JP2519830Y2 - 田植機における増速切替装置 - Google Patents
田植機における増速切替装置Info
- Publication number
- JP2519830Y2 JP2519830Y2 JP5473490U JP5473490U JP2519830Y2 JP 2519830 Y2 JP2519830 Y2 JP 2519830Y2 JP 5473490 U JP5473490 U JP 5473490U JP 5473490 U JP5473490 U JP 5473490U JP 2519830 Y2 JP2519830 Y2 JP 2519830Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- speed
- lever
- increasing
- switching device
- rice transplanter
- Prior art date
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Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本案は、田植機における増速切替装置に関するもので
ある。
ある。
(従来の技術) 従来の乗用田植機では、植付部を上昇させると、ノー
クラッチ変速部を最減速側に変速させる構造を用いた
り、主クラッチを踏むと自動的に最減速側に変速させる
構造となっている。
クラッチ変速部を最減速側に変速させる構造を用いた
り、主クラッチを踏むと自動的に最減速側に変速させる
構造となっている。
(考案が解決しようとする課題) 以上のような従来のものによると、枕地での後進時間
や旋回時間に時間を要したり、エンジン回転を上げる必
要があり、作業能率の低下や騒音大による不快感につな
がっている。
や旋回時間に時間を要したり、エンジン回転を上げる必
要があり、作業能率の低下や騒音大による不快感につな
がっている。
そこで、植付部の上昇により走行変速を増速側に強制
的に切替える構成にすると、急な坂道やトラックへの積
み降し時、植付部を上げると増速してしまい非常に危険
である。
的に切替える構成にすると、急な坂道やトラックへの積
み降し時、植付部を上げると増速してしまい非常に危険
である。
したがって、本案は植付上昇時又は後進時増速を解除
するかしないかを選択できる田植機における増速切替装
置をうることを目的とするものである。
するかしないかを選択できる田植機における増速切替装
置をうることを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本案は以上のような目的を達成するため、次のような
田植機における増速切替装置を提供するものである。
田植機における増速切替装置を提供するものである。
すなわち、植付部におけるロアリンクとノークラッチ
変速部のシフトアップアームとを増速切替機構を介して
ワイヤーで連繋し、増速切替機構は増速レバー又は変速
レバーで植付部上昇時増速するかしないか、又は変速レ
バーを後進にすると増速が解除されるように切替選択で
きるように構成された田植機における増速切替装置であ
る。
変速部のシフトアップアームとを増速切替機構を介して
ワイヤーで連繋し、増速切替機構は増速レバー又は変速
レバーで植付部上昇時増速するかしないか、又は変速レ
バーを後進にすると増速が解除されるように切替選択で
きるように構成された田植機における増速切替装置であ
る。
(作用) 本案のものによれば、ロアリンクとノークラッチ変速
部のシフトアームをワイヤーで連結し、植付部上昇時強
制的に変速を増速側に切替えることができ、又植付部上
昇時増速するかしないかを、レバーで選択でき、更に変
速レバーを後進にすると増速が解除される。
部のシフトアームをワイヤーで連結し、植付部上昇時強
制的に変速を増速側に切替えることができ、又植付部上
昇時増速するかしないかを、レバーで選択でき、更に変
速レバーを後進にすると増速が解除される。
(実施例) 以下図面に示す実施例について説明する。
先ず第1図のものから説明すると、 (1)はセンターフレームであって、これに昇降リンク
の昇降シリンダーケース(2)がある。(3)(4)は
この昇降シリンダーによって昇降されるアッパーリンク
とロアリンクである。
の昇降シリンダーケース(2)がある。(3)(4)は
この昇降シリンダーによって昇降されるアッパーリンク
とロアリンクである。
ロアリンク(4)にはレバー支え(5)があり、これ
に増速レバー(6)が枢支軸(7)を中心として揺動す
るようになっている。
に増速レバー(6)が枢支軸(7)を中心として揺動す
るようになっている。
増速レバー(6)は増速切替機構であって、ノークラ
ッチ変速部のシフトアームを操作するミッション操作軸
につながっている。
ッチ変速部のシフトアームを操作するミッション操作軸
につながっている。
具体的にはワイヤー(8)を介して揺動アーム(9)
に連結され、揺動アーム(9)は第1ミッション操作軸
(19)を回動せしめるようになっている。そして揺動ア
ーム(9)とセンターフレーム(11)の支え(11)との
間にスプリング(10)が張架されている。
に連結され、揺動アーム(9)は第1ミッション操作軸
(19)を回動せしめるようになっている。そして揺動ア
ーム(9)とセンターフレーム(11)の支え(11)との
間にスプリング(10)が張架されている。
以上のような第1ミッション操作軸(19)を操作する
揺動アーム(9)は変速レバーによって軸(21a)を中
心として揺動するカム(21)に連繋している。変速レバ
ーによって操作されるカムは左右一対(21)(21)あっ
て、それぞれに軸(22)を中心として揺動するレバー
(20)(20)のローラ(23)が接している。
揺動アーム(9)は変速レバーによって軸(21a)を中
心として揺動するカム(21)に連繋している。変速レバ
ーによって操作されるカムは左右一対(21)(21)あっ
て、それぞれに軸(22)を中心として揺動するレバー
(20)(20)のローラ(23)が接している。
そして一方のレバー(20)のピン(16)と揺動アーム
(9)の間にスプリング(12)が張架され、他方のレバ
ー(20)のピン(16)には軸(15)を中心として揺動す
る増速ペダル(14)のアーム(14a)が係合し、そのピ
ン(16)のスプリング(31)はロッド(18)に連結さ
れ、ロッド(18)の下端は揺動アーム(17)に連結され
ている。揺動アーム(17)は第2ミッション操作軸(1
3)を回動せしめるものである。
(9)の間にスプリング(12)が張架され、他方のレバ
ー(20)のピン(16)には軸(15)を中心として揺動す
る増速ペダル(14)のアーム(14a)が係合し、そのピ
ン(16)のスプリング(31)はロッド(18)に連結さ
れ、ロッド(18)の下端は揺動アーム(17)に連結され
ている。揺動アーム(17)は第2ミッション操作軸(1
3)を回動せしめるものである。
以上のような機構により、変速レバーによってレバー
(20)の何れかがカム(21)の何れかによって操作され
ると第1、2ミッション操作軸(19)(13)の何れかが
操作されて変速されるが、第1ミッション操作軸(19)
の反時計方向回りでL1からH1に増速され、第2ミッショ
ン操作軸(13)の反時計方向回りでL2からH2に向かって
増速される。
(20)の何れかがカム(21)の何れかによって操作され
ると第1、2ミッション操作軸(19)(13)の何れかが
操作されて変速されるが、第1ミッション操作軸(19)
の反時計方向回りでL1からH1に増速され、第2ミッショ
ン操作軸(13)の反時計方向回りでL2からH2に向かって
増速される。
そこでミッション操作軸(19)(13)とシフトの関係を
示すと次のようである。
示すと次のようである。
増速切替機構は以上の如くノークラッチ変速部のシフ
トアームを操作するミッション操作軸に連繋されている
ので次の如く作動する。
トアームを操作するミッション操作軸に連繋されている
ので次の如く作動する。
すなわち、増速レバー(6)を同上で反時計方向に回
動して入とすると、ワイヤー(8)は緊張状態となる。
かかる状態で昇降リンク(3)(4)が上昇するとスプ
リング(10)の力に抗して揺動アーム(9)の下端を図
上で右方向に牽引するので、第1ミッション操作軸(1
9)を反時計回りに回動せしめ、L1からH1に増速され
る。
動して入とすると、ワイヤー(8)は緊張状態となる。
かかる状態で昇降リンク(3)(4)が上昇するとスプ
リング(10)の力に抗して揺動アーム(9)の下端を図
上で右方向に牽引するので、第1ミッション操作軸(1
9)を反時計回りに回動せしめ、L1からH1に増速され
る。
この場合、変速レバーによる変速位置がF1ならばF2に
増速される。
増速される。
植付部すなわち、リンク(3)(4)が下降するとワ
イヤー(8)による緊張がとかれるのでスプリング(1
2)により、第1ミッション操作軸(19)は時計回りに
回動し、H1からL1にシフトダウンされる。
イヤー(8)による緊張がとかれるのでスプリング(1
2)により、第1ミッション操作軸(19)は時計回りに
回動し、H1からL1にシフトダウンされる。
したがって第2ミッション操作軸(13)の変速位置が
L2のときF2からF1にシフトダウンされ、F1から発進する
こととなる。
L2のときF2からF1にシフトダウンされ、F1から発進する
こととなる。
しかして、増速レバー(6)を入としたままの枕地で
の旋回時植付部の上昇により前述した如く増速される
が、更に増速したいとき増速ペダル(14)を踏み込む。
の旋回時植付部の上昇により前述した如く増速される
が、更に増速したいとき増速ペダル(14)を踏み込む。
すると、増速ペダル(14)は枢支軸(15)を中心とし
て揺動し、ピン(16)からスプリング(31)を介してロ
ッド(18)を引張り第2ミッション操作軸(13)のアー
ム(17)が反時計回りのL2からH2に回動してシフトアッ
プする。したがって、第1ミッション操作軸(19)の位
置はL1からH1となっているので、F2からF3に増速され
る。
て揺動し、ピン(16)からスプリング(31)を介してロ
ッド(18)を引張り第2ミッション操作軸(13)のアー
ム(17)が反時計回りのL2からH2に回動してシフトアッ
プする。したがって、第1ミッション操作軸(19)の位
置はL1からH1となっているので、F2からF3に増速され
る。
又増速レバー(6)を切としておけば、枕地での旋回
時植付部が上昇しても、第1ミッション操作軸(19)は
作動せず、L1の位置を保ったままであり、この場合にお
いて増速ペダル(14)を踏み込むと第2ミッション操作
軸(13)はL2からH2となるのでF1からF2′に増速され
る。
時植付部が上昇しても、第1ミッション操作軸(19)は
作動せず、L1の位置を保ったままであり、この場合にお
いて増速ペダル(14)を踏み込むと第2ミッション操作
軸(13)はL2からH2となるのでF1からF2′に増速され
る。
次に増速レバー(6)を切すなわち時計方向に回動す
ると、ワイヤー(8)は緩むので、坂道やトラックの積
み降し時に植付部すなわち昇降リンク(3)(4)を上
げても第1ミッション操作軸(19)は回動せず、L1の位
置を保ったままで増速しないから、第2ミッション操作
軸(13)の位置がL2の位置にあるとき、F1で走行でき増
速しないで安全に坂道を走行でき又積み込みができる。
ると、ワイヤー(8)は緩むので、坂道やトラックの積
み降し時に植付部すなわち昇降リンク(3)(4)を上
げても第1ミッション操作軸(19)は回動せず、L1の位
置を保ったままで増速しないから、第2ミッション操作
軸(13)の位置がL2の位置にあるとき、F1で走行でき増
速しないで安全に坂道を走行でき又積み込みができる。
以上のような構成によれば、回行時増速レバー(6)
を増速側に入としておくことにより、回行作業を早くす
ることができ、能率が向上する。又エンジン回転を上げ
る必要性がなく騒音による不快感がない。
を増速側に入としておくことにより、回行作業を早くす
ることができ、能率が向上する。又エンジン回転を上げ
る必要性がなく騒音による不快感がない。
第2図のものは、以上のような増速切替機構と変速レ
バーの後進方向と連動連結するものを示している。図中
第1図のものと同一部分は同一符号で図示してある。
バーの後進方向と連動連結するものを示している。図中
第1図のものと同一部分は同一符号で図示してある。
さて、ワイヤー(8)は昇降クンリ(3)(4)の増速
レバー(6)に取付けられ増速レバー(6)の上端はロ
ワリンク(4)に装置された油圧シリンダー(30)のピ
ストンロッドにつながっている。
レバー(6)に取付けられ増速レバー(6)の上端はロ
ワリンク(4)に装置された油圧シリンダー(30)のピ
ストンロッドにつながっている。
油圧シリンダー(30)は変速レバー(24)の後進時そ
の作動を不作動とすることもでき、かつ図示しないスイ
ッチで不作動とすることもできるようになっている。
の作動を不作動とすることもでき、かつ図示しないスイ
ッチで不作動とすることもできるようになっている。
油圧シリンダー(30)の切替スイッチによって油圧シ
リンダーの作動を入とすると、図示しない送油路の絞り
弁によって油圧シリンダー(30)は作動して増速レバー
(6)を増速側に切替え、第1図のものと同様に作動せ
しめることができる。又このような増速レバー(6)の
増速時変速レバー(24)を後進側に入れると、リンク
(25)(26)(27)を介してスイッチ杆(28)でノマー
ルクローズスイッチ(29)を開とするので、油圧シリン
ダー(30)のピストンロッドが後退して鎖線の位置に切
替えられてワイヤー(8)を牽引しないで緩めることと
なるので増速装置は作動しない。
リンダーの作動を入とすると、図示しない送油路の絞り
弁によって油圧シリンダー(30)は作動して増速レバー
(6)を増速側に切替え、第1図のものと同様に作動せ
しめることができる。又このような増速レバー(6)の
増速時変速レバー(24)を後進側に入れると、リンク
(25)(26)(27)を介してスイッチ杆(28)でノマー
ルクローズスイッチ(29)を開とするので、油圧シリン
ダー(30)のピストンロッドが後退して鎖線の位置に切
替えられてワイヤー(8)を牽引しないで緩めることと
なるので増速装置は作動しない。
したがって、変速レバーを後進にすると増速が解除さ
れる。
れる。
以上のことから、増速旋回可能な乗用田植機でも坂道
やトラックへの積み降し時、増速しないように切替でき
安全性が保たれる。
やトラックへの積み降し時、増速しないように切替でき
安全性が保たれる。
(考案の効果) 本案のものによれば、回行作業が増速レバーや変速レ
バーの切替によって早くできて、能率が向上するのみな
らず、坂道やトラックへの積み降し時、増速しないよう
に切替えることができ、安全性が保たれるという特徴が
ある。
バーの切替によって早くできて、能率が向上するのみな
らず、坂道やトラックへの積み降し時、増速しないよう
に切替えることができ、安全性が保たれるという特徴が
ある。
第1図は増速レバーを具えた増速切替装置を示す説明図 第2図は変速レバーによる増速切替装置を示す説明図 (3)……アッパーリンク (4)……ロアリンク (6)……増速レバー (8)……ワイヤー (9)……揺動アーム (13)……第2ミッション操作軸 (14)……増速ペタル (19)……第1ミッション操作軸 (24)……変速レバー (29)……スイッチ (30)……油圧シリンダー
Claims (1)
- 【請求項1】植付部におけるロアリンクとノークラッチ
変速部のシフトアップアームとを増速切替機構を介して
ワイヤーで連繋し、増速切替機構は増速レバー又は変速
レバーで植付部上昇時増速するかしないか、又は変速レ
バーを後進にすると増速が解除されるように、切替選択
できるように構成された田植機における増速切替装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5473490U JP2519830Y2 (ja) | 1990-05-25 | 1990-05-25 | 田植機における増速切替装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5473490U JP2519830Y2 (ja) | 1990-05-25 | 1990-05-25 | 田植機における増速切替装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0412813U JPH0412813U (ja) | 1992-01-31 |
JP2519830Y2 true JP2519830Y2 (ja) | 1996-12-11 |
Family
ID=31577062
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5473490U Expired - Lifetime JP2519830Y2 (ja) | 1990-05-25 | 1990-05-25 | 田植機における増速切替装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2519830Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-05-25 JP JP5473490U patent/JP2519830Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0412813U (ja) | 1992-01-31 |
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