JP2519576Y2 - 車両用加湿装置 - Google Patents

車両用加湿装置

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JP2519576Y2
JP2519576Y2 JP1990109593U JP10959390U JP2519576Y2 JP 2519576 Y2 JP2519576 Y2 JP 2519576Y2 JP 1990109593 U JP1990109593 U JP 1990109593U JP 10959390 U JP10959390 U JP 10959390U JP 2519576 Y2 JP2519576 Y2 JP 2519576Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 a.産業上の利用分野 本考案は、車両用加湿装置に関するものである。
b.従来の技術 空調装置(空気調和装置)の使用時には除湿された温
風が車室内に放出されるため、車室内が乾燥状態とな
り、目や喉が乾燥する不都合がある。そこで、従来よ
り、車室の乾燥を防ぐために、第5図に示す如きヒータ
式の加湿器30や超音波式の加湿器が高級車等に用いられ
ている。なお、第5図において、31はヒータ、32は湿風
吹出口である。
また、その他の型式の従来の加湿装置としては、フィ
ルタに給水し、このフィルタに対する風向きを仕切板に
て変える方式(仕切板方式)のものがある。さらに、ド
ア軸を中空構造にし、その中空部にアクチュエータ等に
より給水して中空部からドアに水をしみ出させるように
した方式(中空ドア軸方式)のものが提案されている。
c.考案が解決しようとする課題 しかしながら、ヒータ式や超音波式の加湿器はコスト
が高いといった不都合がある。そのため、この種の加湿
器は一部の高級車にしか装備していないのが実情であ
る。
また、仕切板方式の場合には、加湿時と非加湿時とで
風向きが変わってしまう上に、加湿不要時にも水分が蒸
発して加湿状態となるおそれがある。
また、中空ドア軸方式の場合には、加湿・非加湿をア
クチュエータによる給水制限にて行なうようにしている
ため、構造が複雑でコスト高になる不都合がある。
本考案は、このような不都合を解消するためになされ
たものであって、その目的は、極めて簡素な構成で低コ
ストなものでありながら、加湿・非加湿状態への切替え
を適宜にかつ簡単に行なうことができるような車両用加
湿装置を提供することにある。
d.課題を解決するための手段 上述の目的を達成するために、本考案では、 (a)装置本体を収容する本体ハウジングと、 (b)前記本体ハウジングの底部に設けられ、かつ、上
部に天井壁が形成された貯水槽と、 (c)前記本体ケーシングの内部であってかつ前記本体
ケーシングの温風吹出口の付近に配設されたドア軸と、 (d)前記ドア軸を中心に回動するように配置されたド
アと、 (e)前記ドアに取付けられた吸水性のフィルタと、 (f)前記フィルタに連続して延設され、かつ、前記本
体ハウジングの内部に形成された温風通路に露出するよ
うに前記本体ハウジングの温風吹出口の付近に固定配置
された吸水性の延設部と、 をそれぞれ具備し、前記ドア軸の回動により、前記フィ
ルタが前記貯水槽内の水の中に浸される状態と前記フィ
ルタが前記貯水槽内の水から出た位置に配置される状態
とに選択的に切替え得るように構成し、前記フィルタが
前記貯水槽内の水の中に浸される状態では、前記フィル
タを介して前記貯水槽内の水が前記延設部に吸い上げら
れて前記温風通路を流れる温風にて蒸発され、前記温風
吹出口から車室内に加湿された温風が吹き出されるよう
に構成している。
以下、本考案の一実施例に付き第1図〜第4図を参照
して説明する。
第1図及び第2図は車両用加湿装置1を示すものであ
って、本装置1は、ヒータコア2及び加湿部3を備えた
装置本体4と、ブロワ5を備えた内外気切替え箱6と、
装置本体4及び内外気切替え箱6の間に配設された接続
ダクト7と、装置本体4に接続された分岐ダクト8とか
ら構成されている。
ここで、上述の装置本体4の構成について説明する
と、この装置本体4は本体ケーシング9を有しており、
本体ケーシング9の一側面の上部に設けられた空気吸込
口10には接続ダクト7が連結されている。そして、本体
ケーシング9の内部には、その上方箇所に複数の切替え
ダンパDが配設されており、本体ケーシング9の他側面
の上部に設けられた空気吹出口11には分岐ダクト8が連
結されている。
また、本体ケーシング9内の中間部にはヒータコア2
が配置され、接続ダクト7を介して本体ケーシング9内
に送り込まれる空気が前記ヒータコア2にて温められ、
本体ケーシング9の下部に設けられた加湿部3に温風が
供給されるようになっている。
一方、上述の加湿部3は、第3図に明示するように、
本体ケーシング9の底部に設けられかつ上部に天井壁9a
が形成された貯水槽12と、貯水槽12の上方に形成された
温風供給孔13と、貯水槽12に貯えられた水14と、貯水槽
12の上部に配設された吸水性のフィルタ15及び回動自在
のドア16とから構成されている。上述のドア16の一端
は、貯水槽12内の水14と温風供給孔13との間に回転自在
に取付けられたドア軸17に一体的に固着されており、こ
のドア16の表裏両面に吸水性のフィルタエレメント15a
が貼付されている。そして、前記ドア軸17には回動レバ
ー18が固着され、この回動レバー18の先端には操作ワイ
ヤ(ケーブル)19が接続されている。かくして、操作ワ
イヤ19を操作することによって、ドア16及びフィルタエ
レメント15aがドア軸17を中心に回動され、これによ
り、フィルタエレメント15aは第3図に示す如く水14か
ら完全に出た水平位置及び第4図に示す如くその一部が
水14の中に浸された傾斜位置の何れか1つに選択的に移
動されるように構成されている。
さらに、フィルタエレメント15aには、ドア16から外
れてドア軸17の端部からフィルタエレメント15aの反対
側に連続して延びる延設部15bが設けられており、フィ
ルタエレメント15及び延出部15bにより1つのフィルタ1
5が形成されている。なお、フィルタ15の延設部15bは水
14に接触しないように水14の上方の水平状の天井壁9a上
に配置されると共に本体ケーシング9に形成された温風
吹出口20の付近の温風通路に沿って露出された状態で配
設されている。
次に、このような構成の車両用加湿装置1の作用に付
き述べる。
まず、車室内を加湿したい時(加湿時)には、操作ワ
イヤ19を引くことによって回動レバー18と一緒にドア16
及びフィルタエレメント15aをドア軸17を中心に第3図
で矢印A方向に回動させ、フィルタエレメント15aの先
端部分を第4図に示す如く貯水槽12の水14の中に浸した
状態にする。これに伴い、フィルタエレメント15aに水
が吸い上げられ、吸い上げられた水はさらにフィルタ15
の延設部15bにしみ込むこととなる。かくして、この延
設部15bにしみ込んだ水は、ヒータコア2にて加熱され
て温風供給孔13を介して吹き込む温風(第3図において
矢印Bで示す方向の温風)により蒸発され、延設部15b
の近くにある温風吹出口20から車室内に加湿された温風
が吹き出される。そのため、冬期暖房時などにおける車
室内の乾燥を防ぐことができ、快適な空気のコンディシ
ョンを保つことができる。
一方、加湿を必要としない時(非加湿時)には、操作
ワイヤ19を操作することによってドア16及びフィルタエ
レメント15aを第3図において実線で示す水平位置に復
動させ、フィルタエレメント15aと延設部15bとをドア軸
17を中間としてほぼ一直線状に配置する。これに伴い、
フィルタエレメント15aが貯水槽12の水14中から引き上
げられるため、フィルタエレメント15a及び延設部15bへ
の水の供給が断たれる。その結果、フィルタ15に温風が
接触しても水の蒸発現象は生じることがなく、従って温
風吹出口20からは加湿されない温風又は自然風が車室内
に向けて吹き出される。
以上、本考案の一実施例に付き述べたが、本考案は既
述の実施例に限定されるものではなく、本考案の技術的
思想に基いて各種の変形及び変更が可能である。
例えば、ドア16の回動手段は操作ワイヤ19に限らず必
要に応じて各種の操作機構を採用することも可能であ
る。また、フィルタ15を構成するフィルタエレメント15
a及び延設部15bと温風供給孔13との位置関係は任意に変
更可能である。
e.考案の効果 以上の如く、本考案は、温風吹出口の付近に配設した
回動自在のドアに吸水性のフィルタを取付けてこのフィ
ルタの一部を貯水槽の水の中に浸し得るように構成した
ものであるから、極めて簡素な構成であるにも拘わら
ず、加湿・非加湿への切替えを必要に応じて簡単に行な
うことができる。従って、冬期暖房時などの必要時にの
み加湿を行なうことができて車室内の乾燥を防止するこ
とができ、目や喉の乾きを生じることのない快適な車内
環境を提供することができる一方、高湿時には非加湿状
態にすることによって湿度の上昇を防止できる。また風
向きを変えることなく加湿できる。さらに、本考案の車
両用加湿装置によれば、水を蒸発させるためのヒータや
モータなどを使わずに済むと共に、加湿コントロールに
アクチュエータやバルブを使わずに済むため、シンプル
で低コストになるという利点がある。
また、貯水槽には天井壁が設けられているので、車両
が大きく振動した場合でも貯水槽内の水が貯水槽から飛
び出してしまうような不具合を生じることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本考案の一実施例を示すものであっ
て、第1図は車両用加湿装置の分解斜視図、第2図は前
記加湿装置の概略断面図、第3図は加湿部の構造を示す
断面図、第4図は前記加湿装置の要部を切断して示す斜
視図、第5図は従来より用いられているヒータ式加湿器
の斜視図である。 1……車両用加湿装置、2……ヒータコア、3……加湿
部、4……装置本体、9……本体ケーシング、9a……天
井壁、12……貯水槽、14……水、15……吸水性のフィル
タ、15a……フィルタエレメント、15b……延設部、16…
…ドア、17……ドア軸、20……温風吹出口。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)装置本体を収容する本体ハウジング
    と、 (b)前記本体ハウジングの底部に設けられ、かつ、上
    部に天井壁が形成された貯水槽と、 (c)前記本体ケーシングの内部であってかつ前記本体
    ケーシングの温風吹出口の付近に配設されたドア軸と、 (d)前記ドア軸を中心に回動するように配置されたド
    アと、 (e)前記ドアに取付けられた吸水性のフィルタと、 (f)前記フィルタに連続して延設され、かつ、前記本
    体ハウジングの内部に形成された温風通路に露出するよ
    うに前記本体ハウジングの温風吹出口の付近に固定配置
    された吸水性の延設部と、 をそれぞれ具備し、前記ドア軸の回動により、前記フィ
    ルタが前記貯水槽内の水の中に浸される状態と前記フィ
    ルタが前記貯水槽内の水から出た位置に配置される状態
    とに選択的に切替え得るように構成し、前記フィルタが
    前記貯水槽内の水の中に浸される状態では、前記フィル
    タを介して前記貯水槽内の水が前記延設部に吸い上げら
    れて前記温風通路を流れる温風にて蒸発され、前記温風
    吹出口から車室内に加湿された温風が吹き出されるよう
    に構成したことを特徴とする車両用加湿装置。
JP1990109593U 1990-10-19 1990-10-19 車両用加湿装置 Expired - Lifetime JP2519576Y2 (ja)

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JPH0467509U JPH0467509U (ja) 1992-06-16
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