JPH033377Y2 - - Google Patents

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JPH033377Y2
JPH033377Y2 JP1986131359U JP13135986U JPH033377Y2 JP H033377 Y2 JPH033377 Y2 JP H033377Y2 JP 1986131359 U JP1986131359 U JP 1986131359U JP 13135986 U JP13135986 U JP 13135986U JP H033377 Y2 JPH033377 Y2 JP H033377Y2
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shank shaft
drill
cutting
tapered
hole
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ビルデイングの壁面や天井等のコン
クリート構造物に小孔を穿設するためのドリルに
関するものである。
[従来の技術] コンクリート構造物の壁面や天井等に化粧板を
張設する場合には、壁面や天井等に多数の小孔を
穿設し、これら小孔にアンカを打ち込んで化粧板
を支持する工法が周知となつている。
従来は、電気ドリル機等の取付部にドリルの取
付部を取付し、このドリルに軸方向の進退振動と
700〜1000rpm程度の回転運動とを与え、軸方向
の打撃破壊と回転切削によつて穿孔していた。こ
の場合に、先端に切刃と打撃面とを有する所謂ツ
イストドリルが用いられていたが、打撃破壊によ
る振動と騒音が発生するうえ、穿孔開始時に先端
が食込み難い等の欠点が指摘されていた。上記ツ
イストドリルは打撃付与のために高速速回転は実
施できないものであつた。
そこで、本考案者は実開昭60−87650号にてシ
ヤンク軸先端に円柱状の切削部材を設け、この切
削部材に軸と平行なスリツトを設けて成るドリル
を開発し、軸方向の打撃を与えることなく回転の
みによつて穿孔可能としている。この場合の取付
部はシヤンク軸よりは太径であるが同一径に形成
されていた。
次で、本考案者は特開昭61−146412号にて切削
部先端面を凹状として周縁にエツジを構成し、こ
のエツジによつて食い付き力を高めたドリルを開
発している。この場合の取付部は太径の雄ねじ部
に構成されていた。
[考案が解決しようとする問題点] 上記各回転ドリルを約15000〜27000rpmの高速
回転で使用した場合には、軸先端の切削部材が振
れることによつて偏心回転を引き起こし、正確な
穿孔が難しくなることを新たに知見した。従来の
ツイストドリルでは約1000rpm以下の中速回転で
穿孔していたので斯る問題は生じなかつたのであ
るが、シヤンク軸基端側が固定されて先端が自由
端となつている片持構造においては、取付部に僅
かな緩みでもあれば高速回転によつて増幅される
ことが大きな原因であることが判明した。
前者のドリルでは、同一径の取付部を強固に取
付するためには、大きなチヤツク構造が必要とな
るので、このことは穿孔機の小型化軽量化の要請
に反するものであつた。後者のドリルでは、ねじ
部のクリアランスによつて振れ発生が避けられな
いものであつた。
しかして、本考案は上記実情に鑑みて案出され
たものであつて、テーパ部によつて高速回転への
くさび効果を発揮させると同時にねじ部による脱
落防止を図れるようにしたドリルの提供を、その
主な目的とするものである。
[考案の構成及び作用] 上記目的を達成するための本考案に係るコンク
リート穿孔用の高速回転ドリルは、取付部がシヤ
ンク軸基端側中間から端末に向けて先細となるテ
ーパ部とテーパ部のさらに基端側に位置する雄ね
じ部とから構成されるものであつて、テーパ部に
よつて高速回転時に食い込み力を発生させるうえ
にねじ部によつて取付部からの脱落を阻止され
る。
[考案の実施例] 図面は本考案に係るコンクリート穿孔用の高速
回転ドリルの一実施例を示し、第1図は同斜視
図、第2図は同断面図、第3図は切削部の斜視
図、第4図は取付穿孔状態を示す断面図である。
1はドリル、2はその金属製丸棒状のシヤンク
軸、3はシヤンク軸2の先端にダイヤモンド等を
含有した粉末焼結金属で形成される切削部として
の切削部材、4はシヤンク軸2の基端側に構成さ
れる取付部、5は軸中心の基端から先端に貫設さ
れる通孔である。
しかして、切削部材3は円柱状の上半部6と円
錘状の下半部7とから径大な外形を呈し、上半部
6の先端面6aから直径方向に亘るスリツト8が
軸方向に設けられ、スリツト8に連通する外周面
には溝9,9が設けられる。溝9は切粉の排出が
容易なようにシヤンク軸2の外周面と略同一面上
に形成するのが望ましい。図中10は上記スリツ
ト8と交差する外面の切刃、11は切削部中心に
設けられて通孔5の一部を構成する孔であつて、
通孔5よりも小径でオリフイス作用が発揮され
る。
又、シヤンク軸2の先端面12には内側へ傾斜
するようにテーパ面13が設けられ、このテーパ
面13に円錘状の下半部7を係合させ、係合面積
が大きな状態でロー付等で一体化される。シヤン
ク軸2の前記取付部4は、径大となるシヤンク軸
基端側中間14から基端末15に向けて先細とな
るテーパ部16とテーパ部16のさらに基端側に
位置する雄ねじ部17とから構成される。この場
合に、シヤンク軸2は例えば炭素鋼管STKM13
種からSTKM19種までの棒状中空管を冷間鍜造
によるスエージング加工で形成し、取付部4のテ
ーパ角度を1〜8度好ましくは1〜4度の範囲内
で形成しておく。
尚、図中18はコンクリート穿孔機、19はテ
ーパ状の取付穴、20は雌ねじ部、21は連通
孔、22は通孔5の先端に挿通される介装部材、
23はその孔である。
使用に際しては、コンクリート構造用穿孔機1
8の取付穴19にシヤンク軸基端側のテーパ部1
6を挿入してドリル1を取付する。雄ねじ部17
はテーパ部16と略同径或いは縮径されて形成さ
れているので、取付穴17のテーパに沿つてスム
ーズに係入し、その後に雄ねじ部17を雌ねじ部
20に螺合すれば取付完了する。
上記の如く取付したドリル1を回転すると、取
付穴19に対してテーパ部16がくさびとして係
入作用するので、雌雄ねじ部17,20における
ガタが吸収され、高速回転に伴なつて一層上記係
入作用が発揮される。その結果、第4図に示すよ
うにコンクリートCの穴C1を穿孔する場合に
は、直径方向に長い切刃10,10によつて食い
付き良く切削され、通孔5からは媒体が供給され
て切削部材3を直径に亘つてムラなく冷却するる
と同時にこの媒体と切粉がスリツト8から溝9,
9を介してシヤンク軸2の外周から排出されるこ
ととなる。この場合に孔11に介装部材22の孔
23が連続することによつて、シヤンク軸径の大
小を問わずに媒体注入量を一定にすることがで
き、媒体が空気等であれば切削部材3への冷却効
果を一層発揮させることができる。
上記一実施例によれば、以下の効果を奏する。
シヤンク軸の先端に径大な円柱切削部をロー
付する構造コンクリート穿孔用ドリルにおいて
は、実開昭60−87650号や特開昭61−146412号
では切粉の排出を考慮していなかつたが、溝
9,9から排出することによつて切削力を飛躍
させることができた。特に、溝9,9を直径方
向に設けたスリツト8に連通させるという効率
的機構にできた。
切削部材3をロー付接合するに際して、テー
パ面13に下半部7を係入して接合面積が大き
く且つくさび状態で強固に一体化できる。特
に、従来の端面ロー付が弱いうえに、切削部と
シヤンク軸との各端面のリング状に亘る完全な
整合性が困難であつたことを一掃できる。
シヤンク軸2と通孔5並びに取付部4とをス
エージング加工によつて製造することができ、
加工に伴なう周面への圧縮力によつて金属繊維
方向を軸方向へ揃えた状態にできた。従来の棒
材に穴穿け加工したものやパイプにねじ加工し
たシヤンク軸によれば、金属繊維が揃つていな
いことが一つの原因となつて高速回転切削時の
ブレが生じ、正確な穿孔ができなくなるばかり
か、シヤンク軸の湾曲破損となつていたが、こ
れをも解消できる。
前記シヤンク軸2と切削部材3は上記一実施例
に限定される趣旨ではなく、他の構造であつても
本考案の取付部4を実施可能である。
[考案の効果] 以上説明した通り本考案に係るコンクリート穿
孔用の高速回転ドリルは、取付部をシヤンク軸基
端側中間から端末に向けて先細となるテーパ部と
テーパ部のさらに基端側に位置する雄ねじ部とか
ら形成するとともに、これに合致するコンクリー
ト穿孔機に取付られることによつて、高速回転に
伴なつて雄ねじ部が雌ねじ部に対して締付引込み
されることとなり、テーパ部が引込まれてより緊
密に係合して切削部のブレを起こさせることがな
いうえ、ねじ係合により脱落も防止できる。その
結果、穿孔初期のセンタ出しを容易とし、正確な
位置に狂いない孔径に穿孔することができるよう
になつた。しかも、従来において、高速回転によ
るブレによつてシヤンク軸が早期に湾曲折損に至
つていたが、穿孔数を飛躍的に増加させることが
できた。
また、シヤンク軸と連孔並びに取付部とをスエ
ージング加工によつて製造することができ、加工
に伴なう周面への圧縮力によつて応力を軸方向へ
揃えた状態にできた。従来の棒材に穴穿け加工し
たものやパイプにねじ加工したシヤンク軸によれ
ば、応力方向が揃つていないことが一つの原因と
なつて高速回転切削時のブレが生じ、正確な穿孔
ができなくなるばかりか、シヤンク軸の湾曲破損
となつていたが、これをも解消できた。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係るコンクリート穿孔用の高速
回転ドリルの一実施例を示し、第1図は同斜視
図、第2図は同断面図、第3図は切削部の斜視
図、第4図は取付穿孔状態を示す断面図である。 1……ドリル、2……シヤンク軸、3……切削
部、4……取付部、5……通孔、6……上半部、
7……下半部、8……スリツト、9……溝、10
……切刃、13……テーパ面、14……シヤンク
軸基端側中間、16……テーパ部、17……雄ね
じ部、18……コンクリート穿孔機。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シヤンク軸の先端に切削部が設けられシヤンク
    軸基端側が径大の取付部に形成され、上記取付部
    はシヤンク軸基端側中間から端末に向けて先細と
    なるテーパ部とテーパ部のさらに基端側に位置す
    る雄ねじ部とから成るとともに、内部に設けた通
    孔と外部形状とがスエージング加工によつて略同
    一肉厚に形成されてテーパ部と雌ねじ部とを有す
    るコンクリート穿孔機に取付けられることを特徴
    とするコンクリート穿孔用の高速回転ドリル。
JP1986131359U 1986-08-29 1986-08-29 Expired JPH033377Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986131359U JPH033377Y2 (ja) 1986-08-29 1986-08-29
DE3788094T DE3788094T2 (de) 1986-08-29 1987-08-26 Bohrer.
EP87307570A EP0260026B1 (en) 1986-08-29 1987-08-26 Drill
KR1019870009525A KR910001814B1 (ko) 1986-08-29 1987-08-29 드 릴

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JP1986131359U JPH033377Y2 (ja) 1986-08-29 1986-08-29

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JPS6339507U JPS6339507U (ja) 1988-03-14
JPH033377Y2 true JPH033377Y2 (ja) 1991-01-29

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60201908A (ja) * 1984-03-26 1985-10-12 ナニワ研磨工業株式会社 穿孔装置の給水ユニツト

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JPS6339507U (ja) 1988-03-14

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