JP2519644Y2 - 後部座席用3点式シートベルト装置 - Google Patents
後部座席用3点式シートベルト装置Info
- Publication number
- JP2519644Y2 JP2519644Y2 JP1990020403U JP2040390U JP2519644Y2 JP 2519644 Y2 JP2519644 Y2 JP 2519644Y2 JP 1990020403 U JP1990020403 U JP 1990020403U JP 2040390 U JP2040390 U JP 2040390U JP 2519644 Y2 JP2519644 Y2 JP 2519644Y2
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- JP
- Japan
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- seat belt
- vehicle
- tower
- rear seat
- seat back
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動車等の車両の後部座席用3点式シートベ
ルト装置に関する。
ルト装置に関する。
従来、リヤシートバックを前倒し可能とする、所謂ト
ランクスルー構造を備えた車両に搭載する3点式シート
ベルト装置としては、実開昭63−176755号公報に開示さ
れた3点式シートベルト装置が知られている。
ランクスルー構造を備えた車両に搭載する3点式シート
ベルト装置としては、実開昭63−176755号公報に開示さ
れた3点式シートベルト装置が知られている。
第7図に示される如く、この後部座席用3点式シート
ベルト装置60においては、リヤシートバック62は前倒し
可能とされている。また、リヤシートバック62の後部に
配置されたリトラクタ64から引き出されたシートベルト
72は、スリップジョイント74を介し、リヤシートバック
62の上端部に穿設された貫通孔75を貫通し、リヤシート
バック62の前方へ達している。
ベルト装置60においては、リヤシートバック62は前倒し
可能とされている。また、リヤシートバック62の後部に
配置されたリトラクタ64から引き出されたシートベルト
72は、スリップジョイント74を介し、リヤシートバック
62の上端部に穿設された貫通孔75を貫通し、リヤシート
バック62の前方へ達している。
しかしながら、この後部座席用3点式シートベルト装
置60においては、第7図に示される如く、ストラットタ
ワー76の頂部76Aに、スリップジョイント74が固定され
ている。このため、この後部座席用3点式シートベルト
装置60をオープンボデー車に装備した場合には、幌の一
部を構成する横バー78(第7図の想像線)の引出し及び
格納時の移動軌跡と交差する位置80にシートベルト72が
存在することになる。
置60においては、第7図に示される如く、ストラットタ
ワー76の頂部76Aに、スリップジョイント74が固定され
ている。このため、この後部座席用3点式シートベルト
装置60をオープンボデー車に装備した場合には、幌の一
部を構成する横バー78(第7図の想像線)の引出し及び
格納時の移動軌跡と交差する位置80にシートベルト72が
存在することになる。
従って、幌をリヤシートバック62とストラットタワー
70との間に格納することができなくなるという不具合が
ある。
70との間に格納することができなくなるという不具合が
ある。
本考案は上記事実を考慮し、リヤシートバックを前倒
し可能とすると共に、幌をリヤシートバックとストラッ
トタワーとの間に格納することができる後部座席用3点
式シートベルト装置を提供することが目的である。
し可能とすると共に、幌をリヤシートバックとストラッ
トタワーとの間に格納することができる後部座席用3点
式シートベルト装置を提供することが目的である。
本考案は、車両前後方向前端部がセンタピラーとセン
タフロアクロスメンバの連結部に固着され、車両前後方
向後端部がストラットタワーの下部に固着された補強部
材と、リヤシートバックの車幅方向外側に設けられ車両
上下方向に伸びる閉じ断面を形成するとともに車体フロ
アと前記補強部材とに固着されたシートベルト取付部材
と、このシートベルト取付部材に設けられたリトラクタ
と、前記シートベルト取付部材の頂部に設けられたスリ
ップジョイントと、を備えたことを特徴としている。
タフロアクロスメンバの連結部に固着され、車両前後方
向後端部がストラットタワーの下部に固着された補強部
材と、リヤシートバックの車幅方向外側に設けられ車両
上下方向に伸びる閉じ断面を形成するとともに車体フロ
アと前記補強部材とに固着されたシートベルト取付部材
と、このシートベルト取付部材に設けられたリトラクタ
と、前記シートベルト取付部材の頂部に設けられたスリ
ップジョイントと、を備えたことを特徴としている。
上記構成の本考案の後部座席用3点式シートベルト装
置では、スリップジョイントとリトラクタが取付けられ
ているシートベルト取付部材を車体フロアに取付け、更
に、車体フロアのみの固定では、シーベルトからの荷重
を受ける強度が十分でないため、車両前後方向前端部が
センタピラーとセンタフロアクロスメンバの連結部に固
着され、車両前後方向後端部がストラットタワーの下部
に固着された補強部材にシートベルト取付部材を固着す
ることにより、シートベルト取付部材の取付強度が向上
する。
置では、スリップジョイントとリトラクタが取付けられ
ているシートベルト取付部材を車体フロアに取付け、更
に、車体フロアのみの固定では、シーベルトからの荷重
を受ける強度が十分でないため、車両前後方向前端部が
センタピラーとセンタフロアクロスメンバの連結部に固
着され、車両前後方向後端部がストラットタワーの下部
に固着された補強部材にシートベルト取付部材を固着す
ることにより、シートベルト取付部材の取付強度が向上
する。
また、本考案の後部座席用3点式シートベルト装置を
幌付きオープンボデー車に装着した場合には、リヤシー
トバックはシートベルト取付部材と別部材とされている
ため、リヤシートバックを前倒し可能とすることができ
る。また、従来技術のようにリヤシートバックとストラ
ットタワーとの間にシートベルトが介在することがな
い。即ち、幌を引出し及び格納する場合の、幌の一部を
構成する横バーの移動軌跡と交差する位置に、シートベ
ルトが介在することがない。このため、幌をリヤシート
バックとストラットタワーとの間に格納することができ
る。
幌付きオープンボデー車に装着した場合には、リヤシー
トバックはシートベルト取付部材と別部材とされている
ため、リヤシートバックを前倒し可能とすることができ
る。また、従来技術のようにリヤシートバックとストラ
ットタワーとの間にシートベルトが介在することがな
い。即ち、幌を引出し及び格納する場合の、幌の一部を
構成する横バーの移動軌跡と交差する位置に、シートベ
ルトが介在することがない。このため、幌をリヤシート
バックとストラットタワーとの間に格納することができ
る。
本考案に係る後部座席用3点式シートベルト装置の一
実施例を第1図〜第6図に従って説明する。
実施例を第1図〜第6図に従って説明する。
なお、図中矢印FRは車両前方方向を、矢印INは車両内
側方向を、矢印UPは車両上方方向を示す。
側方向を、矢印UPは車両上方方向を示す。
第2図及び第3図に示される如く、オープンボデー車
10の後部の車幅方向両端部には、リヤホイルハウス12が
配置されている。このリヤホイルハウス12の車両前方に
は、センターピラー14が配置されている。このセンター
ピラー14は車両上下方向に沿った長手状とされており、
下端部が連結部材16を介してセンタフロアクロスメンバ
18に連結されている。
10の後部の車幅方向両端部には、リヤホイルハウス12が
配置されている。このリヤホイルハウス12の車両前方に
は、センターピラー14が配置されている。このセンター
ピラー14は車両上下方向に沿った長手状とされており、
下端部が連結部材16を介してセンタフロアクロスメンバ
18に連結されている。
第4図に示される如く、リヤホイルハウス12の車幅方
向内側には、必要に応じて補強部材20が配置されてい
る。この補強部材20は車両前後方向に沿った長手状の板
材とされており、略垂直に配置されている。補強部材20
の前端部20Aは連結部材16に車両内側から溶着されてい
る。リヤホイルハウス12の車両前後方向中央部は、車両
上下方向に沿って車幅方向内側へ膨出されストラットタ
ワー22とされており、このストラットタワー22に補強部
材20の後端部20Bが車幅方向内側から溶着されている。
向内側には、必要に応じて補強部材20が配置されてい
る。この補強部材20は車両前後方向に沿った長手状の板
材とされており、略垂直に配置されている。補強部材20
の前端部20Aは連結部材16に車両内側から溶着されてい
る。リヤホイルハウス12の車両前後方向中央部は、車両
上下方向に沿って車幅方向内側へ膨出されストラットタ
ワー22とされており、このストラットタワー22に補強部
材20の後端部20Bが車幅方向内側から溶着されている。
また、補強部材20の後部とリヤホイルハウス12との間
には、ブラケット24が配置されている。このブラケット
24の車幅方向外側端部は、車両前後方向前側へ屈曲され
フランジ24Aとされており、このフランジ24Aはリヤホイ
ルハウス12に車幅方向内側から溶着されている。ブラケ
ット24の車幅方向内側端部は、車両前後方向後側へ屈曲
されフランジ24Bとされており、このフランジ24Bは補強
部材20の後部に車幅方向外側から溶着されている。
には、ブラケット24が配置されている。このブラケット
24の車幅方向外側端部は、車両前後方向前側へ屈曲され
フランジ24Aとされており、このフランジ24Aはリヤホイ
ルハウス12に車幅方向内側から溶着されている。ブラケ
ット24の車幅方向内側端部は、車両前後方向後側へ屈曲
されフランジ24Bとされており、このフランジ24Bは補強
部材20の後部に車幅方向外側から溶着されている。
一方、補強部材20の下端部は車幅方向内側へ屈曲され
フランジ21とされている。このフランジ21の後部21A
は、センタフロアパネルリインフオース28に車両上下方
向上側から溶着されている。このセンタフロアパネルリ
インフオース28は、センタフロアパネル26上に溶着され
た車両前後方向に長手状とされた板材とされており、後
部に車幅方向に長手状とされた折り返し部28A、28Bが車
両前後方向に平行に立設されている。またフランジ21の
後端部21Bは、センタフロアパネル26に車両上下方向上
側から溶着されている。
フランジ21とされている。このフランジ21の後部21A
は、センタフロアパネルリインフオース28に車両上下方
向上側から溶着されている。このセンタフロアパネルリ
インフオース28は、センタフロアパネル26上に溶着され
た車両前後方向に長手状とされた板材とされており、後
部に車幅方向に長手状とされた折り返し部28A、28Bが車
両前後方向に平行に立設されている。またフランジ21の
後端部21Bは、センタフロアパネル26に車両上下方向上
側から溶着されている。
第5図に示される如く、補強部材20の後部の車幅方向
内側には、シートベルト取付部材としてのシートベルト
用タワー30が配置されている。このシートベルト用タワ
ー30は、シートベルト用タワーアウタ32とシートベルト
用タワーインナ34とで構成されている。
内側には、シートベルト取付部材としてのシートベルト
用タワー30が配置されている。このシートベルト用タワ
ー30は、シートベルト用タワーアウタ32とシートベルト
用タワーインナ34とで構成されている。
第6図に示される如く、シートベルト用タワーアウタ
32の車両上下方向上側から見た断面形状は、立壁部32A
の後端部が車幅方向内側へ略直角に屈曲され後壁部32B
とされたL字状とされている。また立壁部32Aの前部は
下方に向けて徐々に幅広とされた三角形状の延設部32C
とされている。この延設部32Cの下部は、補強部材20に
車幅方向内側から溶着されている。また、シートベルト
用タワーアウタ32の後壁部32Bの車両上下方向下端部
は、センタフロアパネルリインフオース28の折り返し部
28Bに車両前後方向後側から溶着されている。シートベ
ルト用タワーアウタ32の後壁部32Bの車幅方向内側端部
は、車両前後方向後側へ屈曲されフランジ32Dとされて
いる。
32の車両上下方向上側から見た断面形状は、立壁部32A
の後端部が車幅方向内側へ略直角に屈曲され後壁部32B
とされたL字状とされている。また立壁部32Aの前部は
下方に向けて徐々に幅広とされた三角形状の延設部32C
とされている。この延設部32Cの下部は、補強部材20に
車幅方向内側から溶着されている。また、シートベルト
用タワーアウタ32の後壁部32Bの車両上下方向下端部
は、センタフロアパネルリインフオース28の折り返し部
28Bに車両前後方向後側から溶着されている。シートベ
ルト用タワーアウタ32の後壁部32Bの車幅方向内側端部
は、車両前後方向後側へ屈曲されフランジ32Dとされて
いる。
一方、シートベルト用タワーインナ34の車両上下方向
上側から見た断面形状は、立壁部34Aの前端部が車幅方
向外側へ略直角に屈曲され前壁部34BとされたL字状と
されている。立壁部34Aの後端部は、シートベルト用タ
ワーアウタ32のフランジ32Dに車幅方向内側から溶着さ
れている。また、前壁部34Bの下端部は、センタフロア
パネルリインフオース28の折り返し部28Aに車両前後方
向前側から溶着されている。前壁部34Bの車幅方向外側
端部は車両前後方向前側へ屈曲されフランジ34Cとされ
ており、このフランジ34Cはシートベルト用タワーアウ
タ32の立壁部32Aに車幅方向内側から溶着されている。
上側から見た断面形状は、立壁部34Aの前端部が車幅方
向外側へ略直角に屈曲され前壁部34BとされたL字状と
されている。立壁部34Aの後端部は、シートベルト用タ
ワーアウタ32のフランジ32Dに車幅方向内側から溶着さ
れている。また、前壁部34Bの下端部は、センタフロア
パネルリインフオース28の折り返し部28Aに車両前後方
向前側から溶着されている。前壁部34Bの車幅方向外側
端部は車両前後方向前側へ屈曲されフランジ34Cとされ
ており、このフランジ34Cはシートベルト用タワーアウ
タ32の立壁部32Aに車幅方向内側から溶着されている。
従って、シートベルト用タワーアウタ32とシートベル
ト用タワーインナ34とで車両上下方向に沿った、水平断
面が閉断面とされた閉断面構造36が形成されている。
ト用タワーインナ34とで車両上下方向に沿った、水平断
面が閉断面とされた閉断面構造36が形成されている。
第5図に示される如く、この閉断面構造36の上端部は上
方へ向けて徐々に車両前後方向の幅が狭められ、車幅方
向から見た形状が山型とされており、その頂部即ち、シ
ートベルト用タワー30の頂部30Aには、周知のスリップ
ジョイント38が固着されている。また、シートベルト用
タワーアウタ32の後壁部32Bの下部には、周知のリトラ
クタ40が固着されている。
方へ向けて徐々に車両前後方向の幅が狭められ、車幅方
向から見た形状が山型とされており、その頂部即ち、シ
ートベルト用タワー30の頂部30Aには、周知のスリップ
ジョイント38が固着されている。また、シートベルト用
タワーアウタ32の後壁部32Bの下部には、周知のリトラ
クタ40が固着されている。
従って、第1図に示される如く、リトラクタ40から引
き出されたシートベルト42は、スリップジョイント38を
貫通し、シートベルト用タワーインナ34の前壁部34Bに
沿ってリヤシートクッション44の下方へ至っている。こ
のシートベルト42の先端部42Aはブラケット46を介し
て、センタフロアパネル26に固着されている。また、シ
ートベルト42のスリップジョイント38のリヤシートクッ
ション44側には、スルータング48がシートベルト42に沿
って摺動可能に係合されている。このスルータング48は
センタフロアパネル26に固着されたバックル50と連結可
能とされている。
き出されたシートベルト42は、スリップジョイント38を
貫通し、シートベルト用タワーインナ34の前壁部34Bに
沿ってリヤシートクッション44の下方へ至っている。こ
のシートベルト42の先端部42Aはブラケット46を介し
て、センタフロアパネル26に固着されている。また、シ
ートベルト42のスリップジョイント38のリヤシートクッ
ション44側には、スルータング48がシートベルト42に沿
って摺動可能に係合されている。このスルータング48は
センタフロアパネル26に固着されたバックル50と連結可
能とされている。
また、第5図に示される如く、シートベルト用タワー
インナ34の立壁部34Aには、回転ヒンジ52が固着されて
いる。第1図に示される如く、リヤシートバック54は回
転ヒンジ52を介してシートベルト用タワーインナ34に第
1図の想像線で示される如く、前倒し可能に軸支されて
いる。(所謂トランクスルー構造とされている)。
インナ34の立壁部34Aには、回転ヒンジ52が固着されて
いる。第1図に示される如く、リヤシートバック54は回
転ヒンジ52を介してシートベルト用タワーインナ34に第
1図の想像線で示される如く、前倒し可能に軸支されて
いる。(所謂トランクスルー構造とされている)。
第5図に示される如く、シートベルト用タワーインナ
34の立壁部34Aの回転ヒンジ52の上方にはストライカー5
6が設けられており、このストライカー56は、リヤシー
トバック54を前倒状態から起立させた場合に、リヤシー
トバック54の係合ピン(図示省略)と係合し、リヤシー
トバック54を起立状態に保持するようになっている。ま
た、ストライカー56とリヤシートバック54との係合は、
リヤシートバック54に設けられた操作ロッド(図示省
略)の操作により解除されるようになっており、この係
合が解除された場合に、リヤシートバック54が前倒し可
能となる。
34の立壁部34Aの回転ヒンジ52の上方にはストライカー5
6が設けられており、このストライカー56は、リヤシー
トバック54を前倒状態から起立させた場合に、リヤシー
トバック54の係合ピン(図示省略)と係合し、リヤシー
トバック54を起立状態に保持するようになっている。ま
た、ストライカー56とリヤシートバック54との係合は、
リヤシートバック54に設けられた操作ロッド(図示省
略)の操作により解除されるようになっており、この係
合が解除された場合に、リヤシートバック54が前倒し可
能となる。
また、第2図及び第3図に示されるオープンボデー車
10の後部には、略コ字状に屈曲された幌の一部を構成す
る横バー58が配置されている。第4図に示される如く、
この横バー58の両端部58Aは夫々ルーフサイドリイーン
フオースメント59に軸支されており、横バー58は第2図
の時計方向及び時計方向と反対方向(矢印A方向)へ揺
動可能とされている。
10の後部には、略コ字状に屈曲された幌の一部を構成す
る横バー58が配置されている。第4図に示される如く、
この横バー58の両端部58Aは夫々ルーフサイドリイーン
フオースメント59に軸支されており、横バー58は第2図
の時計方向及び時計方向と反対方向(矢印A方向)へ揺
動可能とされている。
次に、本実施例の作用に付いて説明する。
上記構成の本実施例では、リヤシートバック54の車幅
方向外側にシートベルト用タワー30が、独立して設けら
れており、このシートベルト用タワー30を構成するシー
トベルト用タワーアウタ32の後壁部32Bにリトラクタ40
が固着され、シートベルト用タワー30の頂部30Aにスリ
ップジョイント38が設けられている。
方向外側にシートベルト用タワー30が、独立して設けら
れており、このシートベルト用タワー30を構成するシー
トベルト用タワーアウタ32の後壁部32Bにリトラクタ40
が固着され、シートベルト用タワー30の頂部30Aにスリ
ップジョイント38が設けられている。
従って、リヤシートバック54がシートベルト用タワー
30と別部材とされているため、リヤシートバック54を前
倒し可能とすることができる。また、リトラクタ40から
引き出されたシートベルト42は、スリップジョイント38
を貫通し、シートベルト用タワーインナ34の前壁部34B
に沿ってリヤシートクッション44の下方へ至っている。
30と別部材とされているため、リヤシートバック54を前
倒し可能とすることができる。また、リトラクタ40から
引き出されたシートベルト42は、スリップジョイント38
を貫通し、シートベルト用タワーインナ34の前壁部34B
に沿ってリヤシートクッション44の下方へ至っている。
このため、従来技術のようにリヤシートバックとスト
ラットタワーとの間にシートベルトが介在することがな
い。即ち、幌を引出し及び格納する場合の、横バー58の
移動軌跡と交差する位置にシートベルト42が介在するこ
とがないため、幌をリヤシートバック54とストラットタ
ワー22との間に格納することができる。またリヤシート
に着座した乗員がシートバック54を装着した状態で、横
バー58の矢印A方向への揺動、即ち幌の引出し及び格納
が可能である。
ラットタワーとの間にシートベルトが介在することがな
い。即ち、幌を引出し及び格納する場合の、横バー58の
移動軌跡と交差する位置にシートベルト42が介在するこ
とがないため、幌をリヤシートバック54とストラットタ
ワー22との間に格納することができる。またリヤシート
に着座した乗員がシートバック54を装着した状態で、横
バー58の矢印A方向への揺動、即ち幌の引出し及び格納
が可能である。
また、本実施例においては、シートベルト42からの荷
重が、直接リヤシートバック54に作用することがないた
め、リヤシートバック54をシートベルト42からの荷重に
耐えるように補強する必要がなくなる。
重が、直接リヤシートバック54に作用することがないた
め、リヤシートバック54をシートベルト42からの荷重に
耐えるように補強する必要がなくなる。
本考案は上記構成としたので、シートベルトの取付強
度を保持しつつ、リヤシートバックを前倒し可能とする
と共に、幌をリヤシートバックとストラットタワーとの
間に格納することができるという優れた効果を有する。
度を保持しつつ、リヤシートバックを前倒し可能とする
と共に、幌をリヤシートバックとストラットタワーとの
間に格納することができるという優れた効果を有する。
第1図は本考案に係る後部座席用3点式シートベルト装
置を示す車両左側斜め前方から見た斜視図、第2図は本
考案に係る後部座席用3点式シートベルト装置が装備さ
れたオープンボデー車を示す概略側断面図、第3図は本
考案に係る後部座席用3点式シートベルト装置が装備さ
れたオープンボデー車の後部を示す概略平面図、第4図
及び第5図は本考案に係る後部座席用3点式シートベル
ト装置の一部を示す車両左側斜め前方から見た斜視図、
第6図は第5図のVI−VI線に沿った水平断面図、第7図
は従来の後部座席用3点式シートベルト装置を示す車両
左側斜め前方から見た斜視図である。 30……シートベルト用タワー、30A……頂部、32……シ
ートベルト用タワーアウタ、32B……後壁部、34……シ
ートベルト用タワーインナ、34B……前壁部、38……ス
リップジョイント、40……リトラクタ、54……リヤシー
トバック。
置を示す車両左側斜め前方から見た斜視図、第2図は本
考案に係る後部座席用3点式シートベルト装置が装備さ
れたオープンボデー車を示す概略側断面図、第3図は本
考案に係る後部座席用3点式シートベルト装置が装備さ
れたオープンボデー車の後部を示す概略平面図、第4図
及び第5図は本考案に係る後部座席用3点式シートベル
ト装置の一部を示す車両左側斜め前方から見た斜視図、
第6図は第5図のVI−VI線に沿った水平断面図、第7図
は従来の後部座席用3点式シートベルト装置を示す車両
左側斜め前方から見た斜視図である。 30……シートベルト用タワー、30A……頂部、32……シ
ートベルト用タワーアウタ、32B……後壁部、34……シ
ートベルト用タワーインナ、34B……前壁部、38……ス
リップジョイント、40……リトラクタ、54……リヤシー
トバック。
Claims (1)
- 【請求項1】車両前後方向前端部がセンタピラーとセン
タフロアクロスメンバの連結部に固着され、車両前後方
向後端部がストラットタワーの下部に固着された補強部
材と、リヤシートバックの車幅方向外側に設けられ車両
上下方向に伸びる閉じ断面を形成するとともに車体フロ
アと前記補強部材とに固着されたシートベルト取付部材
と、このシートベルト取付部材に設けられたリトラクタ
と、前記シートベルト取付部材の頂部に設けられたスリ
ップジョイントと、を備えたことを特徴とする後部座席
用3点式シートベルト装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990020403U JP2519644Y2 (ja) | 1990-02-28 | 1990-02-28 | 後部座席用3点式シートベルト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990020403U JP2519644Y2 (ja) | 1990-02-28 | 1990-02-28 | 後部座席用3点式シートベルト装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03110969U JPH03110969U (ja) | 1991-11-13 |
JP2519644Y2 true JP2519644Y2 (ja) | 1996-12-11 |
Family
ID=31523495
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990020403U Expired - Lifetime JP2519644Y2 (ja) | 1990-02-28 | 1990-02-28 | 後部座席用3点式シートベルト装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2519644Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006151219A (ja) * | 2004-11-30 | 2006-06-15 | Mazda Motor Corp | 車両のベルトガイド構造 |
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JPS63166637A (ja) * | 1986-12-27 | 1988-07-09 | Suzuki Motor Co Ltd | シ−トベルト装置 |
-
1990
- 1990-02-28 JP JP1990020403U patent/JP2519644Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
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Also Published As
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---|---|
JPH03110969U (ja) | 1991-11-13 |
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