JP2518900B2 - メモリカ―トリッジの装着装置並びに取出装置及び着脱装置 - Google Patents

メモリカ―トリッジの装着装置並びに取出装置及び着脱装置

Info

Publication number
JP2518900B2
JP2518900B2 JP63232671A JP23267188A JP2518900B2 JP 2518900 B2 JP2518900 B2 JP 2518900B2 JP 63232671 A JP63232671 A JP 63232671A JP 23267188 A JP23267188 A JP 23267188A JP 2518900 B2 JP2518900 B2 JP 2518900B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cartridge
memory cartridge
memory
connector
motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP63232671A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0281285A (ja
Inventor
正明 織本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP63232671A priority Critical patent/JP2518900B2/ja
Publication of JPH0281285A publication Critical patent/JPH0281285A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2518900B2 publication Critical patent/JP2518900B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、モータ駆動によりメモリカートリッジを使
用する装置本体にメモリカートリッジを装着し、該装置
本体からメモリカートリッジを取り出すメモリカートリ
ッジの装着装置並びに取出装置及び着脱装置に関する。
〔従来の技術〕
近年、電子機器等の外部記憶手段としてメモリカート
リッジが注目されている。この種のメモリカートリッジ
としては、例えばICカード或いはメモリカートリッジと
呼ばれているものがあり、カード状の筐体内に半導体メ
モリ(EPROM,SRAM等)、マイクロコンピュータ、バック
アップ用の電池等が収納されて構成されている。また、
半導体メモリ等のアクセスのため、電子機器側のコネク
タと接続される多数の端子が配列されている。尚、筐体
の厚さは一般的には数mmであるが、比較的厚みをもった
ものもある。
かかるメモリカートリッジは手動によって電子機器の
コネクタに差し込み或いはコネクタから抜き取られる
が、端子数が多いため抵抗が大きく、抜き差しに大きな
力を必要としていた。
そこで、従来はメモリカートリッジの抜き取りのため
に装置本体よりメモリカートリッジを突出させており、
抜き取りのための指掛りを確保せねばならず、このため
メモリカートリッジに触れやすく、メモリカートリッジ
を破損する虞があった。
一方、メモリカートリッジ全体が装置本体に入る様に
構成し、メモリカートリッジの抜き取り時に、てこを利
用してメモリカートリッジの抜き取りを容易にするメモ
リカートリッジの取出機構がある。
また、キャッシュカード等のカード状のものをモータ
駆動によって搬送する装置としては、回転するゴムロー
ラを介して加えられる摩擦力によって引き込み又は引き
出すローディング装置がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、従来のてこを利用した手動によるメモリカ
ートリッジの取出機構の場合、操作荷重の軽減に限界が
あり、特に小型の据え置き用機器の場合には着脱時の操
作によって装置全体が動いてしまうという問題がある。
また、メモリカートリッジはコネクタへの着脱荷重が
大きいため、ゴムローラ等の摩擦力を利用したローディ
ング装置では、安定した着脱を行うのは極めて困難であ
る。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、モ
ータ駆動によってメモリカートリッジを必要量だけ搬送
することができるとともに、メモリカートリッジのコネ
クタへの着脱時にはその着脱に必要な力を加えることが
でき、操作性の良い確実な装着、取出しを行うことがで
きるメモリカートリッジの装着装置並びに取出装置及び
着脱装置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は前記目的を達成するために、メモリカートリ
ッジを使用する装置本体内の所定位置に挿入されたメモ
リカートリッジに対して所定の摩擦力が生じるように押
圧する押圧部材を有し、該押圧部材をカートリッジ挿入
方向にモータ駆動することによりメモリカートリッジを
前記摩擦力によって引き込む摩擦送り手段と、前記摩擦
送り手段による引き込み動作中、前記メモリカートリッ
ジから退避し、メモリカートリッジが一定量引き込まれ
ると前記メモリカートリッジと係合する第1の係合部材
をカートリッジ挿入排出方向に移動自在なスライド部材
に設け、該スライド部材をカートリッジ挿入方向にモー
タ駆動することによってメモリカートリッジを前記装置
本体内のコネクタに押し込む係合送り手段と、を備えた
ことを特徴としている。
また、カートリッジ挿入排出方向に移動自在なスライ
ド部材のカートリッジ排出方向の移動時に、メモリカー
トリッジに係合する第2の係合部材を前記スライド部材
に設け、該スライド部材をカートリッジ排出方向にモー
タ駆動することによってメモリカートリッジを使用する
装置本体内のコネクタに装着されたメモリカートリッジ
を少なくともコネクタから外れるまで引き出す係合送り
手段と、前記メモリカートリッジに対して所定の摩擦力
が生じるように押圧する押圧部材を有し、該押圧部材を
カートリッジ排出方向にモータ駆動することによりメモ
リカートリッジを前記摩擦力によって排出する摩擦送り
手段と、を備えたことを特徴としている。
更に、メモリカートリッジを使用する装置本体内の所
定位置に挿入されたメモリカートリッジに対して所定の
摩擦力が生じるように押圧する押圧部材を有し、該押圧
部材をカートリッジ挿入方向又は排出方向にモータ駆動
することによりメモリカートリッジを前記摩擦力によっ
て引き込み又は引き出す摩擦送り手段と、前記摩擦送り
手段による引き込み又は引き出し動作中、前記メモリカ
ートリッジから退避し、メモリカートリッジが所定位置
に引き込まれると前記メモリカートリッジと係合する第
1の係合部材をカートリッジ挿入排出方向に移動自在な
スライド部材に設けるとともに、該スライド部材のカー
トリッジ排出方向の移動時に前記装置本体内のコネクタ
に装着されたメモリカートリッジに係合する第2の係合
部材を前記スライド部材に設け、該スライド部材をカー
トリッジ挿入方向又は排出方向にモータ駆動することに
よってメモリカートリッジを前記コネクタに押し込み又
は該コネクタに装着されたメモリカートリッジを少なく
ともコネクタから外れるまで引き出す係合送り手段と、
を備えたことを特徴としている。
〔作用〕
本発明によれば、それぞれモータ駆動される摩擦送り
手段と係合送り手段とを組み合わせてメモリカートリッ
ジの装着及び取出しを行うようにしている。即ち、メモ
リカートリッジを装着する場合には、まず摩擦送り手段
によってメモリカートリッジをコネクタの近傍まで引き
込み、続いて係合送り手段によってメモリカートリッジ
をコネクタに押し込むようにしている。ここで、摩擦送
り手段は、メモリカートリッジに対して所定の摩擦力が
生じるように押圧する押圧部材をカートリッジ挿入方向
にモータ駆動することによりメモリカートリッジを前記
摩擦力によって引き込むようにしている。これにより、
引き込む力は弱いが、例えば、メモリカートリッジが逆
挿入された場合には、上記摩擦力よりもメモリカートリ
ッジの負荷が大きくなってすべりが生じるため、必要以
上の引き込みを行わないという利点がある。一方、係合
送り手段は第1の係合部材をメモリカートリッジに係合
させるため、メモリカートリッジをコネクタに押し込む
のに十分な力を発揮することができる。尚、上記第1の
係合部材は、摩擦送り手段による引き込み動作中はメモ
リカートリッジから退避し、メモリカートリッジの引き
込みを阻止しないようになっている。
同様に、メモリカートリッジを取り出す場合には、ま
ず係合送り手段によってメモリカートリッジを少なくと
もコネクタから外れるまで引き出し、続いて摩擦送り手
段によってメモリカートリッジを少なくとも抜き取りの
ための指掛りを確保できる位置まで排出するようにして
いる。
〔実施例〕
以下添付図面に従って本発明の好ましい実施例を詳説
する。
第1図は本発明に係るメモリカートリッジの着脱装置
の一実施例を示す斜視図であり、第2図は同装置の要部
分解斜視図である。
こられの図面に示すように、このメモリカートリッジ
の着脱装置は、主としてメモリカートリッジ10のガイド
部材20と、スライド板30及び40と、排出爪50と、引き込
み爪60、ローラ70(第1図)と、スライド板駆動部80
(第2図)とから構成されている、 ガイド部材20は、メモリカートリッジ10をカートリッ
ジ挿入排出方向に案内するもので、4つの取付足22によ
ってシャーシ81上に固定配設される。また、ガイド部材
20の奥行端には、ねじ24、24によってコネクタ26がねじ
止めされている。更に、ガイド部材20の略中央には、ロ
ーラ70の回転軸72を軸支するための軸受片20A、20Aが突
出形成されている。
スライド板30及び40はそれぞれ排出爪50及び引き込み
爪60をカートリッジ挿入排出方向に移動させるもので、
スライド板30及び40には、それぞれ3つの長孔30A、及
び長孔40Aが穿設されている。これらの長孔30Aと40A
は、第2図に示すように、スライド板30上に、スライド
板40を重ね合わせることにより略一致するようになって
おり、スライド板30及び40は、上記長孔30A、40Aを介し
てガイド部材20に固定される3つのガイドピン32によっ
てガイド部材20に対してカートリッジ挿入排出方向に移
動自在に配設される。
また、スライド板30の下面には、後述するスライド板
駆動部材80から駆動力が伝達されるピン34が植立され、
一方、スライド板40には、引き込み爪60を回転自在に軸
支する軸受片42、42が設けられるとともに、該軸受片4
2、42にはスライド板40の移動時にローラ70の回転軸72
を押し上げるためのテーパカム部42A、42Aが形成されて
いる。
更に、スライド板30及び40にはそれぞれフック36、36
及び44、44が形成されており、これらのフック36、36及
び44、44間にはコイルばね46、46が張設されている。
尚、スライド板30と40とは、これらのコイルばね46、46
6によって、3〜4kg程度の力で互いに連結されている。
排出爪50は4つのねじ52によってスライド板30にねじ
止めされており、その爪部50A、50Aはコネクタ26に形成
された切欠き部26A、26Aからコネクタ26内に進入してメ
モリカートリッジ10の前面に当接係合できるようになっ
ている。そして、この排出爪50は、スライド板30の移動
に伴って移動し、コネクタ26に装着されたメモリーカー
トリッ10を少なくともコネクタ26から外れるまて排出す
る。
一方、引き込み爪60は、そのアーム部60B、60Cに設け
られた軸62A、62Bをスライド板40の軸受片42、42の孔42
B、42Bに挿入し、その後、軸62BにEリング64を嵌合さ
せることにより、スライド板40に回転自在に配設され
る。また、引き込み爪60には、引き込み爪60を閉じる方
向に付勢するコイルばね66が設けられるとともに、アー
ム部60Bにはコイルばね66の付勢力に抗して引き込み爪6
0を開放させるための駆動力が伝達されるピン68が植立
されている。
そして、この引き込み爪60は、スライド板40のカート
リッジ挿入方向の移動に伴って閉成されるとともに移動
し、その爪部60A、60Aをメモリカートリッジ10の後面に
当接係合させてメモリカートリッジ10をコネクタ26に押
し込む。
ローラ70(第1図)は、摩擦係数の大きい部材(例え
ばゴム)から成り、回転軸72に固定されている。この回
転軸72にはギヤ74が固定され、このギヤ74には図示しな
い可逆モータから回転駆動力が伝達されるようになって
おり、これにより、ローラ70はカートリッジ挿入方向に
正転又はカートリッジ排出方向に逆転駆動される。
また、回転軸72の両端は、それぞれ支持部材75、75に
回転自在に配設され且つばね76、76によって付勢された
レバー78、78によって回転可能に常時押圧付勢されてい
る。即ち、第1図に示すようにメモリカートリッジ10を
挿入する前は、回転軸72は軸受片20A、20Aによって支持
されているが、メモリカートリッジ10を所定位置に挿入
すると、ローラ70はメモリカートリッジ10によってばね
76、76の付勢力に抗して押し上げられ、メモリカートリ
ッジ10に所定の押圧力をもって当接する。
これにより、ローラ70を正転又は逆転させると、ロー
ラ70からカートリッジ挿入方向又は排出方向の摩擦力が
メモリカートリッジ10に加わり、この摩擦力によってメ
モリカートリッジ10の引き込み又は引き出しが行われ
る。
スライド板駆動部80(第2図)は、モータ82、ウォー
ム83、ギア84、85、86、87及び駆動レバー88から構成さ
れている。モータ82はシャーシ81に固定され、モータ軸
82Aにはウォーム83が配設されている。また、ギア84、8
5、86、87はそれぞれシャーシ81上に回転自在に配設さ
れており、モータ82の回転駆動力は、ウォーム83、ギア
84、85、86を介してギア87に伝達される。
一方、駆動レバー88はギア84の軸84Aを共通の支軸と
し回転自在に配設されている。この駆動レバー88には、
カム溝88A及び長孔88Bが形成されるとともに、押圧片88
Cが折り曲げ形成されており、カム溝88Aにはギア87上の
ピン87Aが係合し、長孔88Bにはスライド板30のピン34が
係合している。また、押圧片88Cは駆動レバー88の回転
位置に応じて引き込み爪60のピン68を押圧できるように
なっている。
即ち、駆動レバー88は、ギア87の回転により軸84Aを
中心にして矢印A、B方向に回転し、矢印A方向の回動
時には、長孔88B及びピン34を介してスライド板30に駆
動力を伝達しスライド板30をカートリッジ挿入方向に移
動させるとともに、押圧片88Cによりピン68の押圧を解
除して引き込み爪60を閉成させる。また、矢印B方向の
回動時には、長孔88B及びピン34を介してスライド板30
に駆動力を伝達しスライド板30をカートリッジ排出方向
に移動させるとともに、押圧片88Cによりピン68を押圧
して引き込み爪60を開放させる。
こ更に、このメモリカートリッジの着脱装置には、フォ
トセンサ91、92(第1図)及びフォトセンサ93(第2
図)の3つのフォトセンサが配設されている。フオトセ
ンサ91は、メモリカートリッジ10の引き込み開始位置を
検出するもので、メモリカートリッジ10の先端がローラ
70に接する時、若しくはローラ70の下に少し入った時の
メモリカートリッジ10の先端を光学的に検出する。フォ
トセンサ92は、メモリカートリッジ10がコネクタ26の接
点に近づいたことを検出するもので、メメモリカートリ
ッジ10がコネクタ26の接点に近づいたときのメモリカー
トリッジ10の後端を光学的に検出する。尚、フォトセン
サ92をコネクタ26の近傍に配設し、メモリカートリッジ
10がコネクタ26の接点に近づいたときのメモリカートリ
ッジ10の先端を光学的に検出するようにしてもよい。
一方、フォトセンサ93は、第2図に示すようにシャー
シ81に配設され、ギア87の回転に伴って揺動するレバー
93Aの位置に基づいてメモリカートリッジ10がコネクタ2
6に装着されたこと及びメモリカートリッジ10がコネク
タ26から抜かれたことを検出する。
そして、ローラ70を回転させるための可逆モータ及び
スライド板30、40を移動させるためのモータ82は、上記
フォトセンサ91、92、93の検出出力によって制御され
る。
次に、上記構成のメモリカートリッジの着脱装置の作
用について説明する。
先ず、第3図乃至第6図を参照しながら引き込み爪60
の開閉動作及びスライド板30の動作について説明する。
第3図(A)及び(B)はそれぞれ引き込み爪とスラ
イド板駆動部の要部側面図及び平面図であり、引き込み
爪60が開放されている状態について示している。
同図に示すように、スライド板駆動部80の駆動レバー
88は、その押圧片88Cが引き込み爪60のピン68をばね66
の付勢力に抗して押圧し、引き込み爪60を開放させる位
置にある。これにより、引き込み爪60の爪部60Aは、メ
モリカートリッジ10のカートリッジ挿入方向の移動を阻
止しないように待避している。
また、このときの駆動レバー88の位置、即ちギア87上
のピン87Aの位置は、ギア87の回転によって揺動するレ
バー93Aの位置を検出するフォトセンサ93(第2図)に
より、メモリカートリッジ10がコネクタ26から抜かれて
いる状態として検出されている。尚、ギア87上のピン87
Aは、駆動レバー88のカム溝88Aのうち、ピン87Aの移動
する曲率と同じ曲率の溝部に位置している。従って、ギ
ア87が一定量回転しても駆動レバー88は回動せず、その
結果、フォトセンサ93の位置検出精度が低くても駆動レ
バー88の位置を正確に検出することができる。
ここで、ギア87を第3図に示す位置から第4図に示す
位置に時計回り方向に回転させると、駆動レバー88は軸
84Aを中心にして時計回り方向に回動し、押圧片8Cによ
るピン68の押圧が解除される。これにより、引き込み爪
60はばね66の付勢力によって閉じ、その爪部60Aがメモ
リカートリッジ10の後端面に係合可能になる。
また、上記駆動レバー88の回動により、ピン34が駆動
レバー88の長孔88Bに係合しているスライド板30は、カ
ートリッジ挿入方向に移動し、これに伴って引き込み爪
60も同方向に移動する。
続いて、ギア87を第4図に示す位置から第5図に示す
位置に時計回り方向に回転させると、駆動レバー88は軸
84Aを中心にして更に時計回り方向に回動し、駆動レバ
ー88の長孔88Bに係合しているピン34の移動に連動し
て、引き込み爪60はカートリッジ挿入方向に移動する。
これにより、引き込み爪60は、爪部60Aがメモリカート
リッジ10の後端に係合してメモリカートリッジ10をコネ
クタ26に押し込む。また、駆動レバーの押圧片88Cはピ
ン68から離間するようになる。尚、第5図は、駆動レバ
ー88がカートリッジ挿入方向に最も回動した状態に関し
て示している。
次、ギア87を第5図に示す位置から第6図に示す位置
に時計回り方向に回転させると、駆動レバー88は軸84A
を中心にして反時計回り方向にわずかに回動する。これ
により、スライド板30はカートリッジ排出方向に若干戻
される。尚、この位置は、フォトセンサ93によりメモリ
カートリッジ10がコネクタ26に装着された位置として検
出され、また、このときギア87上のピン87Aは第3図で
説明したと同様に、駆動レバー88のカム溝88Aのうち、
ピン87Aの移動する曲率と同じ曲率の他の溝部に位置し
ている。
そして、ギア87を第6図に示す位置から再び第3図に
示す位置に時計回り方向に回動させると、駆動レバー88
は軸84Aを中心にして反時計回り方向に回動する。これ
により、後述するようにスライド板30はカートリッジ排
出方向に移動し、これに伴って排出爪50も同方向に移動
してメモリーカートリッジ10をコネクタ26から排出す
る。また、引き込み爪60は、ピン68が駆動レバー88の押
圧片88Cによって押圧されることにより再び開き、メモ
リカートリッジ10の引出しを可能にする。
尚、上記駆動レバー88は、スライド板30を駆動するに
際し、てこ棒として作用し、ギア87上のピン87Aから加
えられる力よりも大きい力(約2倍の力)をピン34を介
してスライド板30に加えることができる。
次に、第7図及び第8図を参照しながらメモリカート
リッジの装着及び取出動作について説明する。
先ず、メモリカートリッジ10を第7図(A)に示す位
置に挿入すると、フォトセンサ91はメモリカートリッジ
10の先端を検出し、その出力信号はHレベルに立ち上が
る(第8図(A))。このフォトセンサ91の出力信号の
立ち上がり時に、ローラ70を駆動する可逆モータは正転
駆動され、メモリカートリッジ10に一定圧で当接するロ
ーラ70はカートリッジ挿入方向に回転してメモリカート
リッジ10をその摩擦力によって引き込む(第8図
(D))。
メモリカートリッジ10がローラ70によって第7図
(B)に示す位置まで引き込まれると、メモリカートリ
ッジ10の後端がフォトセンサ92の検出位置を通過するた
め、フォトセンサ92の出力信号はLレベルに立ち下がる
(第8図(B)。このフォトセンサ92の出力信号の立ち
下がり時に、ローラ70の引き込み動作が停止されるとと
もに、スライド板駆動部80のモータ82が駆動されてスラ
イド板30のカートリッジ挿入方向の移動が開始される。
(第8図(D)、(E))。尚、このとき、メモリカー
トリッジ10の先端は、コネクタ26の接点の直前に位置し
ている。
スライド板30のカートリッジ挿入方向の移動が開始す
ると、前述したように引き込み爪60が閉じ、この引き込
み爪60によるメモリカートリッジ10の押し込みが可能に
なる(第7図(C))。
そして、スライド板30が第7図上で最も右端の第7図
(D)の位置を経由して第7図(E)の位置まで移動す
ると、フォトセンサ93の出力信号がHレベルに立ち上が
る(第8図(C))。このフォトセンサ93の出力信号の
立ち上がり時に、モータ82が停止されスライド板30の移
動、即ち引き込み爪60の移動によるメモリカートリッジ
10のコネクタ26への装着動作が完了する(第8図
(E))。
ところで、引き込み爪60には、スライド板30からコイ
ルばね46及びスライド板40を介してカートリッジ挿入方
向の力が加えられるようになっており、また、スライド
板30は第7図(D)に示すようにメモリカートリッジ10
をコネクタ26に装着する位置よりも更にカートリッジ挿
入方向にオーバーストロークするようになっている。従
って、このオーバーストロークによるコイルばね46の伸
びに応じた荷重(例えば3kgf)がメモリカートリッジ10
とコネクタ26の間に一時的に加わり、その装着が保証さ
れる。
また、スライド板40の軸受片42に設けたテーパカム部
42Aは、スライド板40のカートリッジ挿入方向の移動に
伴ってローラ70の回転軸72に係合してローラ70を押し上
げ、第7図(D)に示すメモリカートリッジ10の装着完
了時にはローラ70がメモリカートリッジ10に接触しない
ようにする。これにより、メモリカートリッジ10をコネ
クタ26に装着した状態で長時間放置しても、ローラ70は
メモリカートリッジ10に接触していないため、ローラ70
の変形を防止することができ、更にメモリカートリッジ
10にローラ70の押圧による不要な外力が加わらないた
め、その内部部品を破壊する虞もなくなる。
一方、メモリカートリッジ10を取り出す場合には、イ
ジェクトボタン等をONにし、スライド板駆動部80のモー
タ82を再び駆動してスライド板30をカートリッジ排出方
向に移動させる。これにより、スライド板30に固定され
た排出爪50は、その爪部50がコネクタ26内に進入してメ
モリカートリッジ10の前面に係合し、メモリカートリッ
ジ10をコネクタ26から押し出す。
このようにして、メモリカートリッジ10がコネクタ26
から排出されると、フォトセンサ93の出力信号がLレベ
ルに立ち下がる(第8図(C))。このフォトセンサ93
の立ち下がり時に、モータ82が停止されスライド板30の
移動、即ち排出爪50の移動によるメモリカートリッジ10
のコネクタ26からの排出動作が完了するとともに、ロー
ラ70による引出し動作が開始される(第8図(D)、
(E))。即ち、ローラ70を駆動する可逆モータは逆転
駆動され、メモリカートリッジ10に一定圧で当接するロ
ーラ70はカートリッジ排出方向に回転してメモリカート
リッジ10をその摩擦力によって引き出す。
そして、ローラ70によるメモリカートリッジ10の引出
しが終了する位置までメモリカートリッジ10が引き出さ
れると、フォトセンサ91の出力信号がLレベルに立ち下
がる(第8図(A))。このフォトセンサ91の出力信号
の立ち下がり時に、可逆モータの駆動が停止されローラ
70の引き出し動作が完了する(第8図(D))。
上記メモリカートリッジ10の取出動作により、メモリ
カートリッジ10は、メモリカートリッジ10を使用する装
置本体から抜き取り時の指掛りに十分な量だけ突出する
ようになり、その後は手動によって簡単に抜き取ること
ができる。
尚、第1図に示すようにメモリカートリッジ10には、
メモリカートリッジ10の表面又は前後の逆挿入を防止す
るためのガイド溝10Aが形成されており、また、コネク
タ26にはこのガイド溝10Aに進入する凸部(図示せず)
が形成されている。従って、メモリカートリッジ10が逆
挿入されると、メモリカートリッジ10はローラ70によっ
て引き込まれるが、メモリカートリッジ10のエッジが前
記コネクタ2の凸部に当接するため、メモリカートリッ
ジ10を所定位置、即ち、コネクタ26の接点直前位置まで
引き込むことができなくなる。これにより、フォトセン
サ92の出力信号はLレベルにならず、引き込み爪60によ
るメモリカートリッジ10のコネクタ26への装着動作は阻
止される。また、このときローラ70とメモリカートリッ
ジ10の間にはすべりが生じ、ローラ70は空回りするが、
例えば、ローラ70が所定の引き込みに必要な時間以上回
転している場合には、メモリカートリッジ10が逆挿入さ
れたと判断してローラ70をカートリッジ排出方向に逆転
させるようにすれば、逆挿入されたメモリカートリッジ
10を自動的に排出することができる。
また、本実施例ではメモリカートリッジの着脱装置に
ついて説明したが、メモリカートリッジの装着のみ上記
実施例のようにモータ駆動で行い、メモリカートリッジ
の取出は手動で行うようにしてもよく、逆にメモリカー
トリッジの取出のみ上記実施例のようにモータ駆動で行
い、メモリカートリッジの装着は手動で行うようにして
もよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、それぞれモータ
駆動されるローラ等の摩擦送り手段と、引き込み爪或い
は排出爪等を用いた係合送り手段とを組み合わせてメモ
リカートリッジの装着及び取出しを行うようにしたた
め、操作性が良く、メモリカートリッジの装着又は取出
しを確実に行うことができる。即ち、摩擦送り手段は、
メモリカートリッジのコネクタ近傍までの引き込み或い
はコネクタから排出されたメモリカートリッジの所定の
取出位置までの引き出しを安全に、且つ小型の装置で実
現することができ、一方、係合送り手段はコネクタへの
着脱荷重が大きいメモリカートリッジを確実にコネクタ
に装着し或いはコネクタから排出することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の一実施例を示す斜視図、第2図は
第1図に示した装置の要部分解斜視図、第3図乃至第6
図はそれぞれ引き込み爪の開閉動作及びスライド板の動
作を説明するために用いた各動作状態を示す図、第7図
(A)乃至(E)はそれぞれメモリカートリッジの着脱
動作を説明するために用いた各動作状態を示す要部側面
図、第8図はそれぞれセンサ出力と着脱動作との関係を
示すタイミングチャートである。 10……メモリカートリッジ、20……ガイド部材、26……
コネクタ、30、40……スライド板、50……排出爪、60…
…引き込み爪、70……ローラ、80スライド板駆動部。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】メモリカートリッジを使用する装置本体内
    の所定位置に挿入されたメモリカートリッジに対して所
    定の摩擦力が生じるように押圧する押圧部材を有し、該
    押圧部材をカートリッジ挿入方向にモータ駆動すること
    によりメモリカートリッジを前記摩擦力によって引き込
    む摩擦送り手段と、 前記摩擦送り手段による引き込み動作中、前記メモリカ
    ートリッジから退避し、メモリカートリッジが一定量引
    き込まれると前記メモリカートリッジと係合する第1の
    係合部材をカートリッジ挿入排出方向に移動自在なスラ
    イド部材に設け、該スライド部材をカートリッジ挿入方
    向にモータ駆動することによってメモリカートリッジを
    前記装置本体内のコネクタに押し込む係合送り手段と、 を備えたことを特徴とするメモリカートリッジの装着装
    置。
  2. 【請求項2】カートリッジ挿入排出方向に移動自在なス
    ライド部材のカートリッジ排出方向の移動時に、メモリ
    カートリッジに係合する第2の係合部材を前記スライド
    部材に設け、該スライド部材をカートリッジ排出方向に
    モータ駆動することによってメモリカートリッジを使用
    する装置本体内のコネクタに装着されたメモリカートリ
    ッジを少なくともコネクタから外れるまで引き出す係合
    送り手段と、 前記メモリカートリッジに対して所定の摩擦力が生じる
    ように押圧する押圧部材を有し、該押圧部材をカートリ
    ッジ排出方向にモータ駆動することによりメモリカート
    リッジを前記摩擦力によって排出する摩擦送り手段と、 を備えたことを特徴とするメモリカートリッジの取出装
    置。
  3. 【請求項3】メモリカートリッジを使用する装置本体内
    の所定位置に挿入されたメモリカートリッジに対して所
    定の摩擦力が生じるように押圧する押圧部材を有し、該
    押圧部材をカートリッジ挿入方向又は排出方向にモータ
    駆動することによりメモリカートリッジを前記摩擦力に
    よって引き込み又は引き出す摩擦送り手段と、 前記摩擦送り手段による引き込み又は引き出し動作中、
    前記メモリカートリッジから退避し、メモリカートリッ
    ジが所定位置に引き込まれると前記メモリカートリッジ
    と係合する第1の係合部材をカートリッジ挿入排出方向
    に移動自在なスライド部材に設けるとともに、該スライ
    ド部材のカートリッジ排出方向の移動時に前記装置本体
    内のコネクタに装着されたメモリカートリッジに係合す
    る第2の係合部材を前記スライド部材に設け、該スライ
    ド部材をカートリッジ押入方向又は排出方向にモータ駆
    動することによってメモリカートリッジを前記コネクタ
    に押し込み又は該コネクタに装着されたメモリカートリ
    ッジを少なくともコネクタから外れるまで引き出す係合
    送り手段と、 を備えたことを特徴とするメモリカートリッジの着脱装
    置。
JP63232671A 1988-09-19 1988-09-19 メモリカ―トリッジの装着装置並びに取出装置及び着脱装置 Expired - Fee Related JP2518900B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63232671A JP2518900B2 (ja) 1988-09-19 1988-09-19 メモリカ―トリッジの装着装置並びに取出装置及び着脱装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63232671A JP2518900B2 (ja) 1988-09-19 1988-09-19 メモリカ―トリッジの装着装置並びに取出装置及び着脱装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0281285A JPH0281285A (ja) 1990-03-22
JP2518900B2 true JP2518900B2 (ja) 1996-07-31

Family

ID=16942972

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63232671A Expired - Fee Related JP2518900B2 (ja) 1988-09-19 1988-09-19 メモリカ―トリッジの装着装置並びに取出装置及び着脱装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2518900B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002164120A (ja) * 2000-11-28 2002-06-07 Olympus Optical Co Ltd 携帯情報端末装置
JP3997279B2 (ja) * 2001-09-03 2007-10-24 株式会社ケンウッド 記憶装置の着脱機構、及び記憶装置の着脱方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6049470A (ja) * 1983-08-29 1985-03-18 Toshiba Corp デ−タ処理装置
JPS62125966U (ja) * 1986-01-27 1987-08-10
JPS6354687A (ja) * 1986-08-26 1988-03-09 Toshiba Corp Icカ−ドの読み取り・書き込み装置
JPS6354688A (ja) * 1986-08-26 1988-03-09 Toshiba Corp Icカ−ドの読み取り・書き込み装置
JPS6356776A (ja) * 1986-08-28 1988-03-11 Toshiba Corp Icカ−ドの読み取り・書き込み装置
JPS6358591A (ja) * 1986-08-29 1988-03-14 Toshiba Corp 携帯可能媒体の読み取り・書き込み装置
JPS6389170U (ja) * 1986-11-26 1988-06-10
JPH0281287A (ja) * 1988-09-19 1990-03-22 Fuji Photo Film Co Ltd メモリカートリッジの装着装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0281285A (ja) 1990-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR930004063B1 (ko) 디스크 플레이어
US5146069A (en) Device for loading and unloading a memory cartridge using a sliding member
US5649750A (en) Computer having side-loadable slide-in battery and dual latching mechanism
US7784068B2 (en) Disk device
US7127727B2 (en) Tray locking mechanism used in an optical disk drive
JP2518900B2 (ja) メモリカ―トリッジの装着装置並びに取出装置及び着脱装置
JPH0281289A (ja) メモリカートリッジの装着装置
JPH0281287A (ja) メモリカートリッジの装着装置
JPH0281290A (ja) メモリカートリッジの着脱装置
JPH0281288A (ja) メモリカートリッジの装着装置
JP2518901B2 (ja) メモリカ―トリッジの装着装置並びに取出装置及び着脱装置
US5502705A (en) Cartridge-holder locking device for a magnetooptical disk player
JP2935443B2 (ja) カートリッジの着脱装置
JP3417186B2 (ja) 記録再生装置
KR920004449Y1 (ko) 테이프레코더의 도어 개폐장치
JPH09312053A (ja) マガジン挿入検出装置
JPH09258325A (ja) フィルムカートリッジ検出装置
JPS63127458A (ja) カ−トリツジのオ−トロ−デイング機構
JPH0249009Y2 (ja)
JPH0731863B2 (ja) デイスクカ−トリツジ駆動装置
JP3058404B2 (ja) 磁気テープ装置
JPS6354688A (ja) Icカ−ドの読み取り・書き込み装置
KR0137715B1 (ko) 미니 디스크 체인저의 카트리지 수납장치
JPH0235585A (ja) メモリカートリッジの着脱機構
JPH08221856A (ja) 記録再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080517

Year of fee payment: 12

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees