JP2519318B2 - 食器乾燥機 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は食器類に付着した水滴を加熱し乾燥させる
食器乾燥機に関するものである。

［従来の技術］ 第４図及び第５図を用いて従来の食器乾燥機について
説明する。

第４図及び第５図において、（１）は本体で、内部に
水受板（２）を有し、この水受板（２）の下方にはモー
ター（３）とモーター（３）により駆動されるファン
（４）と水受板（２）の裏面に形成される空気流路内に
設けたヒーター（５）とにより構成された温風発生装置
（６）が配設され、水受板（２）の上方に設けられた水
切りかご（７）には食器類（８）が収納される。

本体（１）の両側壁には上方に突出した支持部（９）
が設けられ、この支持部（９）には前蓋（10）と後蓋
（11）よりなる蓋（13）を回動軸（14）で枢着し、この
蓋（13）で本体（１）の上方開口部を覆うようにしてい
る。

この蓋（13）は水切りかご（７）を収納できる大きさ
に形成されている。（15）は本体（１）の底部に設けら
れた水受皿である。

上記構成において食器類（８）を乾燥するときは温風
発生装置（６）から送られる温風が水切りかご（７）の
下方へ送られ、送風された温風は水切りかご（７）を通
過し食器類（８）を乾燥させるものである。

［発明が解決しようとする課題］ 従来の食器乾燥機は以上のように構成されているので
調理のときに使用するふきんや布類の収納スペースがな
く、食器類がいっぱいのときは食器とふきんを同時に乾
燥することができず、ふきん類をはえやごみが付着する
ことなく衛生的ではやく効率的に乾燥することができず
にこまっていた。

この発明は上記のような問題点を解消するためになさ
れたもので、調理のときに使用するふきんや布類を簡単
に収納できるふきんかけをとりつけて、食器の乾燥と同
時にふきんを乾燥することができ、さらに食器の出し入
れも便利で使用後もスペースを取ることなく収納できる
衛生的で効率的に乾燥できる食器乾燥機を得ることを目
的とする。

［課題を解決するための手段］ この発明に係る食器乾燥機は、温風発生装置を有する
本体と、この本体を覆う蓋、上記本体と蓋との間に設け
た食器などの収納かご、上記空間内に回動自在に設けら
れ、かつ上記収納かご側端部に位置して収納できるハン
ガーを備えたものである。

また、上記ハンガーは上記蓋と収納かごの間を回動す
るものである。

また、上記ハンガーを上記収納かごに回動自在に設け
たものである。

［作用］ この発明における食器乾燥機は回動するハンガーにふ
きんや布類を掛け、温風発生装置からの温風で乾燥す
る。また、上記ハンガーは収納時、収納かごの側端部に
位置して収納される。収納かごとハンガーが一体となっ
ているので同時にとりだせる。

［発明の実施例］ 以下、この発明の一実施例を図に基づいて説明する。
第１図〜第３図において、（１）は本体で、内部は水受
板（２）を有し、この水受板（２）の下方にはモーター
（３）とモーター（３）により駆動されるファン（４）
と水受板（２）の裏面に形成される空気流路内に設けた
ヒーター（５）とにより構成された温風発生装置（６）
が配設され、水受板（２）の上方に設けられた水切りか
ご（７）には食器類（８）が収納される。

本体（１）の両側壁には上方に突出した支持部（９）
が設けられ、この支持部（９）には前蓋（10）と後蓋
（11）よりなる蓋（13）を回動軸（14）で枢着し、この
蓋（13）で本体（１）の上方開口部を覆うようにしてい
る。

この蓋（13）は水切りかご（７）を収納できる大きさ
に形成されている。（15）は本体（１）の底部に設けら
れた水受皿である。（16）はふきんかけで、支持体（1
7）とふきんかけ部（18）とを有し、支持体（17）は水
切りかご（７）の両側に設けられた支持部（19）を中心
に回動できるよう一端を支持され、支持体（17）の他端
に設けられたふきんかけ部（18）は水切りかご（７）上
の周りを回動できる。またふきんかけ部（18）は使用後
水切りかご（７）の端部と後蓋（11）との間に収納され
る。（20）はふきんかけ（16）にかけられたふきんであ
る。

上記構成において、食器類（８）ならびにふきん（2
0）を乾燥するときは、食器類（８）を水切りかご
（７）に挿入し、ふきんかけ部（18）を第１図に一点鎖
線で示す所望の位置に回動して、ふきんかけ部（18）に
ふきん（20）をかけ、食器類（８）ならびにふきん（2
0）を乾燥する。温風発生装置（６）から送られる温風
が水切りかご（７）の下方へ送られ、送風された温風は
水切りかご（７）を通過し食器類（８）とふきん類（1
8）が乾燥させる。乾燥後にはふきんかけ（16）は邪魔
にならないよう後蓋（11）側へ回動させ収納できる。

なお、上記実施例ではふきんかけ（16）の回転用支持
部（19）を水切りかご（７）の側壁に設けたが本体
（１）又は蓋（13）の一部に設けてもよい。

［発明の効果］ 以上のように、この発明によれば水切りかご上を回動
できるようにふきんかけを設けたので、食器類がいっぱ
いのときでもふきんかけを空いている空間に回転移動で
き、よって食器とふきんの同時乾燥が可能となる。ま
た、ふきん類を乾燥後水切りかごの側端部に位置して収
納するようにしたので、場所もとらず食器類の出し入れ
に便利であり、また清掃時の取り出しも容易で衛生的で
安価で便利な食器乾燥機が得られる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示す断面図、第２図はそ
の全体斜視図、第３図は第１図に示す実施例の一部を示
す斜視図、第４図は従来の食器乾燥機を示す断面図、第
５図はその全体斜視図である。 図において、（１）は本体、（６）は温風発生装置、
（７）は水切りかご、（13）は蓋、（16）はふきんかけ
である。 なお図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 工藤 春三 埼玉県大里郡花園町大字小前田1728番地 １ 三菱電機ホーム機器株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−66824（ＪＰ，Ａ) 実開 昭55−68961（ＪＰ，Ｕ)

Claims (4)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】温風発生装置を有する本体と、この本体を
   覆う蓋と、上記本体と蓋との間の空間内に設けた食器な
   どの収納かごと、上記空間内に回動自在に設けられかつ
   上記収納かご側端部に位置して収納できるハンガーとを
   備えたことを特徴とする食器乾燥機。
2. 【請求項２】上記ハンガーは上記蓋と収納かごの間を回
   動することを特徴とする請求項１記載の食器乾燥機。
3. 【請求項３】上記ハンガーを上記収納かごに回動自在に
   支持したことを特徴とする請求項１又は２記載の食器乾
   燥機。
4. 【請求項４】上記ハンガーの端部に格子状の載置部を設
   けたことを特徴とする請求項１乃至３のいずれかに記載
   された食器乾燥機。