(8)内に通して注入すると、穿孔(10)内の空
気が排気チューブ(14)から排出されながら注入材
(11)がパイプ状ボルト本体(2)の数個の吐出孔
(3)から順次穿孔(10)内に注入される。
【0010】図5は、本考案の他の実施例を示し、その
構成を図面について説明すれば、この穿孔内打込みロツ
クボルト(1a)は、上記実施例の穿孔内打込みロツク
ボルト(1)の中空ねじボルトより成るパイプ状ボルト
本体(2)に代え、パイプの外周の基部側にねじ(1
5)を設けたパイプ状ボルト本体(2a)を用いて構成
する。その他の符号は図1乃至図4におけると同一部分
を示す。
【0011】この構成のものにおいても、上記と同様に
作用する。
【0012】
【考案の効果】本考案の穿孔内打込みロツクボルトは、
下記のような利点がある。
【0013】(1) 先金の取付軸の基部側を基端程大
径のテーパーになしてその取付軸の直径の大きさに幅を
もたせたから、パイプ状ボルト本体の中空部の直径が多
少異なつても、先金の取付軸をパイプ状ボルト本体の中
空部に嵌合して打込めば、その先金の取付軸のテーパー
部の適当箇所がパイプ状ボルト本体の先端部内に喰込み
圧着して先金を適用でき、常に先金の取付軸がパイプ状
ボルト本体に堅固に喰込み固定して先金の取付けを確実
になし得られ、汎用性が大である。
【0014】(2) パイプ状ボルト本体と先金とは、
単純に嵌合してその先金をパイプ状ボルト本体内に打込
むだけであるから、先金の取付け作業をワンタツチでで
きる上に、この作業は工場でも現場でもなし得て作業上
至便である。
【0015】(3) 先金の取付軸の先端側直状部をパ
イプ状ボルト本体の中空部に嵌合してその先金を打込む
から、常にパイプ状ボルト本体の軸方向と先金の軸方向
が一致する。
【0016】(4) 穿孔内打込みロツクボルトのパイ
プ状ボルト本体と先金を切離し、別々に加工して製作す
るから、製作時間を節減して容易安価に多量生産でき
る。
【0017】(5) 先金の円錐体の最大径をパイプ状
ボルト本体の外径以下としたから、地山の穿孔内へのロ
ツクボルトの挿入がし易くて作業性が良い。
【0018】(6) 先金は、鋳造または鍛造による鉄
製、または、インジエクション成形による合成樹脂製と
なし得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る穿孔内打込みロツクボ
ルトの正面図で、中間部を切欠して示す。
【図2】同上先端要部の拡大正断面図である。
【図3】その先金の側面図である。
【図4】同上穿孔内打込みロツクボルトを設置した状態
の正断面図である。
【図5】本考案の他の実施例に係る穿孔内打込みロツク
ボルトの正面図で、中間部を切欠して示す。
【符号の説明】
1 穿孔内打込みロツクボルト 2 パイプ状ボルト本体 3 注入材吐出孔 4 先金 5 円錐体 6 取付軸 7 テーパー 8 中空部 9 地山 10 穿孔 11 注入材 12 座金 13 ロツクボルト締付け用ナツト 14 排気チユーブ 15 ねじ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 最大径がパイプ状ボルト本体の外径以下
    の円錐体の大径端面の中心に取付軸を突設すると共に、
    その取付軸の中間部より基部側を基端程大径のテーパー
    になして先金を形成し、中空部の内径が全長にわたりほ
    ぼ同一で且つ上記先金の取付軸の先端側直状部の外径よ
    りも大径のパイプ体の周壁の先端部に数個の注入材吐出
    孔を設けて成る上記パイプ状ボルト本体の中空部の先端
    部内に上記先金の取付軸を嵌合して打込み、上記取付軸
    のテーパー部を上記パイプ状ボルト本体の先端部内に喰
    込み圧着させてなる穿孔内打込みロツクボルト。
JP1991052512U 1991-04-10 1991-04-10 穿孔内打込みロツクボルト Expired - Lifetime JP2519857Y2 (ja)

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JPH04119900U JPH04119900U (ja) 1992-10-27
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US4197109A (en) * 1978-11-20 1980-04-08 Frazier-Simplex, Inc. Doghouse and feeder enclosure for glass furnace
JPS637500A (ja) * 1986-06-26 1988-01-13 岡部株式会社 自穿孔型ロツクボルト
JPH0660560B2 (ja) * 1986-06-27 1994-08-10 東海ゴム工業株式会社 岩盤固結工法

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