JP2518875B2 - 合成繊維連続フィラメント系の巻き取りを行うワインダ - Google Patents

合成繊維連続フィラメント系の巻き取りを行うワインダ

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JP2518875B2 JP62295395A JP29539587A JP2518875B2 JP 2518875 B2 JP2518875 B2 JP 2518875B2 JP 62295395 A JP62295395 A JP 62295395A JP 29539587 A JP29539587 A JP 29539587A JP 2518875 B2 JP2518875 B2 JP 2518875B2
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    • B65H2701/31Textiles threads or artificial strands of filaments

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は交換可能型のトラバース機構を備えた合成連
続フィラメント用ワインダに関する。
〔従来の技術〕
トラバース機構は、ワインダにおいて巻き取られる糸
を、パッケージ形状の際にパッケージの軸方向に往復運
動させるのに使用されている。普通、この装置は交換可
能なユニットとしてのワインダのフレームに取りつけら
れている。このユニットは、キャリヤ、トラバース装置
本体、並びにワインダに設置されているモータからの駆
動力を前記トラバース装置に伝達する駆動伝達エレメン
トからなっている。
最近のトラバース装置は、溝付きロール、スライダシ
ューによってこのロールの溝に係合する糸ガイドを具え
ている。この機構の例は、米国特許3664596や3934831に
開示されている。最近、いわゆるロータ型トラバース装
置と称するものや、ベルト機構等の別の設計が、例えば
ドイツ公開公報356475が公告公報1535091に記載されて
いる。
本発明はこれらすべてのタイプのトラバース機構に利
用可能である。
〔発明が解決しようとする課題〕
連続フィラメント用ワインダにおいては、パッケージ
は回転自在な片持ち式のチャック上で形成される。この
トラバース機構はチャックに平行に延在し、少なくとも
使用時にパッケージが形成されるチャックの長さ領域に
わたって延びている。該トラバース機構のキャリヤは、
従って、ワインダのフレームの一端に取付けられてい
る。このような配置は英国特許明細書1304609等に記載
されており、ここには種々のエレメントが概略的にのみ
示されている。この英国特許に述べられた設備において
は、多数のフィラメント糸が個々のチャック上に巻き取
られている。各チャック並びにこれに対応するトラバー
ス機構は比較的短いものであった。しかしながら、今日
では、もっと長いチャックが使用され、一本のチャック
上に複数個、例えば8個のパッケージが同時に形成され
ている。各機構内の個々のトラバース装置の数もチャッ
ク上で巻き取られる糸の数に対応し、トラバース機構の
長さもこれに応じて長いものとならざるを得ない。
英国特許に開示されたタイプの設備における長いトラ
バース機構においては、機構のハウジングとワインダフ
レームとの間の取付け部を解除するには、設備の他の部
品を取り外すことにしには困難なことは明らかである。
連続フィラメント用の全てのワインダが前述のタイプ
のように組み立てられている訳ではない。多くのワイン
ダは個々の紡糸位置で使用され、ワインダの部品へのア
クセスは比較的容易である。しかしながら、本出願人の
ヨーロッパ特許出願86108531.4(1986年6月27日出願)
並びに対応米国出願879292(1986年6月27日出願)で
は、個々のワインダも“完全な被覆”を具えるべきであ
ることが推奨されており、この場合には勿論各部位に対
するアクセスが困難となる。従って、トラバース装置の
内側端(即ち、ワインダフレームに隣接する端部)にお
ける取付け部の操作はかなりの困難を伴う。
機構の長さが増加すると、全重量を内側端における取
付け部のみで支持することは望ましくない。
本発明は以上の点に鑑み、トラバース機構の装着性を
容易にしつつかつ確実な支持を行うことができる長大型
のチャックに適したワインダを提供することにある。
この目的を達成するため、駆動源を内部に有する駆動
部と、該駆動部の前方に配置される作業領域と、前記駆
動部から作業領域に向けて延設配置された接触ロール及
び少なくとも一つのチャックと、前記接触ロール及びチ
ャックに対向配置されたトラバース機構とを具備し、前
記トラバース機構は、少なくとも一つの糸ガイドと、糸
ガイドにトラバース運動を付与するトラバース手段と、
糸ガイド及びトラバース手段を支持するキャリアとより
成ると共に、トラバース機構はワインダへの装着及びワ
インダからの離脱が自在である合成繊維連続フィラメン
ト糸の巻き取りを行うワインダにおいて、特徴となるの
は、支持部材がワインダのフレームに固定され、前記支
持部材と前記キャリヤとはトラバース機構の装着若しく
は離脱の間にキャリヤを支持部材上に沿って案内するべ
く協動するものであり、前記支持部材はキャリヤを少な
くとも二つの長手方向に離間した位置において支持する
と共に、キャリヤがロールに対する所定の作動位置を取
るようにトラバース機構の位置決めをその内端の固定を
行うことなく行うことである。
本発明によれば以下の効果が奏される。
1. トラバース機構の長さ方向に沿って離間した少なく
とも二つの個所でキャリヤを支持することにより、長手
方向でのトラバース機構の有効強度を増加させることが
できる。このことは、確実に長大化しているこのトラバ
ース機構にとって非常な利点となる。このキャリヤはそ
の全長にわたり、又は少なくともその両端において、支
持されることが望ましい。しかし、キャリヤ自身が、不
当な変形を生じることなくこれに支持される重量に対抗
し得る充分な剛性を有する場合には、オーバハング状態
の取付けも可能である。この目的のための手段は、組み
立て後にワインダの対応する面と係合するキャリヤに設
けられた支持面を有する。
2. 内側端における固定なしに位置決め可能であるた
め、トラバース機構の内側端へアクセスすることなしに
ワインダへ組み込んだり、これから取り外したりするこ
とを可能にする。このことも、トラバース機構が長尺物
であり、また設置スペースが狭い場合には非常に有利で
ある。内側端における固定なしに位置決め可能とするた
め、キャリヤに少なくとも一つの当接面が設けられ、組
立時にこの当接面はワインダに設けられた一つの支持面
と係合されるようになっている。本発明のように内側端
で固定なしとする代わりに内側端での固定を行う手段を
外部から操作可能に設ける構成も可能であるが、この場
合ワインダの他のエレメントに対する所望の制度を得る
ことが困難となろう。
3. ワインダへの装着又は脱離の際にトラバース機構を
案内することはその装着又は離脱を確実に行うことを保
証し、他のワインダ部品に妨害されることなしに、トラ
バース機構を所定の位置(好ましくはワインダの前面)
から挿入可能となる。挿入はトラバース機構をその長手
軸線に沿って動かすことにより行うことが望ましい。こ
の案内作動は、トラバース機構がワインダにおける所定
の作動位置に装着されるように行われる必要がある。こ
の目的のため、キャリヤは、装着又は離脱の際にワイン
ダに設けられた所定のガイド軌道上を走行する部分を備
えている。即ち、キャリヤとトラバース機構とは相互に
係合する部分を有し、これらの部分は係合時には相互に
限定された運動のみをするように構成されている。
添付の図面に示す好適実施例に基づいて、本発明を更
に詳細に説明する。
〔実施例〕
第1図は本出願人のヨーロッパ特許出願86108531.4の
第10図の実質的なコピーである。次に述べるように、こ
の図はトラバース機構22に関してのみ変更されている。
先ず、図示されたワインダの他の部分は本発明の発展の
背景を示すためのものである。第1図の符号は前記ヨー
ロッパ出願の第10図で使用されたものに対応している。
図示のワインダは駆動部を含むが、これは示されてい
る部分の背後に隠れているので図には表れていない。駆
動部の正面に、ワインダは“作業域”を有し、ここで供
給された糸はパッケージ形状に形成される。接触ロール
18(駆動ロール又はタコロールとも称する)とチャック
24,26が駆動部から作業域内に突出している。駆動部自
体はこれらの接触ロール18、チャック24,26等のパーツ
用の支持並びに駆動を行う各種機構(本発明の駆動源)
を具えている。この構成はヨーロッパ特許73930に記載
され、これの発展が英国特許出願8531151に見られる。
ヨーロッパ特許出願86108531.4によれば、作業域は完
全なカバーを具えている。第1図には基礎プレート10、
フード12、右側壁14、前壁20のみが模式的に示されてい
る。該前壁20は固定部分30と前面ドア32とからなる。後
者はカバーの左側壁(図示しない)上にヒンジ(図示し
ない)によって取付けられている。前面ドア32は垂直支
軸を中心に前方に回動可能で、これによって作業域に自
由にアクセスすることができる。しかし、通常は、ロッ
ク104によって前壁20内の閉鎖位置に保持されている。
前面ドア32は、フレーム38、下部ドッフィングドア4
0、上部ドッフィングドア42を具えている。これらのド
ッフィングドアは、前記ヨーロッパ特許出願に詳細に記
載されているようにフレーム38内を垂直に可動になされ
ている。下部ドッフィングドア40が上方に移動すると、
パッケージは26から取り外され、代わりに空のボビンを
挿入することができる。同様に、チャック24上のパッケ
ージは、上部ドッフィングドア42が上方に移動した時
に、空のボビンと交換される。符号44と46は、作業域の
状態の目視による監視を可能にするガラス窓を示す。符
号28はフード12のスロット34を通る糸道を示す。糸掛け
の際、巻き取られるべき糸はチャック24又は26によって
巻き取られるまで、フード12の別のスロット33を通って
走行する。その後、この第2スロット33用のカバープレ
ート35が軸37を中心に垂直位置(点線で示す)まで回動
して該スロットを開放する。正常操作の際には、スロッ
ト33はプレート35によって被覆されている(実線で示
す)。
符号162,164,166,168,170は種々のダクトを示し、こ
れらは図示しない駆動部から前記作業域内に延びてい
る。種々のリード線がダクト162を通って前面ドア32ま
で延びている。ダクト164と166は冷却空気を作業域に供
給するためのものであり、該空気はダクト168,170を通
って再び排出される。このタイプの個々のワインダはそ
の空調を別個に行うことも可能である。
前述の糸道28はスロット34から接触ロール18の周囲を
通って延び、巻取り域まで達している。この巻取り域は
ヨーロッパ特許73930及び英国特許出願8531151に記載さ
れているが、本発明にはあまり関係が無いので第1図で
は省略されている。第1図は正面図なので一本の糸道28
だけが見えているが、実際には接触ロール18に沿って所
定の間隔を置いて複数本の糸が同時に処理される。簡単
のために、以下の説明においては1本の糸についてのみ
言及する。しかし、この説明は同時に処理されるすべて
の糸にも当てはまるものである。
トラバース機構22は、糸が接触ロール18に到達する直
前において、接触ロールの軸方向に糸を往復運動させ
る。前記ヨーロッパ出願の第10図のように、第1図は、
溝付きロール23(本発明のトラバース手段)と該ロール
によってトラバースされる糸ガイド21を具えた従来型の
トラバース機構を示す。このトラバース機構は図示しな
い駆動部から接触ロール18に平行にワインダの作業域ま
で延び、その前端は制御パネル36の下方の前壁20の固定
部分30に位置する。ワインダ内におけるこのトラバース
機構の配置の全体が本発明の主題であり、これについて
次に他の図面を参照して述べる。
トラバース機構22は第2図に示すように鋳物製でワイ
ンダの作業域の全長にわたって延在するキャリア52を具
えている。溝付きロール23用の駆動シャフト27は、それ
自体の長手方向中心線25(第4図)を中心として回転可
能にキャリア52の後端部54と前端部56(第3図)におい
て支持されている。キャリア52は、その下側に外に開い
た溝58(本発明のガイド経路)を具えている(第2図、
第4図)。キャリア52はこの溝の両側に外に面した支持
面60(第2図)を具えている。
キャリア52は前記溝付きローラ用のハウジングとして
機能するが、ワインダの作業域に面した長手方向の側面
には開口53を有している。この開口は、2枚のプレート
55,57によってその大部分を被覆され、糸ガイド21が通
れる線状の通路を残している。符号59は上部プレート55
に設けられたピンを示し、これによって切り換えの際に
糸はガイド21内に押し込まれる。
キャリア52の上側には、糸掛け時に作動する糸掛けユ
ニット62が設置されている。この糸掛けユニット62は、
軸68を中心に回転可能なレバー66によって支持された、
いわゆる糸掛けプレート64を具えている。
図にはレバー66が上方位置にある状態が示され、通常
操業の際にはこの位置に保たれ、これによって糸掛けプ
レート64は引っ込み位置に保持されている。糸掛けの際
には、レバー66は軸68を中心に下方(第2図で反時計方
向)に回動して、糸掛けプレート64を点線で示された被
覆位置に移動させ、糸が糸ガイドに入り込むことを防止
する。糸がチャック24,26に巻き取られる前に、糸掛け
プレート64はその引っ込み位置に復帰して糸を解放し、
正常なトラバースを可能になす。
糸掛けユニット62はリフタプレート70も具えている。
このリフタプレート70も回動可能に枢支され(詳細は省
略)、時計方向に回動することによってその引っ込み位
置(第2図)から作動位置に移動することができる。こ
のリフタプレート70は切り換え作動時に作動位置に移動
せしめられて、糸を向かい合って設置された補助糸ガイ
ド(図示しない)に移転させる。即ち、切り換え作動時
とは、糸が一方のチャックから他方のチャックに移転さ
れる場合、又は初期の糸掛けの場合を称する。この機能
は本出願人の米国特許3929193に述べられているので、
これ以上の説明は省略する。
キャリヤ52の前端部54は自動係合式コネクタ72,74を
具え、これによって糸掛けユニット62は圧搾空気の供給
を受けることができる。更に、駆動シャフト27はトラバ
ース機構22の後端部54においてその軸受部を超えて突出
しており、かつ駆動シャフト27の後端部に内側に歯を有
するクラッチエレメント29が担持されている。エレメン
ト29、自動係合式コネクタ72,74とこれに対応するワイ
ンダの駆動部上のコネクタエレメントとの相互作用につ
いて次に述べる。
延長部91(第3図)はキャリヤ52の前端部56に固定さ
れている。この延長部91はグリップ93とローク機構76を
担持している。このロック機構76は、ロータリシャフト
80によってその両端の間に回転自在に支持されたレバー
78を担持している。レバー78は延長部91から突き出した
その前端に、ノブ82を具えている。その後端はロックピ
ン86の横方向スロット84内に突出している。このロック
ピン86は、適宜なガイド手段(図示しない)によってガ
イドされて、トラバース機構の長さ方向に垂直に、即ち
ロックピン86が延長部91の天面から突き出している作動
位置(第3図)とロックピン86が延長部91の内部にある
引っ込み位置(図示しない)との間を移動する。ねじり
スプリング(図示しない)がレバー78上に付勢力を及ぼ
し、これを図示しない当接部に対して時計方向に押しつ
け、ロックピン86を作動位置に移動させる。この付勢力
に対抗してレバー78を回動させることによって、ロック
ピン86を反時計方向に引っ込ませることができる。
ワインダ(第1図)は、右側壁14に沿って駆動部と前
壁20の固定部分30との間に延在するビーム状の支持部材
88を具えている。この支持部材88はその長手方向に剛性
を有し、ワインダのフレームの一要素を構成している。
この支持部材88の上方には、前壁20に開口90が残され、
これを通じてトラバース機構22がワインダの内部に挿入
可能となっている。支持部材88はその全長にわたって延
在するガイドキー92(本発明における連携可能な部分)
を有する。該ガイドキー92の両側に、支持部材88は支持
面94を有し、該支持面94はキャリヤ52の支持面60と協動
して、トラバース機構22の支持機能を達成する。
トラバース機構22は、ワインダの前面の位置から作業
域内に挿入されることを要し、この挿入作業は前面ドア
32が開放位置(図示しない)に揺動した時にのみ行うこ
とが可能である。次いで、トラバース機構の後端部54
(第4図)は支持部材88の前端部上に載置され、その際
に支持部材88のガイドキー92はキャリヤ52の溝58に嵌挿
される。次に、キャリヤ52の支持面60を支持部材88の支
持面94に載置しつつ、トラバース機構22はワインダの駆
動部の方に向かってそれ自身の長手方向に摺動移動され
る。ガイドキー92と溝58とはスライド手段を形成し、こ
れによって、この運動の際のローラ18の垂直方向におけ
るトラバース機構22の正しい位置決めが可能となる。支
持部材88の支持面94及びガイドキー92はトラバース機構
の挿入の際のスライド面となる。
トラバース機構22の運動は、キャリヤ52の後端の端面
96(本発明における少なくとも一つの当接面)が図示し
ない駆動部の前壁(本発明における当接部)に係合する
まで続行される(第4図)。クラッチエレメント29が、
駆動部の前壁の後面に取付けられたモータ(図示しな
い)の駆動シャフト上のこれに対応するクラッチエレメ
ント(図示しない)と係合する。この二つの係合部品は
自動係合クラッチを構成し、これによってモータからの
駆動力をトラバース機構の駆動シャフト27に伝達するこ
とができる。ドイツのライン市のKupplungstechnik gmb
h社から供給されているBO−Wex型のクラッチが好適であ
る。
端面96が駆動部の前壁と係合する前に、自動係合式コ
ネクタ72,74は駆動部の前壁に設けられたこれに対応す
るコネクタエレメントと係合して、駆動部内の空気源
(図示しない)からの加圧空気が糸掛けユニット62(第
2図)に供給されるようになる。
挿入の最終段階において、ロックピン86(第3図)は
前壁20の固定部分30の前面に接触し、図示しないねじり
スプリングの付勢力に抗して下方に押し下げられるの
で、挿入がこれによって妨害されることはない。端面96
が駆動部の前壁に係合すると、ロックピン86の外側端は
ワインダフレームに固定されたエレメント98(第1図、
第3図)に設けられた開口内に受け入れられる。ロック
ピン86がエレメント98に接触した状態にある間に、トラ
バース機構22はスライド通路に沿って動くことはできな
い。
トラバース機構22の装着の後、前面ドア32は閉鎖位置
に戻る。この状態で、(第1図に示されたように)前面
ドア32の右側のフレーム38の縁部は延長部91(第3図)
の左側縁部と重なる。この重なりは第2図にキャリア52
に対する前面ドア32の側縁部の位置を表す線100で概略
的に示されている。従って、前面ドア32が閉鎖位置にあ
る間は、ノブ82を操作してロック機構76を開放しても、
トラバース機構22をワインダから取り外すことはできな
い。本出願人のヨーロッパ特許出願86108531.4に詳細に
述べられているように、前面ドア32は、ワインダが所定
の安全な状態にある場合のみ、その閉鎖位置から回動す
ることができる。ワインダの作動準備が完了している場
合には、トラバース機構22はその作動位置にあることが
必要である。
エレメント98(第1図)は、ロックピン86の状態に反
応するフィーラ(図示しない)を具えていてもよい。ノ
ブ82の操作によってロック機構76のロックが解除された
場合には、このフィーラは信号を発してワインダが正常
作業に入らないようにする。従って、トラバース機構22
が正しく挿入された場合にのみ、ワインダは正常作業に
入ることができる。
支持部材88上の支持面94はキャリア52の支持を行う機
能を持ち、キャリアは、もはや、その一端から片持ち式
に支持される構造とはなっていない。ローラ18の方を指
向する溝58内の面58−1(第2図)は、ガイドキー92
(第1図)上のこれに対応する面と係合する当接面とし
ての機能を果たし、それ故、キャリア52のローラ18に関
して半径方向(糸道に直角な方向)の位置を規定してい
る。この位置規制はキャリアとローラの全長にわたって
行われる。端面96(第4図)もワインダの駆動部と係合
する当接面としての機能を有し、完全に挿入されたトラ
バース機構22の長手方向の位置を規制する。
完全に挿入されたトラバース機構22をその支持面94に
対して押し付けて、その位置が垂直方向にも確実に規制
されるようにすることが望ましい。この目的のための好
適な装置は、ワインダの外側から操作可能で且つワイン
ダフレーム69に固定されたピストン・シリンダユニット
67(第2図に点線で示す)を具えたものである。トラバ
ース機構22がその作動位置に装着された後に、ピストン
・シリンダユニット67はピストンロッド65を押し下げる
ように加圧される。次いでロッドはキャリア52の頂部に
取付けられた台座63と係合する。このような確保装置を
複数組設置してもよい。
〔他の実施例〕
本発明は図示の例に限定されるものではない。挿入の
際にトラバース機構をガイドする手段と糸道28(又はロ
ーラ18)に対して充分に挿入されたトラバース機構の位
置を規制するための手段を設けることが望ましい。図示
の例においては、これらの機能は両方ともガイドキー92
によってその一部が果たされているが、これを別々の部
分で行わせることも可能である。どの場合にもトラバー
ス機構は所定の位置までガイドされる必要がある。
図示の例では、トラバース機構をその作動位置に支持
する支持面94はガイドキー92の直ぐ隣に設けられている
が、このことは必須の要件ではない。該支持面はトラバ
ース機構の下方に設置される必要もなく、例えばレール
から吊り下げられてもよいし、又は右側壁14に固定され
たレールによって支持されてもよい。
支持面とガイドをトラバース機構の全長にわたって設
けることも必須要件ではないが、該トラバース機構は挿
入作業の全体を通じて確実にガイドされ、その作動位置
にしっかりと担持されるような構成である必要がある。
トラバース機構は作動位置において湾曲されるものであ
ってはならない。
本発明は溝付きローラを具えたトラバース装置を利用
するものに限定されない。本明細書の初めに述べられた
他のタイプのトラバース機構にも本発明を応用可能であ
る。スペースの問題等のためにトラバース機構自体が駆
動源を具えていない場合には、この機構は自動係合クラ
ッチを具えることができる。但し本発明は例示されたタ
イプのクラッチに限定されるものではない。マグネット
クラッチも使用可能である。この限りにおいて、“自
動”と云う言葉は、クラッチ部品同士の間の協同がその
挿入動作にだけ起因して起こるものであることを限定す
るものではない。即ち、クラッチエレメントの係合を起
こさせる別の操作を必要としてもよいが、このための操
作エレメントはトラバース機構の前端に設けられる必要
がある。
本発明は、例示のワインダに使用されるものに限定さ
れない。本発明は、前述の英国特許1304609等にかかる
設備等の単一チャックを有するワインダにも適用可能で
ある。作業域の長い側面にアクセスすることは不可能か
又は困難であるから、作業域の前面からトラバース機構
が挿入されることの有用性は明らかである。
前面ドアによるトラバース機構のカバーは勿論本発明
の必須要件ではない。前面ドアのロックが解除されるま
でトラバース機構をワインダから取り外せないようにす
る場合には、トラバース機構用の別のロック装置を設
け、前面ドア用のロック手段104(第1図)にこれを相
互ロックすればよい。
レイアウトの関係がこれを許すならば、トラバース機
構のガイドと支持の機能がフレームに取付けられた単一
のエレメントで行なわれるようにしてもよい。例えば、
ワインダに設けられたガイドロッドをトラバース機構上
のボビンと連携させてもよい。
本発明のトラバース機構は、駆動シャフト27と共に回
転し且つワインダに設けられたセンサ103と機能的に連
携するホイール105(第4図の点線)を具え、駆動シャ
フト27の回転速度又は角度位置に応じた信号を発するよ
うにした補助エレメントを具えることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例における完全に被覆されたワイ
ンダの正面図、 第2図は第1図のトラバース機構の詳細断面図、 第3図は前端部におけるトラバース機構の側面図、 第4図は後端部におけるトラバース機構の側面図であ
る。 10……基礎プレート、12……フード、 14……右側壁、18……接触ロール、 20……前壁、21……糸ガイド、 22……トラバース機構、24……上部チャック、 26……下部チャック、32……前面ドア、 38……フレーム、52……担持体(キャリア)、 88……支持部材。

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動源を内部に有する駆動部と、該駆動部
    の前方に配置される作業領域と、前記駆動部から作業領
    域に向けて延設配置された接触ロール(18)及び少なく
    とも一つのチャック(24,26)と、前記接触ロール(1
    8)及びチャック(24,26)に対向配置されたトラバース
    機構(22)とを具備し、前記トラバース機構(22)は、
    少なくとも一つの糸ガイド(21)と、糸ガイド(21)に
    トラバース運動を付与するトラバース手段(23)と、糸
    ガイド(21)及びトラバース手段(23)を支持するキャ
    リア(52)とより成ると共に、トラバース機構(22)は
    ワインダへの装着及びワインダからの離脱が自在である
    合成繊維連続フィラメント糸の巻き取りを行うワインダ
    において、支持部材(88)がワインダのフレームに固定
    され、前記支持部材(88)と前記キャリヤ(52)とはト
    ラバース機構(22)の装着若しくは離脱の間にキャリヤ
    (52)を支持部材(88)上に沿って案内するべく協動す
    るものであり、前記支持部材(88)はキャリヤ(52)を
    少なくとも二つの長手方向に離間した位置において支持
    すると共に、キャリヤ(52)がロール(18)に対する所
    定の作動位置を取るようにトラバース機構(22)の位置
    決めをその内端の固定を行うことなく行うことを特徴と
    する合成繊維連続フィラメント糸の巻き取りを行うワイ
    ンダ。
  2. 【請求項2】前記キャリヤは支持面(94)を有し、支持
    部材(88)は支持面を有し、前記キャリヤの支持面(9
    4)と前記支持部材(88)の支持面とが協動することに
    より前記二つの長手方向に離間した位置が形成されるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲1に記載のワインダ。
  3. 【請求項3】キャリヤ(52)上の前記支持面(94)はキ
    ャリヤの全長にわたって延設されていることを特徴とす
    る特許請求の範囲2に記載のワインダ。
  4. 【請求項4】前記キャリア(52)が、ワインダに設けら
    れた当接部と連携する少なくとも一つの当接面を具え、
    これによってワインダにおける糸道に対するトラバース
    機構の位置を規制することを特徴とする特許請求の範囲
    第1,2,3項のいずれか1項に記載されたワインダ。
  5. 【請求項5】前記キャリア(52)が少なくとも二つの当
    接面を具え、ワインダに設けられた対応の当接部と協動
    することにより、キャリヤに設けた一方の当接面は長手
    方向において、また他方の当接面は少なくとも一つの横
    断方向において、トラバース機構の位置を規制すること
    を特徴とする特許請求の範囲第4項に記載されたワイン
    ダ。
  6. 【請求項6】前記キャリアが、その装着又は離脱の際に
    支持部材に設けたガイド経路と連携可能な部分を具えて
    いることを特徴とする特許請求の範囲第1項〜第5項の
    いずれか1項に記載されたワインダ。
  7. 【請求項7】作業域を閉鎖する前面ドアが具備され、前
    記トラバース機構は、該前面ドアが開放されるまで取り
    外すことができないように構成されていることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項〜第6項のいずれか1項に記
    載されたワインダ。
  8. 【請求項8】前記駆動源に自動係合式クラッチの一部品
    が設けられ、該部品は、クラッチの手動操作を行わなく
    ても、トラバース機構が完全に挿入される前又は後に作
    動可能な状態にされることを特徴とするワインダに設置
    されたモータによって駆動される特許請求の範囲第1項
    〜第7項のいずれか1項に記載されたワインダ。
  9. 【請求項9】トラバース機構をその作動位置に保持する
    ために、ワインダに設けられた一つの部分と連携するロ
    ック機構が設置されていることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項〜第8項のいずれか1項に記載されたワイン
    ダ。
JP62295395A 1986-12-02 1987-11-25 合成繊維連続フィラメント系の巻き取りを行うワインダ Expired - Lifetime JP2518875B2 (ja)

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US5048769A (en) 1991-09-17
JPS63143176A (ja) 1988-06-15
EP0272458A1 (de) 1988-06-29
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DE3772173D1 (de) 1991-09-19

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